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立命館CLUB 【VOL.146】

立命館CLUB【VOL.146】

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■□■ 2018.8.10 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

夏の夜空をいろどる「京都五山送り火」が、8月16日(木)に行われます。五山の送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事で、祇園祭とともに京都の夏の風物詩となっています。
(過去の京都五山の送り火)

さて、校友から嬉しいニュースが届きました!8月9日(木)、デンマークオーフス にて、セーリング世界選手権・女子470級の最終レースが行なわれ、リオデジャネイロ五輪5位の吉田愛選手・吉岡美帆選手(経済学部2014年卒)ペア金メダルを獲得しました。セーリングの女子では、オリンピック・世界選手権を通じて初めての金メダル獲得という快挙を達成しました。2年後の東京オリンピックで一躍メダルの有力候補となりました。
(撮影/日本セーリング連盟)

8月18日(土)~9月2日(日)、インドネシア共和国・ジャカルタ周辺で開催される「第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)」に、立命館大学の学生・校友が出場します。

詳細はコチラ≫
※出場者は8月5日時点のものです。

さらに、「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」が、8月5日(月)に開幕しました。立命館CLUB第140号の編集後記でご紹介した、大角健二監督(経営学部2004年卒)率いる報徳学園硬式野球部が、8月11日(土)の第3試合に登場します。対戦相手は、福島県代表の聖光学院高等学校です。ご声援よろしくお願いします。

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナルタオル」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】国境を越えた新しい時代の高等教育・研究機関を目指す 学園ビジョン「R2030」を策定

学校法人立命館は、2030年に立命館が目指す将来像の実現に向けて、中期経営計画の基本となる考え方を示した学園ビジョン「R2030」を策定しました。8月7日(火)、マンダリンオリエンタル東京にて、学園ビジョン「R2030」発表会を開催しました。
発表会は、森島朋三・学校法人立命館理事長による学園ビジョン概要説明からスタートし、各大学長・附属校長より、具体的な構想の説明を行ないました。続いて、2030年に向けたビジョンである「挑戦をもっと自由に」をテーマにトークセッションが行なわれました。垣内俊哉・株式会社ミライロ代表取締役社長(経営学部2012年卒)、ブライアン モラン・APU 経営管理研究科2回生、北野圭介・映像学部教授、深尾隆則・理工学部教授が、様々な視点から2030年に向けた「挑戦」を語りました。
懇親会は、大萩康喜さん(法学部2010年卒)の尺八、三吉侑さん(産業社会学部2009年卒)の琴によるウェルカム演奏でスタート。各分野で活躍する若手校友約20名がひとりずつ紹介され、メディア関係者・学園関係者と活発な交流が行なわれました。
  


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【2】オープンキャンパス2018を開催

8月4日(土)・5日(日)、衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパス(以下OIC)にて、「オープンキャンパス2018」を開催しました。各キャンパスでは、大学紹介や各学部の模擬授業をはじめ就職・資格取得に関する相談会・図書館の見学ツアーなどを行ないました。OICでは、2019年4月開設のグローバル教養学部企画として、本学教員と新学部のパートナーであるオーストラリア国立大学准教授・Jeremy Youde氏、職員・Michelle Ferreira氏による学部紹介も実施しました。また、入試広報学生スタッフのキャンパスツアー、学生生活をテーマにしたトークショーなども行なわれ、和やかな雰囲気のなか、2日間で3キャンパスに合計約26,000名の高校生・保護者が訪れました。オープンキャンパスに参加した高校生からは「楽しい体験型の企画もあり、立命館で学ぶイメージがついた」、「受験に向けていい刺激になった」などの感想が寄せられ、立命館大学を受験する励みとなりました。

 

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【3】末近浩太・国際関係学部教授が「大同生命地域研究奨励賞」を受賞

末近浩太・国際関係学部教授の「大同生命地域研究奨励賞」受賞が決まりました。「大同生命地域研究奨励賞」は、地域研究の分野で新しい展開を試みるとともに、今後さらに活躍が期待される研究者を表彰するものです。中東地域研究、特にシリア・レバノンにおけるイスラーム主義の思想と運動に関する研究における顕著な業績、ならびに学会などでの学術活動の実行力が高く評価され、今回の受賞となりました。


末近浩太・国際関係学部教授コメントはコチラ≫

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【4】全国高校総体(インターハイ)女子4×100mリレーで立命館慶祥高等学校陸上競技部が初優勝

