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立命館CLUB 【VOL.126】

立命館CLUB【VOL.126】

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.126━━━
 ■□■ 2017.9.22 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 「秋」と言えば、読書の秋・食欲の秋など様々な秋が連想できます。今回は、まず
 「スポーツの秋」からお伝えします。8月25日(金)、アメリカンフットボール関西
 学生リーグ
が開幕し、パンサーズは2連勝と好調です。9月2日(土)には、関西学生
 野球連盟秋季リーグ
も開幕。現在、3勝2敗とリーグ2位につけています。
 また、9月30日(土)からは、関西大学ラグビーAリーグも開幕します。初戦の相手は
 天理大学です。

 さらに、学芸系クラブも活躍しています。9月8日(金)~10日(日)に行われた富士通
 杯争奪第13回全国大学対抗将棋大会
において、立命館大学将棋研究会全勝で3連覇を
 達成
。次の目標は、12月の学生王座戦連覇と学生タイトル制覇です。
  

 また、「第22回全日本高校・大学生書道展」(読売新聞社・公益社団法人日本書芸院
 主催)が開催され、立命館大学書道部の田邉咲太さん(経済学部3回生)が最高賞に
 あたる大賞に輝きました。団体賞でも2013年以来の6位入賞を果たしました。
  

 あわせて、法務省より平成29年度の司法試験の結果が発表されました。立命館大学
 大学院法務研究科(法科大学院)修了者からは21名が合格しました。
 
 詳細はコチラ≫

 法務省ホームページはコチラ≫

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、白川静先生の古代文字クリアファイルと立命館ステッカーの
 セット
です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】新理事長に森島朋三が就任

 学校法人立命館は、7月21日(金)の理事会において、新理事長に森島朋三を選任しま
 した。森島新理事長は1986年に立命館大学産業社会学部を卒業、学校法人立命館に
 入職後は、総長・理事長室副室長、総務部長などを経て、2007年に常務理事、2013年
 からは専務理事を務めていました。

 役員一覧≫

 森島新理事長あいさつ≫

 森島新理事長略歴≫

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 【2】文学部特別公開講義「華道文化論」「茶の文化」を開催

 衣笠キャンパスにて、文学部特別公開講義を開催しました。9月4日(月)は池坊専好
 先生(華道家元池坊次期家元)が「華道文化論」と題して講義、いけばなの歴史を
 はじめ、池坊いけばなの「立花」「生花」「自由花」の3つのスタイル、それぞれの
 型がもつ意味、その背景にある哲学についてお話いただきました。
 9月13日(水)には、千玄室先生(茶道裏千家前家元)による「茶の文化」を開催。
 「茶の道」の神髄について、古代以来の大陸との関係性や日本文化が形成された経緯も
 ふまえ、ご説明いただきました。茶の道を追求すること、その深みを知ることの意義に
 ついて、ご自身のご経験に基づかれながら熱くお話いただきました。
  

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 【3】中川毅・古気候学研究センター教授が「講談社科学出版賞」を受賞

 中川毅・古気候学研究センター教授が、著書「人類と気候の10万年史 過去に何が
 起きたのか、これから何が起こるのか」で「第33回講談社科学出版賞」を受賞、
 9月14日(木)、東京都内で開催された贈呈式に出席しました。この賞は、国内で刊行
 された一般向けの科学書の中から優れた著作を選ぶものです。中川教授は過去の詳細な
 記録から気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめなおし
 ました。中川教授は、「どちらかといえば地味なテーマの研究を続けてくることが
 できたのは、多くの方々に助けられてきたおかげです。お世話になったすべての方に
 御礼を申し上げます。これからも、自分の研究を軸足にした発信を続けることができ
 たらと思っています」と受賞の喜びを語りました。
 
 贈呈式に出席した中川教授(写真右端)。写真中央は第33回講談社エッセイ賞を
 受賞した小泉今日子さん。

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 【4】立命館大学がスポーツ庁の日本版NCAA創設事業に採択

