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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.153】

立命館CLUB【VOL.153】

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■□■ 2018.12.14 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

今年も残りわずかとなりました。2018年は、どのような1年だったでしょうか。立命館CLUBは、今号が今年最後の配信です。よいお年をお迎えください。来年は1月11日(金)からのスタートです。お楽しみに。
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さて、横浜DeNAベイスターズ 東克樹投手(文学部2018年卒)セントラル・リーグ新人王(最優秀新人賞)を獲得しました!11月27日(火)、「NPB AWARDS 2018 supported by リポビタンD」が東京都で開催され、投票総数294票のうち290票を集めました。1年目の今シーズン、24試合に登板し11勝5敗・防御率2.45の成績を残し、勝利数チームトップ・防御率リーグ2位と先発ローテーションを支えました。

12月2日(日)、大阪・万博記念競技場にて、「全日本大学アメリカンフットボール選手権西日本代表校決定戦(WESTERN JAPAN BOWL)」が行われました。2週間前の雪辱を果たすべく、甲子園ボウル出場をかけた関西学院大学との再戦でしたが、残り時間2秒からのフィールドゴールで劇的な逆転を許し、19-20で敗れました。残念ながら、甲子園ボウル出場を果たすことができませんでした。パンサーズへの熱いご声援、ありがとうございました。

また、11月23日(木・祝)、神戸市王子スタジアムにて、「第49回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会 関西地区決勝」が開催されました。立命館宇治高校は、箕面自由学園(大阪府)を18-13で下し関西地区で優勝、5年ぶり3度目のクリスマスボウル出場を決めました。クリスマスボウルは、12月24日(月・祝)13時~ヤンマーフィールド長居にて、佼成学園高等学校(東京都)と対戦します。ご声援、よろしくお願いします。
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今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「超特撰白雪純米大吟醸必勝の酒 勝馬米&大阪いばらきキャンパス開設記念『枡』のセット」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】学校法人立命館総長に仲谷善雄教授の就任が決定

学校法人立命館は、2018年11月30日(金)の理事会において、総長に仲谷善雄立命館大学情報理工学部教授(学校法人立命館副総長・立命館大学副学長)の就任を決定しました。任期は、2019年1月1日から2022年12月31日までの4年間です。
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また、下記のとおり、副総長の選任が行われました。
 <副総長>
 立命館大学副学長を担当する者 3人[理事]
  教学・大学院担当 上野隆三

  学生・入試・一貫教育担当 伊坂忠夫

  研究・学術情報・国際連携・男女共同参画担当 松原洋子

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【2】モロッコ王女、モハメッド6世環境保護財団代表 ララ・ハスナ氏に名誉博士号を贈呈

立命館大学は、11月27日(火)、モロッコ王女でモハメッド6世環境保護財団代表のララ・ハスナ氏に名誉博士号を贈呈しました。ララ・ハスナ氏は、幼少期より環境問題に関心が高く、数々の環境保護・環境教育の事業を立ち上げ精力的に取り組まれてきました。海岸の美化・保全をはじめ、大気汚染や気候変動問題など、多岐にわたる実践的な環境保護活動に尽力されています。また、子どもや若者への環境保護教育にも注力されるとともに、社会問題・環境問題を解決できる次世代のリーダーシップ育成においても成果をあげられています。こうした同氏の活動は国際的に高く評価されています。
日本とモロッコは、2016年に外交関係樹立60周年を迎えました。同氏が展開されてきた多方面にわたる国際的な連携への取り組みは、日本とモロッコ、また本学とモロッコの教育機関との友好・連携の礎となるものです。同氏が展開されている世界的な環境保護活動、日本とモロッコの友好関係構築へのご尽力、そして本学や立命館アジア太平洋大学が展開する国際協力や人材育成へのご理解を踏まえ、今回の名誉博士号贈呈の運びとなりました。

詳細はコチラ≫

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【3】オーストラリア国立大学Wesley学群長ご一行が立命館を来訪

11月29日(木)、オーストラリア国立大学(Australian National University, ANU)のMichael Wesley Asia and the Pacific学群長、John Blaxland教授をはじめとするご一行が立命館大学朱雀キャンパス、大阪いばらきキャンパスを来訪されました。仲谷善雄・学校法人立命館副総長、金山勉・グローバル教養学部設置準備委員会事務局長(2019年4月1日よりグローバル教養学部学部長)などが懇談、2019年4月の学部開設に向けて立命館大学に着任したANUプログラムコンビーナーのChristopher Hobson准教授も同席されました。
懇談では、現在の状況を報告、開設に向けて順調に進んでいることの共有がなされました。これまでの協力関係を基盤として、両大学における今後の連携体制をさらに緊密なものとしていくことについても改めて確認されました。
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【4】日本拳法部女子第63回全日本学生拳法選手権大会 初優勝

