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立命館CLUB 【VOL.51】

立命館CLUB【VOL.51】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.51━━━━
■□■ 2014.6.13  立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 5月末、嬉しいニュースが届きました。

 世界で最も権威あるバレエ賞の1つ、「ブノワ賞」に本学校友の木田真理子さん(2007
 年産業社会学部卒・大阪府出身)
が選ばれました。日本人初の受賞という快挙です。

 
 写真提供:AP/アフロ

 今回のブノワ賞受賞について、「とても大きな賞なので、遠い存在でした。受賞できた
 とは、まだ信じられない」と喜びを語っておられたそうです。

 4歳でクラシックバレエを始められた木田さんは、16歳で第28回ローザンヌ国際バレエ
 コンクール優秀賞受賞。その後アメリカ留学を経て、カナダのバレエ団への入団と同時
 期に立命館大学に入学し、バレエと学業を両立されました。現在はスウェーデン王立バ
 レエ団の第1ソリストを務めておられます。

 世界を舞台に活躍する立命館の卒業生の存在は私たちの誇りです。木田さん、本当にお
 めでとうございます。
 
  【速報】女子10000m競歩で本学学生の河添香織(政策科学部1回生)が金メダル!

 6月12日(木)、台北(台湾) でアジアジュニア選手権が開幕しました。
 大会初日、本学学生が女子10000m競歩で金メダルを獲得。
 アジアにとどまらず、今後世界で活躍されることを期待します。

  
 ※写真は第91回関西学生陸上競技対校選手権大会出場時のものです。

 晴れやかな話題から始まった今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。
 読者プレゼントは、「BKCサンクスデー オリジナルポロシャツ&ハンドタオル」です。

 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
 それでは最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

 【1】学校法人立命館がJリーグとの業務提携を締結

 5月26日(月)、学校法人立命館と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は
 連携と協力(業務提携)に関する合意書を締結しました。今後は立命館大学などで、ス
 ポーツマネジメントの人材育成・選手のセカンドキャリア支援・地域振興・国際交流を
 目的としたプログラムや共同講座を開設する予定です。

 村井チェアマンは「マーケティングの観点からサッカーなどスポーツ事業をプロデュー
 スできる人材の育成が今後のJリーグの使命のひとつ。立命館のグローバル人材育成の
 輩出は日本でもトップレベルで、地方からの入学希望者も多く、理想的なパートナーで
 ある」と語りました。また、長田理事長は「今後、Jリーグとの連携を通じてアジアと
 の関わりを一層深めながら、スポーツ・文化の発展、人材育成に大きく寄与していきた
 い」と述べました。

 
 【左】村井満・Jリーグチェアマン 【右】長田豊臣・立命館理事長

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】アート・リサーチセンターが文部科学省「共同利用・共同研究拠点」に認定

 1998年の設立以来、アート・リサーチセンターでは、日本文化資源(在外文化財、美術
 品など)のデジタル・アーカイブ・データベースを整備してきました。今では、浮世絵
 や陶磁器などを中心に約300万点を所蔵しています。

 今回認定された「共同利用・共同研究拠点」制度は、大学の枠を超えて全国の研究者が
 共同で利用・研究を行う体制を整備することで、学術研究の基盤強化と新たな学術研究
 の進展を図ることを目的としています。現在、41大学(29国立大学、12公私立大学)90
 拠点が認定を受けています。

 アート・リサーチセンターは、他大学・研究機関の研究者との共同研究や有力研究機関
 との連携、若手研究者の育成や研究成果の発信・社会還元を行い、デジタル・ヒューマ
 ニティーズ分野の“世界水準の研究拠点形成”を目指します。

 
 アート・リサーチセンター

 詳細はコチラをクリック≫

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【3】土屋定之・文部科学審議官、びわこ・くさつキャンパスを訪問

