【大学院生の挑戦】工学の力で女性の健康を支援 新たな月経周期モニタリングシステムの開発に挑む 増田葉月さん(理工学研究科)
頭痛や腹痛、イライラ、集中力の低下といった心身の症状、ならびにそれらの症状に伴う対人関係の悪化や、労働生産性の低下などを引き起こす月経不調。多くの女性を悩ます月経随伴症状などによる社会的負担は、1年あたり6828億円、そのうち労働損失(会社を休む、労働力・質の低下)は4911億円に達しており、女性の健康支援は重大な社会課題となっている。 理工学研究科の増田葉月さんは、文理横断型の研究交流を通じて、女性の生体リズムをモニタリングするシステムの開発に挑んでいる。女性がより健康的に働くことができる社会を実現するため、新たなテクノロジーの社会実装を目指す増田さんの研究に迫った。