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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.138】

立命館CLUB【VOL.138】

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.138━━━
 ■□■ 2018.4.13 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。


 今年も、立命館大学の各キャンパスでは桜が咲き誇っていました。
  
 (写真左)衣笠キャンパスの至徳館(旧中川会館)と充光館の間
 (写真右)びわこ・くさつキャンパスのクインスタジアム横


 さて、4月2日(月)、京都市勧業館みやこめっせにて、「2018年度立命館大学・大学院
 の入学式」
を挙行しました。学部・研究科ごとに行われ、4回合計約8,000名の新入生が
 出席しました。式典に先立ち、卒業生や在校生からのウェルカムメッセージを放映、
 歌手の倉木麻衣さん(産業社会学部2005年卒)や元飛び込み選手の瀬戸優佳さん
 (旧姓:馬淵/スポーツ健康科学部2017年卒)から、新入生へお祝いの言葉が贈られ
 ました。第1部入学式典は立命館大学混声合唱団メディックスの校歌斉唱で始まり、
 続いて吉田美喜夫・立命館大学長が式辞を述べ、新入生代表が挨拶を行ないました。
 第2部の新入生歓迎セレモニーでは、立命館大学放送局(RBC)の司会のもと、立命館
 大学のクラブ・サークルを紹介。最後は立命館大学応援団を中心に会場全体で応援歌
 「グレーター立命」を歌唱し、入学式は幕を閉じました。
  

 4月7日(土)、福岡にて、「全日本選抜柔道体重別選手権大会」が開催され、
 女子70kg級に大野陽子選手(産業社会学部2012卒)が出場。決勝戦では、昨年世界
 女王の新井千鶴選手に一本勝ちし、初優勝しました。この結果、9月にアゼルバイ
 ジャンで開催の「世界柔道選手権大会」への出場が決定しました。

 さらに、横浜DeNAベイスターズ・東克樹投手(文学部2018年卒)が開幕ローテーション
 入りを果たし、4月5日(木)の阪神タイガース戦にプロ初登板。7回6安打1失点の力投
 を見せましたが、惜しくも負け投手になりました。プロ2度目のマウンドは、中6日の
 4月12日(木)、読売ジャイアンツ戦。1回に3点を失うも追加点を許さず5回1/3を6安打
 3失点に抑え、プロ初勝利を挙げました。

 山崎有恒・立命館大学文学部教授が、以下のテレビ番組に出演します。
 是非ご覧ください。

 ◆林修の今でしょ!講座
 [日 時]4月17日(火)19:00~21:48 ※テレビ朝日系 全国24局ネット
 [テーマ]「今年は明治150周年!今の日本をつくった明治の偉人」講座

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、「立命館オリジナル Dr.GRIP多色ボールペン」です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】立命館大学ベトナム事務所を開設~海外4拠点体制に~

 3月28日(水)、ベトナム(ハノイ)に「立命館大学ベトナム事務所」を開設しました。
 これまでに英国(ロンドン)・インド(ニューデリー)・中国(北京)に海外事務所を
 開設し、外国人留学生の募集、海外の教育研究機関・国際機関との連携、世界の高等
 教育および先端研究にかかわる情報収集などを進めてきました。今回、ベトナム国内の
 高等教育機関が集中するハノイ市に拠点を構えることで、政府系機関などとの緊密な
 ネットワークの構築、ベトナムからの留学生受入の拡大、日系企業やベトナムを拠点に
 活躍する校友とのネットワーク強化などに取り組みます。これらの活動を通じ、ASEAN
 地域における本学の更なるプレゼンス向上とブランド力形成を目指します。

 名 称:立命館大学ベトナム事務所(Ritsumeikan University Vietnam Office)
 所在地:9th Floor, Block A, Department of International Affairs, Foreign
     Trade University, 91 Chua Lang St, Dong Da, Hanoi, Vietnam

