立命館の国際貢献:エジプト日本科学技術大学(E-JUST)職員に対する研修を実施
学校法人立命館では2018年1月9日(火)~19日(金)にかけて、エジプト日本科学技術大学(Egypt-Japan University for Science and Technology "E-JUST")の職員を受け入れ、大学組織運営に関する研修を実施しました。
E-JUSTは日本国政府とエジプト・アラブ共和国政府の協力のもと、世界トップクラスの大学を目指して設立された日本型の大学です。2010年2月に大学院、2017年秋には2学部が開講しました。
立命館大学はE-JUSTに対する支援大学の1校として、主に大学組織運営の強化を中心に支援を行っています。4度目の研修となった今回は、OJTを通じて「事務実務の習得ならびに大学における事務職員の役割やメンタリティーを学ぶ」ことを目標に開催しました。
本研修では今後のE-JUSTを担う若手職員(研修員)5名に対し、講義、見学、OJT(On-the-Job Training:職業訓練)を10日間に亘り実施しました。研修員はエジプトと日本の大学・文化の違いだけでなく、教学支援、学生支援、奨学金業務、学内施設設備機能等、多岐に亘る内容について短期間のうちに理解を深め、知識及び実務を習得していました。また、日本文化体験として嵐山にも足を延ばし、日本の伝統文化を肌で感じているようでした。
最終日には、研修を通し学んだことを踏まえ、研修員自身のE-JUSTにおける担当業務に対する新たな取組みについての発表が行われました。国際連携室副室長である立命館大学 大学院 テクノロジー・マネジメント研究科 崔裕眞教授の講評には、皆真剣な面持ちで耳を傾けていました。研修員たちは発表後の閉講式で修了証書を受け取り、研修が無事に修了したことの達成感や安堵感が入り交じった様子でした。
学校法人立命館では、国際社会の発展に寄与する国際協力・国際貢献への取り組みを21世紀社会の中で教育機関が果たすべき役割と認識し、国際協力事業を学園の重要な柱の一つとして今後も積極的に推進していきます。