12月1日(日)、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、「BKC開設30周年記念式典」が開催されました。本式典は、地域との共生をテーマに30年の歩みを振り返り、未来への展望を共有する場となりました。

 BKCは1994年の開設以来、教育・研究・社会貢献において地域と密接に連携し、次世代を担う人材育成を推進してきました。現在では、6学部6研究科を擁し、約14,000名の学生が学ぶ学術拠点として発展しています。当日は三日月大造滋賀県知事や橋川渉草津市長をはじめ、地域の皆様、学園関係者など約200名が参加。この30年の成果を共有し、地域と共に築き上げた「つながり」の価値を再確認しました。

 式典の冒頭、仲谷善雄総長は、「BKCは開設以来、地域社会と連携しながら教育・研究を推進し、社会課題の解決や地域発展に貢献してきました。2025年度には新施設も完成し、研究成果の社会実装を加速させていきます。今後も地域と共に歩み、未来社会への貢献を続けてまいります」と決意を述べました。
 森島朋三理事長は、BKCが開設された経緯を振り返りつつ、「立命館にとって滋賀県は未来永劫の故郷です。これからも地域の皆様と共存共栄を図り、次世代研究大学として国際的に評価される大学を目指します」と語りました。また、コロナ禍においても地域住民の支援が学生生活を支えたことに触れ、「このご恩に応え、地域とともに成長を続けていきます」と感謝の意を表しました。

仲谷善雄総長
仲谷善雄総長
森島朋三理事長
森島朋三理事長

 式典後に開催された祝賀会では、RISA(半導体応用研究センター)の金子健太郎教授とESEC(宇宙地球探査研究センター)の長岡央准教授らがBKCでの先端研究を紹介。また、周年を記念して学生らが取り組んだ「BKC30周年記念クラフトビール『Beer the 30th – Upcycling Project by Craft Beer』」のプロジェクト発表があり、その独創的な取り組みに多くの関心が寄せられました。

 式最後に、BKCの発展に多大な貢献をいただいた企業や地域の皆様へ、森島理事長より感謝状を贈呈しました。この祝賀会を通じて、BKCが地域とともに歩み続ける姿勢が改めて確認され、会場は感謝と未来への希望に包まれました。

   
RISA・金子健太郎教授
   
Beer the 30th– Upcycling Project学生
   
ESEC・長岡央准教授
   
感謝状贈呈

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