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 【2】国家公務員総合職試験・司法試験・公認会計士試験合格者数 西日本私立大学1位

 2017年度の難関試験3部門の合格者数において、西日本私立大学1位(国家公務員総合職
 試験36名、司法試験21名、公認会計士試験31名)を達成しました。3部門そろっての
 1位は本学初となります。立命館大学では、1992年に資格取得や難関試験合格を目指す
 学生の学習サポートやその後のキャリアを見据えた進路・就職支援を行う機関として
 エクステンションセンターを設置、資格取得のサポートに力を注いでいます。難関試験
 対策を専門学校などに任せる大学が多いなか、学生の要望・動向を的確に捉え、それを
 反映させた企画運営や、奨学金制度の充実などを含めたきめ細かな取り組みを行って
 きたことが、今回の好結果に繋がりました。
 

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 【3】衣笠キャンパスの存心館・興学館を全面改修

 3月27日(火)、存心館・興学館の全面改修が完了しました。存心館は1981年に建設、
 時計台を備えた外観は、衣笠キャンパスのシンボルにもなっています。今回の改修
 では、建物の外観はそのままに、全般的なアメニティの向上、アクティブラーニング
 の一層の高度化などを図りました。教室エリアには法廷教室をはじめ、学生と教員、
 学生同士の双方向の学びを促すアクティブラーニング型の教室を設置、ラーニング・
 コモンズエリアは個人の学びと集団的な学び合いの共存・循環を目指した空間となって
 います。学生食堂エリアは2017年11月にオープン、和と落ち着きをコンセプトに、食堂
 機能だけでなく語らいの場としても活用されています。興学館は、従来のエクステン
 ションセンターの自習室に加え、新たに小教室を設置しました。
  
 (写真左)リニューアルした存心館地下食堂
 (写真右)ラーニング・コモンズ「ろこも(Law Commons Square)」


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 【4】Beyond Borders Plazaを3キャンパスに同時開設

 4月2日(月)、各キャンパスにグローバルコモンズ「Beyond Borders Plaza(以下、
 BBP)」を開設しました。BBPは、留学生と日本人学生が国境・文化・言葉・価値観など
 様々な壁を超えた繋がりを生み出し、共に学ぶための拠点です。国際交流や言語学習の
 機能を備え、学生たちが主体的にグローバルな素養を高めることを目指しています。
 専門教員が個別に海外留学や語学学習のアドバイスを行う「BBPサポートデスク」、
 外国語教員が会話レッスンを行う「コミュニケーションルーム」なども設けました。
 今後、BBPではそれぞれのキャンパスの特性を活かした支援を展開していきます。
  
 

 詳細はコチラ≫

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 【5】立命館慶祥高校2年・竹田晴輝さんが科学地理オリンピック日本選手権で
    金メダルを獲得


 「第12回科学地理オリンピック日本選手権兼第15回国際地理オリンピック選抜大会」
 において、立命館慶祥高校2年生の竹田晴輝さんが金メダルを獲得しました。地理
 オリンピックは、単に知識を問うだけではなく、「場所ごとの特殊性・独自性を発見
 する力」、それを「的確に表現する力」が問われます。英語による出題もあり、語学力
 も試されます。竹田さんは過去に同大会で銀メダルを獲得、更なる高みを目指して挑戦
 を続けてきました。高校2年生から地理Bを選択し、本格的な地理の学習も開始、専門性
 に磨きをかけ見事金メダルに輝きました。
 

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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 【1】[@大阪][有料][要事前申込]
  立命館アカデミックセンター主催「おとなの学び舎‘18春」

