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立命館CLUB 【VOL.97】

立命館CLUB【VOL.97】

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 ■□■ 2016.6.10 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ http://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 6月1日(水)、来春卒業する大学生・大学院生への採用選考が「解禁」されました。
 昨年より2ヶ月前倒しとなっています。立命館大学キャリアセンターでは、
 「学生一人ひとりの希望する進路・就職」を高いレベルでかなえるため、さまざまな
 支援を行っています。大学生活を通して育んできた力量や価値観を、卒業後の進路
 実現に結びつけられるよう、より具体的に働くイメージがもてるような企画を実施
 しています。また、企業を大学に招聘し、学生との「出会い」の機会を設け、支援
 企画も展開しています。

 キャリアセンターホームページはコチラ≫
 
 さて、6月6日(月)、第65回全日本大学野球選手権大会が開幕しました。
 立命館大学は初戦に勝利し、2回戦は昨年敗れた東海大学北海道キャンパスとの一戦。
 惜しくも敗れベスト16という結果でした。選手たちは秋季リーグ戦の連覇に向かって
 気持ちを切り替えています。引き続き、熱いご声援をよろしくお願いします。

 それでは、今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、「漫画『立命館人物伝 東洋の復活 白川静~漢字の世界の
 新しいとびらを開いたものがたり~』
」です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】立命館大学発ベンチャー企業・株式会社三次元メディアに、産業革新機構・
    スパークス・グループ・三菱UFJキャピタルが出資を決定


 徐剛・情報理工学部教授が社長を務める立命館大学発ベンチャー企業で、世界初の3D
 ロボットビジョンシステムを開発・販売する株式会社三次元メディア(2000年12月に
 有限会社として設立・本社:滋賀県草津市)に対して、株式会社産業革新機構が
 8億円、スパークス・グループ(※)が2.5億円、三菱UFJキャピタル株式会社が
 5,000万円を上限とする出資を行うことを決定しました。株式会社三次元メディアは、
 産業ロボットの「目」と「脳」の研究開発を行っており、開発した3次元認識技術
 (3次元ビジョンセンサ)により、これまで人手に頼らざるを得なかったばら積み
 された加工対象物から一つずつピッキングする作業をロボットで自動認識とハンド
 リングすることができるようになりました。今回の出資により、株式会社三次元
 メディアは2016年夏までに東京に研究開発拠点を開設、同時に海外販売サービス
 体制を構築し、これらの事業を推進する人材採用にも注力する予定です。
 ※スパークス・グループ株式会社が管理・運営する投資ファンド、未来創生ファンド
 から出資。

 
 (写真左)徐剛・情報理工学部教授
 (写真右)3次元ロボットビジョンセンサ

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 【2】和歌山県と就職支援に関する協定を締結

 5月26日(木)、立命館大学は和歌山県と就職支援に関する協定を締結しました。
 この協定により、和歌山県で就職を希望する学生に対して、企業・行政機関などの
 採用情報やセミナーなど各種就職支援イベントに関する情報を提供するほか、イン
 ターンシップ機会の増大、採用説明会の開催、地元での就職活動のサポートなど、
 U・Iターン就職支援・促進に向けた取り組みを県と連携して行います。和歌山県が
 大学と就職支援協定を締結するのは、立命館大学が初めてです。立命館大学と都道
 府県との就職支援に関する協定締結は、徳島県、広島県、高知県、香川県、
 北海道(包括協定)、福島県(包括協定)、長野県、愛媛県、鳥取県、岡山県、
 石川県、山口県、福井県、静岡県、熊本県、新潟県、三重県に続き、18件目となります。
 
 詳細はこちら≫

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 【3】「2016年度夏期出発海外留学プログラム 第1回合同ガイダンス」を開催