 9月14日(木)、立命館大学は平成29年度スポーツ庁委託事業「大学横断的かつ競技
 横断的統括組織(日本版NCAA)創設事業(大学スポーツ振興の推進)」(※)に採択
 されました。近年、競技実績に加え、地域貢献や国際性など広範な役割が求められる
 ようになっている大学スポーツ。立命館大学では2014年に立命館スポーツ宣言を定め、
 正課・正課外活動の両立支援、大学スポーツを通じた地域貢献・地域活性化、学生の
 スポーツ実施率の向上、スポーツ分野における学産官連携など、幅広い成果をあげて
 きました。今回の採択事業では、「大学スポーツの価値向上」を目標として設定し、
 大学スポーツアドミニストレータを新たに配置する取り組みを進めます。具体的には
 「大学横断的組織として関西コンソーシアムの検討」「スポーツ活動と学修活動の
 両面の高度化に資する取り組みの支援」「地域社会との接点」「スポーツ分野における
 学産官連携」「スポーツ活動の見える化、応援文化醸成の取り組み」など5つの事業を
 展開します。

 (※)各大学におけるスポーツ分野を一体的に統括する部局の設置を促進するため、
 大学スポーツの活性化に全学的に取り組む大学において、専門人材の育成や先進的
 モデル事業の展開を目指したプロジェクト。
 
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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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 【1】[@福島][無料][申込不要]
  第11回福島漢字探検隊「漢字あそび大会 イン いわき」

 漢字クイズ大会・画数ビンゴ大会に参加して漢字グッズをもらおう!

 [日 時]10月8日(日)12:00~17:00
       10月9日(月・祝)10:00~16:00

 [場  所]いわき産業創造館 セミナー室&会議室
      (福島県いわき市平字田町120 LATOV6階)
 [参加費]無料
 
 
 詳細はコチラ≫

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 【2】[@大阪][無料][申込不要]
  立命館大学スポーツ健康科学研究センター PRESENTS 「技術シーズ発表会」

 スポーツ・健康分野を通して貴社と立命館大学とのアクティブな産学連携を生み出し
 ます。是非ご参加ください。

 [日 時]9月29日(金)14:00~19:00
 [場 所]立命館大阪梅田キャンパス 5階多目的室
 [参加費]<第1部>無料
      <第2部>法人会員:無料・法人非会員:5万円
          個人会員:無料・個人非会員5千円
 [その他]お申込みは、氏名・所属・職名・TEL/MAIL・第一部、第二部の参加可否を
      メールアドレス(liaisonb@st.ritsumei.ac.jp)へお送りください。
 
 
 詳細はコチラ≫

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 【3】[@大阪][有料][要事前申込]
  立命館大学食マネジメント学部×ナレッジキャピタル-「食」が「学問」になる日-

 2018年4月、BKCに「食マネジメント学部」を開設します。本講座では、認知科学・経営
 工学・文化人類学・歴史学・経済学の専門家が「食」をテーマに講義します。

 [日 時]10月2日(月)
       「『食』と『こころ』を考える」
       (和田有史・立命館大学理工学部教授)
      10月16日(月)
      「工学分野における食マネジメント研究」
       (新村猛・立命館大学経済学部客員教授)
      10月30日(月)
      「生活文化としての食文化」
      (阿良田麻里子・立命館大学経済学部客員教授)
      11月13日(月)
      「『食』から『世界史』を考える」
      (南直人・京都橘大学文学部教授)
      11月28日(火)
      「『食文化』と『食選択』を経済学はどう考えているのか?」
      (井澤裕司・立命館大学経済学部教授)
      ◆司会:朝倉敏夫・立命館大学経済学部教授
 [時 間]19:00~20:30
 [場 所]CAFE Lab./グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル1階
     (大阪市北区大深町3-1)
 [入場料]500円(1ドリンク付き)
 [その他]定員:各回50名(先着順)

 詳細はコチラ≫

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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@島根][無料][申込不要]
  男子陸上競技部「第29回出雲全日本大学選抜駅伝競走」

 学生三大駅伝のひとつ、出雲駅伝。立命館大学は16回目の出場です。
 熱いご声援、よろしくお願いします!