 5月23日(金)、土屋定之・文部科学審議官をはじめとする文部科学省関係者が、びわ
 こ・くさつキャンパス(以下、BKC)を訪問しました。「革新的イノベーション創出プ
 ログラム(COI STREAM)」拠点事業のトライアルとして昨年10月に採択を受けた研究の
 進行状況について視察されました。

 【採択事業】
 ・「食と農のスロー&ローカル・イノベーション地域拠点モデルの構築拠点」
 ・「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点」

 土屋審議官からはそれぞれの拠点に対し、実用化までに要する工程や時間、応用可能な
 分野などについて多くの質問が投げかけられ、研究の生み出す成果が日本社会の発展に
 貢献することへの期待を語られました。

  
 プロジェクトメンバーと会話を交わす土屋審議官  学生・教職員との集合写真

 詳細はコチラをクリック≫

 また、土屋審議官は同日BKCにて開催された立命館グローバル・イノベーション研究機構
 (R-GIRO)シンポジウム「立命館大学の健康増進研究拠点がめざす産・学・官・地連携
 」に出席されました。シンポジウムでは、持続可能な健康社会の実現を達成するための
 具体的な取り組み内容についての紹介と意見交換を実施しました。会場には企業関係者
 や学生・院生、教員など131名の方が来場しました。

  
 会場の様子                   デモンストレーションを交え研究内容を紹介

 詳細はコチラをクリック≫
 
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【4】岡本行夫・客員教授によるゼミナール・連続講演会を開催

 5月20日(火)、衣笠キャンパスにて、岡本行夫・客員教授(外交評論家、岡本アソシ
 エイツ代表)が、「国際社会で活躍する人材養成プログラム」の受講生を対象としたゼ
 ミナール・連続講演会を開催しました。

 講演会は『世界の世論を日本は味方にできるか』をテーマとし、英語で行われました。
 岡本客員教授は、米国で中国・韓国による日本のネガティブキャンペーンが広がってい
 る理由にふれながら、中国・韓国に対してどのように対応すべきかについて語りました。
 また、続くゼミナールでは、米国の第一線で活躍しておられる岡本客員教授からキャリ
 アに関するアドバイスを受け、参加者にとって非常に有意義な時間となりました。

  
 英語で行われた講演会の様子           岡本客員教授を囲んで

 詳細はコチラをクリック≫

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 【その他学園ニュース】
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合
 があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。

※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[大阪][無料][要事前申込]
   日中韓 キャンパスアジア国際フォーラム
   「アジアの未来を切り拓く人材育成を目指して」


 日本・中国・韓国において友好な関係を築くためには、国と国との壁を越え協働できる
 次世代の人材育成が不可欠です。今回のフォーラムでは、アジア初の試みである「キャ
 ンパスアジア・プログラム」を実例に、アジアを基点に世界で活躍するグローバル人材
 育成に向けた課題と展望をご紹介します。

 [日 時]7月5日(土)13:30~17:00(13:00開場)
 [会 場]大阪国際交流センター 大ホール
 [参加費]無料
 [内 容]第1部 基調講演「恩讐を超えて~日中韓の地域連携と若者の役割~」
          姜 尚中(聖学院大学学長)
      第2部 学生によるプレゼンテーション
          「知識と対話から生まれる相互理解
           ~移動キャンパスでの共同学習・共同生活を通して~」
      第3部 パネルディスカッション
          パネリスト:立命館大学 川口清史学長
                広東外語外資大学 仲偉合学長
                東西大学校 張済国総長
          コーディネーター:箱田哲也(朝日新聞社論説委員)
          オブザーバー:姜 尚中

 
 基調講演を行う姜 尚中氏 
 ※写真©今村拓馬

 
 詳細はコチラをクリック≫

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【2】[福井][有料][要事前申込]
   「おとなの漢字教養講座」