 5月22日(日)、衣笠キャンパスにて、「2016年度夏期出発海外留学プログラム
 第1回合同ガイダンス」を開催しました。このガイダンスは、海外生活で気をつける
 べき危機管理・メンタルヘルス・健康管理などを説明し、安心・安全な留学生活を送る
 ことを目的として開催されました。ガイダンス当日は、国際教育センター主催の海外
 留学プログラム、各学部が実施する短期および長期の海外留学プログラム・海外実習に
 参加予定の学生が出席しました。昨年度は、1,700名を超える立命館の学生が海外留学
 プログラムに参加、国際教育センターでは、今後もこのような事前ガイダンスを
 通じて、より充実した留学生活を送ることができるように支援していきます。
 
 (写真左)健康管理ガイダンスを行う保健センターの医師
 (写真右)ガイダンス会場の様子


 海外留学プログラムの詳細はコチラ≫

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 【4】自転車通学安全モデル校指定書を受領

 6月3日(金)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、自転車通学安全モデル校
 指定書贈呈式が開催されました。これは、公益財団法人日本交通管理技術協会に
 よって指定されるもので、BKCにおいて自転車登録や交通安全キャンペーンなど自転車
 通学の安全に関わる取り組みを行っていることが評価されました。大学では3校目の
 指定となります。贈呈式では、公益財団法人日本交通管理技術協会の小野正博会長から
 取り組みについて評価いただくとともに、他の学校のモデルとなるよう今後一層の取り
 組みの推進への期待が述べられました。これからも地域の方と連携し、安全な乗車
 マナーを継続できるよう取り組んでいきます。
 

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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 【1】[@京都][無料][申込不要]
  立命館土曜講座 白川静先生の学問を顧みる―白川静先生の没後十周年を記念して―

  白川静先生は、長年、立命館大学文学部教授を務められ、中国および日本の古代
  文化について独創的な研究を築き上げました。その学説は「白川文字学」と称され、
  国内外の学会から高い評価を得ています。その功績を認められ2004年には文化
  勲章を受賞されました。今回の土曜講座では、白川先生の学問について解説したい
  と思います。

 [日 時]◆6月11日(土)14:00~16:00
       「白川静文庫の書籍・資料を通して知る白川学の世界」
       (芳村弘道・立命館大学文学部教授)
        ◆6月18日(土)14:00~16:00
       「中国からみた白川文字学」
       (張莉・大阪教育大学教育学部特任准教授)
 [場 所]立命館大学 末川記念会館講義室
 [入場料]無料

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][要事前申込]
  第47回京都漢字探検隊 体験!福井の漢字学習

  漢字の成り立ちから楽しく学べる講座です。第2部は古代文字パズルや六角返し
  など、漢字でとことん遊んでみましょう!

 [日 時]6月19日(日)
       第1部11:00~12:00「体験!古代文字を活かしたたのしい漢字学習」
       第2部13:30~15:30「親子で楽しめる漢字あそび大会」
 [場 所]立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム
 [入場料]無料
 
 詳細はコチラ≫

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 【3】[@京都・滋賀・大分][有料][申込不要]
  世界報道写真展2016-WORLD PRESS PHOTO 16-

  写真展を通して、世界で起きている紛争や現代社会の問題、奇跡的なスポーツの
  瞬間や、壊されゆく自然の姿を知ることのできる貴重な展覧会です。

 ◆京都会場
 [日 時]6月3日(金)~6月25日(土)9:30~16:30(入館は16時まで)
      ※6月6日(月)・13日(月)・20日(月)は休館
 [場 所]立命館大学国際平和ミュージアム
 [入場料]大人500円 中・高生300円 小学生200円

 ◆滋賀会場
 [日 時]6月27日(月)~7月8日(金)9:30~16:30(入館は16時まで)
 [場 所]立命館大学びわこ・くさつキャンパス エポックホール
 [入場料]大人500円 中・高生300円 小学生200円

 ◆大分会場
 [日 時]7月11日(月)~7月24日(日) 10:00~17:00(入館は16:30まで)
 [場 所]立命館アジア太平洋大学 本部棟2階 コンベンションホール
 [入場料]大人500円 高校生以下は無料
 
 詳細はこちら≫
 
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  その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@神奈川][無料][申込不要]
  陸上競技部(男子・女子)「2016日本学生陸上競技個人選手権大会」

