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立命館CLUB 【VOL.116】

立命館CLUB【VOL.116】

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.116━━━
 ■□■ 2017.4.14 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 春爛漫の京都。今年も、衣笠キャンパスの至徳館(旧中川会館)と充光館の間に並ぶ
 桜も満開です。
 

 さて、3月30日(木)、ベネッセグループ協力のもと、イギリスの高等教育専門誌
 『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)』を
 有するTES Globalが、「THE世界大学ランキング 日本版2017」を発表しました。
 世界版ランキングは「研究力」を軸に据え、日本版ランキングは、学生の学びの質や
 成長性に焦点をあて、大学の「教育力」を測る設計となっています。指標は「教育
 リソース(Resources)」「教育満足度(Engagement)」「教育成果(Outcomes)」
 「国際性(Environment)」の4分野11項目で構成されています。
 今回、総合順位で、立命館大学が22位・立命館アジア太平洋大学(APU)が24位、評価
 指標の「国際性」の分野では、APUが1位となりました。今後もより一層大学の強みを
 発信してまいります。

 THE世界大学ランキング 日本版2017(総合順位)コチラ≫
 ※掲載は英語のみです。

 さらに、将棋研究会から嬉しいニュースが届きました。3月27日(月)、大阪商業大学
 にて、「第20回学生将棋選手権 団体戦」が行われ、立命館大A(錢本幹生さん・産業
 社会学部3回生、長森優作さん・産業社会学部3回生、櫻井飛嘉さん・経営学部4回生、
 新貝涼太さん・産業社会学部4回生、山本将太郎さん・生命科学部4回生)が優勝しま
 した。3月28日(火)には、関西将棋会館にて、「第20回学生将棋選手権 個人戦」
 行われ、星田雅弘さん(文学部4回生)優勝しました。

 それでは、今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、「RPG(Ritsumeikan Project in Globalization)のクリアファイル」
 です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】2017年度前期 立命館大学・大学院入学式を挙行

 4月2日(日)、京都市勧業館みやこめっせにて、2017年度前期立命館大学・大学院の
 入学式を挙行しました。所属キャンパスごとに行われ、3回合計8,000名を超える新入
 生が出席しました。式は2部構成で行われ、第1部入学式典では冒頭に男声合唱団の
 立命館大学メンネルコールが校歌を斉唱、続いて吉田美喜夫・立命館大学長が式辞を
 述べました。第2部新入生歓迎セレモニーでは、「学びのコミュニティ集団形成助成金」
 を得て京北地域で活動するリッツファーム、大学入学後から始めたボートで全国大会
 入賞を果たした学生のエピソードなど、各キャンパスの先輩から新入生へのメッセージ
 をまとめた映像が上映され、その後、おどりっつのよさこい、応援団による応援パフォ
 ーマンスなどが行われ、最後は会場全体で応援歌「グレーター立命」を歌唱し、入学
 式は幕を閉じました。
  

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 【2】京都経済同友会と包括的連携協力に関する協定を締結

 3月30日(木)、立命館朱雀キャンパスにて、一般社団法人京都経済同友会(以下、
 京都経済同友会)との包括的連携協力に関する協定を締結しました。締結式には、京都
 経済同友会から、代表幹事・鈴木順也様(日本写真印刷株式会社代表取締役社長兼最高
 経営責任者)、常任幹事・村田大介様(村田機械株式会社代表取締役社長)、理事事務
 局長・豊田博一様にご臨席いただき、学校法人立命館からは、長田豊臣理事長、森島
 朋三専務理事、サトウタツヤ総合企画室長が出席しました。鈴木代表幹事から、
 「今回の協定を機に同友会を中心とする経済界と立命館との交流が益々拡大・発展する
 ことを期待しています」と語られ、長田理事長は、立命館を選んでいただいたことへの
 感謝とともに「総合学園・立命館だからこそできる協力・連携を進めていきたい」と
 今後の抱負を述べました。本協定の締結により、立命館は、京都経済同友会が検討を
 進める次世代の育成、社会での活躍についての「京都モデル」の提言に向けた共同事業
 に取り組むこととなります。
  

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 【3】文学部キャンパスアジア・プログラムが文部科学省「世界展開力強化事業」の
    事後評価でS評価を獲得


