5月19日(日)、大阪いばらきキャンパス(OIC)にて「TRY FIELD OPENING CEREMONY」を開催。政府・自治体、企業のみなさまおよび学園関係者、約200人が出席しました。

 立命館大学は、未来社会の創造、社会課題解決に取り組む多様な人々がつながり、連携し合うことで新たな挑戦を創出する「TRY FIELD」として、2024年4月に新棟(H棟)をOICに開設。最先端のデジタルナレッジと学問を融合し、DX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成支援やスタートアップ創成支援などを実施する「Microsoft Base」を日本の教育機関で初めてキャンパス(H棟内)に設置するなど、Social Impactを生み出す創発性人材の育成に取り組んでいます。

立命館大学社会共創推進本部本部長・ 三宅雅人教授
立命館大学社会共創推進本部本部長・ 三宅雅人教授
応援団によるパフォーマンス
応援団によるパフォーマンス

 セレモニーでは、立命館大学社会共創推進本部本部長・三宅雅人教授からTRY FIELDの施設概要を説明し、応援団によるパフォーマンスの後、学生・社会、教育・研究が混ざり合う交差点、TRY FIELD体験会が始まりました。

 1階クリエイティブ・コンプレックスを中心に、リアルとバーチャルの融合を目指すXR等の仮想現実をはじめ、さまざまな先端研究や最新技術に触れるとともに、連携先の企業・団体等との取組みをご覧いただきました。また、世界的に類を見ない新しい形の教室「Learning Infinity Hall」において、「未来の学び体験会」を実施し、最先端の機能を備えたアクティブ・ラーニング教室を体験いただきました。

 当日は、「いばらき×立命館DAY2024」を同時開催しており、約23,000人の方々がOICに集まりました。地域の市民や子どもたちが最先端の施設や研究成果に触れ、体験する様子もご覧いただきました。

   
文部科学省大臣官房審議官高等教育局担当・伊藤学司様
   
内閣府科学技術・イノベーション推進事務局参事官・白井俊様

 体験会を終え、文部科学省大臣官房審議官高等教育局担当・伊藤学司様から「TRY FIELDは学生のみならず、社会が壮大なトライをし、新しいものを生み出す工夫に満ちた施設。日本社会、世界規模の課題解決に向け、新しい共創を生んでほしい」と期待を寄せられました。また、内閣府科学技術・イノベーション推進事務局長・松尾泰樹様からは、同局参事官・白井俊様を通じて「教育・研究の両面において、地域や社会、世界に貢献する大学として発展してほしい」とのメッセージをいただきました。

   
森島朋三理事長
   
仲谷善雄総長
   
徳田昭雄副総長

 森島朋三理事長は、「イノベーションは、既存知と既存知の掛け合わせで生まれます。立命館大学だけでなく、さまざまなステークホルダーと知を掛け合わせ、社会全体で共創することで、新たな知、『Social Impact』を生み出していきたい」と抱負を述べました。

 また仲谷善雄総長は、「好奇心を刺激するワクワクできる環境や、他者との広範で密な交流の場が必要です。TRY FIELDを、社会のあらゆる人たちが、これまでの価値観にとらわれず、新しいアイデアを生み出し、失敗を恐れず本気でトライできる場にしていきたい」と決意を語りました。

 最後に徳田昭雄副総長から、「『OIC』は、『Open Innovation Campus』でもあり、産学官、地域と連携したオープンイノベーションを推進しています。学園のビジョンワード『挑戦をもっと自由に』のとおり、立命館大学を超え、関西に挑戦するカルチャーを醸成し、失敗をいとわずチャレンジし続けるイノベーターを育てていきます」との力強い宣言があり、閉会しました。

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