  立命館大学からは、35名の選手が出場します。

 [日 時]6月10日(金)~6月12日(日)
 [場 所]Shonan BMW スタジアム平塚(神奈川県平塚市大原1-1)
      ※ハンマー投のみ東海大学湘南校舎陸上競技場
       (神奈川県平塚市北金目1117)
 [入場料]無料
 
 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都・大阪][有料][申込不要]
  サッカー部(男子)「2016年度 第94回 関西学生サッカーリーグ」
 
 ◆近畿大学戦
 [日 時]6月11日(土)14:00~
 [場 所]西京極総合運動公園陸上競技場(京都市右京区西京極新明町32)
 [入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

 ◆阪南大学戦
 [日 時]6月19日(日)11:30~
 [場 所]J-GREEN堺・メインフィールド(大阪府堺市堺区築港八幡町145)
 [入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

 ◆京都産業大学戦
 [日 時]6月25日(土)14:00~
 [場 所]山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場(宇治市広野町八軒屋谷1)
 [入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@島根][有料][申込不要]
  ホッケー部(男子)「高円宮牌2016ホッケー日本リーグ 男子」

 ◆福井クラブ戦
 [日 時]6月18日(土)12:00~
 [場 所]奥出雲町三成 (みなり) 公園ホッケー場
      (島根県仁多郡奥出雲町三成1627-1)
 [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 ◆ALDER飯能戦
 [日 時]6月19日(日)10:30~
 [場 所]奥出雲町三成 (みなり) 公園ホッケー場
      (島根県仁多郡奥出雲町三成1627-1)
 [入場料]一般・大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料

 詳細はコチラ≫

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 【4】[@大阪][有料][要事前申込]
  第19回音芸協コンサート フューチャーコンサート with 立命館大学交響楽団

 [日 時]7月3日(日)13:15開場 14:00開演
 [場 所]立命館いばらきフューチャープラザ・グランドホール
 [入場料]全席指定 一般2,000円(チケットはプレイガイドで取り扱い)

 詳細はこちら≫

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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 第70回 輝く学生インタビュー
            計画・装備が万全だからこそ山頂からの絶景が味わえる
                          立命館大学体育会ワンダーフォーゲル同好会
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
 いきます。今回ご紹介するのは、立命館体育会ワンダーフォーゲル同好会(以下、
 ワンゲル)
です。
 インタビューに答えてくれたのは、主将・松岡駿さん(国際関係学部3回生・和歌山県
 出身)と林春凪さん(文学部2回生・高知県出身)のお二人です。ワンゲルの特徴や
 山の魅力についてお伺いしました。
 
 インタビュー時のお二人(左:林さん・右:松岡さん)

 Q. 立命館体育会ワンダーフォーゲル同好会(以下、ワンゲル)のメンバーはどの
 ような構成ですか?

 松岡さん:4回生が3名、3回生が5名、2回生が多く17名います。4月末に1回生の入会
 登録があり、現在10名の部員に加えて、留学生4名が活動参加の希望を出してくれて
 います。女性は全体で5名、アウトドア系の部活では少ないと思います。

 Q. ワンゲル創立の背景を教えてください。
 松岡さん:創立者は現在80歳ですが、今も現役で登山を楽しんでいらっしゃいます。
 その方は、中高と山岳部に所属、「自分の限界・人間の限界に挑む」ということに
 取り組んでおられたようです。しかし、もっとみんなで楽しくできる山行(さんこう)
 はないかと探していたら、ドイツに「ワンダーフォーゲル運動」があることを知り、
 その名前をもらい、学業とも両立でき、「野山を歩く」という「ワンダーフォーゲル
 同好会」を創立したと先輩から伺っています。二度ほど廃部の危機もありましたが、
 部員も3名しかいない時期を含め、今年創立60周年を迎えることができました。
 創立時から、「自主性を尊重する」という理念は変わらずに受け継がれています。

