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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.44】

立命館CLUB 【VOL.44】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.44━━
■□ 2014.2.28
□■ 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 もうすぐ卒業シーズンですね。本学の各部活動・サークル団体も、
 各自の趣向を凝らした卒業制作の展示会(卒展)を行っています。

 先日、T・ジョイ京都において、映像学部・映像研究科の卒業制
 作・修了制作の合同展示・上映会「立命館映像展」が開催されま
 した。新たな映像表現の可能性の開拓に挑戦した映画・ドキュメ
 ンタリーなど20作品の上映、およびゲーム・デジタルアーカイブ
 作品など体験型映像作品をまじえた53作品の展示を行い、会場は
 多くの観客で賑わいました。
 
 
  身体の動きに合わせてバーチャルキャラクターが動くシステム

 そのほか、写真研究会・写真部の卒展情報をEVENT(スポーツ/学
 芸)に掲載しています。4年間の活動の集大成を、ぜひご覧くださ
 い。

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
 読者プレゼントは、「立命館タンブラー&ハンドタオルセット」
 です。

 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
 それでは最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】「民間企業からの受託研究実施件数」で立命館大学が全国1位に

 2013年12月13日(金)、文部科学省は「平成24年度 大学等における
 産学連携等実施状況について」の調査結果を発表しました。この
 中の「民間企業からの受託研究実施件数」において、立命館大学
 が全国1位(件数235件)となりました。(前年の調査では全国2位/
 件数218件)

 本調査は、文部科学省が産学連携等施策の企画・立案に反映させ
 ることを目的として、大学等における実施状況調査を毎年行って
 いるものです。国公私立大学(短期大学含む)、国公私立高等専門
 学校及び大学共同利用機関の1,085機関を対象に実施されました。

詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/news/detail_53_j.html

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【2】日本の私立大学初!研究フォーラム
  「IITH-Ritsumeikan SCIENCE WORKSHOP」をインドで開催


 2月10日(月)、インド工科大学ハイデラバード校(Indian Institute
 of Technology Hyderabad:IIT-H)において、サイエンスフォーラ
 ム“IITH-RITSUMEIKAN SCIENCE WORKSHOP”を開催しました。本フ
 ォーラムは、立命館大学とIIT-Hとの間で協力協定を締結したこと
 を記念したもので、JICAの支援のもと両大学が協力して実現しま
 した。なお、IIT-Hとの大学間協定は、日本では東京大学、大阪大
 学に次いで3校目となり、私立大学では初となります。

 IITは、工学と科学技術の分野でインド最高峰の高等教育機関で、
 研究水準の高さは国際的にも広く認知されています。IITの一つと
 して2008年に創立されたIIT-Hは現在13学科を有し、今後は航空宇
 宙工学等3学科を増やす予定です。

 今後は教員の研究交流・学生交流や学術研究人材養成の推進によ
 り、日印の関係強化を目指します。

 
 現地の学生達と立命館川口総長
 
 フォーラム会場の様子

詳細はコチラ≫
 http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12574/date/2/year/2014
 
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【3】被災地復興に関わる継続的な取り組み

 2月6日(木)から7日(金)にかけて、本学に通う中国・韓国・ドイツ
 などの留学生8名が福島県を訪れ、復興の現状や地元の魅力に触れ
 るスタディツアーを実施しました。本学は昨年12月に福島県と連
 携協力に関する協定を締結、「自分の目で福島を見てみたい」と
 いう留学生達の希望により、今回のツアーが実現しました。

 
  スタディーツアーに訪れた留学生達

詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/news/detail_52_j.html

 1月27日(月)から5日間、びわこ・くさつキャンパス(BKC)ユニオ
 ンスクエア・コンビニ前で、経営学部黒木正樹教授のゼミに所属
 する学生有志8名が「女川AGAIN(あがいん)ボウル」を販売しま
 した。これは、来春で閉校となる宮城県女川高校生徒会と宮城県
 石巻市の大沼製菓が開発した復興支援クッキーです。

 
 女川AGAIN(あがいん)ボウル

 商品名には「AGAIN」=“再び”を意味する英語と、宮城県の方言
 である「あがいん」=“どうぞ食べて”という意味をかけていま
 す。これまで復興を支えてくれた人達への感謝と、閉校後も女川
 高校を記憶に留めてほしいという高校生達の気持ちが込められて
 います。

