株式会社チトセロボティクスが、日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門「部門技術業績賞」、日本ロボット学会「実用化技術賞」をW受賞
本学発ベンチャー企業の株式会社チトセロボティクス(東京都文京区)が、2024年度 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門「部門技術業績賞」および2024年度 日本ロボット学会「実用化技術賞」を受賞しました。
日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門「部門技術業績賞」について
ロボティクス・メカトロニクスの分野で萌芽的あるいは発展性のある技術開発面での業績を挙げた個人または団体に対して授与されます。
一般社団法人 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門
https://www.jsme.or.jp/rmd/Japanese/Awards/index.html
日本ロボット学会 実用化技術賞について
産業分野の自動化の推進や、社会生活の改善にロボット技術の研究開発成果が直接役立てられ、ロボット技術の社会への貢献が一層進むことを目的として、当該年に行う日本ロボット学会会誌の公募に対して応募のあったロボットに関する優秀な実用化技術の開発を行った個人または団体から選考委員会で選考し授与されます。
一般社団法人 日本ロボット学会 実用化技術賞(技術賞)
https://www.rsj.or.jp/info/awards/category/technical_innovations/
川村 貞夫 教授のコメント
株式会社チトセロボティクスでは、立命館大学ロボティクス学科川村研究室で開発されたビジュアルフィードバック制御のソフトウェアを販売しています。従来の方法ではカメラやロボットのキャリブレーションが現場の大きな負担となり、到達可能な位置精度にも問題がありました。我々が開発した新しい技術では、位置精度は20マイクロメータ程度で、運動速度も比較的早い運動が実現できます。
従来の整備された環境の工場に限定されず、屋外や中小規模の生産現場など様々な環境でロボットの活用が強く求められています。日本の労働人口減少問題を克服して、わが国のGDPの維持拡大にロボットへの期待は高まっています。我々の開発した技術は、環境が整備されていないロボット未踏分野に対して重要な役割を果たすと確信しております。現在、自動車、電子機器、食品などの製造分野や建設機械分野などから注目されており、今後チトセロボティクスは社会実装を数多く達成する計画です。