2022年5月11日(水)、学生団体「LiNK」が衣笠キャンパス存心館食堂にシェフを招き、動物性食材不使用の本格ヴィーガン料理を提供しました。
 LiNKは、学生が食の多様性や気候変動、食糧危機などの社会課題を身近に感じる機会を提供することを目的に、立命館生協食堂へのヴィーガンメニューの導入をはじめ、SNSを活用したヴィーガンに関する情報発信やオンラインイベントの開催などに取り組んでいます。

 2021年度にはNPO法人ベジプロジェクトジャパンの協力のもと、キャンパス内の食堂で複数回にわたってヴィーガンフェアを開催し、これまでに合計8,024食を販売。アンケートをもとにメニュー内容や価格設定など、学生の声を調査し、今回、新たな取り組みを実施しました。

 本イベントではLiNKの活動理念に共感したシェフ3組がライブキッチン形式で本格ヴィーガン料理を提供。動物性食材不使用の代替肉を使用したメニューで、それぞれ、IMU HOTEL KYOTO・片岡大樹シェフによる「NEXTカルビきんぴら丼セット」、当日シークレットメニューとして提供された「野菜シェフが作るカレーライス」、ヴィーガン&ローフード・ HARECCHAシェフによる「Green Meatバーガーセット」、3姉妹のシェフthree stars.による「野菜天むす&NEXTツナサラダラップセット」の個性豊かなオリジナルメニュー4品が並びました。

厨房の様子
ヴィーガンメニューに並ぶ学生ら
食堂の様子

ヴィーガンメニュー1
ヴィーガンメニュー2
ヴィーガンメニュー3
集合写真

 イベント当日は計400食を販売。料理を食した学生からは「ヴィーガンメニューに興味はありましたが、これまで食べる機会がありませんでした。今回は学内で気軽にヴィーガンメニューを食べることができ、大変良かったです」といった声が寄せられ、ヴィーガンメニューを通して食の多様性やSDGsについて理解を深める機会となりました。

 なお、LiNKは、4月27日(水)、衣笠キャンパス西側広場にて、「KAMOGAWA BAKERY」と共同で動物性食材不使用のベーグル6種類、計180個を完売しました。

 今後、LiNKは、食堂でのヴィーガンメニューの常設化や、キャンパス内でのヴィーガン食品の販売を通して多様な食環境の整備を目指していきます。

学生団体「LiNK」市村リズムさん(国際関係学部4回生)のコメント

 代替肉・シーフードを使ってプロのシェフが作るヴィーガン料理を食べてもらうことで、学生の皆さんにその美味しさや可能性を体験してもらいたいという思いを込め、本イベントを企画しました。プロの料理を手頃な価格で提供するという点が大きな課題でしたが、シェフや生協食堂のご厚意により、また企業2社からの協賛により、動物性食材不使用でも満足感あるメニューが500~600円で提供できたことは大きな成果だと感じています。アンケートでも次回の開催を期待する声が多く寄せられ、団体として植物性の食を身近に・美味しく・楽しく感じられる試みを今後も行っていきたいと思います。

立命館生協 石角店長のコメント

 昨年、ヴィ―ガン・ベジタリアン対応メニューを提供する「ベジウィーク」という企画に取り組んできました。その取り組みを通じて学生団体LiNKとつながりができ、更に多くの人にヴィ―ガンやベジタリアンについて知ってもらうためにどのような取り組みが必要かを話し合い、今回の「キッチンジャック」を実施することになりました。今後は生協食堂としてもヴィ―ガン・ベジタリアンの方が気軽に利用できる案内やメニューを強化していきたいと思います。

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