2023.03.24 TOPICS

立命館慶祥中学校・高等学校でRARA若手研究者による「附属校向けライスボールセミナー」を実施

 3月7日(火)立命館慶祥中学校・高等学校にて、RARA若手研究者による「附属校向けライスボールセミナー※」を実施しました。
 立命館大学では、社会共生価値を創造する次世代研究大学を目指し、本大学の研究を牽引する中核研究者や大学院生で構成されるアカデミー「RARA(Ritsumeikan Advanced Research Academy/立命館先進研究アカデミー)」が2021年度より始動しています。
 このRARAアカデミーをフィールドに活躍するRARAアソシエイトフェローおよびRARA学生フェローが、立命館大学への進学を希望している中学生・高校生にむけて、研究の魅力を伝え、これからの学びや探究への興味関心を高めてもらうことを目的として開催されました。

 RARAアソシエイトフェロー 松村浩由教授(生命科学部)は、高校時代の部活動を通して、年々気温が高くなっていると感じていたことがきっかけで、大学では地球温暖化問題に取り組んだエピソードを紹介。その中で、地球温暖化問題を含む多様な分野で利用されている酵素に着目し、酵素の改良ならびにその改良された酵素を利用した農作物や薬について、まだ解明されていない分野を含んだ研究内容の紹介がありました。
 RARA学生フェロー 大島康寛さん(人間科学研究科博士後期課程1回生)は、「思いやり」を科学的な側面から分析し、将来的に医療やスポーツの現場で思いやりの行動を増やすことができるトレーニングの開発を研究しており、その内容を分かり易く発表しつつ、研究のやりがいやおもしろさを語りました。

 講義中には、生徒が持参したタブレット等の電子機器を通じて、講師が投げかけた質問にリアルタイムで応答する、意見交換の場面も設けられました。研究発表後にも生徒が個別に質問する姿があり、研究の面白さや大学での学びへの関心を深めることができる機会となりました。

※立命館大学では2007年から「ライスボールセミナー」として、お昼休みの時間におにぎりを食べながら若手研究者の話を聞き、意見交換する取り組みを行っています。このセミナーを立命館の附属校・提携校あるいは近隣の中学校・高等学校などにも展開しています。

関連情報

NEXT

2023.03.23 TOPICS

滋賀ダイハツアリーナにおいて、地域連携講座開催

ページトップへ