 クッキーは、1日約150個が売れる人気となり、売り上げの一部は
 東日本大震災復興支援のために寄付されました。

 
 説明を聞きながら購入する学生達

詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12553/date/1/year/2014

 今年も3月11日(火)に「3.11追悼企画~いのちのつどい~」を開催
 します。今回は、東日本大震災の記憶・思い出写真を募集・発表
 する「写真展」を企画しています。詳細は順次災害復興支援室や
 本学の公式ホームページ・チラシ等で公開します。

詳細はコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/rs/20110311/basic/article/news.html/?id=313

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【4】産学協同アントレプレナー教育プログラム
   2013年度成果報告会を開催


 本プログラムは、BKC文理6学部共通プログラムとして展開され、
 2013年度で9期目を迎えました。「自立的で創造的な人材」「起
  業家精神(アントレプレナーシップ)に満ちた人材」の輩出を
  目的としたものです。本年度は約120名の学生が受講しました。

 基調講演では、株式会社ワークスアプリケーション代表取締役最
 高経営責任者である牧野正幸氏、株式会社グロービス・キャピタ
 ル・パートナーズマネージング・パートナーである仮屋薗聡一氏
 が登壇し、講演を行いました。

 
 ゲストを交えたパネルディスカッション

 牧野氏は「アントレプレナーに必要なことは、問題解決能力。20
 代のうちにとにかく力を身につけて欲しい」とメッセージを送り
 ました。仮屋薗氏は、「ベンチャーキャピタル(VC)の仕事は、起
 業家に投資し、日本の次の成長産業を創る事を通して、私達の今
 と未来を作っていく、それを大事に支えること」と語り、会場は
 熱気に包まれた中、閉会を迎えました。

詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12579/date/2/year/2014

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 その他学園ニュースはコチラ≫
 (学園HEADLINE NEWS)
 http://www.ritsumei.jp/news/index_j.html?year=2014

 (学園PICK UP)
 http://www.ritsumei.jp/pickup/index_j.html?date=2&year=2014

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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期
 または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホー
 ムページをご確認ください。

 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@京都][無料][申込不要]
   立命館土曜講座 3月度(第3085~3087回)

 [特 集]インクルーシブ社会を考える

 (1) 3月1日(土) (第3085回)
 [テーマ]クオリティ・オブ・ライフとはなにか?
      ―「ライフ」の質を考える―
 [講 師]立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員 福田 茉莉

 (2) 3月15日(土) (第3086回)
 [テーマ]高齢者支援の中で考える
      ―支援する側・される側の変化―
 [講 師]立命館大学文学部心理学専攻 実習助手 孫 琴

 (3) 3月22日(土) (第3087回)
 [テーマ]障がいのある子どもを持つ家族への
      メンタルヘルス支援
 [講 師]立命館大学文学部 教授 谷 晋二

 [時 間]14:00~16:00
 [場 所]立命館大学末川記念会館講義室
 [聴講料]無料 (※事前申込不要)
 
 主催:立命館大学衣笠総合研究機構
 事務局:リサーチオフィス(衣笠) TEL:075-465-8236
 
立命館大学土曜講座HPはコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/kikou/doyokozakikoh.htm

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【2】[@京都][有料][要事前申込]
   京都漢字探検隊 第38回―むかしの漢字を書いてみよう―

 通算第113回目となる今回は京都漢字探検隊です。
 紙が作られる前、文字は木の板(木簡)、竹の板(竹簡)に書かれて
 いました。昔の漢字で、自分の名前を木簡に書いてみましょう。
 書いたものは、お持ち帰りいただけます。
 
 [日 時]3月9日(日)
      第一部 10:00~12:00  第二部 14:00~16:00

 [会 場]立命館朱雀キャンパス1階 多目的室
 [入場料]小学生以下400円+保護者400円/中学生以上500円
  ※未就学児が参加する場合はご相談ください。
  ※小学生以下の方は、必ず保護者と一緒に参加してください。 
 [定 員]各回50名 ※先着順
 [問合せ]立命館大学 社会連携部 社会連携課内
      TEL:075-813-8209  FAX:075-813-8167

申込や詳細はコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/sio/img/pdf/kyo38tirasi.pdf

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【3】[@京都][有料・無料][申込不要]
   第19回 京都ミュージアムロード 「行こう!巡ろう!京の文化」   

