絶滅寸前種「フジバカマ」を嵐電の各駅に展示

 立命館大学衣笠キャンパスの学生・教職員、近隣住民、京福電気鉄道で構成される「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」は、昨年に引き続き、「フジバカマ(キク科の多年生植物)」を鉢植えにし、10月2日(日)~10月17日(月)の期間、駅での展示を行っています。昨年も展示した嵐電北野線(帷子ノ辻駅~北野白梅町駅)全駅に加え、今年は嵐電嵐山本線の有栖川駅・車折神社駅・嵐山駅にも展示しています。

 学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社は、「協力・連携協定」(2020年3月13日締結)のもと、SDGs達成への取り組みとして、2021年に「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」を立ち上げ、京都府の絶滅寸前種に指定されているフジバカマの保全活動に取り組んできました。

 立命館大学では、消防ホースを再生したエコプランターを使用するなど、環境に配慮しながら、学生・教職員、近隣住民らが協力してフジバカマを育ててきました。また2022年5~6月には、立命館大学に加え、嵐電沿線にある京都府立聾学校や京都市立御室小学校とも連携し、フジバカマの挿し芽を増やすイベントを実施。小学生や近隣住民との交流を深めながら、フジバカマの保全活動の輪を広げてきました。

 今回は、育てた約70鉢のフジバカマを嵐電の13駅に設置。学生が制作したポスターも各駅に掲出し、生物多様性の保護について情報を発信しています。

 今後も立命館大学では、地域と一体となってフジバカマの保全活動を通じたSDGsの取り組みを前進させてまいります。

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