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立命館CLUB 【VOL.62】

立命館CLUB 【VOL.62】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.62━━━━
■□■ 2014.11.28  立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 今号も嬉しいニュースからお届けします。
 11月22日(土)・23日(日)に、伊勢神宮弓道場で開催された「第62回全日本学生弓道
 王座決定戦」で、立命館大学弓道部男子が4年ぶり3回目となる団体優勝を飾りました。
 これはその年の大学王者を決定する学生弓道の最高峰に位置する大会で、最優秀選手
 は藤田裕基さん(映像学部2回生)が選ばれ、団体優勝に花を添えました。
 弓道部男子のみなさん、おめでとうございます!
  
 (写真左)最優秀選手に選ばれた藤田裕基さん
 (写真右)優勝した弓道部男子の皆さん


 また、11月10日(月)~12日(水)、沖縄県国頭郡字奥間海岸で開催された「全日本学
 生ボードセーリング選手権」において、板庇 雄馬(いたびさし ゆうま)さん(スポー
 ツ健康科学部4回生)が優勝、大会3連覇を果たしました。学生生活最後の全日本大会を
 優勝で飾った板庇さんは、「今後は3月に控えた団体戦(全日本学生ボードセーリング
 選手権大学対抗戦)に向けて、立命館WINDWARDのチームみんなで切磋琢磨していきたい」
 と力強く語ってくれました。

 板庇さんについてはこちらの「Beyond Borders」サイトでもご紹介しています。
 「Beyond Borders」はコチラをクリック≫

  
 (写真左)表彰式の様子
 (写真右)9レース全てにおいて1位でフィニッシュし、ガッツホーズを決める板庇さん

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。
 読者プレゼントは前号に引き続き、「立命館大学 学園祭オリジナルグッズ」です。
 
 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
 それでは最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

【1】大阪いばらきキャンパス OIC Cafeteria(食堂)メニュー検討会を開催 

 11月5日(水)に衣笠キャンパス、11月12日(水)にびわこ・くさつキャンパス(BKC)
 にて、OIC Cafeteriaのメニュー試食会を開催しました。
 この試食会は参加者をWEBで募集、各キャンパスともに企画事務局を含めて約50名が参加
 しました。試食会では、普段衣笠・BKCでは提供していないAPUのエスニックメニューや
 店長オリジナルメニューを提供。参加者は試食のうえ各自意見を出し合い、活発な試食会
 となりました。今後は寄せられたご意見をもとに、OIC Cafeteriaのメニュー計画を編成
 していきます。
  
 試食会の様子


 【衣笠】の詳細はコチラをクリック≫
 【BKC】の詳細はコチラをクリック≫

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【2】第4回みなくさまつりを開催 立命館大学から13団体92名の学生が参加

 11月16日(日)、JR南草津駅西口広場を中心とする一帯で、第4回みなくさまつりが開催
 されました。これは、JR南草津駅への新快速停車を地域が一体となって取り組み実現した
 ことをきっかけに企画されたもので、「えんでつなぐ みなみくさつ」をテーマとし、祭
 を通した南草津地域の人々の交流を目的としています。

 当日は地元町内会や企業による飲食ブースが出展し、立命館大学からも草津天文研究会・
 手芸サークルの体験コーナー・スポーツ健康科学部の学生たちによる体力測定ブース・
 東北被災地に建てられた簡易集会所「ODENSE」2分の1サイズの展示・アコースティック
 ギターや吟詠剣詩舞サークルたちによるステージなど、13団体92名の学生が参加しまし
 た。また、今年度のみなくさまつりでは、BKC開設20周年・草津市市制60周年・JR南草津
 駅開業20周年を記念して、「みなくさ鉄道展」も開催されました。これら多数の企画に、
 JR南草津駅周辺は約11,000名の参加者でにぎわいました。

 地域と共に大きく成長してしたびわこ・くさつキャンパス。これからも草津市・地域住
 民の皆様と、住みよいまちづくりに取り組んでいきます。
  
 (写真左)特設ステージでのパフォーマンスの様子
 (写真右)多くの家族連れでにぎわう「みなくさ鉄道展」


 詳細はコチラをクリック≫

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【3】浅田次郎氏が来学!第1回日本ペンクラブ・立命館大学文学部共催セミナーを開催

