産学連携「京北りつけもんプロジェクト」開発の漬物が、「漬物グランプリ」学生特別賞受賞
4月に東京ビッグサイトで開催された「漬物グランプリ2019」にて、産業社会学部小澤ゼミの観光班が取り組んでいる産学連携の「京北りつけもんプロジェクト」が、新たに開発した「京の彩(いろど)りピクルス」が、個人の部において学生特別賞を受賞しました。「漬物グランプリ」では、1次書類審査、2次書類・実食審査を通過した11品のみが決勝大会に進出。そして、約100人の一般来場者と審査委員会が実食審査を実施し、各賞が決定されました。
このプロジェクトは、立命館大学小澤ゼミ、京つけもの富川、京都京北地域の上野進農園が連携し、3年前から取り組んでいる産学連携の地産地消推進プロジェクトです。これまでに「京北りつけもん」ブランドを立ち上げ、「丹波黒豆漬け」と「ゆず大根」の2つの漬物を商品化しています。
今回受賞した「京の彩りピクルス」は、2018年4月から構想に着手し、「京都らしさ、彩り、海外の人にも食べてもらえるような漬物」をコンセプトに開発されました。「京の彩りピクルス」は、京丹波黒のゆで豆を主役に、色とりどりの万願寺唐辛子をあわせ、紫蘇風味、米酢、白醤油と水あめを併せた漬け汁で漬け、ショウガスライスをアクセントとした、お酒のおつまみにもなるサラダ感覚の浅漬けです。
開発に関わった早川翔貴さん(産業社会学部4回生)は、「プロジェクト活動のなかで、実際に農作業や製造作業、そして、販売の現場を経験することができたのは、大きな強みになりました。うまくいかないこともありましたが、多くの方に協力していただいて完成した漬物レシピが受賞して、安堵しました」と振り返りました。
「京の彩りピクルス」は、「丹波黒豆漬け」や「ゆず大根」とともに、11月頃にジェイアール京都伊勢丹の特設売場で販売される予定です。