2025年に創設60周年を迎える産業社会学部で、11月7日に本学客員教授であり、映画監督として国際的に活躍されている是枝裕和監督をお招きし、同じく本学客員教授で映像作家の森達也監督との対談およびティーチイン付き上映会を開催しました。上映作品は是枝監督が手掛けたテレビドキュメンタリー『シリーズ憲法 〜第9条・戦争放棄「忘却」』で、作品鑑賞後におふたりの対談およびティーチインが行われました。

 おふたりとも番組制作会社のご出身で、『シリーズ憲法』の企画段階には森監督も参加していました。対談ではこのシリーズの制作過程を振り返りながら、テレビドキュメンタリーの可能性や課題が語られ、映画とのメディア特性の違いなどが議論されました。後半は来場者を交えて活発な質疑応答が行われ、テレビドキュメンタリーと劇映画で、カメラを通した被写体への向き合い方の違いなどをお話しいただきました。

 本企画は、森監督が産業社会学部で開講している「メディア社会専門特殊講義」(後期)の一環として企画・開催されました。同講義では、「映像制作者とともに考える、ジャーナリズムとメディア・リテラシー」をテーマに、主にドキュメンタリー作品を題材に映像視聴・ディスカッションを行い、作品制作者をゲストとしてお招きする回なども設けています。

NEXT

2024.12.16 NEWS

アクチュエーション研究室 廣本翔太さんが計測展2024 OSAKA「学生ライトニングトーク」で「最優秀賞」を受賞

ページトップへ