 文部科学省「大学の世界展開力強化事業」(平成23年度採択分)のタイプA-I(日中
 韓のトライアングル交流事業)の事後評価において、文学部の「東アジア次世代人文
 学リーダー養成のための、日中韓共同運営トライアングルキャンパス」が、S評価
 (最高評価)を獲得しました。2014年の中間評価に続き、採択された10校のうち、私立
 大学では唯一のS評価です。3カ国以上の共同教育の普遍的なモデルを提供したことが、
 我が国の大学教育のグローバル展開力の強化につながるとして高く評価されました。
 2016年度からスタートした「新・日中韓キャンパスアジア・プログラム」は、交流する
 学生の量と教育・研究の質をこれまで以上に向上させ、他大学に類を見ない革新的な
 プログラムとなっています。
 

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 【4】学芸任意団体「和太鼓ドン」 和太鼓を通じてルーマニアの学生・社会人との
    国際交流


 3月27日(月)、ルーマニアで日本語を学んでいる高校生から社会人のグループが来日、
 立命館大学を訪問しました。お互いの国を紹介するプレゼンテーションやキャンパス
 ツアーの後、和太鼓ドンの学生による和太鼓の演奏披露と、演奏体験を行いました。
 まず、和太鼓ドンの学生たちが団体のオリジナル曲である「無礼講」「宴」、地域の
 伝承曲である「三宅」「秩父屋台囃子」など、息のピッタリ合った和太鼓のパフォー
 マンスを披露。その後、ルーマニアの参加者は3グループに分かれ、実際に太鼓演奏を
 体験しました。参加者は、初めてのバチさばきながら、リズムを口ずさみ、身体に覚え
 させることで、テンポよく太鼓を打つことができるようになっていました。その後、
 食堂で昼食をとりながら、交流を深めました。
 

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 【5】立命館大学OICライブラリー「BOOKS FOR BOOKS~立命館の本活~」で
    購入した図書の利用開始


 立命館大学大阪いばらきキャンパス・OICライブラリーにおいて、「BOOKS FOR BOOKS
 ~立命館の本活~(以下、B for B)」の寄付金を活用し購入した約400冊の図書の
 利用を開始しました。B for Bは、卒業生・保護者・教職員などからご提供いただいた
 書籍の買取額をご寄付いただき、立命館の図書を充実させる取り組みです。2013年3月
 から開始し、これまでに3,848名の方々から約19万冊の書籍をご提供いただきました
 (2017年3月末現在)。寄付金は累計で約336万円に到達、これまでに立命館小学校、
 衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパスの各図書館の図書の充実を図ってき
 ました。この取り組みで購入した図書には、B for Bで集まった寄付で購入したことが
 分かるシール(下右写真を参照)を貼付し、書籍を手に取った利用者にご協力いただき
 ました方々の思いが少しでも届いてほしいという願いを込めています。今後も寄せ
 られたご厚意にお応えできるよう、学園の図書充実に向けた活用を進めます。
  

 B for Bの詳細はコチラ≫

 お申込みフォームはコチラ≫

 ■回収ボックス設置場所(2017年3月末現在)
 ・朱雀キャンパス 1階総合受付隣
 ・衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館入口周辺
 ・びわこ・くさつキャンパス キャノピー1階クレオテック事務室内
 ・立命館小学校 地下1階メディアセンター入口周辺

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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 【1】[@滋賀][無料][申込不要]
 スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科シンポジウム
 「分子標的治療の最前線」


 現在、シカゴ大学にて抗がん剤開発と免疫ゲノム学・免疫療法の研究分野で最先端の
 成果を上げておられる中村祐輔・シカゴ大学教授をお招きし、がんの分子遺伝学的
 基礎から治療に至るまでを体系的にわかりやすくお話いただきます。

 [日 時] 4月19日(水) 15:00~18:00 
 [場 所] びわこ・くさつキャンパス
      インテグレーションコア1階 アカデミックラウンジ
 [入場料] 無料
 

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][申込不要]
  立命館土曜講座 「人が動く科学・人を動かす科学」