 京都ミュージアムロードは、京都市内の博物館・美術館をより身
 近に感じ親しんでいただくために、毎年開催されているイベント
 です。今回は、過去最多となる78の博物館・美術館が参加します。
 また、楽しみながら会場を巡る「スタンプラリー」を開催、各会
 場に設置されているスタンプを3つ集めて応募していただくと、
 抽選で素敵なプレゼントが当たります。本学からは、国際平和ミ
 ュージアムが参加しています。

 [開催期間]3月23日(日)まで ※現在開催中
 [会 場]京都市内の博物館・美術館 78施設 
      ※詳細は下記URLをご覧ください。 
 [入場料]会場により異なります。
 [応募締切]3月31日(月)

詳細はコチラ≫
http://www.kyohakuren.jp/news/2014/02/post-18.html

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 その他の公開講座はコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/event/
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@島根][無料][申込不要]
   女子陸上競技部 第35回まつえレディースハーフマラソン    
   兼 第17回日本学生女子ハーフマラソン選手権大会


 昨年、三井綾子選手(スポーツ健康科学部4回生)が3位(学生部門
 2位)に入賞した大会です。今年は優勝を目指して挑みます。

 [日 時]3月16日(日) 午前10時02分スタート ※雨天決行

 [場 所]島根県松江市(松江城大手前~大手前広場)
 [入場料]無料

詳細はコチラ≫
http://www.matsue-ladies-half.com/

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【2】[@長野][無料][申込不要]
   スキー部 第84回全関西学生スキー選手権大会


 体育会スキー部にとって今シーズンの集大成となる大会です。
  部の中心を担ってきた4回生にとっては、本大会が引退試合です。

 [日 時]3月9日(日)~3月14日(金)
 [場 所]長野県野沢温泉スキー場
 [入場料]無料

詳細はコチラ≫
http://www.zenkan.org/site-9-taikai.html

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【3】[@大阪][無料][申込不要]
   アイスホッケー部 第30回西日本アイスホッケー選手権大会

 
 立命館大学をはじめ、関西大学・同志社大学・関西学院大学・北
 陸大学・香川アイスフェローズが参加します。初戦は同志社大学
 との試合です。
  
 [日 時]3月7日(金)~3月9日(日)
 [場 所]関西大学アイスアリーナ
 [入場料]無料

詳細はコチラ≫
http://www.geocities.jp/rits_ihc/sub2.html

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【4】[@京都][無料][申込不要]
   写真研究会・写真部 卒展


 卒業を控えた4回生の集大成となる展覧会です。暗室でプリントし
 たモノクロ写真からデジタルプリントまで、見ごたえのある写真
 が並びます。

 *写真研究会「2013年度 卒展」
 [日 時]3月4日(火)~9日(日) 13:00~19:00

 [場 所]GALLERY9 kyoto
詳細はコチラ≫
http://rits-syaken.jp/topic/2013-graduation-photo-exhibition

 *写真部「2013年度卒展 ―ごもくごはん展―」
 [日 時]3月11日(火)~16日(日) 
       12:00~19:00 (最終日のみ12:00~18:00)

 [場 所]同時代ギャラリー
詳細はコチラ≫
http://rupc.net/

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

 その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/event/schedule.html/
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▼輝く学生インタビュー▼

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 第31回 輝く学生インタビュー
 「音の粒がそろう美しい音色に惚れちゃいました」
 立命館大学マンドリンクラブ 部長 永盛 智久さん
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生
 や団体を紹介していきます。
 
 今回ご紹介するのは、立命館大学マンドリンクラブです。
 マンドリンクラブは、5月と12月に開催する演奏会をメインのイベ
 ントと位置づけ、日々練習に励んでいます。昨年12月の定期演奏会
 で4回生が引退し、現在は3回生が9名、2回生が6名、1回生が7名の
 計22名で活動しています。他大学に比べると規模は大きくありま
 せんが、これまでにもプロの奏者を輩出するなど確かな技術を持
 った団体です。

 定期演奏会だけでなく、美術館や福祉施設などからの依頼で演奏を
 行なうなど、活動の幅を広げています。

 今回インタビューに答えてくれたのは、今年1月に部長に就任した
 永盛 智久さん(政策科学部2回生・茨城県出身)です。

 