 「食にまつわる漢字のおいしいお話」をテーマに、漢字の魅力を再発見しましょう。

 [講 師]立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所
      漢字教育士 久保裕之氏

 [日 時]6月19日(木)14:00~15:30
 [場 所]御食国若狭おばま食文化館
 [定 員]60名 ※福井県民限定
 [参加費]無料
 
 [日 時]6月20日(金)14:00~15:30
 [場 所]福井県生活学習館(ユー・アイ ふくい)3階 映像ホール
 [定 員]60名 ※福井県民限定
 [参加費]無料
 
 
 ※画像をクリックすると拡大されます。

  詳細・お申込はコチラをクリック≫

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【3】[静岡][有料][要事前申込]
   体験型漢字講座「漢字ジェスチャー大会―人体と漢字―」


 今回の静岡漢字探検隊では、「人体(人からできた漢字)」をテーマに絞って勉強します。

 [日 時]6月21日(土)14:00~16:00
 [場 所]静岡新聞社
 [定 員]130名(先着順)
 [参加費]500円 ※一般の方は1,000円です。
 [講 師]立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所
      漢字教育士 久保裕之氏
 
 
 ※画像をクリックすると拡大されます。

 詳細・お申込はコチラをクリック≫

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【4】[京都][無料][要事前申込]
   文部科学省「大学発ベンチャー再興シンポジウム」


 講演・ディスカッション・事例紹介などを通して大学発ベンチャーの創出支援について
 考えます。大学研究者や産学連携関係者のみならず、幅広い方々の参加をお待ちしてい
 ます。

 [日 時]6月18日(水)14:00~19:00(13:00開場)
 [場 所]立命館朱雀キャンパス 5階大講義室
 [定 員]300名(先着順)
 [参加費]無料
 [内 容]第1部:大学発ベンチャーシンポジウム
       新規事業紹介・講演・パネルディスカッション
      第2部:次世代大学発ベンチャー紹介
       START(大学発新産業創出拠点プロジェクト)の紹介・事例紹介

 
 ※画像をクリックすると拡大されます。詳細・お申込はこちらをご覧ください。

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【5】[京都][無料][申込不要]
   ありがとう深草 Good-bye&Thanks to FUKAKUSA


 2014年9月、立命館中学校・高等学校は長岡京市に移転します。深草キャンパスでの26
 年間に感謝を込めて、「ありがとう深草 Good-bye&Thanks to FUKAKUSA」を開催します。
 生徒のステージや本校卒業生「くるり」のライブ、同じく卒業生の美濃吉や菊乃井はじ
 め老舗京料理7店舗のお弁当や物産展など、様々な企画を行います。

 今回、特別に立命館CLUB会員の皆様にもお越しいただきたいと思います。ご家族と一緒
 に是非ともお越しください。
 ※立命館小学校・中学校・高等学校の卒業生でなくても大丈夫です

 [日 時]6月21日(土) 10:30~15:00
 [場 所]立命館中学校・高等学校

 
 ※画像をクリックすると拡大されます。詳細はこちらをご覧ください。

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 その他の公開講座はコチラをクリック≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

 【1】[@岩手・静岡][無料][申込不要]
   自転車競技部
 (1)第83回全日本自転車競技選手権大会ロードレース
   (兼 2014 年ロード世界選手権自転車競技大会代表候補選手選考参考大会)
    第18回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会
    2014 日本パラサイクリング選手権・ロード大会

 9月にスペインで開催される世界選手権代表選考も兼ねた今大会には、日本のトップ選
 手や2020年の東京オリンピック出場を目指す若手選手が出場します。本学からは廣瀬・
 河賀・北野選手が出場します。

 [日 時]■個人TT           6月27日(金)8:00~15:30
      ■ロードレース 6月28日(土)8:00~15:30
              6月29日(日)8:00~15:00

 [場 所]岩手県八幡平市八幡平温泉郷岩手山パノラマラインコース
 [入場料]無料

  詳細はコチラをクリック≫

 (2)第55回全日本学生選手権トラック自転車競技大会

 全国の学生選手による種目別優勝者を決める大会です。応援よろしくお願いします。

 [日 時]7月5日(土)9:30~ 
      7月6日(日)8:00~

 [場 所]静岡県伊豆市 伊豆ベロドローム
 [入場料]無料

  詳細はコチラをクリック≫
 
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【2】[@福岡][無料][申込不要]
   
