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立命館CLUB 【VOL.124】

立命館CLUB【VOL.124】

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.124━━━
 ■□■ 2017.8.25 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 8月16日(水)、夏の夜空をいろどる「京都五山送り火」が京都市内にて行われました。
 五山の送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事で、祇園祭とともに京都の夏の
 風物詩のひとつです。
 大文字→妙法→船→左大文字→鳥居の順に次々点火されていく送り火は、京都を幻想
 的な雰囲気に包みました。

 夏の大学の恒例行事といえば、オープンキャンパス。8月5日(土)~6日(日)、衣笠
 キャンパス・びわこ・くさつキャンパス・大阪いばらきキャンパスにて、2日間で総数
 26,137名の受験生・保護者を迎え、「オープンキャンパス2017」を開催しました。
 全15学部の紹介や模擬授業、立命館大学の学生によるキャンパスツアー、学生や教職員
 による個別相談会などを実施しました。2018年4月開設予定の食マネジメント学部
 (設置届出書類提出中)の模擬授業では、共同プログラム実施に関する教学提携協定を
 締結したル・コルドン・ブルーのシェフ講師が、マネジメントを行ううえで調理技法の
 知識を身につけることの重要性などについて説明しました。2018年4月に開設する
 アメリカン大学との学部間ジョイント・ディグリー・プログラム「アメリカン大学・
 立命館大学国際連携学科」の説明会では、アメリカン大学の教員からもビデオメッ
 セージが送られ、多くの受験生や保護者が熱心に聞き入っていました。
  

 オープンキャンパス詳細はコチラ≫
 
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 「立命館大学×牛乳石鹸」です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】競泳オリンピックメダリスト松田丈志さんによるスイムレッスンを開催

 8月2日(水)、びわこ・くさつキャンパスにて、BKCスポーツ健康コモンズプール開設
 記念イベント「競泳オリンピックメダリストの松田丈志さんによるスイムレッスン」を
 開催しました。立命館大学体育会水泳部競泳部門の学生32名と立命館高等学校水泳部の
 生徒31名が参加し、松田さんから熱心な指導を受けました。陸上トレーニングの重要性
 や具体的なトレーニング方法についての伝授に続き、松田さんが模範の泳ぎを披露、
 ドリル練習の紹介や泳法についてアドバイスをいただきました。オリンピック
 メダリストの力強い泳ぎに、学生たちは水中に潜って目を凝らしていました。
  

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 【2】体育会が滋賀県で地域貢献活動 ~学生1,150名が外来植物を除去~

 8月2日(水)、体育会本部および体育会に所属する約50団体・1,150名の学生が滋賀県
 大津市の琵琶湖湖岸で外来水生植物「オオバナミズキンバイ」の除去活動を行いま
 した。今回の企画は、昨年の京都駅周辺の清掃活動に続く取り組みです。滋賀県および
 NPO法人国際ボランティア学生協会(ivusa)との共催で実施しました。オオバナ
 ミズキンバイは、外来生物法の特定外来生物に指定されている植物で、琵琶湖や内湖・
 河川・水路などの水際に生育しています。大津市や草津市、瀬田川などでも生育面積が
 拡大し、漁業や生態系への被害が深刻化していますが、除去作業には多大な労力が必要
 になります。体育会本部の池上昴志郎委員長(経済学部4回生・自動車部)はこうした
 現状を知り、「自分たちの若さや体力といった強みを活かし、地域の環境課題の解決に
 取り組もう」と今回の企画を発案しました。約1時間の作業で、湖岸に生息していた
 オオバナミズキンバイを除去することができました。作業中には、三日月大造・滋賀県
 知事が訪れ、学生たちに感謝と激励のメッセージをいただきました。
  

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 【3】少林寺拳法部・岩本宗也選手が少林寺拳法世界大会で優勝

 7月29日(土)からアメリカで開催された「2017年少林寺拳法世界大会inカリフォル
 ニア,USA」、単独演武男子級拳士の部において、少林寺拳法部の岩本宗也選手(経済
 学部3回生)が優勝を果たしました。
 4年に一度開催されるこの世界大会には、日本からは全国大会上位3名の出場が認められ
 ます。岩本選手は2016年10月の「少林寺拳法全国大会」で3位となり、出場権を獲得し
 ました。少林寺拳法を始めてまだ2年にも満たない岩本選手の今後のさらなる活躍が
 期待されます。
  