 11月15日(土)、衣笠キャンパスにおいて、文学部は日本ペンクラブとの共催で第1回
 セミナー「電子出版時代の書店と図書館」を開催しました。当日は直木賞作家であり、
 日本ペンクラブ会長の浅田次郎氏をお迎えし、「浅田次郎が語る書店と図書館」と題し
 た基調講演が行われました。

 セミナーでは、電子出版時代を迎え、書店と図書館の役割が今後どのように変化してい
 くのかを検討しました。浅田氏は「書店と図書館は補完関係であるべき。流行本や市民
 の人が読みたがっている本は書店に置き、図書館は学術書など一般の人が手に届かない
 ものや、買えないもの、探せないものを置くのが基本だと思う。“知の城”としての図
 書館の姿勢を回復してほしい」と述べられました。

 当セミナーには、学生や教員・一般の方など約150名が来場し、盛況のなか閉幕となり
 ました。なお、日本ペンクラブ・立命館大学文学部共催セミナーは今後も定期的に開催
 していきます。
  
 (写真左)浅田次郎氏の基調講演
 (写真右)会場の様子


 詳細はコチラをクリック≫

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【4】協定の締結について

 【岡山県と就職支援に関する協定を締結】
 11月18日(火)、立命館大学は岡山県と「就職支援に関する協定」を締結しました。
 この協定は岡山県の産業の次代を担う人材の育成と確保を図るため、立命館大学と
 岡山県が連携協力し、岡山県出身の学生・大学院生のUターンや他県出身者のIターン
 就職の促進を図ることを目的としています。都道府県との就職支援に関する協定締結
 は徳島県・広島県・高知県・香川県・北海道(包括協定)・長野県・愛媛県・鳥取県
 に続き9件目となります。
 
 伊原木 隆太・岡山県知事(写真右)と川口 清史・立命館大学 学長(写真左)
 
 詳細はコチラをクリック≫
 
 【福井県若狭町と立命館大学センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム研究
  拠点が研究協力に関する協定を締結】

 11月10日(月)、若狭町役場において、立命館大学センター・オブ・イノベーション
 (以下、COI)プログラム研究拠点(運動を生活カルチャー化する健康イノベーション
 拠点)と福井県若狭町は「研究協力に関する協定書」を締結しました。

 現在、若狭町では、少子高齢化や人口減少に対応するため、「次世代の定住促進」「住
 民自治の推進」を基本戦略に据え、まちづくりを推進しています。その一環として2013
 年度より本学研究者や学生と定期的な意見交換などを行い「健康増進による地域コミュ
 ニティの活性化」が重要なテーマのひとつとして浮上していました。一方、COIプログラ
 ム研究拠点では現在「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点」を目指し
 た研究が進んでいます。

 今回の協定では、同研究拠点の取り組みを(1)社会実装実験として若狭町で展開すること
 (2)実験結果を基に、若狭町での運動誘発プログラムを開発することを取り決めとして
 交わし、今後連携協力を進めていきます。
 
 森下裕・若狭町長(写真右)と伊坂忠夫・立命館大学スポーツ健康科学部教授(写真左)

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 【その他学園ニュース】
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合
 があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。

 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@大阪][無料][申込不要]
   国立民族学博物館・立命館大学 学術交流協定締結記念シンポジウム
   「世界の食文化研究と博物館」


 本シンポジウムでは、日本の食文化研究がスタートしてからどのような展開をみせてき
 たのか、その足跡と現状を明らかにするとともに、世界ではどのように研究が進められ
 ているのかを俯瞰します。また、今後博物館が食文化を研究するうえで果たすべき役割
 は何かを考察します。

 [日 時]12月6日(土)13:00~16:45 
       ■テーマ「世界の食文化研究」
      12月7日(日)10:00~17:00 
       ■テーマ「表現される食(食と博物館):東アジアを中心に」
 [会 場]国立民族学博物館 講堂
 [参加料]無料(事前申込なし)
 [定 員]300名(先着順)
 [主 催]国立民族学博物館・立命館大学
 
 ※画像をクリックすると拡大されます。 

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】[@京都][無料][要事前申込]
   年縞を軸とした環太平洋文明研究拠点シンポジウム「アジアの環境変化と人類」

 本シンポジウムでは「アジアの環境変化と人類」をテーマに掲げ、地球の年輪ともいえ
 る「年縞」の研究を中心に発表します。当日は、考古学・災害地理学・文化人類学・古
 気候学などの専門家による、環太平洋とその周辺地域も含めたフィールドにおける最新
 の知見をご紹介します。