 [日 時]◆4月18日(水)・5月16日(水)・6月20日(水)14:00~15:40
      「現代世界におけるイスラームを考える」
      (末近浩太・立命館大学国際関係学部教授)
      ◆4月19日(木)・5月17日(木)・6月21日(木)14:00~15:40
      「海を渡った『きもの』文化」
      (鈴木桂子・立命館大学衣笠総合研究機構教授 立命館大学アート・
       リサーチセンター副センター長)
      ◆4月26日(木)・5月24日(木)・6月28日(木)14:00~15:40
      「『論語』を読む」
      (加地伸行・立命館大学白川静東洋文字文化研究所研究顧問)
      ◆5月11日(金)・6月1日(金)14:00~15:40
      「『食』から読み解くヨーロッパの歴史」
      (南直人・立命館大学食マネジメント学部教授)
      ◆5月15日(火)・6月19日(火)14:00~15:40
      「宰相の系譜~近代日本の『かたち』を築いた政治家たちの面影~」
      (鵜養幸雄・立命館大学公務研究科教授)
      ◆6月8日(金)14:00~15:40
      「一気通貫!日本史講座~『学校日本史』はどのように教えられて
       来たか~」
      (高杉巴彦・池坊短期大学学長 立命館大学国際平和ミュージアム元館長)
 [場 所]立命館大阪梅田キャンパス(大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル)
 [受講料]1回あたり:1,700円
 

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][申込不要]
  土曜講座「ゲームと世界」

 [日 時]◆5月12日(土)14:00~16:00
      「ゲームと中国」
      (中村彰憲・立命館大学映像学部教授)
      ◆5月19日(土)14:00~16:00
      「ゲーム教育と国際交流」
      (Jeremy White・立命館大学情報理工学部准教授)
      ◆5月26日(土)14:00~16:00
      「日本のゲーム文化と世界?浮世絵からマリオまで」
      (細井浩一・立命館大学映像学部教授)
 [場 所]立命館大学末川記念会館講義室
      ※5月12日の会場は以学館2号ホールです
 [受講料]無料

 詳細はコチラ≫

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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@滋賀][有料][申込不要]
  硬式野球部「平成29年度関西学生野球連盟 春季リーグ戦」関西大学戦

 [日 時]4月21日(土)10:30~
       4月22日(日)13:00~

 [場 所]皇子山球技場(滋賀県大津市御陵町4-1)
 [入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@兵庫・京都][無料・有料][申込不要]
  サッカー部「第96回関西学生サッカーリーグ(前期)」

 ◆桃山大学戦
 [日 時]4月15日(日)14:00~
 [場 所] 三木総合防災公園陸上競技場(兵庫県三木市志染町三津田1708)
 [入場料]無料

 ◆大阪体育大学戦
 [日 時]4月18日(水)15:30~
 [場 所] 西京極総合運動公園陸上競技場(京都市右京区西京極新明町)
 [入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@大阪][無料][申込不要]
  相撲部「第6回国際女子相撲選抜堺大会」
 
 今年度の初戦、個人戦の連覇・団体戦の3連覇がかかります。世界の強豪選手相手に
 迫力ある試合が繰り広げられます。

 [日 時]4月15(日)10:00~
 [場 所]堺市大浜公園相撲場(堺市堺区大浜北町5-7-1)
 [入場料]無料

 詳細はコチラ≫

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 【4】[@広島・大阪][有料][申込不要]
  ホッケー部(女子)「高円宮牌2018ホッケー日本リーグ女子」

 1勝1敗で迎える第2節。1戦目は、昨年優勝のソニーHC BRAVIA Ladies戦です。

 ◆ソニーHC BRAVIA Ladies
 [日 時]4月14日(土)12:40~
 [場 所]広島広域公園第二球技場(広島市安佐南区大塚西五丁目)
 [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 ◆天理大学ベアーズ
 [日 時]4月15日(日)11:00~
 [場 所]広島広域公園第二球技場(広島市安佐南区大塚西五丁目)
 [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 ◆コカ・コーラ レッドスパークス
 [日 時]4月21日(土)14:50~
 [場 所]立命館大学OICホッケー場(茨木市岩倉町2-150)
 [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 ◆聖泉大学
 [日 時]4月22日(日)14:50~
 [場 所]立命館大学OICホッケー場(茨木市岩倉町2-150)
 [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【5】[@京都][無料][申込不要]
  立命館大学能楽部「立命薪能」

