第23回「のじのじカフェフードバンク」が開催されました
2024年12月16日(月)びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)近隣の草津市野路町内にある新宮会館で、のじのじカフェフードバンクが開催されました。
23回目となったこのフードバンクは、「コロナ禍でアルバイト収入減などにより困っている一人暮らしの学生を援助したい」という経済学部 佐藤卓利教授の提案に、中野野路町内会長を始め野路町の皆様が応えてくださる形で、2021年1月に始まりました。
フードロスの観点ではなく、野路町の皆様と立命館大学の教職員組合からの支援で、事前に購入した食べ物、日用品、また皆様が栽培しているお米やお野菜を配布していただいています。
コロナが落ち着いた現在も、「野路町にある大学の学生を支援したい」という同町内会の皆様のご厚意のもと、約2カ月に一度の頻度で継続して新宮会館で開催されています。
今回のフードバンクには97名もの学生がフードバンクに訪れ、地域の野菜やカップ麺、菓子、日用品など一人当たり合計15点にのぼる食材を配布していただきました。
新宮会館から場所を変えてBKCにて開催された2024年6月の第20回を除くと、過去最多の人数となりました。
レトルト食品や日用品に加え、山田学区で採れた大根が100本以上並び、学生たちは嬉しそうに大きな大根を抱えていました。
また、炊き出しではお餅と年越し蕎麦(年越しうどん)を振舞っていただきました。
野路町の皆様が朝早くからもち米を蒸してご準備してくださり、11時頃から、杵と臼での伝統的なお餅つきをしました。学生スタッフはもちろん、市の職員や市長も参加し、「よいしょー!」と威勢の良い掛け声とともに杵を振り下ろしました。
初めて餅つきを体験した学生からは「意外と杵が重かった」「見ていると簡単そうなのに難しかった」などの感想が聞かれました。
学生からは「1年ぶりにお餅を食べました。嬉しかったです」との感想が寄せられましたが、一人暮らしの学生は季節を取り入れた食事をとるのは難しいと思います。
帰省しない学生も多いため、年越しそばとお餅で年末年始の気分を味えたのではないでしょうか。
野路町の皆様の思いも受け取り、お腹だけでなく気持ちが満たされた一日でした。
次回「のじのじカフェフードバンク」は、2025年2月13日(木)12時から開催予定です。
ただいま改装中の新宮会館1Fのお披露目と、のじのじカフェ5周年を兼ねて盛大に催されます。
お好み焼き、たこ焼き、わたあめなど5種類の炊き出しを振舞ってくださいます。
楽しみですね。