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立命館CLUB 【VOL.149】

立命館CLUB【VOL.149】

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■□■ 2018.10.12 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

秋の恒例行事、「2018年度秋季立命館大学・大学院入学式」が9月25日(火)、朱雀キャンパスで行なわれました。日本を含む世界44カ国・地域から、283名(学部生91名・大学院生192名)の新入生を迎えました。
 
写真左:Bondan Gamas SYAMSUさん(国際関係学部国際関係学科グローバル・スタディーズ専攻/インドネシア出身)
写真右:Miran LEEさん(情報理工学研究科博士課程後期課程/大韓民国出身)


さて、10月28日(日)、宮城県仙台市にて、大学女子駅伝の日本一決定戦「第36回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)」が開催されます。弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)をスタートし、仙台市役所前市民広場のゴールまで6区間38.0kmで競います。
チーム一丸となり、日本一奪還に挑む彼女たちに熱いご声援をよろしくお願いします。この模様は、全国にも中継される予定です。

大会公式ホームページ≫

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館応援手旗」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】グローバル教養学部開設記念シンポジウムを開催

9月25日(火)、東京都・大手町の日経ホールにおいて、2019年4月開設のグローバル教養学部(以下、GLA)開設記念シンポジウム 「新しいリベラル・アーツの可能性 グローバル人材の育成を考える」を日本経済新聞社の共催で開催しました。前半の部では、J PREP 斉藤塾代表の斉藤淳氏による基調講演「一生学び続けるための教養教育:『リベラル・アーツ』と『般教』の間にあるもの」が行われました。
後半のパネルディスカッションでは、FERMAT Inc. 代表・コンサルタントの池田純一氏、東京大学東洋文化研究所教授の中島隆博氏、オーストラリア大使館参事官のピタ・アーバックル氏をお迎えして、リベラル・アーツやグローバル人材をめぐり意見交換が行われました。
立命館大学の山下範久・国際関係学部教授(グローバル教養学部設置委員会副事務局長)が、GLAが展開する学びに関して紹介すると、各パネリストからは、「学び続ける」こととリベラル・アーツとの関わりやGLAへの期待などについてさまざまな意見が出され、活発な議論が展開されました。
 

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【2】生命科学研究科の木村聖哉さんが「高分子学会広報委員会パブリシティ賞」を受賞

生命科学研究科博士課程前期課程2回生の木村聖哉さん(高分子材料化学研究室)が、第67回高分子討論会において、「高分子学会広報委員会パブリシティ賞」を受賞しました。この賞は、その発表内容が学術・技術・産業の発展に寄与するものであり、対外的に発表するにふさわしいと当委員会で認められたものに授与されます。木村さんは、引張・曲げ・圧縮などの変形を、色の変化として可視化できるゴムフィルムの開発に成功しました。
極薄・柔軟であるため、基材の特性に影響を与えることなく、貼るだけで応力やひずみの空間分布を目視できます。フィルム表面は医療・食品分野でも使用される安全素材でできているため、身体に直接貼り付けることができ、運動に伴う筋肉の動き方・力のかかり方をとらえてアスリートのトレーニングをサポートすることが可能です。また、ロボットに貼り付け、動作を制御するセンサーとして利用することもでき、プラスチックだけで作られるソフトロボットの実現も期待されます。
 

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【3】理工学部 設立80周年記念式典・講演会を開催

9月25日(火)、びわこ・くさつキャンパスで、立命館大学理工学部設立80周年記念式典・講演会を開催しました。吉田美喜夫学長・深川良一学部長の挨拶に続き、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)理事長の中鉢良治氏の記念講演「技術を社会へ」が行われました。中鉢氏は、学生時代からソニー株式会社取締役代表執行役社長を経て産総研理事長に至るまでの豊富な経験を軸に、社会と産業の関わりについてご講演。
産業革命をはじめとする歴史の転換点に触れながら、技術革新がもたらした功罪を指摘したうえで、心の琴線に触れるモノづくりの大切さについて述べました。その後、産総研関西センター所長の角口勝彦氏、理工学部の多羅間大輔准教授・中山良平准教授・岡田志麻准教授・李明香准教授の5名がパネリストとなり「理工学部の今後の展開:多様な研究分野の協創が切り開く未来」と題してパネルディスカッションを開催、幅広い分野から気鋭の研究者の取り組みが紹介されました。