 演目は、舞囃子「敦盛」、能「殺生石」です。かがり火の中での荘厳な舞囃子、
 大迫力の能を是非ご覧ください。

 [日 時]4月23日(月)18:00開演
 [場 所]立命館大学衣笠キャンパス 以学館前
      ※雨天時は以学館2号ホール
 [入場料]無料

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第109回 輝く学生インタビュー
           食はみんなを笑顔にする魔法
                 食マネジメント学部新入生代表 萬福 天弓さん
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介
 していきます。今回ご紹介するのは、食マネジメント学部に入学されたばかりの萬福
 天弓さん(鹿児島県出身)
です。今後の大学生活への期待と抱負を伺ったインタビュー
 に加え、入学式での新入生代表挨拶をお届けします。
 

 Q.入学式での新入生代表挨拶を終えて、今どんなお気持ちですか?
 高校の先生そして家族・友人の支えがあったからこそ、立命館大学に入学できたと
 思っています。新入生代表挨拶には、感謝の気持ちとこれからの決意を込めました。
 高校生の頃は生徒会の副会長やボランティア活動をしていましたので、大勢の前で
 話すことには慣れているつもりでした。しかし、入学式は想像以上の規模で、とても
 緊張しました。どれくらいの人が私を見ているのかをイメージしながらリハーサルに
 臨み、心を落ち着かせて本番に挑みました。
 当日は、YouTubeで入学式のライブ放送がありましたので、事前に高校の先生方にも
 伝えていました。入学式後に「新入生代表挨拶を見たよ」と先生方はじめ多くの方々
 から連絡をいただき、とても嬉しかったです。

 Q.ご出身地のおすすめポイントを教えてください。
 鹿児島県出水市は、毎年10月中旬~12月頃にかけて、1万羽を超える鶴が越冬のため
 シベリアから渡来し、3月頃まで滞留しています。鶴たちが優雅に羽を広げて大空に
 飛び立つ姿は、出水市の冬の風物詩になっています。
 また、鶏肉・鶏卵の生産額が日本第2位の町でもあります。地元スーパーの鶏肉
 コーナーには「鶏刺用の鶏肉」が売られています。関西に来て、「鶏刺コーナー」が
 ないことが驚きでした。

 Q.「食」に興味を持ったきっかけを教えてください。
 父の親戚に食に関する研究をしている方がいて、子供向けのレシピ本も出されて
 います。小学生の頃、そのレシピ本を見ながら母と一緒に料理を作ったことが、食に
 興味を持ったきっかけです。材料の切り方や調味料の入れ方などを母から教えて
 もらう時間が楽しみでした。その後、お菓子づくりや晩ご飯づくりも積極的に手伝う
 ようになりました。そのおかげで、一人暮らしを始めてからも料理を作る時間が
 楽しく感じます。

 Q.高校生の頃、ボランティアもされていたと伺いました。どのような活動をされて
  いたのでしょうか?

 小学生の頃から出水市の子供向けイベントに積極的に参加していました。しかし、
 年齢が上るにつれて参加できるイベントが減り、淋しい気持ちになっていました。
 高校に入学後、当時一緒に参加していた友人たちと「子供の頃のように、イベントに
 参加したいね」と話していたとき、「スタッフとして関わることはできるのでは?!」
 と思いつきました。そこで、出水市役所の方々に自分たちの思いを話し、ボランティア
 団体を立ち上げることにしました。学校も学年も違う仲間とともに、今度はスタッフと
 して活動できることが、とても楽しかったです。
 出水市役所の方々からイベントがあるごとにお声をかけていただき、地域の方々や子供
 たちと交流しました。しかし、年々、子供たちの参加数が減っていることが気がかり
 でした。市役所の方に伺うと、「公共交通機関が整備されたことで、電車で学校に通う
 子供が増えイベントに参加することが難しくなっている」と教えてくださいました。
 子供たちが興味を持ちそうなこと、それはやはり「食」だと思います。いつか地元で
 「食」をテーマにしたイベントを企画する、それが私の目標になりました。