 [日 時]12月19日(金)13:00~17:30(レセプション 18:00~19:00)
 [会 場]衣笠キャンパス 創思館 1階 カンファレンスルーム
 [参加料]無料(レセプション:2,000円)
 [定 員]120名
 [申込締切]12月12日(金)必着
 
※画像をクリックすると拡大されます。

 お申込み・詳細はコチラをクリック≫

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【3】[@京都][無料][申込不要]
   立命館土曜講座 12月度(第3115~3117回)

 [特集]歴史都市と災害

 (1)12月6日(土)(第3115回)
  [テーマ]災害復興に賭ける人・知恵・技術の系譜
  [講 師]立命館大学衣笠総合研究機構・客員研究員 北原 糸子

 (2)12月13日(土)(第3116回)
  [テーマ]東日本大震災に学ぶ「駆け込み寺」という知恵
  [講 師]立命館大学理工学部・教授 大窪 健之

 (3)12月20日(土)(第3117回)
  [テーマ]伝統構法木造建築物を未来につなぐ
  [講 師]立命館大学衣笠総合研究機構・教授  鈴木 祥之
 
  [時 間]14:00~16:00
  [場 所]立命館大学末川記念会館講義室
  [聴講料]無料 (※事前申込不要)
 
 主催:立命館大学衣笠総合研究機構
 事務局:リサーチオフィス(衣笠)TEL:075-465-8236

 立命館大学土曜講座HPはコチラをクリック≫

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 その他の公開講座はコチラをクリック≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

【1】[@京都][有料][申込不要]
   ラグビー部「2014関西大学Aリーグ」

 リーグもいよいよ大詰め、最終戦は宿敵・同志社大学との戦いです。

 [日 時]12月6日(土)14:05~ 対同志社大学
 [場 所]京都市西京極総合運動公園 陸上競技場兼球技場
 [入場料]一般 当日1,500円(前売1,300円)/高校生 当日500円(前売300円)

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】[@奈良][有料][申込不要]
   ホッケー部(男子)「第88回全日本男子ホッケー選手権大会」

 インカレ優勝で勢いに乗るホッケー部(男子)が全日本選手権に出場します!

  <グループリーグ>
 [日 時]11月28日(金)12:50~ 対ALDER飯能(配信日当日)
      11月29日(土)12:50~ 対朝日大学
      11月30日(日)12:50~ 対箕島ホッケークラブ

 [場 所]天理大学親里ホッケー場
 [入場料]グループリーグ1日券1,000円
 [その他]決勝トーナメント:12月6日(土)・7日(日)

 詳細はコチラをクリック≫

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【3】[@滋賀][無料][申込不要]
   アコースティックギターサークル「衣笠・BKC合同演奏会」
  
 普段は衣笠・BKCに分かれて活動しているアコースティックギターサークルが、合同演
 奏会を実施します。総勢30組が、流行の曲を弾き語り形式でアレンジして演奏します。

 [日 時]11月29日(土)11:00~17:00

 [場 所]びわこ・くさつキャンパス ユニオンホール
 [入場料]無料

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【4】[@千葉][無料][申込不要]
   競技ダンス部「第59回全日本学生競技ダンス選手権大会」
  
 競技ダンスとは、単に踊りを楽しむだけでなく、華麗に美を競うスポーツです。スタン
 ダード・ラテンの個人種目、団体種目で競われ、約2,000名の学生が集結します。競技
 ダンスには男女8カップルで踊る迫力の「フォーメーション部門」があり、本学競技ダ
 ンス部は昨年このフォーメーションで5位入賞を果たしています。学生たちの激しく、
 そして優雅なダンスをご覧ください。

 [日 時]12月7日(日)9:00~19:00(予定)
 [場 所]浦安市運動公園 総合体育館
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラをクリック≫
 
 その他のイベント・スケジュールはコチラをクリック≫
 
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▼突撃!学園祭レポート特集 ~衣笠編~▼

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        突撃!学園祭レポート特集 ~衣笠キャンパス編~
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 先週の「立命館大学学園祭特集 BKC編」をご覧いただいた読者の皆様からは、「自身の
 学生時代の学園祭と大きく様変わりしていて驚いた」「実際に足を運んだ気分になれて
 楽しかった」など、嬉しいご感想をいただきました。私たちレポート隊にとっても、実
 際に学園祭に足を運ぶことで、改めて「立命生の活気」を肌で感じた貴重な機会となり
 ました。

 さて、今号は衣笠編として、11月9日(日)の衣笠祭典2日目の様子をレポートします。
 毎年、学内・学外問わず多くの人が訪れる衣笠祭典。BKC祭典同様、2日間で来場者が2
 万名を越える盛況ぶりを見せた今年の衣笠祭典の様子を、是非ご覧ください。
  
 今年のテーマは「三方良し」。衣笠祭典の魅力をお届けするべく、立命館CLUBレポート隊、いざ出発
 です!