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 【4】JAL・別府市・APUが産学官で連携協定を締結

 7月24日(月)、立命館アジア太平洋大学(以下、APU)は、日本航空株式会社(以下、
 JAL)および別府市と連携協定を締結し、別府市役所で調印式を行いました。式には、
 長野恭紘・別府市長、溝之上正充・JAL九州 山口地区支配人、今村正治・APU副学長が
 出席しました。
 この協定は、物的・人的・知的資源の交流と活用をはかり、「外国人観光客の誘致」
 「スポーツ振興・合宿の誘致」「食の振興」を協力しながら進めるものです。三者が
 一体となり別府の魅力を積極的に海外に発信することで、海外からのインバウンド拡大
 や交流人口拡大への寄与を目指します。
  

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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 【1】[@東京][有料][要事前申込]
  立命館京都文化講座(後期)「京の遠近(おちこち)・都の東西(あちこち)」

 立命館大学文学部創設90周年・文学部校友会設立10周年を記念して、連続講座を
 開講します。

 [日 時]◆第1回 10月28日(土) 13:00~14:30
       「日本中世の譲位(生前退位)について」
      (美川圭・立命館大学文学部教授)
      ◆第2回 11月4日(土) 13:00~14:30 
      「京都大改造の代償―豊臣秀吉と近代―」
       (東島誠・立命館大学文学部教授)
      ◆第3回 11月11日(土) 13:00~14:30 
       「『京都市明細図』で探る近代京都の生活空間」
       (河角直美・立命館大学文学部准教授)
      ◆第4回 11月25日(土) 13:00~14:30
       「予楽院近衞家熙のお菓子」
       (川崎佐知子・立命館大学文学部准教授) 
      ◆第5回 12月2日(土) 13:00~14:30
      「鞍馬山に『光源氏』をさがして―京都という装置―」
       (須藤圭・立命館大学文学部助教) 
      ◆第6回 12月9日(土) 13:00~14:30
      「『古都』像の変容―平安京はどのように再発見されたか―」
       (田中聡・立命館大学文学部教授) 
 [場  所]立命館東京キャンパス(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8F)
 [受講料]1回2,000円(全6回一括申し込みの場合10,000円)
 [その他]各回定員100名(先着順)

 お申し込みはコチラ≫
 

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][申込不要]
  立命館土曜講座 「歴史都市の保全と継承政策」

 [日 時]10月7日(土)14:00~
 [プログラム]14:00~14:50 基調講演
        演 題:「歴史都市の保全と継承政策」
        講 師:冷泉為人・冷泉家第25代当主
        15:00~16:00 パネルディスカッション(質疑応答を含む) 
         <パネリスト>
        松坂浩史・文化庁地域文化創生本部事務局長
        冷泉為人・冷泉家第25代当主
        大窪健之・立命館大学歴史都市防災研究所長
        <司会>
        鐘ヶ江秀彦・立命館大学歴史都市防災研究所教授
 [場 所]衣笠キャンパス 以学館2号ホール
 [入場料]無料
 
 詳細はコチラ≫

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 【3】[@京都][無料][申込不要]
  ユネスコ・チェア「文化遺産と危機管理」
  国際シンポジウム「日本と世界が共に目指す文化遺産防災」


 動産・不動産文化財を含めた文化遺産の総合的な防災をテーマにした国際研修ならびに
 国際シンポジウムを開催します。

 [日 時]9月16日(土) 13:00~17:00
 [場 所]衣笠キャンパス創思館 カンファレンスルーム
 [入場料]無料
 
 
 詳細はコチラ≫

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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@大阪][有料][申込不要]
  アメリカンフットボール部 「2017関西学生アメリカンフットボールリーグ」

 ◆桃山学院大学戦

 [日 時]8月26日(土)19:00~
 [場 所]EXPO FLASH FIELD[エキスポフラッシュフィールド]
      (大阪府吹田市千里万博公園11-1)
 [入場料]一般・大学生1,200円 高校生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][有料][申込不要]
  硬式野球部 「平成29年度 関西学生野球連盟秋季リーグ戦」 

