理工学部 村田順二准教授が、一般社団法人 FA財団の論文賞を受賞
理工学部の村田順二准教授が、一般社団法人 FA財団の「論文賞」を受賞しました。本賞はその内容が独創性に優れ、かつ工業的価値が高いと認められる論文の著者で、大学、公的研究機関、および企業の研究者または技術者に対して授与されています。
村田順二准教授においては、砥粒加工学会誌に掲載された論文「砥粒の滞留性に着目した微粒子添加ラッピングによる研磨性の向上」が高く評価され、共著の本学総合科学技術研究機構 谷泰弘上席研究員(株式会社ツールバンク)、桐野宙治様(株式会社クリスタル光学)と合同受賞となりました。
表彰式は2022年12月9日(金)に、霞山会館(東京・虎ノ門)にて開催されました。
一般社団法人 FA財団「論文賞」について
「FA」および「産業用ロボット」、ならびに「これらに関する技術」に関する研究開発の奨励およびその進展、人材の育成を促進することを目的とします。
FA財団より、精密工学会、日本機械学会、日本ロボット学会、計測自動制御学会、電気学会、および平成27年度から追加された砥粒加工学会、プラスチック成形加工学会に、「FA」および「産業用ロボット」、ならびに「これらに関する技術」に関する優れた論文の推薦を依頼し、各学会より推薦された論文をFA財団の審査委員会で審査し、選定しています。
2022年度は7学会から推薦された17件の論文について、公平かつ厳正な審査が行われた結果、合計7件の論文が選出されました。
村田順二准教授のコメント
このたびFA財団より論文賞をいただき、大変光栄に思います。本研究に携わっていただいた皆様に心より御礼申し上げます。
今回、受賞した論文は、光学ガラスの機械研磨における新たな研磨材の開発に関するものです。開発した新たな研磨材により、加工速度が向上することや、研磨工具の寿命が延びることなどを評価していただいたのではと想像しております。研磨技術は普段は日の当たることは多くはありませんが、我が国では歴史が深く、かつ世界に誇る技術のひとつです。このような分野にフォーカスしていただいたことを大変嬉しく思います。