 開場前の様子
 まずは東門に設置されたアーチをくぐります。2日目の準備中はあいにくの空模様、以
 学館の前ではプロレス同好会の皆さんが、リングの水かきをしていました。
  
 当日パンフレットも雨に濡れないようカバーされています。これを持って、オープニン
 グ前に学園祭の見どころを要チェック!約80団体が懸命に渾身の作品展示・パフォーマ
 ンスを行います。
  
 中央広場にやって来ました。オープニング前にもかかわらず、祭典本部には学園祭当日
 チケット引き換えのため、ご父母の方々の長蛇の列ができていました。
  
  
 

 オープニング
 さて、12:00を迎え、いよいよ衣笠学園祭2日目がスタートです!中央広場に組み立て
 られた大夜祭ステージ「BLOOM」では、様々なサークルがパフォーマンスを繰り広げま
 す。この「BLOOM(訳:花が咲く)」には、「ステージ上でパフォーマンスを行う各団
 体に、華々しく活躍してほしい」という想いが込められているそうです。

 オープニングアクトは「書道部」です。と言っても、ただ舞台上で書道をするだけでは
 ありません。小さな半紙をつなぎ合わせて作った約7mもある巨大なロール紙に、J-POP
 などの音楽に合わせて部員たちが交代で筆を振います。全身を使ってのびのびと筆を動
 かす彼らのパフォーマンスにはとても勢いがあり、その楽しさがこちらまで伝わって、
 観客の目を釘付けにしていました。
  
  
 2015年、書道部創立50周年を迎える彼らは、現在建仁寺での展覧会を企画中です。


 模擬店企画
 徐々に雨も上がり、心配されていた模擬店もなんとか営業を開始!模擬店・フリーマー
 ケット約120店舗が出店し、キャンパスは多くの来場者で賑わいました。私たちが取材
 を進めるなかで、特に印象的だったお店をご紹介します。

 Study in Kyoto Programで学ぶ留学生たち
 「イラッシャイマセ~!!」多くの模擬店がひしめくなかで、一際活気に溢れているお
 店を発見しました。彼らは短期留学受入プログラム“Study in Kyoto Program”に在籍
 している留学生たちです。半年間または1年間、立命館大学の学生として学んでいます。
 日本語の勉強はもちろん、書道や三味線・陶芸などの「日本文化入門」も受講している
 彼らにとって、学園祭はこれ以上ない「学び」の環境です。そんな留学生たちのバディ
 を務める、畑中 靖皓(はたなか やすひろ)さん(産業社会学部3回生)にお話を伺い
 ました。
  
 国際色豊かなこの模擬店には、留学生仲間をはじめ、たくさんのお客さんが列をなしていました。

 Q:Study in Kyoto Programについて、簡単に教えてください。
 歴史的・文化的資源が豊富な「京都」を舞台とし、留学生が日本について学ぶプログラ
 ムです。“Study in Kyoto Program”では、現在27カ国・地域からの留学生が学んでい
 ます。その大半が「インターナショナルハウス(通称アイハウス)」という学生寮に住
 んでいます。寮では、私を含め日本人3名が留学生の日常生活をサポートしながら、彼
 らと共同生活を送っています。

 Q:今回の模擬店はどのようなメンバーで構成されていますか?
 今回出店したのは、私たち日本人3名とアイハウスに住む留学生有志です。うち一番上
 は27歳、下は18歳と、国籍も年齢もバラバラですが、今回の出店をみんなとても楽しん
 でいるようです。
  
 国際色を生かしたメニュー。昔の七輪はカセットコンロを経て、現在はプロパンガスに様変わりしてい
 ます。

 
 Q:準備で大変だったことを教えてください。
 基本的に好きなことしたい人たちなので、例えば準備期間でも「今日は宿題をしたい」
 「今日は旅行に行きたい」など、各々自由に行動してしまう部分が大変でした。その結
 果どうしても特定の学生に負担が偏ってしまうこともありました。

