科学に特化し研究者支援を主眼とするクラウドファンディング ブルーバックスアウトリーチ×立命館 第2弾の詳細を紹介

2019.11.15 NEWS

科学に特化し研究者支援を主眼とするクラウドファンディング ブルーバックスアウトリーチ×立命館 第2弾の詳細を紹介

 立命館大学は、科学に特化し研究者支援に主眼をおいたクラウドファンディング「ブルーバックス・アウトリーチ」(運営:株式会社講談社)に初のパートナー機関として参加しています。

 第一弾として、4つのプロジェクトについてクラウドファンディングにより寄付を募り、すべて目標額を達成しました。このたび、総合科学技術研究機構・北場育子准教授によるプロジェクト「マヤの遺跡に眠るシマシマの地層を掘り抜いて、文明衰退の謎に迫る!」を実施することになりました。



<総合科学技術研究機構・北場育子准教授のメッセージ>
 繰り返す干ばつはマヤ文明を衰退に追い込んだのか?3年間にわたる予備調査を経て、ついにこの謎に迫る手がかりを発見しました。メキシコのマヤ遺跡の中にある湖で、「年縞(ねんこう)」と呼ばれる特殊なシマシマを発見したのです。年縞とは、1年に1枚積もる薄い地層のこと。つまり、1枚の縞模様が1年の時間に相当するのです。この年縞を詳細に分析すれば、古代のマヤ人が「特定の年の特定の季節」に経験した「異常気象」の記録まで取り出すことができます。
 2020年3月、私たちの挑戦が始まります。マヤのシマシマを手作業で掘り抜いて、マヤ文明の歴史を完全にカバーする年縞を手に入れたい。そして、古代のマヤ人が経験した気候変動・異常気象のすべてを明らかにしたい。そうすれば、文明衰退の謎に迫ることができます。応援、よろしくお願いします!



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