 [日 時]◆4月15日(土) 14:00~16:00
       「“正義の味方”を引き受けるか?―分配と共感性をめぐって」
      (亀田達也・東京大学文学部教授)
      ◆4月22日(土) 14:00~16:00
      「お寺巡りをしたくなる祈りの心」
           (總本山醍醐寺 執行 総務部長 仲田順英氏)
      ◆4月29日(土) 14:00~16:00
      「絵本と対人援助」
           (増田梨花・立命館大学応用人間科学研究科教授)  
 [場 所] 衣笠キャンパス 末川記念会館講義室
      ※4月15日(土)のみ、以学館2号ホールです。
 [入場料] 無料
 [その他] 4/29(土)は、色鉛筆(12色ぐらい)もしくはクレヨン(クレパスでも
       可)をご持参ください。

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@東京][有料][要事前申込]
  朝日新聞×立命館 自分史講座

 自分の歩んできた人生を振り返り、一冊の本にまとめる「自分史」について学ぶ
 講座です。

 [日 程] 5月16日(火)・5月30日(火)・6月13日(火)・
       6月27日(火)・7月11日(火) <全5回>
 [時 間] 13:00~14:30
 [場 所] 立命館東京キャンパス(サピアタワー8階)
 [受講料] 15,000円(全5回受講)
 [その他]  50名(先着順) ※お申込み方法はリンクをご確認ください。

 詳細はコチラ≫

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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】 [@滋賀・大阪][有料][申込不要]
  硬式野球部 「平成29年度関西学生野球連盟 春季リーグ戦」
 

 ◆関西学院大学戦
 [日 時] 4月15日(土) 13:00~
       4月16日(日) 10:30~

 [場 所] 皇子山球技場(滋賀県大津市御陵町4-1)
 [入場料] 大人1,000円 学生500円 中学生以下無料

 ◆京都大学戦
 [日 時] 4月22日(土) 13:00~
       4月23日(日) 10:30~

 [場 所] 南港中央野球場(大阪市住之江区南港東8-5-132)
 [入場料] 大人1,000円 学生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫
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 【2】 [@兵庫・京都][有料][申込不要]
  サッカー部(男子) 「第95回関西学生サッカーリーグ(前期)」

 ◆近畿大学戦

 [日 時] 4月16日(日)14:00~
 [場 所] 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫県神戸市須磨区緑台)
 [入場料] 大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

 ◆びわこ成蹊スポーツ大学戦
 [日 時] 4月19日(水)15:30~
 [場 所] 西京極総合運動公園陸上競技場(京都市右京区西京極新明町32)
 [入場料] 大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

 詳細はコチラ≫
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 【3】 [@大阪・山梨][有料][申込不要]
  ホッケー部(男子) 「高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子」

 ◆ALDER飯能戦
 [日 時] 4月16日(日)10:00~
 [場 所] 立命館大学OICホッケー場(大阪府茨木市岩倉町2-150)
 [入場料] 一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 ◆山梨学院OCTOBER EAGLES戦
 [日 時] 4月22日(土)12:00~
 [場 所] 山梨学院ホッケースタジアム(山梨県甲府市酒折1-18-6)
 [入場料] 一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫
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 【4】 [@京都][無料][申込不要]
  能楽部 「第34回立命薪能」


 薪能とは、屋外でかがり火をたいて行う能楽のことをいい、大学構内で、学生が主体と
 なって行う薪能は全国的に見ても珍しいものです。2017年度は、舞囃子「養老」・
 能「船弁慶」を披露します。

 [日 時] 4月24日(月) 17:30開演
 [場 所] 衣笠キャンパス 以学館前広場 ※雨天の場合、以学館2号ホール
 [入場料] 無料
 
 
 詳細はコチラ≫

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第88回 輝く学生インタビュー
            日本とアフリカの懸け橋になる
                 経営学部新入生代表 イディリスハルーン
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
 いきます。今回ご紹介するのは、経営学部に入学されたばかりのイディリスハルーン
 さん(大阪府出身)
です。今後の大学生活への期待と抱負を伺ったインタビューに
 加え、入学式での新入生代表挨拶の内容全文をお届けします。
 