  Q:はじめに、マンドリンについて教えてください。
 
 見た目はイチジクを縦に割ったような形をしています。見たこと
 がない方も多いと思いますが、実は身近なCMなどでもマンドリンが
 使われています。たとえば、サッカーのカズ・三浦知良さんが出演
 されていた「ジョージアヨーロピアン」のCMでは、『ラフマニノフ
 交響曲第2番』がマンドリンで演奏されていました。BUMP OF CHICKEN
 の『車輪の唄』などのJポップ、アニメソングでもマンドリンが使わ
 れています。

 


 私は大学に入って初めてマンドリンを知ったのですが、こんな身
 近にマンドリンがあったことに驚きました。

 マンドリンは、ルネサンス期に作られた楽器「リュート」から発展
 したイタリアの民族楽器で、ギターやバイオリンと同じ弦楽器の1つ
 です。スチール製の弦を4対(8本)張り、べっ甲などのピックで演
 奏します。
 
 演奏するうえでの特徴は「トレモロ奏法」です。
 トレモロ奏法とは、1つの高さの音を小刻みに連続して演奏する
 方法のことを言います。マンドリンは音が短くすぐに消えてしまう
 ため、連続して音を出し続けることで音を長く響かせる必要があり
 ます。
 
 昨年の学園祭で演奏した動画を見てもらえるとわかりやすいかと
 思います。

  立命館大学マンドリンクラブ あまちゃんのテーマ
 

 1分すぎから、連続して音を奏でている様子がよくわかります。
 一定の速さで、1つ1つの音を良く響かせ、他の奏者とずれない
 ように演奏することは結構難しいんです。ピタッと合わないと濁音
 のように聞こえてしまいますが、音の粒がピタッと合ったときには
 マンドリンらしい綺麗なハーモニーを聴くことができます。

  Q:永盛さんがマンドリンクラブに入部したきっかけは何ですか?

 何か課外活動を始めようと思ったきっかけは友達と集まれる場が
 欲しいと思ったからです。スペースという意味の場ではなく、仲間
 と一緒に何かをする場という意味です。

 まずは、小学校の頃ピアノを習っていたこともあり、「三弾鍵盤」
 や「ピアノ研究会」など音楽系サークルを見てまわっていました。
 そんななかで初めて「マンドリン」という言葉に出会いました。サ
 ークル勧誘のチラシを見てマンドリンが楽器であることを知り、
 「とりあえず聴いてみよう」と軽い気持ちで新歓演奏会に参加しました。
 演奏を聴いて惚れ込んでしまいました。それが入部の一番の理由です。
 なんであんなに魅せられたのか、ピアノを少しかじった程度の当時の
 私にはわかりませんでした。ただただ音色が美しくて。また、マンド
 リンの高音の中に自然と入ってくるクラシックギターの音色にも感動
 しました。ピックで弾くマンドリンに対して、指で複雑な動きをしな
 がら奏でるクラシックギターの音色はマンドリンと調和しながらも主
 張している感じがしました。ピアノしか知らなかった自分にとって、
 その場はすごく新鮮でした。

 なぜ音色に感動したのか、今なら分かるような気がします。たぶん、
 音の粒1つ1つがそろっていて音が綺麗だったんだと思います。
 マンドリンは1音につき2本の弦を使って演奏する楽器です。つまり、
 複数の奏者で演奏するときに音をずらさないことはとても難しいはず
 です。先輩方はそれを難なくこなしていました。

  Q:マンドリンは、どのくらいの人数で演奏しますか?

 ひとり(独奏)から100名まで様々です。100名と言っても、全員が
 マンドリンではありません。複数人で演奏する際にはオーケストラを
 組むことが一般的です。

 立命館大学マンドリンクラブでも、6パートに分けてオーケストラを
 組んでいます。メインのマンドリンをはじめ、マンドラテノール・マン
 ドロンセロ・マンドローネ・ギター・ベースです。マンドラテノール
 とは主旋律からリズムまで幅広く担当します。マンドロンセロは奥深く、
 力強い音色で合奏に厚みを加えます。マンドローネはマンドリンの中で
 最も大きな楽器です。特注で無いと手に入らない代物ですが、本クラブ
 には代々受け継がれたものがあります。

 


 ギターはクラシックギターを使い、ベースはコントラバスです。
 オーケストラという形態なので、フルートやドラム、ティンパニーなど
 金管打楽器も一緒に演奏することがあります。私たちの部は20名程度
 しかいませんので、大舞台で演奏するときには賛助の方々に協力して
 いただいています。

  Q:永盛さんはどのパートを担当されているんですか?

