理工学部 長谷川知子准教授が「輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)」、「高被引用論文著者」の受賞を報告
2023年12月12日、朱雀キャンパスで理工学部の長谷川知子准教授が森島朋三理事長、仲谷善雄学長、徳田昭雄副学長、松原洋子副学長に対して「輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)」、「高被引用論文著者(Highly Cited Researchers 2023)」の受賞報告を行いました。
「輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)」は、持続的な社会と未来に貢献する優れた研究等を行っている女性研究者を表彰する制度として2019年に創設され、これまでに、長谷川准教授を含め5名が受賞しています。
また、「高被引用論文著者」は、クラリベイト・アナリティクス社が特定出版年・特定分野において、世界の全論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文の著者を選出するもので、長谷川准教授の受賞は、今年度で5年連続となります。
受賞の報告において、長谷川准教授は、気候変動と食料安全保障の関係性の解明に取り組んでいると自身の研究を紹介され、特に、気候変動抑制策が途上国の飢餓リスクの増大のような思わぬ悪影響をもたらす点を指摘したことが、持続可能な開発目標(SDGs)といった国際的な潮流に合致する研究として注目を浴びたと説明されました。
その後に行われた懇談では、長谷川准教授の研究の持つ社会的インパクトや、具体的な食料安全保障対策について意見交換が行われました。また、理系の視点から社会経済を明らかにする長谷川准教授の取組みの重要性や、地球温暖化対策に公正さの観点を取り入れた研究の独創性に注目が集まりました。異分野融合型の研究により価値が発揮されることこそ、まさに立命館の目指す次世代研究大学の形であるとして、長谷川准教授の研究のさらなる発展に期待が寄せられました。懇談の最後には、本学の「ライフイベントに関わる研究支援員制度」をはじめとする手厚い研究支援体制のもと、これからも研究に励みたいとの抱負が述べられました。