 [日 時]10月9日(月・祝)13:05~
 [場 所]スタート: 出雲大社正面鳥居前 ~ フィニッシュ: 出雲ドーム前
     (6区間 45.1km)
 [入場料]無料
 [その他]フジテレビ系全国生中継 13:00~15:25
 

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@兵庫][有料][申込不要]
  硬式野球部「平成29年度関西学生野球連盟秋季リーグ戦」京都大学戦

 立命館大学は、現在2位。秋季リーグ優勝を目指します。

 [日 時]9月23日(土・祝)10:30~
       9月24日(日)13:00~

 [場 所]ほっともっとフィールド神戸(神戸市須磨区緑台<神戸総合運動公園内>)
 [入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@兵庫][有料][申込不要]
  アメリカンフットボール部「2017関西学生アメリカンフットボールリーグ」
  甲南大学戦


 桃山学院大学・同志社大学を破り、2連勝中です。

 [日 時]9月24日(日)13:30~
 [場 所]神戸市立王子スタジアム(神戸市灘区王子町2-1)
 [入場料]一般・大学生1,200円 高校生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【4】[@兵庫・大阪][有料][申込不要]
  サッカー部「第95回 関西学生サッカーリーグ(後期)」

 ◆桃山学院大学戦
 [日 時]9月23日(土・祝)11:30
 [場 所]三木総合防災公園 第2陸上競技場(兵庫県三木市志染町三津田1708)
 [入場料]無料

 ◆関西学院大学戦 
 [日 時]10月1日(日)14:00
 [場 所]J-GREEN堺・メインフィールド(大阪府堺市堺区築港八幡町145番地)
 [入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【5】[@滋賀][有料][申込不要]
  立命館大学JAZZ CLUB「Jazz Festival in AMICA」

 毎年大好評のジャズの祭典です。今年は「天理大学ALS Jazz Orchestra」がゲスト出演
 します。スタンダードナンバーからコアなナンバーまで、多彩なプログラムでジャズの
 魅力をたっぷり味わえるステージです。

 [日 時]10月7日(土)13:00開場 13:30開演
      ※12:00~ 草津市役所前アクアプラザにて、ウェルカムコンサートも開催
 [場 所]草津アミカホール(滋賀県草津市草津3丁目13-30)
 [入場料]一般500円 大学生以下無料
 
 
 詳細はコチラ≫

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 【6】[@福井][無料][申込不要]
  和太鼓ドン・出前ちんどん「第18回(平成29年度) 熊川いっぷく時代村」

 古来より福井・小浜から京都へ物資を運んだ若狭街道、別名「鯖街道」。当時の景観を
 保存した熊川宿一帯で開催される「熊川いっぷく時代村」。立命館大学からは和太鼓
 サークル「和太鼓ドン」と多国籍音楽サークル「出前ちんどん」が参加します。

 [日 時]10月1日(日)9:00~16:00
 [場 所]若狭鯖街道熊川宿(福井県三方上中郡若狭町熊川)
 [入場料]無料
 

 詳細はコチラ≫

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第98回 輝く学生インタビュー
               世界大会優勝!!~人として成長できた~
                        少林寺拳法部 岩本宗也
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
 いきます。今回ご紹介するのは、少林寺拳法部の岩本宗也さん(経済学部3回生・
 大阪府出身)
です。少林寺拳法を始めて2年。今夏、アメリカで開催された「2017年
 少林寺拳法世界大会inカリフォルニア,USA」で優勝を果たしました。
 

 Q.少林寺拳法部に入部したきっかけを教えてください。
 小学校・中学校は空手、高校はラグビーと、ずっとスポーツを続けてきました。大学
 入学後は、ラグビーサークルをはじめ、様々なサークルを見学しましたが、ピンと来る
 ものがなく、アルバイトばかりの毎日を送っていました。友人たちがサークルの仲間
 たちと楽しんでいる様子をみて、「自分も学生時代にしかできないことをやりたい」と
 いう思いが募り始めていた1回生の11月、基礎演習が同じで少林寺拳法部へ入部して
 いた友人から、「少林寺拳法部に興味ない?」と声をかけてもらい、見学に行くことに
 なりました。練習の様子を見ていると、昔やっていた空手に近いことに気づき「自分
 にもできるかも」と感じ、体験期間を経て正式に入部しました。
 突き・蹴りなどの基本的な動きは、空手も少林寺拳法も同じです。私の場合は、「動い
 ているうちに身体が思い出してきた」ようです。大学入学後しばらくは、授業が終わる
 とアルバイト中心の生活でした。そこに、少林寺拳法部で身体を動かすことが加わり、
 学生生活が楽しいものになりました。