 Q:彼らと一緒に過ごすことで、学ぶことはありますか?
 彼らと共に生活をしていると、出身・文化・言葉の壁を越えて「みんな一人の人間なん
 だ」ということに気付かされます。共同生活においては、むしろ彼らに助けられている
 ことも多く、私たち日本人も「一人の人間」として自分の意見を持って彼らと向き合っ
 ています。
 お互いが「一人の人間」として向き合うことで、時には感情をぶつけ合ったり、時には
 助け合ったりしながら、より相手を理解しようとするようになります。この関係性をこ
 れからも大切にしながら、互いに成長していきたいと思っています。
  
  人間を飾らない、明るい雰囲気がお客さんを惹きつけているように感じました。
  (写真左、一番右に写っているのが畑中さん)



 模擬店を後にし、構内を散策していると、あちらこちらに各団体の工夫と努力のあとが
 見られます。
 足跡のように地面に貼られた紙。「これ、なんだろう?」と気になって視線を下に落と
 すと…落語研究会のチラシでした(笑)。会場まで誘導しているようです。こういった
 学生らしい発想も、学園祭の楽しみの一つですね。
  
 存心館ATM前から階段を見上げると、一段一段にデコレーションが施されていました。
 1枚の大きな絵に見えるように工夫されています。衣笠キャンパスはすっかり秋、南門
 から西を臨むイチョウ並木がとても綺麗でした。
  


 環境への取り組み
 衣笠祭典では64店舗の模擬店が出店します。そこで、模擬店によって出る大量のゴミを
 処理するために行っている、独自の対策をご紹介します。

 <リユース食器の導入>
 リユース食器とは、洗うことで何度でも使える食器です。衣笠祭典ではゴミの量の削減
 ・構内美化への貢献のため、全店舗の模擬店にリユース食器の使用を義務付けています。
 1店舗が1日につき約200~300食販売しているため、衣笠全体の販売数は1日約2万食にの
 ぼります。このすべての食器を一日かけて、構内2ヶ所に設置された食器洗浄機で順次
 洗浄していきます。
  
 まずは大きな汚れをスタッフの手で落とし、その後食器洗浄機で一気に洗浄します。
  
 洗浄されたトレーはスタッフの手で拭かれ、模擬店の各店舗に運ばれて再利用されます。


 <クリーンボックスの設置>
 クリーンボックスとは、学園祭のときのみに置かれる特設のゴミ箱です。リユース食器
 を確実に返却してもらうために構内5ヶ所に設置され、普段のゴミ箱は封鎖されていま
 す。ゴミの分別種類を増やし、リサイクル活動に貢献することを目的としています。
  
 「各模擬店から2名“エコスタッフ”を選出してもらい、学園祭事務局のスタッフと協
 力してこの取り組みを行っています。地味な作業ではありますが、楽しい学園祭を支え
 るために出来る限り自分たちも楽しみながら構内美化に努めています。」と話してくれ
 たのは、学園祭事務局企画部の翠 彩香(みす あやか)さん(法学部1回生)。
 スタッフジャンバーの裏には“ENNOSHITAS(エンノシターズ)”の文字が入っています。
 これは、事務局スタッフは「縁の下の力持ち」ということに由来し、毎年デザインを変
 えながらも事務局内で受け継がれている伝統なのだそうです。  
  
 

 展示・体験企画
 教室棟では正課・正課外活動を問わず、日頃の研究や練習の成果を発表する学生団体に
 よる展示・体験企画などが開催されました。今年度は、「優秀かつ満足度の高い催物」
 として来場者の人気投票によりグランプリを決める“団体企画選抜総選挙”も開催され、
 各団体の一層熱のこもった企画を楽しむことができました。

 美術研究部
 毎年来場者から人気の「似顔絵」コーナーは今年も大盛況!待ち時間が出るほど、多く
 のお客さんで賑わっていました。また、「ライブアート」のコーナーでは、カラフルな
 つなぎを着た部員が一日かけて大きなキャンバスに絵を描いている最中でした。
  
 「たまたま通りがかって、生まれてはじめて似顔絵を描いてもらいました。100円でと
 ても上手に描いてもらって、大満足です!」と語ってくれたのは小原 悠真さん(法学
 部2回生)。イラストタッチからリアルなものまで、様々なテイストの似顔絵を描いて
 くれるそうです。それにしても小原さんの似顔絵、本当にそっくりですね!
 