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【4】立命館慶祥中学校の香髙百柚さんが「さばえ近松文学賞」で松平昌親賞を受賞

立命館慶祥中学校2年生の香高百柚さんの小説「初恋は雨空の下」が「さばえ近松文学賞2018~恋話(KOIBANA)~」において、松平昌親賞に選ばれました。この文学賞は、福井県鯖江生まれの人形浄瑠璃作家・近松門左衛門の生誕360年を記念して創設されました。6回目となる今回は298点の応募があり、横溝正史ミステリ大賞受賞作家の桂美人氏らが審査し、入賞作6点を選びました。11月3日(土・祝)から福井県鯖江市で開催される「The 門左衛門 2Days 2018」において入賞作品の表彰式が行われる予定です。

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▼EVENT(公開講座など)▼

掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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【1】[@東京][無料][要事前申込][高校生・保護者・教育関係者対象]
 「生きる力」が身につく APU学長出口治明の進路指南

[日 時]11月2日(金)18:30~20:00
[場  所]立命館東京キャンパス(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー)
[入場料]無料 定員:先着100名
[プログラム]第1部 講演(1時間)  Q&Aセッション(30分)

お申込みはコチラ≫

詳細はコチラ≫

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【2】[@京都][無料][申込不要]
 土曜講座「英語文学の多様性とダイナミズム」

[日 程]◆11月3日(土)14:00~16:00
      「継母語で書くこと ―ポスト国民文学時代の新英語作家たち」
     (吉田恭子・立命館大学文学部教授)
     ◆11月10日(土)14:00~16:00
     「アフター・イェイツ ―アイルランド文学の想像力」
     (中村仁美・立命館大学文学部准教授)
     ◆11月17日(土)14:00~16:00
     「オーストラリア文学に描かれた日本人真珠貝ダイバー
      ―ハーバートの短編<ミス・タナカ>とロメリルの戯曲『ミス・タナカ』」
     (佐藤渉・立命館大学法学部教授)
     ◆11月24日(土)14:00~16:00
     「私たちが孤児になるとき ―カズオ・イシグロ論」
     (佐藤元状・慶應義塾大学法学部教授)
[場 所]立命館大学末川記念会館講義室
[入場料]無料

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@京都][有料][申込不要]
 アメリカンフットボール部 「2018関西学生アメリカンフットボールリーグ」関西大学戦

立命館大学は開幕から4連勝中です。

[日 時]10月20日(土)12:00~
[場 所]宝が池球技場(京都市左京区松ケ崎東池ノ内町)
[入場料]一般・大学生1,200円 高校生以下無料 

詳細はコチラ≫

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【2】[@京都][有料][申込不要]
 硬式野球部「平成30年度関西学生野球連盟 秋季リーグ戦」同志社大学戦

秋季リーグ最終節は、伝統の立同戦です。熱いご声援よろしくお願いします。

[日 時]10月20日(土)13:30~
         10月21日(日)13:30~

[場 所]わかさスタジアム京都(京都市右京区西京極新明町29)
[入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料



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【3】[@京都・兵庫][無料・有料][申込不要]
 サッカー部「2018年度 第96回 関西学生サッカーリーグ(後期)」

◆阪南大学戦
[日 時] 10月14日(日)11:30~
[場 所] 西京極総合運動公園補助競技場(京都市右京区西京極新明町29)
[入場料] 無料

◆関西学院大学戦
[日 時] 10月20日(土)11:30~
[場 所] 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(神戸市須磨区緑台)
[入場料] 大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料

詳細はコチラ≫

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【4】[@埼玉][有料][申込不要]
 ホッケー部(女子)「高円宮牌2018ホッケー日本リーグ 女子」