 Q.少林寺拳法にはどのような種目がありますか?
 各有段者が出場する「○段の部」・黒帯を持っていない人たちが出場する「級拳士の
 部」があります。演武は、ひとりで攻防の型を演じる「単独演武」、ふたり一組で攻者
 と守者の役割を演じる「組演武」、6名一組で単独演武と組演武を組み合わせた演武を
 する「団体演武」があります。私は、黒帯は持っていません。ひとりで演武する「単独
 演武級拳士の部」に出場しています。演武の時間は1分~1分15秒。一瞬で終わって
 しまう短い時間のなかで、技の正確さ・スピード・美しさが審査されます。

 Q.少林寺拳法の試合に臨むときに、心がけていることを教えてください。
 私は、演武を始める前、ガチガチに緊張してしまうタイプです。できる限りリラックス
 するように、身体を動かし続けるよう心がけています。緊張しすぎると手汗や足汗を
 かいてしまい、演武中に滑る可能性もあります。いかにいつも通りにできるか、イメー
 ジトレーニングを重ね、平常心を保つようにしています。
 

 Q.世界大会出場を決めるまでには、どのような大会に出場されたのでしょうか。
 まず各都道府県大会へ出場します。そこで1位・2位の選手が全国大会へ出場でき、全国
 大会の上位3名が世界大会に出場することができます。
 私は、2015年11月から少林寺拳法を始めました。半年ほど経った2016年5月、まだ自分
 自身の能力がどれくらいあるのか、よくわからないなかで「少林寺拳法京都府大会」に
 出場しました。「京都府大会 単独演武男子級拳士の部」で優勝し、全国大会への切符
 を手にしました。優勝が決まったときは、嬉しさよりも驚きのほうが大きかったです。
 そして、昨年10月に行われた「少林寺拳法全国大会」で3位となり、カリフォルニアで
 開催される「少林寺拳法世界大会」出場を決めました。世界大会出場決定はとても
 嬉しく、他の部員も私以上に喜んでくれていたように思いますが、「1位で世界大会
 出場を決めたかった」と悔しさも残る大会でした。その悔しさをバネに世界大会に挑む
 ことができました。
  
 (写真左)世界大会の会場前で大野助監督と
 (写真右)世界大会の会場の様子


 Q.世界大会の雰囲気を教えてください。
 「単独演武級拳士の部」は、今大会から採用されたため、出場者は8名でした。子供の
 頃から、空手やラグビーなどの試合を経験してきました。対戦相手はすべて日本人でし
 た。今回、周りは外国人ばかりという雰囲気に緊張しました。しかし、練習会場などで
 は和やかな表情の選手が多かったように思います。外国人特有の「試合の雰囲気も楽し
 む」という考え方を学ぶことができました。また、練習後に少しだけですが観光も
 でき、リフレッシュして試合に挑めたと思います。
  
 世界大会の舞台でも「練習どおりに・・・」と平常心を保つように心がけました

 Q.世界大会で優勝したときの気持ちを教えてください。
 ただただ、嬉しかったです。世界大会出場が決まってからは、1位を目指して練習して
 きました。今回、大野助監督が付きっきりで技などを教えてくださいました。試合直前
 にも「練習どおりのことができれば大丈夫!」と、力強く送り出していただきました。
 世界大会の各種目表彰は、全員の演武が終わるとその場で3位と2位が発表されます。
 そして、1位は全体の表彰式で発表されます。1位で名前を呼ばれたときは本当に嬉し
 かったです。表彰式後、大野助監督と抱き合って喜びました。
  
