「先端的スポーツ医科学研究推進事業」に採択

立命館大学は、スポーツ庁が公募した「先端的スポーツ医科学研究推進事業」に採択されました。

【本件のポイント】

  1. 「医学」、「情報」、「工学」等の分野で最先端のスポーツ医・科学研究を推進
  2. HPSCとの連携
  3. 研究成果の競技現場への実装
  4. 次世代の中核を担う若手研究者の育成

本事業の趣旨は、スポーツにおける「医学分野」、「情報分野」、「工学分野」等に関する先端的な研究ならびに次世代の中核を担う若手研究者の育成を継続的に行う機関を「先端的スポーツ医科学研究拠点」として指定し、ハイパフォーマンススポーツセンター(以下、HPSCという) と連携し、スポーツ医・科学研究を推進する、とされています。

ハイパフォーマンス・アスリートたちが人類の限界に挑戦し、「記録・パフォーマンスの極限」を拡張していくことは、アスリートのみならず人類にとっての大きな進歩を示すものです。一方、日進月歩で研究が進展するスポーツ医科学分野においては、とりわけ情報分野、テクノロジー(工学)分野、ならびにこれらの分野融合による、ハイパフォーマンス・アスリートへのより詳細かつ高度な支援は不可欠であり、この先端的支援を担える若手研究者の育成は急務となっています。

立命館大学では、2010 年に開設されたスポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科を中心にスポーツ医科学分野での教育・研究を担い、理工学部、情報理工学部、生命科学部、薬学部の理工系 4 学部との共同研究も含め、アスリートのコンディショニング、トレーニング、パフォーマンス向上に関わる研究成果ならびに研究シーズを生み出してきました。またHPSCとの連携においては、2016年に国立スポーツ科学センター(JISS)と立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科との教育研究協力に関する協定を発端として、様々な共同研究を進めてきています。

今回の事業採択を受け、領域横断で研究開発を行う立命館とHPSCとの更なる連携により、日本の国際競技力向上に貢献する「ハイパフォーマンス・アスリート極限支援研究拠点」の設置を進めます。この中核拠点には、産学官地民の融合も促すことで、最先端スポーツ科学の極限までの追求、およびそこで得られた知の社会実装、さらには日常生活にも活用できるライフパフォーマンスへの接続をおこない、最先端研究が進展するエコシステムの創出を目指します。

HPSCとの連携による「ハイパフォーマンス・アスリート極限支援研究拠点」の構想イメージ
HPSCとの連携による「ハイパフォーマンス・アスリート極限支援研究拠点」の構想イメージ

立命館大学スポーツ健康科学総合研究所について

2022年4月開設。約20年にわたるスポーツ・健康・ウェルフェア分野における本学の研究・学術成果の知見を活かし、90名を超える研究者が、国内外のトップレベルの研究機関と連携して基礎研究から社会実装までを一気通貫で推進する。具体的な研究ターゲットとして、「健康・長寿の実現」「スポーツを通じたQOLの向上」「まち・社会の健康の実現」を設定している。

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