国際連合大学との協力協定を締結
3月3日(月)、国際連合大学と立命館大学は、2025年3月3日~2030年3月3日までの5年間にわたり、研究・教育における協力をはじめとする学術・文化交流を目的として協力協定を締結。国際連合大学のチリツィ・マルワラ学長、ニコラス・デュボワプロジェクトマネージャー、立命館大学の仲谷善雄学長、日高勝之研究部副部長、西村智朗国際関係学部長、山本忠通教授ら両大学関係者が出席し、衣笠キャンパスにて調印式を行いました。
国際連合大学は、国際連合総会により設立されたグローバルなシンクタンクおよび大学院教育機関。人間の安全保障、持続可能な開発、地球規模の諸課題への包括的な取り組みを主要なテーマとしています。国際連合の目標達成に貢献するため、加盟国および学術機関との連携を通じて、平和構築、持続可能性、貧困削減などの分野における研究と教育活動を展開しています。
2023年11月、マルワラ学長が「International Relations and AI」をテーマに衣笠キャンパスで講演。講演に先立ち行われたマルワラ学長と仲谷学長の懇談にて、研究交流および協力関係の構築について意見を交わしていました。その懇談がきっかけとなり、今次の協力協定に至りました。
今後、国際関係およびSDGs 分野において、両大学での共同ワークショップやプログラムの実施などの交流を通じて、相互の教育・研究の高度化などが一層促進されることが見込まれます。
チリツィ・マルワラ学長のコメント
昨年、国際連合大学は「知識」「パートナーシップ」「インパクト」という3つを柱とする新たな組織戦略を打ち出しました。国際連合大学はグローバルなシンクタンクおよび教育機関であり、世界にポジティブな影響を与え、世界を変革させるための知識を生み出すことが私たちの優先課題です。しかし、この目標は国際連合大学のみでは達成できません。目標を達成するためには、しっかりとした信頼のできるパートナーが必要です。そのため、国際連合大学が、先見性のある卓越した学術機関である立命館大学とパートナーシップを結べることを嬉しく思います。
仲谷善雄学長のコメント
このたび、立命館大学は国際連合大学と協力協定を締結いたしました。世界水準の研究大学との連携を深める礎を築けたことを、大変光栄に存じます。本学は学園ビジョンR2030のもと、未来社会の変革を牽引する「次世代研究大学」として、異分野連携・融合型研究を推進し、従来の学問分野の枠組みを超えた知の融合を図り、新たな社会共生価値の創出に取り組んでおります。本協定を通じ、国際連合大学と本学がそれぞれの強みを生かしながら、SDGsや平和構築など、世界共通の課題解決に向けた共同研究や人材育成をより一層推進してまいります。