 (写真左)表彰式後に大野助監督と
 (写真右)大野助監督と抱き合う岩本さん

 Q.世界大会を経験し、少林寺拳法に対する考え方に変化がありましたか?
 今回の世界大会出場で積極性を学んだと思います。今までは、皆に合わせて練習する
 ような消極的なタイプでした。しかし、海外の選手たちは、疑問に思ったことは
 どんどん聞いて学んでいく、そんな姿を何度となく見ました。そのような選手たちに
 刺激を受け、帰国後は「更にうまくなるにはどうすればいいのか」と、今まで以上に
 考えるようになり、疑問に感じたことはコーチや他の部員などに積極的に聞くように
 なりました。
 また、周囲がやりたがらないことも率先して取り組んだり、困っている人に積極的に
 手を差し伸べるなど、今までは意識すらしていなかったことも「何か自分にできるの
 ではないか」と、考えるようになりました。少林寺拳法の教えである「人としての質」
 を考えるようになったと思います。

 Q.怪我の予防・注意していることを教えてください。
 最初の準備運動・柔軟などの時間をしっかり確保し、ケガの予防に努めています。
 立命館大学少林寺拳法部は、授業のある・なしにかかわらず、週3回、1日の練習時間は
 約2時間半です。前半は柔軟・全体練習を行い、後半はわかれて型の確認などを練習
 しています。

 Q.他大学との交流はありますか?
 春合宿は、少林寺拳法の総本山ある香川県で行ないます。全国の大学から集まり、
 一週間合宿を行ないます。一度に約30大学が集まりますので、全国の大学と交流できる
 期間であり、私たちも楽しみにしています。技に力をいれている大学、演武に力を
 いれている大学など様々な特色があり、多くのことを学ぶ場所となっています。1年前
 よりも成長した姿をみせられるように、日々の練習にも力が入ります。
 個人としては、今回の世界大会で同志社大学の方々と交流することができました。
 立命館大学からの出場が私ひとりだったため、同志社大学チームと一緒に行動すること
 になりました。大会前の練習もご一緒させていただき、ライバルであり、かつ心強い
 存在でした。

 Q.OB・OGの方々との交流はありますか?
 年に1度OB会があり、交流の機会をもっています。世界大会が終わるとすぐに、OBの
 方々にお祝いをしていただきました。多くの方々に世界大会優勝の報告をできたことが
 嬉しかったです。
 練習に参加いただくこともあります。胴着を着て帯を締めると学生時代を思い出される
 ようで、OB・OGの方々は私たちよりも活き活きとしていらっしゃいます。

 Q.注目の選手を教えてください。
 私と同じ、単独演武級拳士の部・源芽子さん(生命科学部2回生)です。少林寺拳法の
 センスがあると思います。身体の動き・技の精度を上げてもらいたいと願い、私が
 教えてもらったことはできるだけ彼女に伝えるようにしています。言葉で相手に伝える
 ことの難しさも実感しています。
 彼女の目標は学生の全国大会で1位になることだそうです。彼女が理解しやすいような
 説明を心がけ、是非目標を達成してほしいと思っています。

 Q.今後の目標を教えてください。
 今年10月頃に昇段試験(初段)を受ける予定です。合格すれば黒帯になり「級拳士の
 部」から「初段の部」に変わります。初段と言っても今までとはレベルが比べものに
 ならないほど高い環境に身を置くことになります。また、世界大会で優勝したことで、
 次回の大会からは皆さんの見る目も変わると感じています。「ああ、あの程度やった
 んか」と思われないように、必死に食らいついて結果を残したいと思います。
 次回の大会は、組演武で出場予定です。黒帯になると「単独演武」よりも「組演武」の
 出場者が多くなります。少林寺拳法部に入部してからずっと「単独演武」に出場して
 いましたので、「組演武」はとても新鮮です。相方と息を合わせて演武しないといけ
 ませんし、難易度も高いものになりますが、上位入賞を目指してがんばります。
 

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 「少林寺拳法を始めてもうすぐ2年ですが、練習のある日が楽しみです。誘ってくれた
 友人に感謝ですね」と、目を輝かせながら話してくださいました。まずは10月の初段
 合格を目指し、練習にも熱が入っています。岩本さんの挑戦は続きます。