 Q.立命館大学食マネジメント学部を選んだ理由を教えてください。
 高校生の頃、父がALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を患い、ほとんど身体が動か
 ない状態になりました。しかし、身体が動かなくても食べることはできました。辛そう
 な顔をしていることが多かった父でしたが、家族で食卓を囲み食事をしているときの
 父はいつも笑顔でした。ニコニコして食べている父を見て、「食が人を笑顔にし、
 生きる力にもなっている」ということに私は気づきました。料理をすることも好き
 でしたので「食」について専門的に学びたいと考え始めたのはこの頃です。同じ頃、
 「スローフード」にも興味を持ち始めました。地元の食材を積極的に取り入れることが、
 スローフードのコンセプトでもある「地域に根ざした食材を使用する」ことにも
 ぴったり合うと思い、食への関心がますます高まっていきました。
 「食について学ぶ」と言っても、農業・栄養学・調理など様々な分野があります。
 「スローフード」について専門的に学べる大学を探しているとき、イタリアの食科学
 大学を見つけました。しかし、募集要項を見ると「イタリア語が話せること」が最低
 条件。今からイタリア語を学び始めて間に合うのか不安になり、日本国内で同じように
 学べる大学を探しました。そんなとき、立命館大学に食マネジメント学部ができること
 を知りました。ホームページを見たり資料を取り寄せたり、オープンキャンパスにも
 参加しました。「ここしかない!」と心を決め、受験勉強をがんばりました。

 Q.新入生オリエンテーションも終わり、授業もはじまりました。大学の第一印象は
  どうでしょうか。

 先輩方もとても優しく、授業の相談にものっていただきました。4月6日からは授業も
 始まりました。実は、基礎演習の担当教授が、私の面接を担当してくださった教授
 でした。入試の緊張感が一瞬で蘇ってきましたが、「この学部は1期生の君たちに
 かかっている。一緒に食マネジメント学部を作っていこうね」と言ってくださり、
 気持ちを引き締めてがんばろうと改めて思いました。
 また、「世界の食と経済」という授業がとても興味深かったです。食マネジメント学部
 受験のため、食に限らず経済や歴史など様々な分野も勉強するように心がけてきました
 が、実際の授業は想像以上に面白く、「この学部に入学してよかった」と実感した瞬間
 でした。

 Q.これから挑戦したいことを教えてください。
 挑戦したいことが多くありすぎてひとつには絞りきれません。一番の目標は、イタリア
 へ留学することです。憧れの「食科学大学」で、より専門的に学んでみたいと思って
 います。そのためにも、第二外国語はイタリア語を選択しました。
 二つ目は「ル・コルドン・ブルー」のプログラムに参加すること。文化と料理の関係を
 より深く学び、将来に活かしたいです。少人数のプログラムですので、落ちこぼれない
 ように様々な分野に興味を持ち学びたいと思います。
 三つ目は「食を使った地域おこし」をすること。高校生の頃に感じた「地元の魅力を
 もっとアピールしたい」という気持ちを実現できるようにがんばります。立命館大学の
 学生は、様々な地域から集まっています。それぞれの地域にも過疎問題はあると思い
 ますので、友人たちの地元の魅力も参考にしながら、出水市のPRもしていきたいです
 ね。そして、何より人の輪を広げていきたいと思っています。