男子陸上競技部・女子陸上競技部「第67回西日本学生陸上競技対校選手権大会」
 

 5月に行われた関西インカレでは、男子総合3位、女子総合2連覇を達成しました。今大
 会(西日本インカレ)では男女ともに総合優勝を狙います。

 [日 時]7月4日(金)~7月6日(日)
 [場 所]福岡市東平尾公園博多の森陸上競技場
 [入場料]無料
  
  詳細はコチラをクリック≫

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【3】[@東京][無料][事前申込要]
   メンネルコール「第53回明立交歓演奏会」

  
 明治大学グリークラブとの交歓演奏会です。今回は指揮者に佐藤賢太郎(Ken-P)先生
 と山口英樹先生を迎えます。メンネルコールがお届けする『やっぱ好きやねん』(やし
 きたかじん)に注目です。

 [日 時]7月5日(土)15:30開場 16:00開演
 [場 所]杉並公会堂大ホール
 [入場料]無料(全席自由)
      ※チケット制です。お求めは rits.mannerchor@gmail.com 担当:小林 まで
  
 
 ※画像をクリックすると拡大されます。

  詳細はコチラをクリック≫

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▼輝く学生インタビュー▼

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 第37回 輝く学生インタビュー
     カッコいい音をつくる、それがジャズの醍醐味
                         立命館JAZZ CLUB 

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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介してい
 きます。

 今回ご紹介するのは立命館JAZZ CLUBです。
 クラブの看板バンドであるRUSH(ラッシュ)が、今年8月に開催されるジャズの全国大会
 「第45回YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST」への出場に向けて、日々練習に励んでい
 ます。
 今回インタビューに答えてくれたのは、以下の2名です。
 
 
 【左】宮野 梨穂さん(文学部3回生) 部長 大阪府出身 トロンボーン奏者
 【右】森本 実咲さん(文学部3回生) 大阪府出身 テナーサックス奏者


 Q:ジャズを始めたきっかけを教えてください。
 (宮野さん)
 中学生の頃は吹奏楽部に所属しトロンボーンを吹いていましたが、高校時代は部活に所
 属せず、音楽から離れていました。大学では、もう一度本格的に楽器をやりたいと思い、
 自分の興味関心に合わせて活動できるJAZZ CLUBに入部しました。
 吹奏楽ではなくジャズを選んだ理由は、母親が持っていたジャズのCDを聴き始めたこと
 がきっかけでした。これまでとは異なる新しいジャンルの音楽を始めたいという思いも
 あり、「ビックバンド」という大人数での演奏から「コンボ」という少人数で行う演奏
 まで、幅広いスタイルが存在するジャズに惹かれました。ジャズのメインとなるリズム
 楽器、トロンボーンを演奏しています。

 Q:立命館JAZZ CLUBの特徴を教えてください。
 立命館JAZZ CLUBの最大の特徴は、柔軟な運営・自由な活動形態にあると思います。50
 年程前に、軽音楽部の中にジャズ好きが集まって立命館JAZZ CLUBをつくり、2004年に
 独立したのがクラブの始まりです。最近は毎年30~40名の学生が入部し、現在では約160
 名の大所帯になりました。音楽経験者が多数を占めますが、中には入部して初めて楽器
 を触るという人も一定数いるため、一からジャズ楽器を練習することができます。メン
 バーの中には、中学時代はソフトボール部、高校生の時は弓道部に所属し、大学に入学
 してからジャズを始め、現在はアルトサックス奏者として大会に出場できるまで上達し
 た学生もいます。