  秋季リーグ第1節は近畿大学との対戦です。
  春季リーグの雪辱を期すべく、優勝を目指します。

 [日 時]9月2日(土)10:30~
      9月3日(日)13:00~

 [場 所]わかさスタジアム(京都市右京区西京極新明町29)
 [入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@大阪][有料][申込不要]
  ホッケー部(女子)「高円宮牌2017ホッケー日本リーグ」

 ◆コカ・コーラウエストレッドスパークス戦
  [日 時]9月1日(金)17:20~
  [場 所]立命館大学OICホッケー場(大阪府茨木市岩倉町2-150)
  [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料
  
 ◆南都銀行SHOOTING STARS
  [日 時]9月2日(土)15:20~
  [場 所]立命館大学OICホッケー場(大阪府茨木市岩倉町2-150)
  [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料
 
 ◆天理大学ベアーズ戦
  [日 時]9月3日(日)16:50~
  [場 所]立命館大学OICホッケー場(大阪府茨木市岩倉町2-150)
  [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【4】[@大阪][有料][申込不要]
  ホッケー部(男子)「高円宮牌2017ホッケー日本リーグ」

 ◆小矢部 RED OX戦
  [日 時]9月2日(土)17:00~
  [場 所] 立命館大学OICホッケー場(大阪府茨木市岩倉町2-150)
  [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第96回 輝く学生インタビュー
               「クイズといえば立命館」ともう一度呼ばれたい
                          クイズソサエティ
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
 いきます。今回ご紹介するのは、クイズソサエティ北脇輝さん(理工学部3回生・
 滋賀県出身)
長田和馬さん(産業社会学部4回生・大阪府出身)です。クイズの魅力に
 ついて伺いました。
 
 (左:長田さん 右:北脇さん)

 Q.クイズソサエティの構成を教えてください。
 北脇さん:1回生・10名、2回生・4名、3回生・1名、4回生・7名、大学院生・2名の
 24名で活動しています。私たちの団体は、大学院生の方でも興味を持っていただいた
 方の入会を歓迎しています。

 Q.クイズソサエティの創立時期や背景など先輩から聞かれたことはありますか?
 北脇さん:1980年頃に創立されました。当時テレビでは「アメリカ横断ウルトラ
 クイズ」が放送されていて、出場対策として創立されたそうです。この番組には、
 立命館大学からも多くの先輩方が出場し、3連覇を達成したこともあると先輩から
 伺ったことがあります。
 長田さん:クイズ番組と言えば、現在は京都大学や東京大学が有名です。しかし
 「アメリカ横断ウルトラクイズ」を見ていた世代の方々からは、「クイズといえば
 RUQS(ルックス/立命館大学クイズソサエティの略称)でしょ」と、言っていただける
 ことがあります。私自身も就職活動の面接でサークル活動の話をすると、面接官の方々
 から「立命館大学のクイズソサエティは名門だよ」とお話いただき、とても盛り上がり
 ました。

 Q.クイズソサエティに入会したきっかけを教えてください。
 北脇さん:子供の頃は、クイズ番組を見る程度でした。大学入学後、新歓祭典でクイズ
 ソサエティのチラシをもらい、ブース見学へ行きました。そこでは「早押しクイズ体験
 会」が開催されていました。先輩が簡単な問題文を読み、新入生が早押しボタンを押し
 て答える単純なクイズ体験でした。しかし、早押しボタンを一番に押したとき、それも
 正解だったときが想像以上に楽しくて、その場で入会を決めました。
 長田さん:私が競技クイズに興味を持ったきっかけは、中学生の頃に立命館大学OBの
 古川洋平さんの作品を見たことです。現在もクイズ作家として活躍されていますが、
 下積み時代には別の名前で競技クイズを題材にした番組を制作されています。
 その番組を見て「競技クイズって、おもしろい!」と思いました。それまではクイズ
 には全く興味がなく、「何がおもしろいの?」とさえ思っていました。しかし、古川
 さんの番組を見てからは、自分がどこで知ったかも覚えてないような知識がクイズには
 役に立つと気付き、ほかのクイズ番組を見ることも楽しくなりました。また、高校生の
 頃はゲームセンターの「クイズマジックアカデミー」というゲームに熱中し、「大学
 でもクイズをしたい」と漠然と考えるようになりました。受験校を決めるときに、
 立命館大学にクイズソサエティがあることを知り、立命館大学を受験しました。
 そして、私も新歓祭典での早押しクイズ体験が楽しくて、すぐに入会を決めました。
  