 Q.夢を教えてください。
 食や文化は、地域ごとに様々な特色があります。私の地元である鹿児島県出水市は、
 日本を代表する鶏肉・鶏卵の生産地でもあります。キューピーマヨネーズ用の卵を
 割る工場もあります。鶏肉も美味しく、母が鹿児島県の甘口醤油と一緒に煮込む料理を
 よく作ってくれました。また、海も近いため東京のおすし屋さんなどにも魚を卸して
 います。
 私自身も食べることが大好きですので、将来は食マネジメント学部で学んだことを
 活かし、「食を通じた地域おこし」をするために、地元食材の直売所やレストランを
 開くことが夢です。そこを拠点に地元食材を国内外に発信し、子供たち向けの食の
 ワークショップなどを開催し、子供から大人まで、「出水市のイベントは楽しいね」と
 言ってもらえるような活動をしたいと思っています。


 ◆入学式での挨拶◆
 
 本日は私たち新入生のために、このような盛大な入学式を挙行していただき、誠に
 ありがとうございます。本日より歴史ある立命館大学の学生として新たな一歩を踏み
 出せたことを心から嬉しく思います。

 私の夢は「食を通じて地域おこしをし、地域の経済を潤す担い手になること」です。
 この夢を実現するために食マネジメント学部へ入学します。

 私の地元は鹿児島県出水市という人口5万人程の地域です。私は高校生のときにボラン
 ティア団体を立ち上げ、出水市のイベントの企画運営に携わってきました。その活動の
 なかで、年々若者が減り、過疎化が進む出水市の現状をまのあたりにしました。
 この状況をどうにかしたい、そう思ったことが地域振興に興味をもつきっかけとなり
 ました。

 その中でも特に食をテーマに地域振興を行いたいと思った理由は、地元の食材の魅力に
 気づいていない人が多いと思ったことに加え、私の父の存在があったからです。

 父は私が高校に入学した頃に難病を患いました。現在は残された運動機能で、食べる
 ことと微かな声で会話をすることができます。家族で食卓を囲む際、笑顔をみせる父の
 姿から、食こそ人を喜ばせ、生きる力を与えてくれるものだと実感しました。このこと
 から、人を笑顔にする力を持つ食で地域を活性化させるという夢を持ちました。

 食マネジメント学部では、農業経済学や流通論、官能評価学など食を総合的に学ぶ
 ことで、地域の食材に付加価値を付け、発信していく力を身につけたいと思います。 

 また、語学力を高め、イタリアへ留学し、スローフードについて直に学びたいと考えて
 います。スローフードとは地元の食材を総合的にプロモートし、食文化を守りながら、
 食の魅力を世界中へ発信していく活動のことです。スローフードについて学ぶことで、
 私の夢である「食を通じて地域おこし」を実現するためのネットワークと知識を得たい
 と考えています。

 いずれは、食マネジメント学部で身につけたスキルを活かし、地元である出水市を
 含めた過疎化が進む地域のために活躍していきたいです。
 具体的には、農家が自立できる直売所をかねたレストランを経営し、そこを拠点に
 地元食材を国内外に発信していく活動や、子供たちが地元の魅力に気づくきっかけと
 なる食のワークショップを催す活動などを行っていきたいと考えています。
 私が地域おこしに興味を持ったきっかけは、地元である出水市でしたが、過疎化が進む
 地域は国内に多く存在します。
 そのような地域がもつそれぞれの魅力を活かし、持続的なコミュニティを築いていく
 ことは日本の発展に繋がります。4年後は食マネジメント学部の一期生として日本の
 社会に、そして世界に大きく羽ばたいていけるよう勉学に励みたいと思います。

 最後となりましたが、本日、この場に立てたことは学長はじめ、諸先生方、そして
 家族のおかげであることへの感謝を忘れずに大学生活を送ることをここに誓い、新入生
 代表の挨拶とさせていただきます。

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 「以前に読んだイタリアに関する書籍の作者が、イタリア語の先生でした。今から
 とても楽しみです。できることなら、サインもほしいですね(笑)」と話して
 くださいました。

