令和5年度DX人材育成に関する滋賀県産業支援プラザとの連携

8月9日、びわこ・くさつキャンパスで滋賀県産業支援プラザと連携した「DX人材育成講座」がスタートしました。本講座はDX人材に必要な実践的なIoTスキルを身につけ、受講生が所属する企業内で展開・活用いただくためのプログラムです。デジタル技術の活用に必要となるセンシング・コントロール技術、ハード(電子回路・機械)、ソフト(Node-REDを使ったプログラミング)、クラウド技術といった内容を10回シリーズで構成し、座学と実習を組み合わせた講座です。今回は、滋賀県内の4つの企業様に参加いただきました。

川村貞夫教授
川村貞夫教授
清水正男教授
清水正男教授

冒頭、川村貞夫教授から、昨今の製造業を中心として活用されている多くのロボット利用の現状について解説。まだまだロボットによる自動化が困難な現場も多く存在する中で、労働生産性の低い製造業を中心に、労働人口減が深刻な問題が発生するのではないかと危機感を述べるとともに、受講者らへDX人材の期待を述べました。

その後、担当の清水正男教授から、講座全体像を紹介。「(受講生の皆様には)実践的なIoTスキルを身につけ社内に展開してもらいたい。学んだから終わりではなく、成果を社会で活用してもらいたい」と期待を込めました。

受講される企業様からは「プログラミングの知識を習得し、新しいことにチャレンジしたい」「身につけた技術をいかしてモノづくりを楽しみたい」などの意気込みが語られました。初回の講座では、実習で使う評価キットの立上げ、Node-REDを使ったプログラミングとダッシュボードの使い方、測距センサでマンカウンタの制作を行いました。今後順次クラウド構築までを学びます。講座は12月まで実施予定です。

なお、本講座は、内閣府が推進するSIP第2期フィジカル空間デジタル処理基盤サブグループIII「CPS構築のためのセンサリッチ柔軟エンドエフェクタシステムの開発と実用化」の成果を用いた人材育成プログラムです。講座で使用する機器等はプロジェクトを通して研究開発・制作したものを活用しています。

関連情報

NEXT

2023.08.08 TOPICS

【世界陸上】山本亜美選手と柳井綾音選手が日本代表に選出

ページトップへ