 小原 悠真さんと、似顔絵を描いた美術研究部の部員さん

 広告研究会
 「趣味」に生きる個性豊かな会員たちが、あの手この手で各々の趣味を“広告”する展
 示会です。日々の制作活動で得た表現力を発揮すべく、他団体とは一味違った展示を行
 っていました。  
  

 古美術研究会
 世界遺産「古都京都の文化財」登録20周年を記念し、世界遺産の数々を紹介する展示会。
 作品に「一言ボケ」を加えて目を引く展示方法が特に印象的で、「古美術に興味のない
 人たちにも楽しんでほしい」という彼らの想いが伝わってくるものでした。
    

 鉄道研究会
 「わざわざ行こう鉄研へ」と題し、研究成果の展示や鉄道ペーパークラフト・体験運転
 など、子どもから大人まで幅広く楽しめる企画が満載の鉄研ブース。切符を渡され、駅
 員に扮した学生に切符を切ってもらったところで、いざ入場!
  
 「昨年よりもプラレールの配線を複雑化し、規模を大きくしました。子どもたちの笑顔
 が何よりも嬉しいです」と話してくれたのは、今年3月に立命館CLUB【VOL.46】にてご
 紹介した、鉄道研究会の村松 高彰さん(産業社会学部3回生)。鉄道模型の体験運転も
 させてもらいました。大人でもついつい時間を忘れて楽しんでしまいます。
  
 レゴのパーツで組み立てられた「レゴトレイン」。作品はなんとすべて自作!設計書づ
 くりから始め、必要な際はパーツの発注を1000個単位で行うそうです。「レゴは内装が
 作れるところが一番楽しいです。見てください、ライトもつくんですよ!」
  
 最後は松村さんと中野 翔太さん(政策科学部2回生)が見送ってくれました。ちなみに、
 “団体企画選抜総選挙”では、ジーニアス部門賞として鉄道研究会の皆さんが受賞され
 ました。おめでとうございます!
 きっと来年も、たくさんの子どもたちを笑顔にしてくれることでしょう。

 学園祭の番組放映
 実はこの学園祭の様子、インターネットで生中継されていたことをご存知でしょうか?
 黒いジャンバーに身を包む、立命館大学放送局(通称RBC)のスタッフたち。彼らは学
 園祭ステージ・会場レポートに加え、日頃の学生の活動・研究の様子などを交えながら、
 「立命館学園祭テレビ2014」と題してテレビ番組を制作。インターネットによって誰で
 も無料でライブ配信・視聴ができるサービス「USTREAM(ユーストリーム)」や「ニコ
 ニコ生放送」を利用して、全国にその様子を配信していました。
  
  テレビ局さながらの機材に思わず驚いてしまった私たち。総カメラ台数17台、制作スタ
 ッフは100名以上と、まさにRBC総力をあげて学園祭の雰囲気を視聴者の皆様にお届けし
 ていました。RBC報道部長を務める長野 耀聖(ながの あきまさ)さん(文学部3回生)
 に、番組の裏側についてお話を伺いました。
 
 写真左が長野さん。番組レポーターのお二人にもご協力いただきました。

 Q:番組として制作するようになったきっかけは何ですか?
 例年は学園祭のステージを録画し、特に編集も加えずにインターネットで配信していま
 した。もともと「テレビ番組を制作してみたい」という思いを持っていたのですが、た
 またまRBCのメンバーとの会話のなかで「学園祭を番組にしたら面白そうだ」という話
 になりました。その後、先輩の協力のもと去年初めて実現、結果は大盛況。アクセスは
 3万件にのぼりました。「これは今年も続けてみよう」ということで、昨年に続き番組
 を制作しています。
 Q:他大学とは違う、RBCの特徴を教えてください。
 私たちは学友会の「中央事業団体」として活動しているため、学園祭実行委員会をはじ
 め各学生団体と連携を取りやすいことが一つの特徴です。それによって、番組を制作す
 るうえで様々な協力を仰ぐことができます。ちなみにこの番組のセットは劇団立命芸術
 劇場さんに制作していただきました。
  