 Q. お二人は、どのようなきっかけでワンゲルに興味を持ちましたか?
 松岡さん:高校は進学校で部活ができなかったのですが、トレーニングにもなるので
 クロスバイクを続けていました。そのため、「大学に入ったら自転車競技部に入ろう」
 と決めていましたが、新歓の時期に自転車競技部の話を聞きに行くと、随分お金が
 かかると知り諦めました。そして次に、「よし、じっくり陶芸をやってみよう」と
 陶芸部の話を聞きに行ったとき、たまたま横のブースがワンゲルで、「あっ、山か。
 テレビの『世界の果てまでイッテQ!』でも流行っているし、いいかな~」という軽い
 気持ちで入会しました。入会時は、こんなにも山に登るとは想像もしておらず、結構、
 山もお金がかかるので自転車競技部とどっちも一緒やったなと思っています。
 林さん:両親が山好きで、小さい頃からよく山登りに連れて行ってもらった影響が
 大きいですね。一緒に登ったのは小学生までで、中学・高校とはヨット部だった
 ので全く山には登っていませんでした。大学に入って「また、山に登りたいな」と
 思いワンゲルに入会しました。

 Q. ワンゲルの活動内容を教えてください。
 松岡さん:週1回は山へ行くことにしています。昨年の秋から「ハイキングパート」
 と「山岳パート」を分けて活動していますが、日帰りかテント泊するかの違いで、
 体力やレベル別で分けているわけではありません。その他、週2回、びわこ・くさつ
 キャンパスと衣笠キャンパスそれぞれで、ミーティングを行っています。年間行事
 としては、4・5月は1回生の体験入会の山登り企画、6・7月は月1~2回の合宿、
 8・9月は夏合宿が中心の活動で、11月頃に3回生最後の山行が秋合宿で行われます。
 基本的に1・2月の厳冬期~4月頃までは日帰りの企画をしています。また、OB会が
 管理してくださっている山小屋が京都市北部にあり、その整備のワークキャンプが
 春と秋の年2回あります。
 
 大雪渓を登り、白馬岳~杓子岳~白馬鑓ヶ岳と縦走

 Q. 今年、ワンゲル創立60周年と伺いましたが、OB・OGの方々と交流はありますか?
 松岡さん:「OB会」は5年前にできました。当初山小屋は現役学生が管理して
 いましたが、廃部の危機などで管理できない状態が続き、山小屋を潰されるかも
 しれない事態になり、OB会を作り山小屋の管理もしてくださっています。今では、
 OB総会や読図講習会、ワークキャンプなど一緒に山に登ることも増えています。
 また、新歓を迎えるにあたって、ワンゲルの歴史を知りたいと思い、今年3月末に
 OBの方を講師に迎え、「ワンゲルの歴史を学ぶ」講習会も開きました。
 
 ワンゲルの歴史を学ぶ講習会

 Q. 山小屋はOBの方々が建てられたのですか?
 松岡さん:そうです。1962年に、お金・資材集めから図面の作成・運搬・建築まで、
 全て自分たちの力だけで造り上げられたそうです。レンガも麓から担いで建てただけ
 あり、山小屋ではなく「家」です。トイレもバイオトイレになっており、この山小屋は
 OB方々にとって、誇りのようです。
 林さん:京都市北部にある、花背高原前のバス停から一時間くらい山の中を歩か
 なければいけませんが、山小屋の赤い屋根が見えると、「こんな山に、こんな立派な
 山小屋があるのか」と感動します。
 
 春と秋、毎年恒例のOB会主催の山小屋整備ワークキャンプ

 Q. ルートの決定や万が一の対策などは、どうやって決めていますか?
 松岡さん:ルートの決定は自分たちでします。それが、大学登山の醍醐味だと
 思います。他大学では、講師やコーチ会などで承認を出してもらっていると思い
 ますが、立命館大学のワンゲルはコーチなどがいないため、上回生や主将がルートを
 確認し、スポーツ強化オフィスに提出して許可を得ています。また、OBで立命館大学
 職員の佐々木大造さんが山岳会にも入っていらっしゃるので、アドバイスを
 いただいています。
 リスクは徹底的に減らすように指導しているので、事故らしい事故はここ8年は
 起こっていません。万が一の対策としては「山岳保険に入る」、遭難した時の捜索
 などのために「事故対策積立金」も作っています。その他、国立登山研究所や日本
 登山医学会などの講習に参加して、知識をしっかり身につける努力をしています。
 
