2023年9月19日～21日、10月8日の4日間、立命館大学国際部・キャリアセンター・学生部の3部と日本コンベンションサービス株式会社（以下、JCS）が協働し、「国際会議等の運営や裏側を学ぶ『MICEセミナー』」を実施しました。

　本セミナーは、「MICE事業について、体系的な講義・フィールドワーク・ワークショップ等を通し、グローバルな視点で実学として学び、知見・経験を広げこと」「学生生活で自身の興味・関心分野を見つけ、広い視野で物事を捉え、自ら行動ができるようになること」を目的としており、文理問わず10学部の１～4回生約20名が参加しました。

　初日は、「G7広島サミット」「大阪・関西万博」起工式等の有名なMICE事業の担当者の方々から体験談も踏まえつつMICE事業の概論・事例をレクチャーいただき、2日目は「グローバルMICE都市」である京都市で、ホテルオークラ京都、建仁寺、ザ・リッツカールトン京都、国立京都国際会館、ザ・プリンス京都宝ヶ池の5施設を巡り、通常見学できない場所や裏話も含めて「MICE関連施設」の説明を受けました。

　3日目の「国際会議運営ワークショップ」では、2日間の学びを踏まえつつ、京都と比較する形式で各地のグローバルMICE都市の会議場に対する評価を行うグループワークやプレゼンテーションを実施しました。JCSの方々からコメントでフィードバックもいただき、京都以外のグローバルMICE都市についても理解を深めました。

　最終日には、日本初開催の国連主催の国際会議「インターネット・ガバナンス・フォーラム（以下、IGF）」の参加体験を行いました。厳重なセキュリティやおもてなしを受けた後、IGFのレクチャーを経て、各種シンポジウムや企業・団体の展示ブース、エクスカーションを見学、事前の3日間の学びを体感する機会になりました。その後のレセプションでは、日本文化（和太鼓、三味線、花火等）が紹介され、各国から閣僚クラスが集うグローバルで華やかな雰囲気の中、参加学生は積極的にコミュニケ―ションを行い、国内外の関係者と交流を深めていました。

　参加学生の「参加満足度」「参加目的達成度」「今後の学生生活や就職活動への役立ち度」共にいずれも非常に高くなっており、あわせてMICE事業はもちろんのこと、国際交流や多様性、仕事・企業・業界研究、目的意識や計画性の重要さ等の理解につながったという意見が多く、今後の学生生活や進路選択に活きる学びの多いセミナーになりました。