全国高校総体(インターハイ)陸上・女子400mリレー決勝が、8月4日(土)、三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で行なわれ、立命館慶祥高等学校陸上競技部が45秒68で初優勝を果たしました。第1走者・吉田梨緒さん(3年)が好スタート、第2走者・臼井文音さん(3年)、第3走者・石堂陽奈さん(1年)とバトンを渡すごとにリードを広げ、アンカー・松田奈夏さん(1年)がそのままゴールに飛び込みました。個人100mで入賞した臼井さん・石堂さんを中心に、仲間を信じる力で結束を高め、悲願の初優勝に輝きました。

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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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【1】[@滋賀][有料][要事前申込]
立命館大学食総合研究センター共催「肉肉カンファレンス2018」開催

「たんぱく質としての牛肉、嗜好品としての牛肉の未来」をテーマに設定し、講演会やポスター発表兼牛肉試食会を行ないます。

[日 時]9月18日(火)10:30~17:10
[場 所]びわこ・くさつキャンパス ローム記念館5階 大会議室
[参加費]一般 4,000円 学生・院生 2,000円


詳細はコチラ≫

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【2】[@東京][無料][要事前申込]
Beyond Sports Initiative フロンティアメイカー育成講座
オープニングイベント「今こそ、『フロンティアメイカー』?社会と産業のバージョンアップのために~BEYOND SPORTS INITIATIVE~」


立命館アカデミックセンターは、『Beyond Sports Initiative フロンティアメイカー育成講座』を11月14日(水)~2019年3月16日(土)まで開講します。今回は、講座開講を記念した、オープニングイベントです。

[日 時]10月24日(水)16:00~18:00
[場 所]サピアタワー ステーションコンファレンス東京5階(東京都千代田区丸の内1丁目7-12)
[入場料]無料 ※情報交換会にご出席の場合は、別途、費用が必要です。
     情報交換会 18:30~20:00 ※参加費:5,000円

お申込はコチラ≫

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@大阪][有料][申込不要]
アメリカンフットボール部「2018関西学生アメリカンフットボールリーグ」神戸大学戦

甲子園ボウルの出場をかけた戦いが始まります。

[日 時]8月24日(金)18:45~
[場 所]EXPO FLASH FIELD(大阪府吹田市千里万博公園11-1)
[入場料]一般・大学生1,200円 高校生以下無料

詳細はコチラ≫

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【2】[@長野][無料][申込不要]
軟式野球部「第41回全日本大学軟式野球選手権大会」

関西学生春季リーグ戦 1位という結果を残し、全国大会の切符を手に入れました。
初戦の北翔大学(北海道代表)に勝つと、2回戦は白鴎大学(北関東代表)戦です。

◆北翔大学(北海道代表)戦
[日 時]8月20日(月) 9:00~ 
[場 所]長野オリンピックスタジアム(長野市篠ノ井東福寺字上組北320)
[入場料]無料

 
詳細はコチラ≫

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【3】[@大阪][有料][申込不要]
交響楽団「2018 Summer Concert Opera Night」

今回のサマーコンサートは、オペラで使用されている楽曲で構成します。

[日 時]8月28日(火) 開場17:30 開演18:00
[場 所]立命館いばらきフューチャープラザ・グランドホール
[入場料]全席指定 一般:1,500円 学生1,000円
 

詳細はコチラ≫

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【4】[@香川][有料][申込不要]
立命館大学茶道研究部「夏季香川茶会」

[日 時]9月9日(日) 受付時間:9:00~14:00
[場 所]中篠文化振興財団 美藻庵・晴松亭(香川県高松市番町2丁目1-12)
[席 料]1,000円

詳細はコチラ≫

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その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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  第117回 輝く学生インタビュー
        思うようにいかないこととの格闘が
                   プログラミングの醍醐味
             
情報理工学部プロジェクト団体Ri-one 西田孝典さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介していきます。今回ご紹介するのは、情報理工学部プロジェクト団体Ri-one(リオン)のチームリーダー・西田孝典さん(生命科学部3回生・大阪府出身)です。プログラミングの魅力やロボカップ世界大会で優勝するまでの取り組みについて伺いました。

Q.Ri-oneのメンバー構成について教えてください。
Ri-oneのメンバーは、3回生・21名、2回生・22名、1回生・38名の合計81名(男性72名、女性9名)です。