 
 Q.入学式での新入生代表挨拶を終えて、今どんなお気持ちですか?
 高校時代、大勢の前でプレゼンテーションをする授業があり、人前で話すことには
 慣れていました。しかし、入学式は想像以上の規模で舞台に立った瞬間、人数に圧倒
 され、とても緊張しました。入学式に来ていた母からは、「私の誇りね」と言って
 もらえ、とても嬉しかったです。また、新入生代表として挨拶をしたことで「あっ、
 入学式で挨拶をしていた人やね!」と、声をかけていただくことも多く、友達づくりの
 手助けにもなっています。大学では勉強はもちろん、人との出会いも大切にしていき
 たいと思っています。

 Q.新入生代表挨拶でも話されていた「実践的な英語力を身につける」と、決めた
  きっかけを教えてください。

 私は小学校5年生~中学校2年生までの4年間、父の祖国であるガーナに住んでいました。
 ガーナの公用語は英語ですが、英語を話すことができなかった私に、父が「将来、
 英語は話せた方がいいよ」と言ってくれたことがきっかけです。そこから、少しずつ
 英語の勉強をはじめ、日常会話ができるようにまでなりました。
 4年間で身についた英語力をもっと伸ばしたいと思い、帰国後、英語に重点をおく高校
 に入学しました。この高校では、世界史や理科などが英語での授業になります。その
 ほか、時事問題や世界の問題にも焦点をあてる授業も多く、それぞれが調べたことを
 英語発表する時間もありました。英語を身近に感じることができるなかで、「高校模擬
 国連大会」というイベントにも参加しました。これは、各人がある国の代表になり、
 その国をリサーチしひとつの決議案を完成させるまでを体験します。
 このように、国際意識の高い高校で学べたからこそ、どんどん視野を広げていくことが
 できたと感じています。私の夢は、アフリカで起業し、日本とアフリカの架け橋に
 なることです。立命館大学では、経営や経済などの分野も積極的に学びたいと思って
 います。また、経営者として自分の考えを世界に発信できるように、より実践的な
 英語も学びたいと考えています。

 Q.高校の授業以外にも英語に積極的に触れる機会を持っていましたか?
 国際問題を取り扱う授業を受けてから、国外のニュースにも興味を持ちました。以前は
 日本語のニュースだけを見ていましたが、海外のニュース(CNNやBBCなど)も見るよう
 になりました。すると、同じトピックを取り上げているニュースでも、伝える視点が
 違うことに気づきました。海外のニュースに注目するようになってからは、視点を変え
 てものごとを観察することが、自然とできるようになったと思います

 Q.立命館大学に入学を決めた理由を教えてください。
 ガーナで暮らしていたとき、「父の国と母の国はこんなに違うのか!」と衝撃を受け
 ました。それから漠然とですが、「アフリカに協力できるような仕事がしたい」と
 思い、英語をもっと活かせる外国語大学への進学を考えていました。そんなとき、
 友人が立命館大学経営学部に決めたという話を聞きました。その友人と話している
 うちに、経営にも興味を持ち始め、立命館大学のオープンキャンパスに参加しました。
 オープンキャンパスで出会った経営学部の先輩方の話を伺うと、異文化マネジメントや
 アジアに重点をおいた経営を学べることを知りました。オープンキャンパスに参加した
 ことで、「アフリカに協力できる仕事をしたい」から「アフリカでコンサルタントを
 したい」という、具体的な夢に変わっていきました。外国語大学へ進学するよりも
 立命館大学経営学部に進学したほうが、経営のことも詳しく学べ、自分の夢に近づく
 ことができるのではないかと思い受験しました。

 Q.新入生オリエンテーションもはじまりました。大学の第一印象はどうでしょうか。
 食堂に様々な人種の学生がいて国際色豊かで、国籍に関係なく話しかけてくれる学生が
 多いと思います。「日本人=内気」ということもなく、積極的に仲良くなろうと話して
 くれることが、嬉しかったです。また、大阪いばらきキャンパスの建物内には、ベンチ
 やソファーが数多く置いてあり、誰とでも気軽に話すことができるスペースが多い
 ことも魅力だと感じています。自分の挑戦したいことや好きなことを話すと「こんな
 友達がいるよ」と、お互いの友人を紹介しあい、友人の輪が広がっていくことも楽しい
 ですね。
  