 救助方法や怪我の対応など、講習会参加後にメンバーと情報を共有

 Q. 荷物はどれぐらいの重さになりますか?
 松岡さん:「どこに何泊で行くのか、どういう環境が想定されるのか」にもより
 変化しますが、一泊二日で15kg程度になります。二週間の縦走であれば、約35kgに
 なるので、15~35kgの間だと思います。増やすことは簡単ですが、減らすのは
 かなり難しいです。ハイキングパートは登山靴の種類の違いや、ヘルメットが
 いらないなど細かな違いはありますが、基本的な装備は、登山パートと一緒で
 約15kgの荷物になります。
 林さん:1回生の秋頃に、重りを背負って山に登るトレーニング「歩荷(ぼっか)」
 を経験したときは、「あ、入るサークルを間違えたな」と思いました。
 そのトレーニングのおかげで今では、15kgは軽く感じてしまいます。トレーニング
 を重ねることで、体力的にも精神的にも余裕ができると思います。
 
 個人装備に+20キロした歩荷での六甲山挑戦

 Q. 留学生も参加していると伺いましたが、希望者は毎年いますか?
 松岡さん:毎年、2~4名程度はいますね。昨年は、イスラエル出身の留学生が活動に
 参加してくれました。山が好きな女性の方で、帰国する直前の8月にお別れ登山として、
 一緒に富士山に登り思い出づくりをしました。外国人との交流をしようと思うと、
 言葉の壁があると思いますが、一緒に山に登ると打ち解けるのも早いですね。
 
 留学生とのお別れ登山。ご来光も拝めました

 Q. ワンゲルの魅力は、どこにありますか?
 松岡さん:他の登山者の方から、「何キロ背負っているの?」、「どこの大学?」と
 声をかけていただき、会話が始まります。しかし、本音としては「そっとして
 おいて、今話せる余裕はない」と思ってしまいます。登っている途中は、荷物の
 有無に関係なく、「早く帰りたい」と思っているのに、家に帰って翌日起きると、
 山頂からの美しい景色、他の登山者との会話など楽しいことしか思い出せません。
 林さん:やはり、メンバーの仲が良いところです。一泊や二泊など、長時間同じ
 メンバーでいないといけないので、自然とそのコミュニケーションが上手くいく
 ように考えています。今は、とても居心地の良い雰囲気です。

 Q. 今まで登った山で、印象に残っている山・景色はありますか?
 松岡さん:僕は毎回が印象的です。ですから最近、登った山がベストです。
 後輩たちと登るのは当然楽しいですが、ひとりで登る山も楽しんでいます。
 林さん:私は景色が良かった山です。晴れている日に、頂上から見渡した景色はよく
 覚えています。大学に入って初めての合宿、鳥取県の大山の景色は特に印象に残って
 います。
   
 山頂からの景色はすばらしく、山頂でたべるマシュマロも思い出の味

 Q. 他の大学との交流はありますか?
 松岡さん:今年から復活させようと思っています。「4大学合同のワンダーフォーゲル
 連盟」に新規加盟を申し入れ、6月から加盟することが決まりました。ワンゲルや
 登山には大会が無いので、自分たちのレベルも分かり、他の大学でやっていることを
 学べるというメリットもあります。当然一緒にする人数が増えれば、行ける山が増え、
 活動の幅も増えると思います。

 Q. 松岡さんは、60代目の主将ですが、面白さや大変さを感じるときはありますか?
 松岡さん:登山は自分たちで組み立てるスポーツのため、統括する面白さはあります。
 主将として先頭に立つことで、勉強になることも多く、がんばっている後輩を見て
 教わることもたくさんあります。その反面、事故で誰かが怪我をすると責任を負う
 のも主将の私です。山の事故は命に関わることにもなるので、後輩の命も背負って
 いると考えると大変ですが、間違いなく他のクラブやサークルにはない面白さ、
 主将としてのやりがいを感じています。
 