 新入生に体験してもらうため、早押しボタンのランプを大きくしています

 Q.活動内容を教えてください
 北脇さん:週に1日、各会員が自作の問題を持ちより、優勝者を決める「企画クイズ
 大会」を行っています。そのほか週2日、過去の大会の問題集を読みこみ、早押しの
 練習なども行っています。また、大阪大学・京都大学・名古屋大学などとも親交が
 深く、毎年11月頃に交流戦を開催しています。春休み・夏休みには合宿も行い、学園
 祭では一般の方々向けのクイズ大会も開催しています。
 長田さん:毎年3月に「ABC(エービーシー)」・「EQIDEN(エキデン)」という大会が
 開催されます。「ABC」は、学生による基本問題実力No.1決定戦をコンセプトにして
 いる個人戦です。2003年から関東で開催されている大会で、前回大会は、過去最高の
 727名のエントリーがあったそうです。まずペーパークイズが行われ、2ラウンドへ進む
 48名を選びます。そこから、本戦が始まる感じです。また、「EQIDEN」は大学生以下を
 対象にした、早押しクイズ日本一決定戦トーナメントです。こちらは団体戦になり、
 クイズ大会のなかでも規模が大きく、全国のクイズサークルが目標としている大会
 です。前回大会には、私たちのサークルも出場しています。

 Q.大会への参加はどのように決めていますか?
 北脇さん:クイズ大会一覧が掲載されているWEBサイトがあります。大会は運営委員
 会があるものばかりではなく、個人で開催している大会も数多くあります。「私は
 ○月○日に、こういう大会を開きます」と参加資格などを投稿し、出場者を募集される
 形式です。私たちのサークルでは、各会員が出場したい大会を探し応募するスタイルを
 取っています。
 長田さん:「EQIDEN」については、団体戦のため5~10名のメンバー構成で参加し
 ます。回答者は2名1組で5回戦たたかいます。昨年の予選では、2015年優勝の京都大学
 チームと対戦しました。トーナメント表を見た瞬間「これは負けたな」と思いました。
 昨年優勝大学ですし、普段から交流もあり手の内はほぼ知っています。しかし、2問・
 3問と進むうちに立命館大学がポイントを取る回数が増え、気がつけば京都大学に
 勝っていました。予選での勝利ですが、まさか勝てるとは思っていませんでしたので、
 とてもうれしくてメンバー全員飛び跳ねて喜びました。

 Q.「競技クイズ」について教えてください。
 長田さん:「競技クイズ」の定義は諸説あり、特に暗黙のルールとして受け継がれて
 いるルールが多いことが特徴です。例えば、大会にも短文式・長文式というものが
 あり、短文式の場合は問題の文字数が60~80文字以内と制限されています。
 北脇さん:決まったルールのなかで、勝者を決めることに特化していると思います。
 文字数制限のほか、問題文の文末は「何でしょう」にすること、難しい言葉を使わ
 ないこともルールのひとつです。「攪拌」を「混ぜる」に言い換えるなど、出題者が
 発する音の響きだけでイメージできる文章にしなければいけません。
 長田さん:テレビのクイズ番組では「~ですが・・・」というような問題をよく聞く
 と思います。これは、テレビでは視聴者の方々にもハラハラしてほしいために、あえて
 使っている表現です。実際の競技クイズでは「~ですが」のあとには、正反対の表現は
 持ってきません。例えば「徳川家康ですが・・・」の続きは、同年代の武将を聞い
 たり、関連が深い出来事を持ってきます。競技クイズは、「正解してもらいたい」と
 いう気持ちで問題を製作していますので、できるだけミスリードがないように、何を
 問いたいかが分かる問題にすることも大切です。
 