 
 新入生説明会

 Q:クラブにはどのようなバンドがありますか?
 クラブには中心的なバンドが3つあります。衣笠キャンパスの1・2回生が所属する「RUDE
 (ルード)」、BKCキャンパスを拠点に活動する「Σ(シグマ)」、そして立命館JAZZ
 CLUBの看板バンドである「RUSH(ラッシュ)」です。RUSHのような大会への出場をメイ
 ンの活動とするバンドに所属する人もいれば、特定のバンドに所属せず自由に演奏活動
 を行っているメンバーも多くいます。大会に出場するのではなく、エンターテイメント
 として音楽を楽しむことも、ジャズの大きな魅力の1つです。目的に合わせて自分で自
 由に活動スタイルやバンドを選ぶことができるのは、立命館JAZZ CLUBの良さであり、
 所属メンバーが160名にまで増えた大きな理由だと思います。

 
 夏合宿の様子
 
 Q:大会におけるジャズ音楽の評価はどのように行われているのですか?
 ジャズには様々なジャンルや演奏スタイルがありますが、全国大会では各大学から出場
 するビックバンドで順位を競います。各大学のビックバンドは、その形態により音楽性
 や特色が異なります。関西圏の大学にはジャズ関係の団体が多数ありますが、ジャズだ
 けで独立したクラブで、立命館のように規模が大きいのは非常に珍しいです。

 例えば同志社大学では、軽音楽部の中にジャズバンドがあり、演奏も電子音を取り入れ
 た近代的でポップなものが多いことが特徴です。それに対して立命館JAZZ CLUBは、カ
 ウント・ベイシーというジャズの巨匠と呼ばれるピアニストが率いる楽団コピーバンド
 で、大会にもベイシーの楽曲で出場しています。同志社のような軽音楽に近いタイプの
 ジャズと、昔ながらのアコースティック演奏を行う立命館ではスタイルが大きく異なり
 ます。しかし、全国大会では同じ土俵のうえで、「アンサンブル」、「ドライヴ感」、
 「インパクト」、「独創性」、「エンターテイメント性」などの項目に対する審査員の
 総合評価で順位が決定されます。

 *********************************
  カウント・ベイシーとは・・・
      デューク・エリントン楽団と並び、ジャズの2大ビッグバンドとして賞賛される
    カウント・ベイシー楽団のバンドリーダー兼ピアニスト。
    エリントン楽団の演奏が、クラシックの要素も取り入れた芸術性の高いものだ
    ったのに対し、ベイシー楽団の演奏は抜群の「スイング感」が特徴です。カウ
    ント・ベイシーには、日本中に熱狂的なファンが多く、高校や大学などのアマ
    チュア・ビッグバンドでよく演奏されています。

 *********************************

 Q:夏の恒例イベント「YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST」に向けた取り組みについて
   教えてください。

 クラブの看板バンドであるRUSHは、2014年8月16日・17日に行われる「第45回YAMANO
 BIG BAND JAZZ CONTEST」(大宮ソニックシティ大ホールにて開催)への出場が決まっ
 ています。この大会は、全国から35バンドが集まって競うジャズの甲子園と呼ばれてい
 ます。昨年、RUSHはこの大会で9位に入り、審査賞を受賞しました!この間、10~20位の
 間で伸び悩んでいたのですが、20年ぶり2度目の9位入賞を果たし、今年は5位入賞を目
 標に練習に励んでいます。

 2013年度に9位入賞を果たすができたのは、カウント・ベイシーのスウィング・ジャズ
 演奏(ジャズの王道=「どジャズ」)が評価されたことが大きな理由だと思います。立
 命館大学以外にも、ベイシーの楽曲を演奏する大学は幾つかあります。しかし、昨年度
 のRUSHには、過去に同大会を経験したことのある学生が多くいたことから、より戦略的
 に大会に向けた準備を行い、ベイシーの世界を忠実に再現するとともに、オリジナリテ
 ィ溢れる演奏をすることができました。