 山行前の装備チェック

 Q. 「ヤンレー」はワンゲルの合言葉ですか?
 松岡さん:合言葉というか、5代目くらいの主将が「山での定番、『ヤッホー!』
 では面白くない。俺らだけで分かる合言葉を作ろう」となって、何かの歌から引用
 して「ヤンレー」を使うことになったと聞いています。山小屋やOB会のホームページ
 にも書いているので、僕らも自然と使っています。
 林さん:「いただきます」の変わりに「ヤンレー」と言ってみたり、自己紹介の
 前に「ヤンレー」とつけてみたり。部員には親しみ深い言葉ですね。

 Q. 特技ありますか?
 松岡さん:国際関係学部で英語が得意だと思われがちですが、英語は苦手です。
 でも、人を説得するのは上手いと言われます。話すのは得意です。特技が欲しいと
 思って山に登っている面もあるので、本当は、「山が特技です」と言えるように
 なればと思っています。
 林さん:新歓の時に最初に対応してもらったのが、松岡さんでした。話すのが
 うまくて、「いい先輩やなあ~」と思って、入会を決めました。
 私は、文学部で地理学を専攻しているので、地図を読むことが好きです。学んで
 いる分野ともリンクすることが多く、授業もワンゲルの活動も楽しく感じています。

 Q. 休日は、どうのように過ごしていますか?
 松岡さん:山の道具を買うためにアルバイトをしています。ワンゲルでも山に登って
 いるのに、ひとりで山に登るときもあり、登山自体がリフレッシュになっています。
 社会人の方が忙しい中でも、登山されている気持ちが分かるような気がします。
 林さん:中高と続けていた、ヨットを楽しんでいます。

 Q. 海外でも登ってみたいと思いますか?
 松岡さん:行ってみたいですが、まだまだ、そのレベルに達していません。
 「いつか登りたいと思うのかな?」と、今は漠然と思っています。
 林さん:私は日本だけで十分です。

 Q. 初心者でも楽しめるポイントはありますか?
 林さん:最初は晴れている日に行く!天気は大事です。暖かくて晴れている日に
 行くことをおすすめします。
 松岡さん:初心者だからこそ装備は、しっかりと揃えてほしいと思います。
 僕はアウトドアショップで働いているので、お客様からもアドバイスを求められる
 ことが多いですが、やはり初心者とはいえ、しっかりと揃えていた方が楽しめると
 思います。お勧めのコースは、「湖南アルプス登山コース(滋賀県)」です。
 バスでも行け、アルペン的な風景が広がっていて、あまりしんどさを感じません。
 そして何より、振り向けば滋賀県の市内地が見え、すごく楽しめると思います。
 ただ、虫はちょっと多いです。
 林さん:登り終わった時に景色が良いと印象深く残るので、「また次も行きたい」と
 なります。装備を揃え、晴れた日に湖南アルプスに登るのは、絶対おすすめです。
 
 湖南アルプス堂山山頂からは近江富士や琵琶湖、比叡山が一望できます

 Q. 将来の夢や目標を教えてください
 林さん:まだ漠然としていますが、いくつになっても、山とヨットは続けたいと
 思っています。
 松岡さん:登山は本当に楽しいので、気軽に始めてほしいと思っています。
 夢は、「夏季日高山脈全山縦走」の達成です。北海道の日高山脈は、冬は雪が
 積もっているので、水分に困ることはないのですが、夏は沢まで下りて水汲み、
 また登らないといけません。日高山脈は藪が多く、熊も多いので水場に行きづらく、
 沢に入ると尾根に復帰できないと言われています。先輩などに話しても無理だと言われ
 ますが、50歳までに達成してみたいと思っています。