 学園祭の生中継を学生だけで取り組んでいる大学は、立命館が唯一です。そのため、こ
 の取り組みを知った株式会社ドワンゴの方が「面白いことをやっているね」と声をかけ
 てくださり、広告を打ち出すなどのバックアップをしてくださいました。これは私立大
 学では初、さらに学生団体としても初めてのことです。今後もRBCでは様々なコンテン
 ツを通じて、学生の活動や大学情報を積極的に発信していきます。

 ↓RBC制作【立命館学園祭テレビ2014・第1部 PM0:00 オープニング】動画↓
  


 エンディング
 中央広場や西側広場に設置されたステージでは、ダンスやライブ、応援団などの力強い
 パフォーマンスが行われ、観客の方々を魅了していました。また、日没後に来場者の目
 を楽しませるLED照明をふんだんに用いたライトアップ企画などが実施され、学園祭を
 盛り上げていました。
  
 エンディングでは、毎年恒例の応援団による演舞や多くの学生団体による迫力満点のス
 テージパフォーマンスが行われ、2日間の学園祭は盛況のうちに締めくくられました。
  
 ご来場いただいた皆様からは、今回の学園祭に関するアンケートにご協力いただきまし
 た。これをもとに、「衣笠祭典」を来場者の皆様にとってより一層魅力的なものにする
 べく、来年に向けた学生の新たな挑戦がスタートします。
 
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 今回2回にわたりお届けした、立命館大学 学園祭特集。
 衣笠編はいかがでしたでしょうか?

 ご来場いただくすべての方々に楽しんでもらうため
 毎年学生が一丸となって作り上げる、立命館大学学園祭。
 そこには、決して表舞台からは見えない
 時間と労力をついやした、一人ひとりの「ドラマ」が存在します。
 何事にも全力で取り組む彼らの魅力を
 この学園祭を通して、少しでも感じ取っていただければ幸いです。

 ご協力いただきました地域の皆様・協賛企業様・関係各所
 およびご来場くださった多くの皆様に、心よりお礼申し上げます。
 ありがとうございました。

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▼編集後記▼

 今回は、アメリカ合衆国最北端のアラスカで20年間写真を撮り続けている、写真家の
 本紀生さん
(愛媛県出身)をご紹介します。

 松本さんは1972年、愛媛県松山市生まれ。人生を模索していた立命館大学在学中、動物
 写真家の故・星野道夫氏の作品に出会ったことが、写真家としての人生の始まりでした。
 その後アラスカ大学に編入され、独学でキャンプや写真の技術を習得。国内外の著名誌
 に作品を発表し、写真集の出版や「情熱大陸」(TBS系毎日放送)をはじめとしたメディ
 ア出演など、その活動の幅を広げています。

 年の約半分をアラスカで過ごし、夏は北極圏や無人島、冬は氷河の上のかまくらで一人
 生活しながら、自然の撮影に専念する松本さん。その心を捉えて離さないのは、北米大
 陸の最高峰・マッキンリー山上空を覆う“赤いオーロラ”です。学術的にも貴重なこの
 オーロラは滅多に姿を見せず、松本さんが20年で遭遇できたのはたったの2回。これを
 撮影するため、冬の間アラスカに約50日滞在し、撮影のチャンスを今か今かと待ち続け
 ているそうです。

 そんな松本さんの写真・映像・BGMを駆使したスライドショー「アラスカ・フォトライブ」
 が、12月6日(土)に京都、12月7日(日)に大阪、12月13日(土)に東京で予定されて
 います。これを機に、普段見ることのできないアラスカ大自然の雄大さに触れてみては
 いかがでしょうか。

 松本紀生オフィシャルサイト「Alaska odyssey」
 「アラスカ・フォトライブ」の詳細はコチラをクリック≫

 (立命館CLUB事務局 堀井)

▼第62号読者プレゼント▼

 今回は、前号に引き続き「立命館大学 学園祭オリジナルグッズ」1名様にプレゼント
 します。こちらは前号から2号にわたって掲載中の▼突撃!学園祭レポート特集▼にて
 ご紹介した「BKC・衣笠祭典」のオリジナルグッズです。今年のロゴキャラクター
 「あるる」のロゴキャラぬいぐるみをはじめとし、ゴムバンド・タンブラーとセットで
 お届けします。

 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:12/8(月)>

 【パソコンの方はコチラをクリック】

 【携帯電話の方はコチラをクリック】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第61号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第61号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・小出 伸行さん    (岡山県)   ★
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 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は12月12日(金)です。お楽しみに。
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