 「授業もサークルも全てのことが楽しみです」と、目を輝かせ語る萬福さん。専門
 科目の授業をはじめ、共に学ぶ仲間たちとの出会いをとても楽しみにしている様子が
 伝わってきました。彼女の将来にとって有意義な大学生活となるよう願っています。

▼編集後記▼

 今回は、和歌山県の智弁和歌山高校野球部部長・古宮克人さん(産業社会学部2011年卒
 ・和歌山県出身)
をご紹介します。智弁和歌山高校野球部は、3月23日(金)~4月4日
 (水)に開催された「第90回記念選抜高等学校野球大会」に出場。選抜大会では18年
 ぶり3回目の準優勝を果たしました。

 ~~~
 子供の頃、両親から「何か打ち込めるスポーツを見つけなさい」と言われました。私は
 水泳を始めましたが、平泳ぎが苦手で水泳教室に通うことが億劫になっていました。
 そんなときに、兄が野球を始め、私も野球に興味を持ち始めました。そして、小学校
 1年生の頃に水泳から野球に転向。その後、立命館大学を卒業するまで野球に没頭する
 日々を過ごしました。立命館大学4回生の頃、母校である智弁和歌山高校野球部から
 お声をかけていただき、卒業後、智弁和歌山高校野球部副部長として指導を始め
 ました。
 甲子園の通算勝ち星を最多68勝にまで伸ばした高嶋仁監督は、勝ちへのこだわりが
 誰よりも強い監督です。しかし、年齢を重ねるとできないことも増えてきます。監督が
 できない部分をコーチとともにカバーし、チームをより強くすることが私の役目だと
 感じています。指導者として、高嶋監督から多くのことを学ぶなかで、「母校・恩師の
 ために恩返がしたい」という思いが、ますます強くなっています。

 「春のセンバツ」は、限られた人数にもかかわらず、決勝の舞台まで進むことができ
 ました。決勝戦では、今までのラインナップを大きく変更して挑みました。結果は大阪
 桐蔭高校に敗れ準優勝。「絶対に勝てるラインナップだ」と自信があったため、とても
 モヤモヤした気持ちが残る結果となりました。しかし、改めて野球の奥深さを知り、
 夏の甲子園に向けて気合を入れ直すことができた一戦でもありました。

 野球は、選手たちの得意・不得意を見極めることが大切です。得意なところを伸ばす
 ことはもちろん、苦手分野を選手同士がカバーしあうことで、チーム全体で成長して
 いくことができます。お互いをカバーしあうことは、社会に出てからも必要になって
 きます。技術面に限らず、人間としても成長できるスポーツが野球であると感じて
 います。
 目標は「全国制覇」、これを絶対達成すること。しかも、何度も優勝できるような
 チームを目指しています。「生徒の夢=自分の夢」です。常に勝ちを意識していきたい
 と思います。

 ~~~
 「高校生期というのは人生の中で最も無我夢中で1つの事に打ち込める大事な時期で、
 この経験が今後の人生に大きく影響します。生徒たちには『高校生の今こそ、がんばる
 ときだぞ!』と伝えています。気づけば熱血指導になっていますね」と話してください
 ました。すでに、夏の甲子園に向けての練習がスタート。古宮さんが部長を務める
 智弁和歌山高校野球部に熱いご声援をよろしくお願いします。

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第138号読者プレゼント▼

 今回は、「立命館オリジナル Dr.GRIP多色ボールペン」7名様にプレゼントします。
 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:4/23(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼137号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 137号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・E.T.Sさん   (福岡県) ★
 ★・tyukiusagiさん(福島県) ★
 ★・新井貴子さん  (京都府) ★
 ★・佐原知子さん  (山口県) ★
 ★・コニクさん     (大阪府) ★
 ★・M.K.さん       (宮崎県) ★
 ★・岡原里美さん  (広島県) ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は4月27日(金)です。お楽しみに。
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