Q.Ri-oneの活動を教えてください。
私たちの目標は、「ロボカップ世界大会優勝」です。Ri-oneには「アットホームエデュケーション」・「サッカーシミュレーション」・「レスキューシミュレーション」の3つのチームがあります。ロボカップで行なわれる3競技に合わせています。活動日はチームごとに異なり、私の所属している「レスキューシミュレーション」は週1回、毎週金曜日にミーティングを行なっています。そこで、メンバーの1週間の作業の進捗状況を報告するとともに、今後1週間で行なう作業を確認しています。また、毎月1回、2泊3日の合宿を行ないます。試験などでできない月もありますが、年間10回程度は実施します。BKC内の宿泊施設「エポック立命21」に金曜日の18時に集合、夕食を食べたあとにミーティング、作業分担を確認した後は黙々とプログラミングを行ないます。プログラミングはひとりで作業を行なうことが多く、全員でなにかをするわけではありません。同じ空間で作業をすることにより、チームとして一体感を得ることができると思っています。私は集中力があまり続かないほうなので、作業の合間にYouTubeを見たりTwitterを見たりして息抜きをしています。合宿中ほとんど寝ずに作業に没頭しているメンバーもいます。
 
プログラミング作業の様子

Q.3つのチームそれぞれの特徴を教えてください。
「アットホームエデュケーション」は、日常生活での利用を想定し、リビングやキッチンでロボットが人間の暮らしに役立つ作業をできるかということを競います。例えば、ドアの開閉やモノをつかむといったロボットアーム技術、様々なセンサーを活用した音声対話技術、画像認識技術なども問われます。「サッカーシミュレーション」は、コンピューター画面上でプログラムを組んだロボット同士がサッカーで得点を競い合うものです。「レスキューシミュレーション」は、災害現場で効率的な救助活動を行なう方法をシミュレーションする競技です。1回生は、最初の3カ月でプログラミングの基礎を学び、その後それぞれが希望するチームに所属します。

シミュレーション画面

Q.Ri-oneに入ったきっかけを教えてください。
私は小学生の頃から、理科が大好きでした。いつから好きだったか、はっきりとは覚えていませんが、理科の実験方法が載っている本を見ました。紙コップでお湯を沸かす実験を家でやってみたときの楽しさを今でも覚えています。高校でも理科研究部に所属し、大気中のオゾンの濃度を簡単に調べる方法を開発しました。大学に入学したとき、せっかくの4年間、生命科学以外のことも身につけたいと思い、興味があったプログラミングを学べる団体の見学に行きました。3つの団体を見学したなかで、「世界一を目指す」という目標に惹かれRi-oneに入りました。Ritsumeikanの「Ri」、世界一の「one」が団体名の由来だと聞きました。私が入ったときは、「サッカーシミュレーション」・「レスキューシミュレーション」の2チームでした。あまり球技が得意ではなかったので、「シミュレーションとは言え、サッカーはしたくない・・」と思い「レスキューシミュレーション」を選びました。

Q.西田さんが行なっている「レスキューシミュレーション」について、詳しく教えてください。
「レスキューシミュレーション」は阪神大震災をきっかけに始まった競技で、災害救助ロボットを開発することを目的としています。実際に街をつくり大きな災害の状況を再現し、そこでロボットを動かすといったことは現実的ではありません。そこで、コンピューター上に疑似的な街を作り、瓦礫撤去隊・消防隊・救急隊の役割を担ったロボットを動かします。競技は、救助できた人数などを競う「エージェントシミュレーション部門」と、プログラミングの技術を競う「テクニカルチャレンジ部門」があります。大会では、例えば「ニューヨークで大地震が発生しました。30名の瓦礫撤去隊・40名の救急隊で救助活動を行なってください」と提示されます。決められた条件のなかで、ロボットが救助作業を行ない、効率性や救助できた人数などによって得点が与えられます。

Q.プログラミングの面白さを教えてください。
ロボットは人間のように自ら考えて行動することはできません。現在AI(人口知能)技術も進化していますが、前提となる動き方はロボットに指示しなければなりません。「レスキューシミュレーション」で例えると、火災が3カ所同時に発生したとき、どの火災現場の消火活動を優先するかと考える必要があります。その時は、住宅が密集している地域の消火を優先するように指示を与えておきます。火災が発生した場合は「消火する」という指示だけではロボットはバラバラに消火活動を行ない、効率的な救助活動ができません。また、ひとつクリアするとまた次の問題が起こります。「住宅密集地とは・・・」こういったことを一つひとつ解決する作業がプログラミングです。思うようにいかないことのほうが多く、原因を追究していくことは大変ですが、そこがプログラミングの醍醐味です。

