2017年度後期入学式を挙行
9月25日、朱雀キャンパスにおいて2017年度後期立命館大学・大学院入学式を行い、304名(学部学生83名、大学院生221名)の新入生を39の国と地域から迎えました。
開式にあたり、出席者全員で校歌を斉唱。続いて吉田美喜夫・立命館大学長が式辞を述べました。式辞の中で吉田学長は、「立命館大学は、創立以来、国際主義を重視してきました。この理念は西園寺公望に由来します。彼は、常に目を広く世界に向け、さまざまな国との相互互恵の関係を重視する国際主義の精神を大切にしました。この精神を受け継ぐとともに、建学の精神として”自由と清新”、つまり”自由にして進取の気風に富んだ学び舎の創造”を掲げ、常にイノベーティブであることを目指してきました。『立命館』とは、『修養を積んで、人生を切り開いていく場所』を意味します。みなさんはこの大学で人生を切り開いていく力、新たな問題に挑戦し、イノベーションを創出できる力を獲得してほしいと願っています」と新入生たちに激励のメッセージをおくりました。
続いて学部生の新入生代表挨拶では、LEE Jehee(イー ジェヒー)さん(政策科学部 政策科学科 Community and Regional Policy Studies(CRPS)専攻/大韓民国出身)が、「私の夢は、歴史か地理を専門とするドキュメンタリーのディレクターになることです。とくに世界中の貧困と環境の問題に関心があり、これらの問題に対する認識を高めたいです。大学では、人類学、歴史学などの人文学における学びを通じ、人類のより良い未来に貢献する手だてを見つけられると思います。また、世界中から集まった仲間たちや先生方と議論や意見交換ができることに大きな期待を抱いています」と将来の夢と学生生活での期待を語りました。
大学院生の新入生代表挨拶では、XIE Qingyi(シエ チンイー)さん(国際関係研究科 博士課程前期課程 国際関係学専攻/中華人民共和国出身)が、「私は中国国家知識産権局に勤め、日本の特許庁と長く協同のプロジェクトに携わってきました。この経験から日本についてもっと学びたいと思い、『中国若手行政官等長期育成支援事業(JDS中国)』という制度で日本への留学を決めました。国際関係分野で長年優れた評価を得ており、私の尊敬する政治家の一人である西園寺公望が創始者である立命館大学で学ぶ機会を与えてくださった外務省と立命館大学に感謝を申し上げます。この貴重な学びの機会に忠実に向き合い、中国に戻った後には自国の経済発展と日中関係の強化に貢献したいと思います」と意気込みを語りました。
新入生は、9月26日の後期セメスター開始から立命館大学・大学院の各キャンパスで学生生活をスタートしています。