◆聖泉大学戦
[日 時]10月19日(金)15:00~
[場 所]駿河台大学ホッケー場(埼玉県飯能市阿須698)
[入場料]一般・大学生1,000円  高校生500円 中学生以下無料

◆駿河台大学LADYBIRDS戦
[日 時]10月20日(土)15:00~
[場 所]駿河台大学ホッケー場(埼玉県飯能市阿須698)
[入場料]一般・大学生1,000円  高校生500円 中学生以下無料
 
◆東海学院大学戦
[日 時]10月21日(日)14:00~
[場 所]駿河台大学ホッケー場(埼玉県飯能市阿須698)
[入場料]一般・大学生1,000円  高校生500円 中学生以下無料

詳細はコチラ≫

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【5】[@京都][無料][申込不要]
 立命館大学美術研究部「第5回 京都学生美術部連盟作品展」

立命館大学美術研究部の作品をはじめ、学生達の力作を是非ご覧ください。

[日 時]10月13(土)・14日(日)9:30~16:30
[場 所]京都市勧業館 みやこめっせ(京都市左京区岡崎成勝寺町9-1)
[入場料]無料

詳細はコチラ≫
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【6】[@京都][有料][申込不要]
 立命館大学モダンジャズバレエ部「第26回 自主公演」

[日 時]10月28日(日)15:30開場 16:00開演
[場 所]京都市右京ふれあい文化会館(京都市右京区太秦安井西裏町11-6)
[入場料]前売:500円 当日:800円

詳細はコチラ≫

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その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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  第120回 輝く学生インタビュー
     無我夢中でボールを打ち返した ~創部初のインカレ優勝~
                  立命館大学体育会ソフトテニス部・梶尾明日香さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。
今回ご紹介するのは、立命館大学体育会ソフトテニス部・梶尾明日香さん(スポーツ健康科学部2回生・京都府出身)です。ソフトテニス部初のインカレ優勝という快挙を成し遂げるまでの取り組みについて伺いました。
 

Q.立命館大学体育会ソフトテニス部(以下、ソフトテニス部)のメンバー構成を教えてください。
ソフトテニス部の部員は、4回生・9名、3回生・15名、2回生・7名、1回生・14名の合計45名(男性28名、女性17名)です。

Q. ソフトテニス部の活動について教えてください。
練習は週6日、月曜日が休みです。普段の練習は、びわこ・くさつキャンパスのテニスコートで行っています。平日は16時30分〜19時30分頃、土曜日・日曜日は10時~16時頃が練習時間です。シーズンインは、3月のアジアカップ国際テニス大会です。その後、5月春リーグ・7月西日本インカレ・8月インカレ・9月秋リーグ・10月京都学生選手権と続きます。5月の春リーグ・9月の秋リーグの直前には、1週間程度の合宿も行っています。11月から2月半ばまでがオフ、2月後半から本格的な練習を再開します。オフ期間中に何もしないと身体が鈍ってしまうので、週に1~2回は、都合の合うメンバーと自主練習を行っています。
 

Q.ソフトテニスと硬式テニスとの違いについて教えてください。
一番の違いはボールの硬さです。ソフトテニスでは、ボールは柔らかいもの使用します。また、ラケットの面は硬式テニスのものより小さくなります。硬式テニスではボールの重さに負けないように、ラケットを両手で持って打つこともありますが、ソフトテニスは片手でしか打ちません。その他にも、グリップの握り方やスイングも異なります。一見同じような競技に見えますが、違いが数多くあります。

Q.ソフトテニスの種目にはどのようなものがありますか?
シングルス・ダブルス・団体があります。シングルスは1対1、ダブルスは2対2で試合を行います。団体は、ダブルス3ペアで1チームです。3試合行い、2試合先取したチームの勝ちとなります。以前はダブルスと団体しかありませんでしたが、私が中学3年生の頃からシングルスも行われるようになりました。ダブルスは、ミスしたときなどペアの選手にも迷惑をかけてしまうので気を遣うこともありますが、うまく行かない時に近くで励ましてくれる仲間がいることがとても心強いですね。インカレではシングルスで優勝することができましたが、小さな頃からずっとダブルスの練習をしていたこともあって、今でもダブルスが好きです。