Q.ロボカップ世界一になるまでに、どのような取り組みをされましたか?
ロボカップ世界大会に出るためには、まずプログラミングに関する論文を英語で作成し審査に通過しなければなりません。大会に出場するチームは、ほとんどが大学などの研究室でプログラミングを専門に研究しているチームです。指導教授から英語での論文作成の指導も受けられますが、私たちはすべて学生だけで論文を書き上げます。半年かけて、A4用紙10枚の論文を仕上げました。なかなか思うように進まず試行錯誤の連続でしたが、「チーム全員で絶対に出場するぞ」という想いで取り組みました。出場できないということは全く考えていなかったので、出場が決定する前に開催地カナダに行く航空券や現地のホテルもすべて予約済でした(笑)。出場が決定したときは本当に嬉しかった。でも喜びも束の間、決定してからの2カ月はひたすらプログラミングの日々でした。大会が始まってからプログラムを変更することはしません。プログラムを変更しても検証する時間がないので、大会開始までが勝負です。大会の1週間前からほとんど寝ずの作業を続けた結果、見事「テクニカルチャレンジ部門」で優勝することができました。
 
世界大会の様子

Q.チームリーダーをされていると伺いました。どのようにして選ばれたのですか?
チームリーダーは主に3回生のメンバーで話し合って決めます。私は、生命科学部に所属しているため授業でプログラミングを学ぶ機会はほとんどありません。そのため、独学を中心としながら、時には先輩に教えてもらい知識を身につけていきました。結果的には1年間で、メンバーの中で最も多くのプログラムを書いていました。そういった姿を見てくれていたメンバーたちが、私をリーダーとしてふさわしいと思ってくれたのかもしれません。もしかしたら見た目の印象もあったかもしれません。というのは、大学1回生の時にスーツを着て学会に参加したからです。その時に、「もう准教授くらいの風格があるね」といわれ、それ以来「じゅん」というあだ名で呼ばれています(笑)。

Q.チームをまとめるうえで、どのようなことを意識されていますか?
リーダーとして最初に取り組んだことは、メンバー間の連携を強めることです。昨年出場した世界大会では10位、ロボット間の連携がとれずバラバラに動いてしまったことが原因のひとつでした。特に今の3回生は黙々と作業するメンバーが多かったので、メンバー間で連携が十分にとれていないことが、ロボットの動きにも影響を与えていると感じました。そこで、メンバー間で話し合いを行なう回数を増やすことにしました。ある時、瓦礫除去ロボットがせっかく瓦礫を除去したにも関わらず、消防隊ロボットが除去されたルートを通らないということがありました。これまでは、個人で原因を探るということを繰り返していましたが、みんなで集まり原因を探ると、瓦礫の除去が完了したということを、消防隊に伝えるプログラムになっていないことがわかりました。すごく単純なことですが、ロボットは事前に指示を出しておかないと伝えるという動きができません。話し合う機会が増えたことで、意見のぶつかりあいも増えました。そのたびに、この進め方でよいのかと不安になりましたが、世界大会で優勝できた時、「自分の進め方は間違っていなかった」と、安心したことを今でもはっきりと覚えています。
 
(写真左)チームミーティング
(写真右)お揃いのTシャツ


Q.プログラミング以外で夢中になっていることはありますか?
映画が大好きです。特にSF映画が好きで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は何度も観ています。将来、過去や未来に自由に行けるようなったり、車が空を飛んだりと科学の力で世界を変えることができるかもしれないと思うと、夢があって観ているとワクワクします。また、アニメも好きです。Amazonプライムのアニメを観はじめると、次が気になり2話・3話と観てしまい気がついたら朝になっていることもよくあります。また、プログラミングの間の息抜きにはTwitterもよく見ます。知人が創作したお笑いネタをツイートしているのを見て楽しんでいます。でも、みんなが集中して作業をしている時に、ひとりでニヤニヤしていると不審に思われるので、絶対に顔に出さないようにしています(笑)。

Q.チームの目標を教えてください。
今年は世界大会の「テクニカルチャレンジ部門」で優勝することができました。しかし、「エージェントシミュレーション部門」では4位でした。6年前に一度優勝していますが、それ以降は勝てていません。両方の部門で同時優勝することが目標です。