11月25日(日)、「第63回全日本学生拳法選手権大会試合」がエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催され、立命館大学日本拳法部が女子トーナメントで初優勝を飾りました。
今大会には全国26大学24チームが参加、各チーム3名の選手が順番に試合を行う「3人制対試合」で争われました。決勝では7連覇中の関西大学と対戦、先鋒が初戦を制するも中堅が惜敗し、1勝1敗の展開となり、勝負の行方は大将戦に委ねられました。大将の坂本佳乃子選手(産業社会学部1回生)は、開始30秒で面突きで一本を先取、その勢いのまま二本目も取って勝利を飾り、チームを優勝に導きました。
また、岡崎慧選手(産業社会学部4回生)が女子最優秀選手に選ばれました。
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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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【1】[@滋賀][有料][要事前申込]
第16回草津漢字探検隊「古代文字をスクラッチ」

漢字を作った中国の古代人が亀の甲羅や獣の骨に文字を刻んだように、レインボーシートをスクラッチして疑似体験をしてみましょう。

[日 時]1月20日(日) 第1部 10:00~12:00
             第2部 14:00~16:00

[場 所]草津市立市民交流プラザ(草津市野路一丁目15番5号 フェリエ南草津5階)
[参加費]500円
[定 員]各部40名(先着順)

お申込はコチラ≫

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【2】[@京都][無料][要事前申込]
京都教育懇話会<日本の未来と人づくり>「激変の国際情勢を読み解く ~グローバル社会が求める新たな人材像~」

世界中に広がるグローバル化やAI・デジタル革命などの影響を受け、政治、経済や社会のトレンド(趨勢)が劇的に変化する中、ポスト平成時代の2019年が幕開けします。今回、元外務事務次官で立命館大学客員教授の薮中三十二氏をゲストに招き、「激変の国際情勢を読み解く~グローバル社会が求める新たな人材像~」と題して開催します。

[日 時]1月21日(月)18:30~20:30(予定)
[場 所]立命館朱雀キャンパス1階 多目的室
[入場料]無料
[定 員]100名(先着順) ※申込締切:1月17日(木)17:00


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【3】[@東京][無料][要事前申込]
農業・食品産業技術総合研究機構/立命館大学共催シンポジウム
「農業革新~自動化・ロボット化は何をもたらすのか?」


人口減少が進む日本の地方において、農業の競争力を高めるとともに、魅力ある産業へと進化させるために、自動化やロボット化への期待は非常に大きくなっています。今回、その研究開発の背景と現状を広く知っていただくために、シンポジウムを企画しました。

[日 時]1月23日(水)12:00~
[場 所]ステーションコンファレンス東京602(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー6階)
[参加費]無料
[定 員]260名(先着順)

お申込みはコチラ≫

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【4】[@京都][無料][申込不要]
 土曜講座「近代化・洋装化社会でのきもの文化・ビジネスを考える」

[日 程]
1月12日(土)14:00~16:00
「近代以降のコンタクト・ゾーンにおけるキモノ文化」
(鈴木桂子・立命館大学衣笠総合研究機構教授)
1月19日(土)14:00~16:00
「近代日本のきもの文化 ―身装文化デジタルアーカイブにみる文化変容」
(高橋晴子・国立民族学博物館人類基礎理論研究部外来研究員)
1月26日(土)14:00~16:00
「現代におけるきものビジネスとユーザー変化」
(吉田満梨・立命館大学経営学部准教授)
[場 所]立命館大学末川記念会館講義室
[参加費]無料

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@大阪][有料][申込不要]
ラグビー部「第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会」明治大学戦

昨年の大学選手権の雪辱を果たすため、全力で戦います。応援よろしくお願いいたします。

[日 時]12月16日(日)14:05~
[場 所]キンチョウスタジアム(大阪市東住吉区長居公園1‐1<長居公園内>)
[入場料]一般 2,000円 小・中・高生800円
  立命館大学生チケット無料DAYを開催。学生証を必ずご提示ください。
  立命館大学生チケット無料DAY詳細はコチラ≫

詳細はコチラ≫
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【2】[@東京][有料][申込不要]
ホッケー部(男子)「高円宮牌2018ホッケー日本リーグ 男子」

