立命館グローバル・イノベーション研究機構 光斎 翔貴准教授と衣笠総合研究機構 池端 蕗子准教授が「2025年度稲盛研究助成」に採択
立命館グローバル・イノベーション研究機構 光斎 翔貴准教授と衣笠総合研究機構 池端 蕗子准教授が独創的で優れた研究活動に対して助成される「2025年度稲盛研究助成」に採択されました。
「2025年度稲盛研究助成」は、国内の選抜された国立大学、公立大学、私立大学、大学共同利用機関法人、その他 の研究機関に所属する 405 名(自然科学 319 件、人文・社会科学 86 件)の研究者から応募があり、自然科学系40件、人文・社会科学系10件の合計50件が採択となりました。
採択者はいずれも研究テーマが新しい視点やユニークな取り組みによりそれぞれの研究分野に発展をもたらし、将来的に人類や社会への大きな貢献が期待できるものと評価されています。
研究題目
【自然科学系】
光斎准教授 | 乗り換えかレストアか?自動車の資源循環を踏まえた天然資源消費量の評価 |
【人文・社会科学系】
池端准教授 | イスラーム的価値をめぐる競合と合意の国際政治:イスラーム協力機構を舞台としたイラン外交の事例から |
「稲盛研究助成について」
稲盛財団創立者 稲盛和夫氏の理念に基づき、未来の人類社会に貢献する人材育成を目的として、 1985 年より毎年、国内の自然科学、人文・社会科学の研究者を対象に、独創的で優れた研究活動を支援しています。
光斎准教授のコメント
この度は栄誉ある稲盛研究助成に採択頂き誠にありがとうございます。昨今の研究により、車産業において炭素排出を減らそうとするイノベーションが新たに多大な資源負荷を誘発する可能性が明らかとなってきました。その中でますますサーキュラーエコノミーが重要視されていますが、本当にサーキュラーエコノミー戦略は期待できる資源削減効果をもたらすのでしょうか?私の研究では自動車の修理に注目し、真の資源削減効果を可視化することを目指します。この研究が車業界における今後の指針立案の一助となれば幸いです。
池端准教授のコメント
2025年度稲盛研究助成に採択していただき、大変嬉しく光栄なことに存じます。新しくチャレンジする研究計画に対して、見込みがあると評価を頂けたことは、大きな励みとなりました。申請時にサポートいただきました衣笠リサーチオフィスのみなさまに、心より感謝申し上げます。中東・イスラーム諸国が織りなす国際関係において宗教という要素がどのような作用を持つかについて、探求を続けています。今後も一層、精進を続けていく所存でございます。