介護予防に向けた運動療法~笠縫東学区健康講座~
「笠縫東学区健康講座」最終回
11月25日(金)、笠縫東市民センター(草津市集町)にて、藤本 雅大 助教(スポーツ健康科学部)による健康講座が開かれました(主催:笠縫東学区まちづくり協議会主催)。第1回目は「加齢に伴う運動機能の変化」をテーマに講義を8月に実施、第2回目は「体力測定」を実施し、受講者のみなさんご自身の体力を実際に知っていただいた上で、第3回目となる今回は「介護予防に向けた運動療法」を演題として講義を実施。どのようにすれば低下した運動機能を改善できるのかについて、トレーニング(筋力トレーニング、持久力・歩行トレーニング、バランストレーニング、敏捷性トレーニング、筋パワートレーニング)の基礎理論や具体的方法を学びました。
どのようにすれば低下した運動機能を改善できるのか
前回の「体力測定」でご自身の体力レベルを知ったことにより、今後どのようなトレーニングが有効であるかということを科学的に学ぶことができ、参加された約40名のみなさんは熱心に受講されていました。
最後には、藤本助教の主たる研究テーマの一つでもある「転倒予防」について、そのトレーニング方法や認知的側面の観点からのお話があり、質疑応答も活発に行われるなど、盛況のうちに終了しました。
3回にわたり実施された「健康講座」。受講者の方も熱心であり、地域一体となって健康で過ごすための取組みを進める機運が高まっています。講座だけで終了するのではなく、今後も継続して取組み、草津市が掲げる「生きがいをもち健やかで幸せに暮らせるまちの創造」を目指し、草津市に位置する大学として今後も健康づくりに貢献したいと思います。