前日の準決勝、岐阜朝日クラブ BLUE DEVILS 対 LIEBE栃木の勝者との対戦です。
シーズンを締めくくる大会で日本一を目指します。

[日 時]12月23日(日)13:50~ 
[場 所]駒沢オリンピック公園総合運動場(東京都世田谷区駒沢公園1-1)
[入場料]一般・大学生2,000円 高校生1,000円 中学生以下無料

詳細はコチラ≫
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【3】[@静岡][無料][申込不要]
女子陸上競技部「2018 全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)」

立命館大学女子陸上競技部は、大会6連覇に挑みます。

[日 時]12月30日(日)10:00~
[場 所]富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場(7区間43.4km)
[入場料]無料
[その他]フジテレビ系列全国生中継
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【4】[@大阪][有料][申込不要]
立命館大学混声合唱団メディックス「第55回記念定期演奏会」

今回は、日本民謡のアラカルトステージに加え、OB・OG合同ステージもあります。メディックスらしい、美しいハーモニーをお楽しみください。

[日 時]12月15日(土)15:00開場 15:30開演
[場 所]大阪いばらきキャンパス いばらきフューチャープラザ2階 グランドホール
[入場料]500円
      ※当日券には限りがございます。
      ※未就学児のご来場はご遠慮ください。
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【5】[@京都][有料][申込不要]
立命館大学交響楽団「第120回記念定期演奏会」

指揮・阪哲朗氏、ヴァイオリン・植田リサ氏、オルガン・追中宏美氏を迎えての定期演奏会です。

[日 時]12月21日(金)18:00開場 19:00開演
[場 所]京都コンサートホール大ホール(京都市左京区下鴨半木町1-26)
[入場料]前売券700円 当日券1,000円(全席自由)
     ※未就学児のご来場はご遠慮ください
 
チケットの購入はコチラ≫

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その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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 第124回 輝く学生インタビュー
  「学校へ行く」を当たり前に -カンボジアの子どもたちの可能性を広げる-
                          国際協力団体IROHA
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、国際協力団体IROHA代表・河合俊尚さん(経済学部3回生・愛媛県出身)です。カンボジアでのボランティア活動への想いを伺いました。
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Q.国際協力団体IROHAについて教えてください。
IROHAは、カンボジアで教育支援を行うボランティアサークルです。2009年10月に発足し、2010年にカンボジア北部のストゥントレン州オースヴァイ村に中学校を建設して以来、この学校の支援を行っています。創設者の千葉慎也さんがカンボジアを訪れた際、就学・進学機会に恵まれない子どもたちのことを知り「カンボジアの子どもたちの将来の可能性を広げたい」という想いを抱き、学校建設の募金活動と継続支援のために、この団体を設立したと聞いています。主な活動として、週一回ミーティングを実施し、毎週の募金活動とチャリティーイベント(フットサル大会など)を企画して資金調達を行い、年2回、春休みと夏休みに現地を訪問しています。
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ミーティングと募金活動の様子

Q.支援の内容について教えてください。
現在は、子どもたちの学びに必要な教材などを調達するための継続的な経済支援を行っています。また、職業体験も実施しています。現在支援している学校のある村から街までは、車で1時間はかかるので、ほとんどの子どもは街まで行ったことがありません。子どもたちに「知っている職業は何ですか?」と聞いても、片手で数えられる職種しか出てきません。将来なりたい職業についても90%の子どもが先生・医者・警察官を挙げました。本当に興味があるのかも知れませんが、そもそも知っている職種が少ないのです。子どもたちの視野を広げようと、レストラン・消防署・高校などと協力して職業体験を実施しています。
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(写真左)職業訓練企画
(写真右)学生による特別授業

Q.どんなメンバーが集まっていますか?サークルの雰囲気などを教えてください。
とにかく熱い人が多いと思います。最初から「海外ボランティアをしたい」という想いで入ってくるメンバーがたくさんいますし、自分なりの芯や軸をもって活動しているメンバーが多いですね。自分のように、「とりあえずボランティアがしたい」というメンバーもいますが、実際に活動をしていく中で活動に対する想いが高まっていく感じです。
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Q.一度の派遣には何名程度が参加しますか?
約50名です。途中から合流するメンバーもいるので、現地で50名を越える場合もあります。支援先の村への滞在は実質5~6日間程度です。次の支援内容を検討するための現地調査なども行います。アンコールワットなど、カンボジアの有名な観光名所へ行くことも楽しみのひとつです。
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アンコールワットにて

Q.春・夏と続けて渡航されるメンバーも多いのですか?
そうですね。はまっている人は何回でも現地に行きます(笑)。他の活動や資格の勉強をしているメンバーもいますので、参加はメンバーの自主性を尊重しています。