 大阪いばらきキャンパスには様々なソファーやイスがあります。

 Q.これから挑戦したいことを教えてください。
 今、一番挑戦したいことは、BSA(Business Studies Abroad)の留学制度を利用して
 留学することです。アフリカは、英語のほかにフランス語を話す国も多いです。これ
 からは、フランス語もしっかりと勉強したいと思っています。英語とフランス語を話す
 ことができれば、アフリカのほとんどの国と交流を持つことができ、将来のビジネス
 にも役に立つと感じています。
 また、課外活動にも積極的に参加してみたいです。現在活動している先輩方が、どの
 ように考えながら、どのように人を動かしているのかも学ぶことができると感じて
 います。回生を超えた縦のつながりも広げていきたいです。

 Q.キャンパスでは各サークルの呼びかけも始まっています。興味を持ったサークル
  などはありましたか?

 私は、子どもの頃からバスケットボールとサッカーが大好きです。現在もバスケット
 ボールは趣味程度に続けています。先日もサークルの方から「練習を見に来ないか」と
 声をかけていただき、さっそく見学に行こうと思っています。
 サッカーは、プロのスカウトの方から声をかけていただいたこともありました。
 しかし、私の場合は、クラブチームに入っていたわけではなく、ガーナの自然のなか
 での遊びとしてのサッカーでした。スカウトの方からは「経験がまだ足りないけれど、
 そこを補うとプロにいけるかもしれないよ」と言ってくださったこともあり、機会が
 あればサッカーにも挑戦してみたいです。

 Q.イディリスさんが今後伝えたい「アフリカの魅力」を教えてください。
 私自身、ガーナに行った当初は英語が話せないうえに周りは知らない人ばかり。
 寂しさと不安ばかりが募っていきました。しかし、例えばサッカーボールがひとつ
 あれば、皆が集まってきて一緒に遊び始めます。その瞬間から、知らない人が友達に
 なります。このような環境は、日本ではあまり見ることができないと感じます。
 サッカーボールに興味を示すだけで友達ができ、どんどん友達の輪が広がっていく、
 そんな世界があることをもっと多くの方々に知ってもらいたいです。

 Q.立命館大学の進学にあたり、ご家族の方にひとことメッセージをお願いします。
 「英語を勉強した方がいい」と言われていなかったら、「アフリカでコンサルタントを
 したい」という夢も持っていなかったと思います。私の背中を大きく押してくれた父、
 ガーナの頃から今も変わらず支えてくれている母、ともても感謝しています。

 ◆入学式での挨拶全文◆
 

 新入生を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。

 私たちは今日から、いよいよ立命館大学の学生として人生の新たなステージに進める
 ことを心から嬉しく思います。

 私の夢は、アフリカで企業を起こし、日本とアフリカの懸け橋になることです。かつて
 初めて、父の故国であるガーナを訪れた時、私は大きな衝撃を受けました。整備されて
 いない道路、不安定な物価、児童の労働など、日本では考えられないような場面も多く
 目の当りにしてきました。

 経営学部での学びを通して私が特に取り組みたいのは、アフリカの労働環境の改善
 です。近年、アフリカ諸国では携帯電話やインターネットの普及、大型ショッピング
 モールの展開など大きな発展を遂げつつあります。しかしそのような分野で目立つ
 のは欧米や中国などアフリカ以外の海外企業の進出であり、現地企業の多くはいまだに
 カカオや鉱物産業など資源の輸出に頼っているのが現状です。特に、第一次産業の労働
 条件は劣悪で、低賃金かつ危険です。しかも適正な賃金を受け取っていないケースが
 多く、不当な賃金に疑いをもちつつも働かざるをえないというのが現状です。たとえ
 どんなにGDPが上がろうとも、人々が幸福感を得ることができなければ意味があり
 ません。

 いっぽう、日本は戦後、多くの優秀な経営者のもとに企業が飛躍的に成長し、経済成長
 を遂げました。その結果、日本の商品やサービスは世界的な信頼を得ました。アジア
 諸国でも、かつての日本のような発展を遂げている国があります。そのような各国の
 経営手法は、アフリカにとって何か大きなヒントが隠されているかもしれないと私は
 考えます。

