国際平和ミュージアムは、「被爆三世 これからの私たちはproject(※)」と共催で、第123 回ミニ企画展示 堂畝紘子写真展「生きて、繋いで -被爆三世の家族写真-」を開催いたします。
原爆投下から74 年が経とうとしている今日、被爆者である祖父母から実体験を直接聞くことのできる最後の世代である私たちは、その記憶をどう受け止め、次の世代へ伝えていけば良いのでしょうか。写真家の堂畝紘子(どううね ひろこ)さんは、2015 年1 月から「被爆三世の家族写真」の撮影活動を開始し、これまでに広島・長崎で70 組を超える家族を撮影してきました。撮影を予定していた被爆者の方が直前に亡くなることも度々あった経験から、残された時間は多くなく、今活動することが重要であるとの強い思いを胸に、広島や長崎を中心に写真展やイベントへの出展も積極的に行っています。
本展では、堂畝さんが被爆者から被爆三世(四世)までの命のつながりを撮影した10 組の家族写真(約70 点)と、それぞれの家族で継承されている被爆体験をパネルや冊子にして展示します。
被爆者の高齢化が進み、被爆・戦争体験を若い世代にどう継承していくかが問われる中で、核兵器、原子力、戦争、平和、命、絆などについて考える機会となることを願っています。
※被爆三世 これからの私たちはproject について
被爆三世・同世代、次世代のこれからを考えてもらう、きっかけ作りのための非営利の平和市民活動。有志メンバーによる集団で、「被爆三世(同世代・次世代)」の視点から作品制作・展示・発表活動を行うことを目的として、広島・長崎を拠点に活動している。
http://hibaku3sei.tiyogami.com/
プレスリリース全文は、以下をご覧ください。