Q.将来の夢を教えてください。
後世に残る大きな仕事がしたいと思っています。いま、電池に興味を持っています。リチウムイオン電池は容量のほぼ限界に達しているといわれています。そのため、電気自動車が一回の充電で走ることができる距離を飛躍的に伸ばすことは難しくなっています。1回の充電で車が何千キロも走ることができるような電池を開発したいと思っています。そのために、大学院の博士課程後期課程まで進み、将来は研究者になりたいと思っています。興味をもったことをとことん突き詰める姿をみて、友人たちからは、「変わってるね」とよく言われます。「変わってるね」は誉め言葉だと思っています。プログラミングに夢中になったように、何かに夢中になり、それが後世に役立つ形で残ると最高だなと思います。

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いかがでしたでしょうか?
理科が大好きだったとおっしゃる西田さん。土曜日・日曜日は、幼稚園児から高校生を対象に科学の実験方法を教える教室でアルバイトをされているそうです。「クエン酸と重曹を混ぜると、一気に泡が噴き出す実験が人気です。子供たちに科学の面白さを知ってほしいですね」と目を輝かせながら語ってくださいました。2019年のチーム目標は「テクニカルチャレンジ部門」・「エージェントシミュレーション部門」の同時優勝、西田さんの挑戦は続きます。

▼編集後記▼

今回は、新日本プロレス所属プロレスラー 棚橋弘至さん(法学部1999年・岐阜県出身)をご紹介します。9月21日(金)公開の初主演映画『パパはわるものチャンピオン』についてお話を伺いました。

―プロレスを始めたきっかけを教えてください。

立命館大学入学後、どのサークルに入るか悩んでいました。新入生歓迎のため、数あるブースのなかでも、ひときわ目立っていたのが「立命館プロレス同好会」。マスク・コスチュームを身につけ、大音量で音楽を流し、新入生の呼び込みをしていました。子供の頃からプロレス好きだったこともあり、吸い込まれるようにブースに行き、当時の会長に「プロレスラーになった人はいますか?」と聞くと、「おるぞ!」と即答され、「自分もプロレスラーになれるのでは?!」と入部を決めました。しかし、実は、プロレスラーになった先輩はひとりもおらず、僕が立命館プロレス同好会出身の第1号プロレスラーになりました。


―初主演作の映画『パパはわるものチャンピオン』では、嫌われ者の悪役レスラー・ゴキブリマスク(主人公・大村孝志)を演じていらっしゃいます。役作りで心がけたことはありましたか?

僕が演じた「大村孝志」は、10年前はプロレス界のエースでしたが、怪我などが原因でトップ選手として戦うことができなくなっていました。ヒールに転向し、客席からはブーイングを受け続ける日々、息子には自分の正体を明かさずに試合を続けていく・・・という役柄です。
役作りは特にせず、自然体で演じていました。僕自身、怪我との戦いや若い選手たちの台頭のなかで、「トップに戻りたい」という葛藤もあります。そんな「大村孝志」の姿と「棚橋弘至」がシンクロしていると思います。

―『パパはわるものチャンピオン』の見所を教えてください。

小学生の息子・祥太は、父親が悪者になってまでプロレスを続けることが理解できないでいます。この映画のなかでは父と息子の関係性ですが、「他者に理解されない」というシチュエーションは誰もが持っているものだと思います。大村孝志の場合は、プロレスラーを続ける理由を息子が理解するためには、試合に勝つしかないと思っていましたが、あるとき「実は、それだけじゃない」と気づきます。プロレスという職業を通して、どう打開していくか、どう乗り越えていくかを観てもらえると嬉しいです。是非、映画館へお越しください。大村孝志は愛されキャラです!


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「ドラマか映画に出てみたい」という夢が叶った棚橋さん、「映画出演は、すごく大変でしたが、作り手の熱意や期待に答えたいと必死でした。40歳を過ぎても、こんなに悩んで一生懸命になれることがまだ残っていたことが、すごく嬉しかったです」と、目を輝かせながら話してくださいました。プロレスラーに加え、俳優としての活躍もますます楽しみになりました。

棚橋弘至さん、初主演の映画『パパはわるものチャンピオン』は、9月21日(金)~公開です。


(立命館CLUB事務局 坂東)

▼第146号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナルタオル」6名様にプレゼントします。


プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:9/10(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼145号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。
 145号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

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★・K.Sさん    (三重県)★
★・長森宏恭さん   (兵庫県)★
★・じゅんさんさん(東京都)★
★・H.T.さん       (栃木県)★
★・猪飼康紘さん   (奈良県)★
★★★★★★★★★★★★★★★

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は9月14日(金)です。お楽しみに。
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