 マンドリンについて語っていますが、実はクラシックギターが担当
 なんです(笑)。初めての演奏会で、クラシックギターを演奏して
 いた先輩の姿を見て決めました。ギターをかき鳴らしたかと思えば、
 綺麗に優しく弾いたり……その強弱や手の複雑な動きに興味を持ち
 ました。マンドリンの綺麗な音を聴くと、「マンドリンを選んでおけ
 ば良かったかな……」と、時々は思うこともあります。でも、クラ
 シックギターを選んだことを後悔はしていません。クラシックギタ
 ーは複雑な動きがかっこよく、クラシックギターがなければマンド
 リンのよさも引き立ちませんからね(笑)。

 それに、クラシックギターが担当でもマンドリンのことを知らな
 ければうまく合わせられません。練習の合間にマンドリンを友人に
 貸してもらって弾く練習をすることもあるので、マンドリンもギタ
 ーも経験させてもらっています。

 

  Q:マンドリンクラブの歴史について教えてください。

 音楽部からマンドリンパートだけが独立して「マンドリンクラブ」
 になったと聞いています。
 
 年1回行なわれている定期演奏会が昨年50回を迎えました。
 ただ、実際はもっと古くから存在していたと思われます。
 昨年、マンドリンを持った立命館大学生の大正時代の記念写真が
 発見されました。そんな古くから立命館の大先輩がマンドリンを
 演奏していたかと思うと、歴史を背負っている責任を感じます。

  Q:マンドリンクラブについて教えてください。

 クラブ内の組織は、運営委員と技術委員の2つにわかれています。
 主に2回生が演奏会場を押さえるなど部の運営を担います。技術委員は、
 3~4回生の学生指揮者をトップに各パートのリーダーで構成され、
 演奏会の曲や練習メニュー等を決めています。

 ちなみに、私は運営委員であり、部長兼ブログ担当です。先代の
 副部長が2年間続けてきたブログは、非常に充実していてプレッシ
 ャーです……。ただ、楽しみに見てくださっている方々がいるので、
 より充実したブログとなるよう「週1回の更新」と「コンテンツの
 復活(パートごとのリレー企画など)」を目標に進めていきたいと思
 っています。

 上回生が役割を兼任しているのは、1~2回生の間は純粋に音楽と
 いうものを楽しんでもらいたいと思っているためです。先輩方が私
 たちにしてくださったように、後輩にもしてあげたい。私たちの代は
 人数が少なくて大変なんですけどね(笑)。

  Q:立命館大学マンドリンクラブの特徴を教えてください。

 日本のマンドリン界の第1人者と言われる「鈴木静一先生」にご
 指導いただいていた歴史を持っていることです。

 40年ほど前、当時の先輩が鈴木静一先生の曲に心を惹かれ、鈴木先生に
 立命館大学マンドリンクラブの技術顧問になっていただくようお願いし、
 それが実現したそうです。マンドリン界の大御所を招くことができた
 なんて、相当熱心にお願いしたんだと思います。

 鈴木先生は日本の歴史にフューチャーした曲を数多く作曲されていて、
 『富士旅情 芭蕉が見た風景』や『大幻想曲 邪馬台』などの代表作が
 あります。

 当時、「鈴木先生の指導を受けたい」、「鈴木先生の曲を演奏したい」
 という思いから立命館大学に入学した人もいたようです。

 

 今は「エルマノマンドリンオーケストラ」という社会人団体の指揮者を
 されている木下正紀先生にご指導いただいています。木下先生は他大学
 の技術顧問もされていて、学生のことを親身に考えてくださり、気さく
 に悩み相談にも乗ってくださります。古くから有名な先生に指導して
 いただいているため、立命館の演奏技術は高いと思います。卒業後に
 プロの奏者になった方やマンドリンの国際コンクールで世界一になった
 方もいらっしゃいます。

  Q:印象に残っている演奏会について

 昨年の第50回定期演奏会が強く印象に残っています。

 歴代OB・OGの方々と一緒にオーケストラを組んでの演奏会は初めて
 でした。その演奏会で、私の後ろにいらっしゃった方がなんと第1回
 定期演奏会のステージに上がれらた方でした。定期演奏会の「生みの
 親の1人」とも言える方との演奏に鳥肌が立ちました。このような経
 験ができたのは、企画してくださった先輩方や全国から駆けつけて
 くださったOB・OGの皆さんのおかげです。