 私は高校時代、授業での取り組みを通して国際的な問題意識を養うことと、実践的な
 英語力を身につけることに尽力し、3年間で飛躍的に国際的視野を広げることができた
 と思います。これを武器として、これから始まる4年間で、立命館大学でグローバルな
 視点に立った経営を深く学んでいきます。異文化マネジメントや、国際的な顧客ニー
 ズの見極め、価値ある商品づくりを実現する方法を学び、さらにアフリカ諸国での公用
 語であるフランス語の修得にも励みます。アフリカの労働環境を変えたい。アフリカを
 変えることで、世界が変わると、私は本気で信じています。絶対に私は、やり遂げ
 ます。立命館大学の恵まれた学びの環境を活かし、最大限のチャレンジをすることを
 誓い、これを新入生代表の挨拶とさせていただきます。


 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 「英語も話せますが、大阪生まれの大阪育ちで、大阪弁(関西弁)もネイティブです」
 と、笑顔で話してくださいました。目を輝かせ「夢を叶えるために立命館大学経営学部
 に入学した」と、語るイディリスさん。これから始まる授業、仲間たちとの出逢いを
 とても楽しみにしている様子が伝わってきました。彼の今後の活躍に期待したいと思い
 ます。

▼編集後記▼

 3月12日(日)、東京都にて、「第40回朝日アマチュア将棋名人戦全国大会決勝」
 行われました。今大会で、初優勝に輝いた横山大樹さん(産業社会学部2013年卒・
 北海道出身)
にお話しを伺いました。

 ―朝日アマ将棋名人戦を終え、現在の心境はどうですか?
 優勝が決まった瞬間、素直に嬉しかったです。学生時代の大会で優勝することも嬉し
 かったですが、社会人として優勝できたことで、学生時代とは違った嬉しさがあり
 ました。

 ―「将棋」に興味を持たれたきっかけを教えてください。
 子供の頃から、将棋道具一式が家に揃っていました。父から教わり、兄とともに自然と
 将棋を指し始めました。当時は、将棋を指すことが楽しくて仕方がなかったです。
 立命館大学進学後も将棋研究会に入り、将棋を続けることができました。子どもの頃
 から、将棋の楽しみを身近に感じる環境に恵まれていたと思います。

 ―大学時代の将棋研究会での活動のなかで印象に残っていることを教えてください。
 最も印象に残っていることは団体戦です。大学に入学するまでは個人戦ばかりでした
 が、大学では団体戦で日本一を目指すことが全員の目標になりました。日本一を目指す
 なかで多くのことを学び、人間的にも大きく成長することができました。大人数で
 大変なこともたくさんありましたが、目標を達成した喜びは他には代えがたいもので
 あり、今でも忘れられません。

 ―大学生時代から社会人になり、大会に臨むときの心情に変化はありましたか?
 社会人になり働きながら、将棋に集中した時間を取ることが難しくなっていますが、
 学生時代よりも「将棋を楽しもう」という思いが強くなりました。今は、子どもの頃の
 ように楽しく将棋を指しているかもしれません。
 また、最近は、地域の将棋教室で教える機会をいただきました。大会になると、将棋
 教室の生徒たちが応援に駆けつけてくれること、地元の方々の応援が増えてきている
 ことが何よりも力になっています。

 ―これからの目標を教えてください。
 まずは、目の前にある大会を一戦ずつ大切に戦うことです。もちろん、大会では優勝を
 目指しています。また、将棋の普及活動にも、もっと関わっていきたいです。
 より多くの方々に、将棋の楽しさを知ってもらいたいと思っています。

 ~~~
 6月10日(土)・11日(日)、神奈川県にて、立命館大学の先輩でもある稲葉聡・朝日
 アマ名人と三番勝負を戦います。「同じ大学の先輩と大舞台で対戦できることが、
 純粋に嬉しいです」とおっしゃっていた横山さん。これからの活躍もますます楽しみに
 なりました。

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第116号読者プレゼント▼

 今回は、「RPG(Ritsumeikan Project in Globalization)のクリアファイル」10名様
 にプレゼントします。是非ご応募ください。
 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

  <応募締切:4/24(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼115号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 115号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・なおさんさん  (京都府) ★
 ★・ザキさん    (福井県) ★
 ★・みっちゃんさん(長野県)★
 ★・ななさん   (東京都)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は4月28日(金)です。お楽しみに。
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