2016.08.26 NEWS

薬学部とトロント小児病院(SickKids)が新規海外留学プログラム「薬学海外フィールドスタディ」についての協定を締結

 薬学部とトロント小児病院(SickKids)は、2016年3月31日に、2017年度にスタートする薬学科5回生向けの海外留学プログラム「薬学海外フィールドスタディ」に向けて、協定を締結しました。

 薬学部では、「プロジェクト発信型英語プログラム(PEP)」を必修カリキュラムとして導入し、学生の英語での発信力の養成に力を入れてきました。また、薬学科4回生配当科目として「薬学専門英語演習」を開講しており、これからの薬剤師に必要とされる、薬学を中心とした医療系の専門英語を身に付ける機会を設けています。

 薬学部は、これら「プロジェクト発信型英語プログラム(PEP)」や「薬学専門英語演習」で身に付けた英語力を現場で実践する機会として、また、5回生次の「病院・薬局実務実習」で培われる、臨床医療に関する専門知識の発展学習の機会として、2017年度より、トロント小児病院で最先端の医療を体験し、カナダの医療制度・薬剤師業務を学ぶ2週間の海外留学プログラム「薬学海外フィールドスタディ」をスタートします。

 このプログラムを通じて、立命館大学薬学部は、広い視野をもって、国際社会に貢献できる薬剤師の育成を目指します。

※プロジェクト発信型英語プログラム(PEP) https://www.ritsumei.ac.jp/ph/education/project.html/

薬学部独自海外留学プログラム 「薬学海外フィールドスタディ」について

 世界最先端の医療現場であるトロント小児病院で、臨床病棟体験や症例カンファレンスへの参加等を行う2週間の現地研修を通じて、カナダの医療制度・薬剤師業務を学びます。臨床に関わる病院薬剤師をはじめ、薬局や企業等で薬剤師として活躍していく薬学科生に、国際的な視野を身につけてもらうことを目的とした海外留学プログラムです。

トロント小児病院について

 トロント小児病院(SickKids)は、世界最先端の小児医療を提供する医療機関のひとつであり、医療、研究、教育を総合的に実践することで、小児の健康増進に寄与しているカナダの中心拠点です。トロント小児病院(SickKids)は1875年に設立され、トロント大学の関連病院となりました。以来、カナダ最大の研究基幹病院として、世界中の子供たちを救う様々な研究成果を発表し続けてきました。トロント小児病院(SickKids)のミッションは、個々の家族の事情に特化した最善のケアを提供すること、科学的、臨床的進歩の先駆者であり続けること、専門的知識と技能を共有すること、医療の専門家を育成するアカデミックな環境を醸成すること、そして、誰もがアクセスできる総合的な小児の健康維持システムをリーダーとして支えていくことです。トロント小児病院は子供たちが健康でいられる社会を目指す、これらのビジョンに誇りを持ち、より良い社会を目指しています。(「Healthier Children. A Better World.」詳細は、http://www.sickkids.ca/) 

 トロント小児病院(SickKids)は、病院で研究や研修をするヘルスケアに関わる専門家や研究者を世界中から受け入れています。2015年~2016年には、863名の医師のレジデントとフェロー、259名のリサーチフェローがSickKidsで現場トレーニングを行いました。

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