Q.ダブルスのペアはどのように決まるのでしょうか?
様々な選手とペアを組んで練習を行います。その様子を監督やキャプテンが見て、どのペアがよいかを決めます。ペアを組む選手と考え方が似ていると、とても戦いやすいですね。具体的な例を挙げると、試合をしている最中に「攻めたい」と思う瞬間があります。その時に、ペアの選手も同じように考えていると、連動した動きができて、得点に繋がる可能性が高くなります。しかし、それぞれの選手の特徴などを踏まえてペアが決まるので、私が一緒に戦いやすいと感じる選手と必ずしもペアになるわけではありません。特に初めてペアを組んだ時は相手の考え方が分からないことも多いので、試合中や休憩時間などに何度も話をして、ペアの選手の考え方を理解するように心がけています。そうしていると、言葉に出さなくても動きを見るだけで考えていることがわかるようになってきます。

Q.部員同士の関係はいかがですか?
女子部員は17名とあまり多くないため、一人ひとりとしっかりコミュニケーションが取れ、とても仲がいいですね。体育会のクラブなので上下関係はしっかりしていますが、先輩に悩みを相談することもよくあります。メンバーでバーベキューをすることや休みの日に一緒に買い物へ行くこともあります。大学進学を考え始めたとき、どの大学を受験するかとても悩みました。ソフトテニスの強豪校は関東に集中しているからです。そのとき、高校の先輩が立命館大学ソフトテニス部にいらっしゃり、話を伺う機会がありました。とても仲の良い雰囲気が伝わってきたこと、知っている先輩がいるという安心感から、立命館大学を志望することに決めました。
 
休みの日もメンバーとのバーベキューをしたり、買い物へ出かけてリフレッシュ

Q.ソフトテニスを始めたきっかけを教えてください。
ソフトテニスを始めたのは3歳の頃です。両親が学生時代から趣味でソフトテニスをしていて、大学卒業後もボランティアでテニススクールのコーチをしていました。ソフトテニスを習っていた3つ上の姉の背中を追いかけてテニスコートに行くようになり、物心ついたときにはラケットを握っていました。それ以来、ずっとソフトテニス漬けの日々を送っています。体育の授業でバスケットボールやバレーボールをしたこともありますが、同じ球技でも全くできませんでしたし、走ることも苦手です。運動はあまり得意ではありませんが、ソフトテニスだけは得意で大好きです。

Q.インカレで優勝されました。感想をお聞かせください。
まさか優勝できるとは思ってもいませんでした。準決勝の対戦相手は、ダブルスで優勝し、8月に開催されたアジア大会に日本代表として出場した選手でした。また、決勝では団体戦で優勝した大学の選手、どちらも強豪との対戦でした。「試合に勝つのは難しいかもしれないけれども、1ポイントでも多くとろう。攻められる前に攻めよう」と思い、試合に挑みました。特に決勝戦は無我夢中で、試合中のことは全く覚えていません。必死にボールを打ち返しつづけ、気がついたら勝っていました。優勝直後のインタビューで、「いつから優勝を意識しましたか?」と聞かれましたが、試合終了の瞬間まで優勝できるとは思っていませんでした。準決勝・決勝は午後に試合が行われますが、午前中の試合で負けてしまうと思っていたので、昼食の準備をしていませんでした。その日の試合が始まる前には、応援に来てくれていた母と「ランチどこに食べに行こうか?」などと話していたくらいです(笑)。準決勝進出が決まった時、母が慌ててコンビニに昼食を買いに行ってくれました。
全国初タイトルを獲得