 OB・OGの皆さんと話していると、今でも楽器を続けている方が多い
 ことに驚きました。クラブ活動として始めた楽器を何十年も趣味と
 して続けておられることを聞き、「本当に楽器、そして音楽を愛し
 ているんだな」と感じました。私も「ずっとギターを続けたい」と
 思っています。楽器や音楽というのは人を惹きつけるものなのかも
 しれませんね。

 次は5年後に開催予定です。先輩や後輩と繋がれる貴重な機会が
 楽しみです。

  Q:今後の演奏会について教えてください。

 3月11日(火)に「ジョイントコンサート」、4月20日(日)に
 「第51回合同演奏会」を予定しています。 3月のジョイント
 コンサートは、立命館大学・同志社女子大学・大阪経済大学・
 高知大学・九州大学の5大学が一緒に演奏します。

 立命館大学のみの演奏会だと20名程度ですが、今回の演奏会は100名
 以上で演奏する曲もあります。迫力ある演奏を楽しみにしてください。

 4月は、全日本学生マンドリン連盟京都ブロックに所属する大学による
 合同演奏会です。立命館大学は京都大学と一緒に演奏します。
 
 マンドリンのオリジナル曲を中心に演奏しているので、マンドリンで
 なければ聞くことのない曲とも出会えます。トレモロ奏法による
 「音の粒がそろった美しさ」を感じてください。マンドリンの奏でる
 音に調和するギターの音にもぜひ注目してください。
 お待ちしております。

 


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 いかがでしたでしょうか。

 先輩方が築き上げられてきた50年の歴史に感謝すると共に、
 次の50年を盛り上げるために「まず自分たちの代が一歩を
 踏み出さなければ」と考えているようでした。

 新しく就任したばかりの永盛部長は、これからの展開について
 「まだまだ構想段階で、詳しくは言えないんです……」と
 言いつつ、挑戦に対する熱い想いを感じました。
 頭の中では色々と描いているのでしょう。どんな企画が
 生まれるのか、これからが楽しみですね。

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 <今後のイベント情報>
 「ジョイントコンサート」
 [日 時]3月11日(火) 18:00開演(17:30開場)
 [場 所]高槻現代劇場
 [入場料]無料

 「全日本学生マンドリン連盟京都ブロック 第51回合同演奏会」
 [日 時]4月20日(日) 18:00開演(17:15開場)
 [場 所]京都府長岡京記念文化会館
 [入場料]無料

▼編集後記▼

 今回は、本学校友の劇作家・土田英生(つちだひでお)さん(産業社
 会学部卒・愛知県出身)をご紹介します。

 土田さんは入学と同時に演劇を始められ、1989年に本学劇団OBを
 中心に「B級プラクティス」(現MONO)を結成。1990年以降全作品の
 脚本・演出を担当されています。

 劇作と並行して、テレビや映画脚本の執筆も数多く手掛けられて
 います。テレビドラマ「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」
  や「斉藤さん」も土田さんが手掛けた作品です。他にも、プロデュース
  公演「二都物語」や新作狂言など、様々な分野で脚本家として活動
  されています。また、最近は現在放映中の「ごちそうさん」に勝田
  半次郎役でご出演されるなど、俳優としてもご活躍されています。

 

 そんな土田さんが代表を務める劇団MONOの第41回公演「のぞき穴、
 哀愁」が絶賛公演中です。3月1日(土)・2日(日)は北九州公演、3月6日(木)
  から12日(水)にかけて大阪公演が予定されています。

  「間と呼吸」を大切にしたMONO 流・会話劇をぜひお楽しみください。

詳細はコチラ≫
http://www.c-mono.com/stage.html

 (立命館CLUB事務局 堀井)

▼第44号読者プレゼント▼

 今回は、「立命館タンブラー&ハンドタオルセット」を2名様に
 プレゼントします。容量260mlのタンブラーはRのロゴ入りです。

  
  もちろん保冷・保温もOKです♪

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:3/10(月)>

 【パソコンの方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61c

 【携帯電話の方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
 うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第43号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第43号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・森本 誠子さん (兵庫県)   ★
 ★・小坪 輝美さん (福岡県)   ★
 ★・林 幹雄さん (愛知県)    ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回配信予定は3月14日(金)です。お楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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