立命館大学デザイン科学研究所と株式会社アイシン 産学連携共同研究

 2024年度のグッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)が10月16日に発表され、立命館大学デザイン科学研究所と株式会社アイシンが産学連携の共同研究を通じて開発した「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」が「研究・開発手法」カテゴリでグッドデザイン賞を受賞しました。

〜子どもの性被害というセンシティブで複雑な課題に産学で向き合う~

 今回の取り組みは、産学連携PBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)を通じて、社会課題の解決を目指すと同時に、社会的インパクトの創出に挑むものです。「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」は、次世代のモビリティ社会を志向するにあたり、これまで見過ごされてきた「子どもの性被害」のうち、「SNSに起因する子どもの性被害」という社会課題に着目しています。全体のプロジェクト設計では、企業(アイシン)と大学(立命館大学)に加え、地元警察、自動車販売店、地元小学校、Z世代(学生)、他学術分野等を有機的に結合し、産学官地域が連携・協働して、困難な社会課題に向き合い共創できる関係性をコーディネートすることを意識しました。産学両方の立場を持つ山田貴子氏(大手メーカー勤続25年、立命館大学大学院 経営学研究科 徳田昭雄研究室 博士後期課程D2)が全体のプロジェクト設計および指導を担い、子どもたちの感性に一番近いZ世代(大学生:立命館大学 経営学部 徳田昭雄ゼミ)がコンテンツ制作および製品デザインを行い、そのコンテンツを元に、アイシン社員が製品制作を担当し、「性被害やっつけたるわファミかるた(商標登録中)」が完成しました。

当かるたの使用については、特設サイトの「お問い合わせ」より相談ください。
https://www.aisin-ritsumei-sangakupj-famikaruta.com

【グッドデザイン賞とは】
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

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