 今年度5位入賞を目指すにあたり、RUSHが掲げている目標・テーマは「サウンドするバ
 ンド」です。この大会に出場するバンドの中には、立命館のような王道の「どジャズ」
 を演奏するバンドだけでなく、様々なジャンルの曲が演奏されます。そのような中で、
 インパクトのある演奏をすることが最大の課題です。大会で上位に入る大学は、一人ひ
 とりのレベルが高いことは勿論ですが、何より演奏に迫力があります。昨年4位入賞し
 た明治大学の演奏は心に迫るものがあり、涙が出そうになりました。大会までに練習を
 重ね、自分たちも観客の方々を泣かせるような演奏がしたいです。
 
 
 YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST

 Q:ジャズの演奏が上手くなるコツを教えてください。 
 (宮野さん)
 ジャズでは、「~小節からソロ」とだけ書かれていて、音符が全く付いていない楽譜が
 よくあります。このような部分は、自分たちで作曲したり、音源を起こしたりします。
 また、自分のスキルでは楽譜どおりに演奏できないと感じた場合、楽譜自体を書き換え
 たり、「ここちょっとダサいな」と感じる部分を皆でアレンジしたりします。人を感動
 させるジャズ音楽を演奏するには、こういった工夫やオリジナリティが必要となるので
 音源の研究は非常に重要だと思います。
 
 また、ジャスプレイヤーには、それぞれが感じる「カッコいい音色」があるのですが、
 一人ひとりの音色が重なり一体となった時に生まれる迫力がビックバンドの一番の見せ
 場です。有名なジャズ奏者やバンドの演奏を何度も聴いていると、自然とその人の音が
 耳に記憶されます。部室で誰かがジャズのCDを流していると、いつの間にか、みんなで
 「音源当てゲーム」が始まることがあります(笑)。有名な曲は色々な奏者が演奏して
 いるのですが、音の出し方には個性が表れるので、イントロ部分だけを聴いて「~さん
 が~のライブで演奏した時の曲」というようにイントロクイズで盛り上がったりします
 !楽しみながらジャズを研究していくことが上達のコツだと思います。

 
 部室の様子

 Q:ジャズの魅力とは何ですか?
 (森本さん)
 私は、文学部で国際コミュニケーションを専攻しています。授業の一環でジャズ発祥の
 ルーツである黒人文化について調べたことがあります。クラシックに代表される西洋の
 音楽は、音楽理論を重んじ、キリスト教との繋がりも深いことから、教会で神様に捧げ
 る綺麗で調和のとれた音楽が主流となります。それに対してジャズは、抑圧されていた
 黒人社会において、「自分たちの自由な音楽をつくりたい」という強い想いから生まれ
 たジャンルであることを知りました。そのようなルーツの音楽であるためか、ジャズが
 好きな人の多くが、「自分の音はこれ!」とか、「自分はこういう演奏がしたい!」な
 ど、楽譜に縛られない個性(アレンジやアドリブ)を大事にしている気がします。クラ
 シックのように綺麗で調和のとれた演奏よりも、「カッコ良さ」・「迫力」・「遊び心」
 を追求しているため、「綺麗な演奏だね」と言われるとあまり嬉しくないです(笑)。

 このようなジャズの魅力を一番良く表しているのが「セッション」だと思います。セッ
 ションとは「即興演奏」のことで、曲とコードだけが決まっていて、あとは演奏者たち
 がアイコンタクトを交わしながら自由に作り上げていく演奏スタイルのことをいいます。
 いかにカッコいい音をつくるか、皆でアイディアを出し合い工夫するプロセスにジャズ
 の醍醐味があると思います。今では、ジャズにどっぷりハマってしまいました!