▼編集後記▼

 今回は、株式会社TM Future代表取締役・公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル
 ・バスケットボールリーグ(Bリーグ)理事
竹内美奈子さん(法学部1983年卒・
 滋賀県出身)
をご紹介します。

 ~~~
 立命館大学卒業後、NECの人材開発部で10年間、技術者の育成を担当していました。
 「現場のことを知りたい!」という思いからSE職も10年間経験しましたが、様々な
 プロジェクトにかかわるなかで、改めて人材系の仕事への想いが募り、人事(採用)の
 職種に転職しました。日本の企業が「人」の力を組織に活かしきれていないことに
 気づき、「人」の持つ潜在的能力・持ち味を活かせる社会を目指したいと起業を決断、
 株式会社TM Futureを創業しました。創業5年目となる現在、「人」の能力を引き出し、
 組織の成長を支援する活動を行なっています。学生向け「キャリア形成教育」にも長年
 携わり、立命館大学でも、10年以上授業を行っています。
  
 (写真右)立命館大学での講義の様子

 人に関わる活動を行なう中で、2015年からは、ジャパン・プロフェッショナル・バス
 ケットボールリーグ(Bリーグ)理事を務めることになりました。就任のご依頼をいた
 だいたときは、バスケットボール未経験の私ができるのかと、とても悩みましたが、
 Bリーグの行動方針「BREAK THE BORDER(ブレイク・ザ・ボーダー)」、つまり「常識
 に捉われず、チャレンジしよう!」という言葉に背中を押され、お引き受けすることに
 しました。現在は、組織づくり・人財育成をメインに担当しています。選手をはじめ、
 Bリーグに関わる全ての方々の「人づくり」が使命だと考えています。
 BリーグはJリーグと同様、地域密着型のスポーツです。選手も地域に愛される存在に
 なってほしいと考え、研修会ではプロとしてのオフザコートでの立ち振る舞いや意識を
 変えることも含めて伝えています。また、バスケットボールが「社会にどのような
 価値を提供できるのか」を一緒に考えていきたいと思っています。
  
 (写真左)日本バスケットボール協会エグゼクティブアドバイザー・川淵三郎様と
 (写真右)Bリーグ選手研修の様子


 2016年のBリーグ開幕シーズンは、「派手でなく“ド派手”」な演出で観客の皆さんを
 驚かせました。2シーズン目を迎える今年は、フェアプレーやファインプレーなど選手
 たちの素晴らしい活躍に加え、エンターテイメントの質も更に上げていきたいと思って
 います。そして、Bリーグの活性化が、世界と戦う代表チームの強化にも繋がると確信
 しています。選手の迫力あるプレーやアリーナでの一体感を実際に是非味わって
 ください。

 ~~~
 東京校友会会長も務める竹内さん、「全国各地のBリーグ観戦の際に、その地の校友
 会の方々とお会いすることも楽しみのひとつになっています」と、話してください
 ました。昨年は、滋賀や北海道の校友会の方々にお声かけをされ、一緒に観戦し大いに
 盛り上がったそうです。
  
 (写真左)北海道の校友会の皆さんとレバンガ北海道の試合を観戦
 (写真右)滋賀県の校友会の皆さんと滋賀レイクスターズの試合を観戦


 Bリーグ2017-2018シーズンは、9月29日(金)から開幕します。
 立命館大学出身で、Bリーグで奮闘する選手たちもご紹介します[9月22日現在]。
 <B1リーグ>
 西宮ストークス・石塚裕也選手(経営学部2017年卒)
 <B3リーグ>
 埼玉ブロンコス・上田雅也選手(スポーツ健康科学部2016年卒)
 豊田合成スコーピオンズ・山下貴哉選手(理工学部2015年卒)
 立野俊史選手(理工学部2016年卒)

 比較的ルールがわかりやすく、試合展開が早く、ゴールを決めた瞬間のアリーナの
 盛り上がりは最高です。是非、お近くのアリーナに足を運び、地元のクラブを応援
 してください。

 Bリーグ公式ホームページ≫

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第126号読者プレゼント▼

 今回は、「白川静先生の古代文字クリアファイルと立命館ステッカーのセット」
 5名様にプレゼントします。是非ご応募ください。
 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:10/9(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼125号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 125号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・M.Fさん          (東京都) ★
 ★・くろごまさん       (北海道) ★
 ★・齋藤徹さん        (島根県) ★
 ★・イナイナ神戸さん     (兵庫県) ★
 ★・ソフトテニス_矢板03さん(栃木県) ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は10月13日(金)です。お楽しみに。
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