Q.優勝されてからの反響はいかがでしたか?
本当に多くの方々から、「おめでとう」と言っていただきました。みなさんに支えられているということを改めて実感しています。また、優勝した直後のテニスマガジンのインタビューをはじめ、様々なメディアの取材を受けました。9月にはKBS京都のテレビにも出演させていただきました。テニスコートでインタビューを受けるのかと思っていたら、まさかのスタジオでの生放送。緊張のあまり心臓が飛び出そうでしたが、アナウンサーの方がサポートしてくださり、なんとか乗り切ることができました。とても緊張する性格なので、本当はあまり人前に出たくないですし、取材はとても苦手です。しかし、取材を受けることで、立命館大学のソフトテニス部のことを多くの方々に知ってもらうことができたら嬉しいですね。雑誌やTV出演がきっかけで、強い選手が立命館大学に入学してくれて、部のレベルがアップすれば、これまで支えてくださった方々への恩返しになるかなと思っています。
スタジオ生放送は緊張しました

Q.ご両親のサポートについてお聞かせください。
オフの期間は、両親や姉と今でもよくソフトテニスをしています。母は、仕事の休みが取れた時は毎試合応援に駆けつけてくれます。試合のビデオを撮り、様々なアドバイスもしてくれます。例えば、サーブが入りにくい時に、「トスが少しだけ右に上がっているよ」などと具体的に伝えてくれます。3歳の頃から、私のプレーをずっと見てくれている母だからこそ気がつく点があり、いつも助けてもらっています。今年のインカレは岡山県で開催されました。母は京都から駆けつけて、ホテルに宿泊し5日間毎日応援に来てくれました。優勝した瞬間うしろを振り返ると、応援席で母が涙を流しながら喜んでくれていました。その母の姿を見て、はじめて優勝を実感しました。

Q.インカレ優勝後、試合に挑む気持ちに変化はありましたか?
これまでは、対戦相手に向かっていく気持ちを大切にしてきました。しかし、インカレで優勝したことで、対戦相手が今まで以上に、私に強い気持ちで向かってきていると感じるようになりました。優勝者として見られることが、プレッシャーにもなりました。インカレ後の9月に開催された秋リーグでは、相手の気迫に圧倒されて、ラケットを振ることが怖くなる瞬間がありました。「絶対に勝ちたい、相手の気持ちを跳ね返したい」と思って戦うと、余分な力が入ってしまい動きが硬くなっていました。思うようなプレーができない日が続いていたとき、ふと「自分は強くない、たまたま優勝できただけだ」と思いました。すると気持ちが楽になり、いつも通りのプレーができるようになりました。それからは、あまり深く考えず、無欲で試合に挑むように心がけています。

Q. 京都市スポーツ大賞を受賞されました。お気持ちをお聞かせください。
大変光栄な賞をいただくことができました。「私がこんなに素晴らしい賞をいただいて良いのかな」と思っています。ソフトテニス部は、2019年に創部100周年を迎えます。授賞式で門川市長から「創部100周年を前に凄いことを成し遂げたね」と言っていただきました。実はこの時まで、ソフトテニス部でインカレで優勝したのは私が初めてだということを知りませんでした。とても良いタイミングで優勝できてよかったと思います。
 
(写真左)京都市スポーツ大賞授賞式

Q.リラックス方法を教えてください。
ジャニーズが大好きで、試合前は必ず「King & Prince」の曲を聴いて、リラックスしています。小学5年生の頃、京セラドームで開催される「NEWS」のコンサートチケットを友人のお母さんからいただきました。それまでテニス漬けの毎日を送っていたので、あまり遊びに行くこともありませんでした。「なんて華やかな世界なんだろう。かっこいい!」と感動したことを今でもはっきりと覚えています。それ以来、ジャニーズの大ファンです。オフの期間にチケットが取れたらコンサートに行きたいと思っています。でも、なかなか取れなくて・・・下宿にはコンサートのDVDが十数枚あるので、時間がある時は何度も観ています。
くまのプーさんとカピバラさんのぬいぐるみも大好きです。試合に持っていく鞄には必ずくまのプーさんのキーホルダーをつけていますし、ベッドの周りはカピバラさんで溢れています。のんびりした表情を見ていると、とっても癒されます。
 