 
 インタビューの様子
 
 Q:今後のイベント情報を教えてください。
 ●「七夕JAZZ LIVE」
   7月3日(木)・4日(金)16:00開場 16:30開演 
                   
  @衣笠キャンパス 以学館1号ホール(入場無料)
  きもの研究会さんにご協力いただき、当日、部員は浴衣を着て宣伝を行います。
  また今回は、京都大学軽音楽部の方々がゲストとしてライブに参加してくださいます。

  詳細は以下のホームページに掲載予定です。
  立命館JAZZ CLUBホームページ≫http://ritsjazzclub.web.fc2.com/

 ●「京都五大学LIVE」
   7月12日(土) ※時間未定
  立命館大学・京都大学・同志社大学・龍谷大学・佛教大学の1軍バンドが集まり、毎
  年7月に開催される交流ライブです。
  立命館大学からは、YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST直前のRUSHが出場します。

  詳細は以下のブログにてご案内予定です。
  RUSH ブログ≫s.ameblo.jp/rush-2014 

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 いかがでしたでしょうか。

 様々な活動スタイルが存在する立命館JAZZ CLUB。
 大会で順位を競うだけでなく、ジャズを通じて音楽その
 ものを楽しむコツを教えられた気がします。

 ぜひ、これからも彼らの応援をよろしくお願いします。
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▼編集後記▼

 6月1日(日)、びわこ・くさつキャンパスにおいて「BKCサンクスデー」を開催しまし
 た。天候に恵まれ、約8,000名の来場者でイベントは大いに盛り上がりました。オープ
 ニングでは地元・新宮神社のお神輿を住民・学生たちが一緒に担ぎながら練り歩き、そ
 の後キャンパス内でさまざまな企画が実施されました。
 学校法人立命館と協定を結んでいる福島県もブースを出し、福島県産のお米の試食や起
 き上がり小法師の絵付け体験などを行い、福島県の魅力を発信しました。

  
 お神輿を担いで練り歩く学生たち         キビタンカーでは、福島の名産品を販売

 福島県といえば、震災直後から復興に向けた様々な取り組みを行っている、福島大学の
 中井 勝己(なかい かつみ)学長
も本学校友のお一人です。中井学長は昭和53年に本学
 大学院法学研究科博士課程を修了後、助手として福島大学に入職。行政政策学類長や大
 学理事などを経て、今年4月より学長にご就任、震災の被災者支援に関する研究などを
 進める施設「うつくしまふくしま未来支援センター」のセンター長も務めておられます。

 
 福島大学 中井 勝己学長(画像:校友りつめいNo.256から引用)

 福島大学が運営事務局を担っている事業に、復興教育プロジェクト『OECD東北スクール』
 があります。OECD東北スクールとは、震災に襲われた福島・宮城・岩手の中高生約100名
 が集まり、2年半の活動を経て「2014年8月にパリで東北の魅力を世界にアピールするイ
 ベントをつくる」という教育復興プロジェクトです。経済協力開発機構(OECD)が文部
 科学省復興教育支援委託事業として推進しています。

 「復興に役立てる人材を養成していくことが大学の使命。先頭にたって被災地支援に取
 り組んでいきたい」と語る中井学長が率いる『OECD東北スクール』。新しい東北を創り
 国際的な視野を身につけて世界へアピールしようとする彼らのプロジェクト成功を祈る
 とともに、“今、東北のために私たちが出来ること”を、改めて考えたいと思いました。

 OECD東北スクールの詳細はコチラをクリック≫

 (立命館CLUB事務局 堀井)

▼第51号読者プレゼント▼

 今回は、「BKCサンクスデー オリジナルポロシャツ(Lサイズ)&ハンドタオル」1名
 様
にプレゼントします。このポロシャツは、BKCサンクスデー開催にともないスタッフ
 用に制作された非売品です。この時期必須のハンドタオルとセットでお届けします。

 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/23(月)>

 【パソコンの方はコチラをクリック】
  
 【携帯電話の方はコチラをクリック】
  
 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、立命館CLUB事務
  局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第50号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第50号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・H・Mさん      (静岡県) ★
 ★・ぶー子さんさん     (長野県) ★
 ★・ミチローさん      (愛知県) ★
 ★・小出 由起代さん      (岡山県) ★
 ★・堀 知史さん    (京都県) ★
 ★・M・Mさん      (山口県) ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は6月27日(金)です。お楽しみに。
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