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 山に登ることは怪我も多いのではないかと心配しましたが、講習会へ積極的に参加
 するなど、安全を第一に考えていることが伝わってきました。そして、安全に山登りが
 できるからこそ、山頂からの素晴らしい景色を皆で楽しむことができるとおっしゃって
 いました。
 ご紹介いただいた、「湖南アルプス登山コース」は、JR石山駅→(バス25分)
 →アルプス登山口→(徒歩約75分)→鎧ダム→(徒歩約90分)→堂山山頂
という
 コースです。天気のよい日、雄大な自然の中を歩いてみてはいかがでしょうか。


▼編集後記▼

 5月23日(月)、日経BP社より、『混ぜる教育-80カ国の学生が学ぶ立命館アジア太平洋
 大学APUの秘密―』(崎谷実穂 著, 柳瀬博一 著, 糸井重里 解説)が全国発売されて
 います。この本の主役は立命館アジア太平洋大学(APU)です。今回は、APU開学に
 ご尽力され、現在は、APUの副学長・今村正治さん(1981年文学部卒業・大阪府
 出身)
にお話をお伺いしました。

 ~~~
 ―開学前からAPUにかかわってこられたと伺っています。

 当時は開設事務局課長という立場でした。まだ漠然としていた目標を明確なものに
 するために、夢中の日々を送りました。APU開学から1期生、2期生を社会に送り出して
 から、約8年間、朱雀キャンパスで仕事をしていましたが、再度2014年1月にAPUに
 副学長として帰ってきました。大分・APUは、いまや私のもうひとつの故郷です。
 特に関わりが深かった1期生はじめ卒業生と直に接し、彼らの活躍ぶりを目の当たりに
 できることはなによりの幸せです。

 ―日経BP社さんより、『混ぜる教育』が出版されましたが、どのような本ですか?

 本書は、単なるAPUの紹介本ではありません。日経ビジネス独自の目線から、「APU
 プロジェクトという起業物語」、日本の教育や多文化社会としての未来のモデルに
 なる「おもしろい大学」として、1年以上に渡り、APUを取材いただきました。
 「混ぜる」という言葉も、これまで我々が使ってきた「多文化共生」、「ダイバー
 シティー」などの大学的表現からは想像もつかないものですが、APUを説明するには
 これほどぴったりな言葉はないですね。「混ぜる」をキーワードに、学生と学生、
 学生と教職員、大学と街、大学と企業、日本と世界というように、APUの面白さを
 わかりやすく解きほぐしていってくれました。

 ―先日、日本経済新聞の「人事が見る大学イメージランキング」でも、APUは
  「グローバル化に熱心な大学」の1位に選ばれました。今村副学長が描くAPUの
  未来像を教えてください。

 企業から高い評価をいただいて大変光栄なことだと思います。APUの「混ぜる教育」が
 あったから、日本と世界の教育改革が進んだといわれるような、グローバル
 ラーニングのトップ大学になっていたい。そして、世界中の卒業生たちには、
 世界平和に大きな役割を果たしてほしいですし、APUにも深く関わり、大学を導いて
 ほしいと思います。
 ~~~

 本書の巻末には、早くからAPUの「混ぜる教育」に注目し取材を続けてきた、
 糸井重里さんが、「こんな大学があれば、入りたかった」とおっしゃっています。
 日本と世界を混ぜる学生たちが学ぶ「APUの秘密」を、是非、お読みください。


 日経BP社のホームページはコチラ≫

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第97号読者プレゼント▼

 今回は、「漫画『立命館人物伝 東洋の復活 白川静~漢字の世界の新しいとびらを
 開いたものがたり~』
」を10名様にプレゼントします。是非ご応募ください。
 
 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/20(月)

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
  うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼96号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 96号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

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 ★・びよりんさん (京都府) ★
 ★・木村哲雄さん (大分県) ★
 ★・本間秀裕さん (福島県) ★
 ★・アリストさん (岡山県) ★
 ★・Y.Kさん  (東京都) ★
 ★          他5名様 ★
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 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は6月24日(金)です。お楽しみに。
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