Q.今後の目標を教えてください。
ソフトテニス部の目標は、インカレ団体戦での優勝です。2018年のインカレではベスト16で敗退しました。チームで力を合わせて、必ず勝ちたいと思っています。また、私個人の目標は、シングルスの連覇、ダブルスの初優勝です。団体・シングルス・ダブルス、全部優勝できたら最高ですね。
子ども頃からずっとソフトテニス選手になりたいと想い、競技を続けてきました。将来は、実業団に入りソフトテニスを続けたいと思っています。そのためには今後も結果を残し続ける必要があります。インカレ優勝に奢らず、一戦一戦頑張りたいと思います。

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いかがでしたでしょうか
「友人たちと賑やかにお話することも大好き」とにこやかに語ってくださった梶尾さん。コートに立つと急に無口になり、黙々とボールを追い続けるそうで「ラケットを握ると、まるで別人。ギャップが激しすぎる」とよく言われるそうです。オンとオフの切り替えがしっかりできていることも、強さの秘訣だと思いました。今後の活躍が楽しみです。

▼編集後記▼

今回は、武術太極拳アスリート/パーソナルトレーニングジム『Suitable』トレーナー朝山義隆さん(産業社会学部2018年卒・大阪府出身)をご紹介します。朝山さんは、8月2日~5日まで、マカオで開催された「第1回世界大学武術選手権大会」に出場し、男子南棍(なんこん)で見事金メダルを獲得しました。

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6歳の頃、当時通っていた体操教室のコーチが太極拳を教えていることを知り、太極拳も習い始め、中学生頃から少しずつ結果を残せるようになりました。立命館大学入学後は、大阪府武術太極拳連盟に所属し、週5~6日練習していました。衣笠での授業を終え、練習拠点のある大阪に移動し19時頃から約2時間の練習を行ない、その後に大学の課題をこなす・・・毎日大変でしたが、技術が上達していくことが楽しく、勉強との両立もがんばることができました。
大学3回生の頃、長期休暇などを利用して単身中国へ赴き、本場の技術・表現力を学び多くの刺激を受けました。苦手だった中国語も現地の選手たちとコミュニケーションを取るなかで、自然と話せるようになりました。
「武術太極拳」は、太極拳と各種の中国武術・中国拳法を総称して「武術太極拳」と呼ばれています。そのなかで、私が出場する種目は「南拳(なんけん)」と「南棍(なんこん)」です。「拳」は発声しながら力強くこぶしを打ち出す技が多く、「棍」はこん棒を使う型演武です。どちらにもついている「南」は、中国南方から伝わったからだそうです。
 
今年の春に大学を卒業し、8月にマカオで開催された「第1回世界大学武術選手権大会」日本代表に選んでいただきました。この大会は、大学生および大学卒業後1年以内の選手を対象にした世界選手権大会で、世界25カ国・地域から161名が参加しました。今回「南棍」で悲願の金メダルを取ることができました。ジュニアからシニアに移り、思うように結果を残せず悔しい思いをしていましたが、金メダルが決まった瞬間、ただただ嬉しくて監督やコーチと抱き合って喜びました。
武術太極拳は、型の競技ですので動きの一つひとつに意味があります。次の目標は、世界選手権での優勝です。金メダルを取ったことに驕らず、技術・表現力にさらに磨きをかけたいと思います。


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「型の競技だからこそ、表現力をもっと磨いていきたい」と力強く話す朝山さん。これからの活躍がますます楽しみになりました。

(立命館CLUB事務局 坂東)

▼第149号読者プレゼント▼

今回は、「立命館応援手旗」10名様にプレゼントします。


プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:10/22(月)>


【携帯電話の方はコチラ】

※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼148号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。
148号の読者プレゼント当選者の発表です。 
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

★★★★★★★★★★★★★★★
★・森元美隆さん(鹿児島県)★
★・玉木清さん  (広島県)★
★・M.K.さん   (東京都)★
★・unjunさん   (静岡県)★
★・ゆかさん   (奈良県)★
★★★★★★★★★★★★★★★

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は10月26日(金)です。お楽しみに。
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