 Q.「暗黙のルール」のなかで問題文が作られると伺いました。昔から変化した部分は
  あるのでしょうか。

 長田さん:昔と大きく違う点は、文中に句点が入らないことです。昔は「○○といえば
 ◇◇です。しかし~」のような前置きをする場合、文章を一度切ることがありました。
 しかし、現在は一文で終わるように変更されています。しかし、「暗黙のルール」は
 公式見解でもないため、競技クイズの敷居が高くなっているようにも感じています。
 北脇さん:競技クイズを題材にした『ナナマル サンバツ』という漫画があり、2017年
 にはアニメの放送もありました。少しずつですが、クイズの人気も高まってきている
 ように感じます。この人気を逃さないためにも、ルールなどをしっかり整えてほしいと
 願っています。
 

 Q.クイズを作成するときのポイントを教えてください。
 北脇さん:生活しているなかで、物体はわかるけど名前がわからないものに焦点を
 当て、問題を作っています。また、授業のレジュメを見てクイズにできそうなワードを
 見つけると、「これ問題にできるな」と、反応してしまいます(笑)。Wikipediaなど
 検索したワードから、関連ワードをリンクで辿っていくこともします。少しアンテナを
 張れば、どんなことからもクイズにできますので、作問が大好きなメンバーは、年間に
 一万問以上作ることもあります。
 長田さん:「クイズを作ろう」と、常に意識して生活をしているだけです。すると、
 普段の暮らしのなかに問題のネタが数多く落ちていることに気づきます。例えば、ペッ
 トボトルの底の部分にも名前があることをご存知ですか?底の部分は「ペタロイド」と
 言います。ペタロイドは、花弁状・花紋のことを指す言葉で、下から見るとペットボト
 ルの底面も花形に見えることから名付けられたそうです。「そんなところにも名前が
 あるのか!」と、おもしろい発見があり楽しいです。
 北脇さん:クイズソサエティに入会したことで、授業の合間に先生方が話される雑学も
 楽しみになりました。「ちなみに、これを初めてした人はね・・・」と話し始めると、
 少しワクワクしてしまいます。

 Q.クイズに強くなる方法はありますか?
 長田さん:過去の問題集を徹底的に読みこむことです。問題集に出てくるようなクイ
 ズは、やはりおもしろいものが多いと思います。まず、クイズに強くなる一歩が、頻出
 するクイズを抑え、問題文と解答を覚えることだと考えます。受験勉強で、センター
 試験の過去問を解くようなイメージです。何度か見ていると「あ、この問題見たこと
 ある」と気づきます。そこで、ポイントを取ることができると、答えることへの自信
 にも繋がっていきます。クイズを大学から始めた人でも、強くなることが十分ありえる
 ことも楽しみのひとつだと思います。
 北脇さん:様々な物事にアンテナを張り、問題を制作することで、頭の中も整理され
 ていきます。問題に触れている時間が多ければ知識も増え、クイズに強くなっていく
 と思います。また、早押しクイズの回答権が得られるのは1名だけです。そのために
 は、問題文を誰よりも早く推測し、回答を導き出すことが必要です。クイズの構成文を
 研究し、どこで答えが確定できるかを探ることが重要です。一般の方々が「こんな
 ところで押すの?!」と思うところが、私たちにとっては「答え確定のポイント」に
 なっています。
 長田さん:例えば「『なぜ山に登るのか?』と聞かれて、『そこに山があるからだ』と
 答えた登山家は誰?」(答え:ジョージ・マロリー)という問題の場合、「なぜ山」
 まで聞いたところでボタンを押します。「なぜ山」とくれば、「ジョージ・マロリー」
 が答えであると確定されます。これが、「答え確定のポイント」になります。
 
 実際に使っている早押しボタン

 Q.クイズソサエティの活動モットーを教えてください。
 北脇さん:個人的には、競技クイズに強くなることだけが目的ではありません。競技
 クイズ通して、クイズ企画を開催するときや他大学との交流戦など、「企画を考えた
 人、回答者をはじめクイズにかかわる全ての人に楽しんでもらいたい」と思ってい
 ます。
 長田さん:クイズサークルですし、自然と知識が深い人が集まっているように感じて
 います。サッカーや野球のように、その種目が跳びぬけて得意な人たちだけでなく、
 音楽好き・スポーツ観戦好き・お笑い好きなど幅広いジャンルのメンバーが集まるのも
 クイズサークルのおもしろさだと思います。クイズ以外の話でも「そうだったのか!」
 と、新しい発見がある貴重なサークルだと思っています。
 北脇さん:メンバーが話していた内容を、こっそり問題にしているときもあります
 ね(笑)。