Q.現地の子どもたちの反応はどうでしょうか?
自分たちは、良い面しか聞いていないのかも知れませんが、感謝していただいているというか、良い反応が返って来ているのではないかと思っています。遠く離れた国・日本から来たということに対して子どもたちが「おー来てくれたの!」という反応が多くて。もう何回も行っていますので、顔も覚えてくれて、遠くからダッシュで迎えに来てくれるようになりました。みんなからは「トシ」と呼ばれていて、着いた途端に「トシ、サッカーしよう」ですから、ほんと嬉しくなります。また、村の人にもヒアリング調査と言う形で話を聞きますが、「中学校を作ってくれてありがとう」と毎回言ってくださいます。これまで活動を続けてよかったと思うと同時に、「これからも継続的な支援を続けたい」と決意を新たにしました。
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Q.現地への訪問に参加したメンバーの感想はどうですか?
とても刺激を受けているのではないかと思います。自分もそうでしたが、帰ってきてまだ1週間も経っていないのに、インスタグラムやツイッターで「カンボジアに行きたい!」とつぶやいています(笑)。実際、そういうメンバーがサークルの中心になって、ミーティングでも自分の考えをどんどん言ってくれるようになります。特に後輩の成長はサークルにとってとても大切なことだと思っています。

Q.支援先を拡げられていると伺いました。
これまでの継続的な支援が成果を上げ、高校への進学率も高い水準に達したので、この学校での支援目標は達成したと思っています。そこでメンバーとも議論を重ねた結果、「教育環境に恵まれない子どもたちにもっと多くの安心を届けたい」という結論に至り、この学校以外にも支援の目を向けることになりました。そして現地で知り合った先生の紹介もあり、タケオ州ドンパー村の学校を新たな支援先にしました。現在校舎の老朽化が著しく、屋根に穴が空いていて、雨季には雨漏りがするという状況です。そのため、校舎修復に向けて日本国内で募金活動を始めています。
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新しい支援先の学校

Q.河合さんが入部されたきっかけについて教えてください。
大した理由はなく、話すのも恥ずかしいのですが・・・。小学校から高校まで、ずっと野球をしてきたので、大学でも野球を続けようと思っていましたが、1年間の浪人生活で太ってしまって走れなくなって諦めました(笑)。「何かないかな」と考えていたときに、知っている先輩がたまたまこの団体に入っていて、一度ミーティングに参加させてもらいました。スポーツなどと違って過去の経験が問われないこともあり入部を決めました。ですから、最初から「カンボジア大好き」という人間ではありませんでした(笑)。毎日が凄く充実していますが、引退まであと2~3週間です・・・。入部してからいろいろな経験をしました。抽象的な言い方になりますが、「世界観や人生が変わったな」とすごく思います。
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昨年の冬

Q.これまでの活動のなかで、印象に残っているエピソードを教えてください。
カンボジアのことが好きになり過ぎて、昨年の冬休み、次の渡航の春まで待ちきれず、団体の活動とは別に仲の良い先輩と二人で現地の村を訪問しました。現地の先生ともじっくり話をすることができ、現状では生徒が実習で使うパソコンや英語の辞書など、生徒の学びに直接関わるものが相当数不足していて、その改善に向けて切実な想いを持たれていることがわかりました。調査活動を通じて一定程度は把握していたのですが、いつも以上に密なコミュニケーションをとったことで現地のニーズの優先順位がわかりました。それを受けて、今年の訪問では日本で中古のパソコンを11台調達して現地に寄付をしたところ、大変喜んでいただきました。
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寄贈したパソコンでタイピングを練習する子どもたち

Q.来年からカンボジアに留学されると伺いました。意気込みを教えてください。
大学を休学し、現地の語学学校に通いながら、カンボジアの現状と今後必要な支援について深めていきたいと思います。国連やJICAはもちろんNGOやボランティア団体など、カンボジアを支援している団体はたくさんありますが、「現地のニーズと支援内容にミスマッチがあるんじゃないか?」と思うことがあります。例えば、IROHAが発足した頃は、そもそも学校の数が不足していたため、学校建設というハード面での支援が主流でした。しかし現在では、それらの学校を支える教職員や教材が不足し、運営面に支障のある学校は2,000校にのぼると言われ、ソフト面の整備と維持が課題となっています。必要な支援は時代によって変わります。現在のカンボジアにとって本当に必要な支援は何かを学びたいと思っています。