 Q.クイズの楽しさを一言でお願いします。
 北脇さん:クイズの作成・回答・イベント企画、どれもが楽しいです。クイズを作ると
 文章構成能力も鍛えることができます。また、回答者として、知識量に加え早押しの
 技術も必要です。どのポジションにいても楽しめることだと思います。
 長田さん:マニアックな問題が出て、自分が答えることができたときの楽しさです。
 この楽しさは、クイズをやっている人にしかわからないことですので、是非皆さんも
 クイズに挑戦してほしいと思います。また、回答者が大人数であればあるほど、自分が
 一番早くボタンを押すことができた時は、「よし!」とガッツポーズしたくなるほど
 うれしいですよ。

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 インタビューが終わり、私も実際に早押しクイズに挑戦してみましたが、お二人の
 ボタンを押す速さに圧倒されました。自分自身が参加することで、より一層クイズの
 楽しさを知ることができると感じました。
 「以前のように『クイズといえば立命館!』と呼ばれるように、知識を増やしていき
 ます!」と、力強く語ってくださいました。競技クイズ日本一を目指すクイズソサエ
 ティにご注目ください。

▼編集後記▼

 今回は、大分県の明豊高校野球部監督・川崎絢平さん(産業社会学部2004年卒・和歌山
 県出身)
をご紹介します。明豊高校野球部は今夏、「第99回全国高校野球選手権大会」
 に出場しました。3回戦・神村学園高校との対戦では、延長12回サヨナラ勝ちも収め、
 8年ぶり3度目のベスト8入りを果たしました。

 ~~~
 立命館大学卒業後、2012年に明豊高校野球部監督に就くまで、母校の智弁和歌山高校で
 高嶋仁監督のもと、指導者として修業させていただきました。甲子園最多勝利をあげる
 高嶋監督は、勝ちへのこだわりが誰よりも強い監督です。私自身、監督として甲子園で
 1勝をあげたとき、高嶋監督に試合結果を電話報告しました。そのとき、「甲子園での
 1勝が、こんなにもしんどいとは思いませんでした」と、思わず本音が出てしまいま
 した。それを聞いた監督は、「選手に感謝やな」と一言おっしゃいました。選手が確実
 なプレーをしてくれたおかげで勝ち取った1勝だと、改めて気づかされました。

 今夏の甲子園には、大分県代表として出場することができました。ベスト4進出をかけ
 た天理高校との対戦。実は、天理高校は、立命館大学硬式野球部前監督・松岡憲次さん
 の出身高校です。恩師の母校との対戦はうれしさと緊張が入り混じり、いつも以上に
 気合の入る試合でした。試合は負けてしましたが、「まだまだ。もっと強くなれ!」と
 いう松岡前監督からのエールだったのだと感じています。

 夏の甲子園が終わったばかりですが、すでに練習試合を開始し、今日も試合があり
 ます。2年生が主体の新チームでも、常に勝ちを意識していきたいと思います。
 野球部の生徒たちとは、学校・グラウンド・寮と、ほぼ全ての時間をともに過ごして
 います。「生徒の夢=自分の夢」でもあります。甲子園で、いつの日か必ず日本一に
 なりたいです。
 ~~~

 選手・監督として甲子園を経験した川崎監督は、「選手のときの方が気分的に楽だっ
 たな・・・と思うときもあります(笑)。しかし、教え子が甲子園でプレーしている
 姿は、感無量ですね」と話してくださいました。高嶋監督率いる智弁和歌山高校との
 対戦、大学時代の恩師松岡前監督の母校天理高校と再戦が甲子園の舞台で実現する
 ことを願っています。川崎監督率いる明豊高校野球部にも熱いご声援をよろしく
 お願いします。

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第124号読者プレゼント▼

 今回は、牛乳石鹸共進社株式会社様とコラボーレションした、受験生応援グッズ
 「立命館大学×牛乳石鹸」
5名様にプレゼントします。
 是非ご応募ください。
 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:9/4(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

  ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
   立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼123号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 123号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・わかばさん  (東京都)★
 ★・はっとくんさん(愛知県)★
 ★・t.senさん     (京都府)★
 ★・なおみちんさん(広島県)★
 ★・たまさん       (徳島県)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は9月8日(金)です。お楽しみに。
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