Q.ちなみにカンボジアで一番美味しかった食べ物は何ですか?
伝統料理のアモックというココナッツカレーが一番好きで、訪問したときは毎回必ず食べています。日本でも食べたくなりますが、調味料が日本とは全く違うため、作ることはとても難しいです・・。現地では野菜や肉などの具材を入れればアモックを簡単に作れる専用のパウダーが売っているので、毎回それを買って帰ります。ただ、家族もほとんど食べないので、結局自分だけが食べています(笑)。
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カンボジアの伝統料理アモック(ココナッツカレー)

Q.休日の過ごし方を教えてください。
団体の代表をするようになってからは人脈もちょっと広がり、同じく学内の国際協力団体の「関西あおぞらプロジェクト」など別の学生団体のミーティングに参加したり、催し物に参加したりしています。他の人よりはカンボジアをはじめ海外について、調べたり考えたりする時間が多いかと思います。また、家の近所にカンボジア人の留学生が住んでいますので、カンボジア語を教えてもらったりしていますよ。日本語にはない発音がとても多くて、辞書だけでは勉強を進めるのにも限界があるのでとても助かっています。

Q.どんなときに一番リラックスしますか?息抜きの方法を教えてください。
良い香りのするアロマキャンドルが好きです。夜にロウソクに火を点け、香りを楽しみつつくつろいでいます(笑)。無印良品で36個くらい入って500円で買えますよ。

Q.将来の夢・卒業後の進路についてどのようにお考えですか?
JICAなどの支援機関をはじめ、そういった分野に進みたいと思っています。また、直接仕事として関わらなくても、日本で働いて得た収入でカンボジアをはじめとした途上国の支援がしたいと思っています。
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~~~~
いかがでしたでしょうか。
「カンボジアの人は親しみやすく、すぐ友だちになれる」と語る河合さん。Facebookの友だちの半分はカンボジア人だそうです。現在は留学に向けてカンボジア語を猛勉強中。「日本語の母音はアイウエオの5種類ですが、カンボジア語は36種類もあり、発音と聞き取りがとても難しい」と勉強の悩みも語ってくださいました。子どもたちの笑顔のために、河合さんをはじめ、国際協力団体IROHAの挑戦が続きます。

▼編集後記▼

今回は、Rikkeisoft代表取締役会長 タ・ソン・トゥンさん(情報理工学部2011年卒・ベトナム出身)をご紹介します。

ITに興味を持ち、「いつかIT先進国に留学したい」という思いを胸にハノイ工科大学に進学。ハノイ工科大学在学中に国際協力機構(JICA)のIT人財育成プログラムの1期生として、立命館大学情報理工学部に留学が決定、タ・ソン・トゥンさんが来日したのは2009年でした。

立命館大学で2年間、ITの技術や知識を学んだ後、ベトナムに戻り、国内最大手のIT企業に就職。日本語も英語もでき、プログラミングの技術も持つエンジニアとして、プロジェクトマネージャーとして活躍後、2012年、Rikkeisoft(リッケイソフト)をベトナムで設立しました。社名の「Ri(リ)」は立命館大学に由来しています。当初、4名だったスタッフも今では600名以上(2018年12月現在)に増え、2016年には日本法人も立ち上げました。

そんなタ・ソン・トゥンさんの紹介動画、「メイド・イン・ベトナムが世界を変える」が11月1日(木)からYouTubeにて公開されています。ベトナムでも注目の若手起業家のメッセージを是非ご覧ください。

「メイド・イン・ベトナムが世界を変える」


(立命館CLUB事務局 坂東)

▼第153号読者プレゼント▼

今回は、「超特撰白雪純米大吟醸必勝の酒 勝馬米&大阪いばらきキャンパス開設記念『枡』のセット」2名様にプレゼントします。

久保幹・立命館大学生命科学部教授の分析により、競走馬からの馬有機堆肥は、非常に良好な成分を含有する良質な堆肥であることがわかりました。その馬有機堆肥を惜しみなく使い、肥沃な水田で栽培された勝馬米からつくられたこだわりの逸品です。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:1/7(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼152号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。
152号の読者プレゼント当選者の発表です。 
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・山本 いづみさん   (京都府) ・小堂達哉さん  (東京都)
・rui_papa_fenさん(香川県) ・なっちゃんさん (愛媛県)
・Ham156さん       (滋賀県) ・かねごんさん  (宮城県)
・さちよさん          (兵庫県) ・Kさん      (兵庫県)
・おあつさん    (広島県) ・波多野美香子さん(岐阜県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は1月11日(金)です。お楽しみに。
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※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象について、立命館大学では一切の責任を持ちません。

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■■ 〒604-8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地
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■■ FAX:075-813-8119
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