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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.50】

立命館CLUB【VOL.50】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.50━━━━
■□■ 2014.5.23  立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ http://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 立命館CLUBは今回で記念すべき50号を迎えることができました。日々、応援くださる
 皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様に心待ちにしていただけるようなメルマガを
 目指して頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

 さて、5月19日(月)の立命館学園の創立記念日に合わせて、本年は“立命館学園歴史
 クイズ”を作成しました。「2015年4月開設予定の新キャンパスの所在地は?」といっ
 た基本的な問題から、「立命館大学の夜間(二部・夜間主)教育は何年続いた?」とい
 った少し難解な問題まで、3択問題が全60問用意されています。ぜひ皆様もチャレンジ
 いただき、立命館学園創始144年、創立114年の歴史に触れてみてください。

 立命館学園歴史クイズはコチラをクリック≫

 そして、学園の歴史に新たなページを刻む、2015年4月開設予定の大阪いばらきキャン
 パス(OIC)。この度、OICに関する学生向けパンフレットを発行し、移転する学部・研
 究科所属の学生等へ配布しました。移転に向けた準備の参考にしてもらえるよう、キャ
 ンパスの施設紹介や住居・通学等の学生生活に関する情報を中心に掲載しています。
 
 
  ※画像をクリックすると、パンフレットがご覧いただけます。
 
 併せて、「OIC建設の様子を定点撮影した写真」をつなぎ合わせたムービーを、以下の
 サイトにアップしました。ぼぼ更地の状態からキャンパスの形が出来上がってくる様子
 を、わずか20秒でご確認いただくことができます。ぜひご覧ください。

 大阪いばらきキャンパス建設現場定点観測映像
  

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
 読者プレゼントは、「2014年度CAMPUS DIARY」です。

 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
 それでは最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

【1】建物そのものが実験棟!BKCに理工系新棟「トリシア」が完成

 5月14日(水)、理工学部の環境都市系3学科(都市システム工学科・環境システム工学
 科・建築都市デザイン学科)の学生が主に利用する理工系新棟「トリシア」の竣工式お
 よび内覧会を開催しました。

 

 「トリシア」は理工系の実践的な教育を実現し、建物自体を教材にするという新たな発
 想で建てられた環境教育棟で、3つの特徴があります。

(1)学生からの「研究室や学年を超えた交流が可能となるスペースがほしい」という要
 望に対して、学生交流を生み出すための多様な「居場所」を設置したことです。大階段
 「イバショテラス」、交流スペースである「ラボカフェ」、学生と教員の交流を促す「
 ティーチングコモンズ」などが学生たちの動線に沿って設けられています。

  
 イバショテラス                       ティーチングコモンズ

(2)本学教員と企業が共同で開発した風力発電システム用風車、高性能建築外皮タイル
 など最新の省エネルギー・環境負荷軽減等の新技術や設備、建築材料を導入しているこ
 とです。教員・学生が被験者となり、その効果検証や改善のための研究を進めることが
 できます。

  

(3)学内外の連携強化です。環境都市系の3学科が共通の建物に入り、これまで以上に教
 員・職員・学生の交流が促進されます。さらに、企業から最先端の発想や技術を用いた
 設備をご協力いただいているため、設備を利用した産学連携の推進も期待されます。
 また屋上には、口径60㎝の天体望遠鏡が設置されました。これは、大学キャンパス内に
 設置される望遠鏡としては国内最大級です。理工学部を中心とした研究に活用するとと
 もに、地域の子どもたちや一般の方々を対象とした観望会を実施し、地域交流も推進し
 ます。

 ■立命館大学BKC理工学部新棟「トリシア(Tricea)」の名前の由来について
  「Tri」はTrinity(三位一体)であり、「教員・職員・学生」の連携や「産・官・学」
  の連携を表現。「cea」は英単語の頭文字で「Communication(交流・憩いの場)」、
  「Experiment(実験する・試す・挑戦する)」、「Acquire(知識・学問等を学ぶ)」
  の意味が込められています。

 

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】日中韓キャンパスアジア・プログラム2年目の日本での授業が開講

 日本(立命館大学文学部)・中国(広東外語外貿大学)・韓国(東西大学校)から10名
 ずつ選抜された計30名の学生が、3カ国を移動しながら“ともに学び、ともに暮
 らす”キャンパスアジア・プログラム「移動キャンパス」の2年目の2学期(日本学期)
 が、5月12日(月)からスタートしました。

 各国の習慣や授業方法の違いから、1年目の昨年は、お互いを理解し、学び合うための土
 台作りに苦労しました。しかし、2年目である今年は、より議論を深め合えるようにまで
 なり、プログラムの枠を超えた活動を主体的に行う様子も見られます。

 初日の授業では学生たちが班ごとに分かれ、「20年後に向けて、東アジアの諸問題をど
 のように解決していくか」をテーマに検討しました。学生たちからは、「EUの東アジア
 版の構築は可能か」、「3カ国少子化高齢化問題」、などが検討すべき課題としてあがり
 ました。今後は班ごとに課題を絞り、約3カ月間をかけて調査・研究を進めています。

 なお、7月5日(土)には「キャンパスアジア国際フォーラム」が大阪にて開催されます。
 ご興味のある方はぜひご参加ください。 

 

 ■キャンパスアジア・プログラム「移動キャンパス」2年目 2学期(日本)
 期 間:5月12日(月)~8月4日(月)

 日本でのプログラム概要:
 5月7日(水)    :国際寮(京都市北区紫野)で3カ国学生の共同生活を開始
 5月12日(月) :日本学期開講(立命館大学衣笠キャンパス)
 6月中        :中国・韓国の学生対象の課外活動体験
 7月5日(土) :キャンパスアジア国際フォーラムを開催(大阪)

 詳細はコチラをクリック≫

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【3】在英日本国大使館主催・日英研究教育協議会に川口清史・立命館総長が出席

 5月1日(木)、日英研究教育協議会において、川口清史・立命館総長が立命館学園の国
 際展開について報告しました。協議会は3つのSessionで構成され、川口総長の報告はSe
 ssion1・Theme2「Modernising the Curriculum through international collaboration」
 で行われました。

 参加機関は、高齢化社会への対応・持続可能な社会の構築に向けた取組みなど、両国が
 抱える共通の課題解決に向け研究交流を深めることを確認しました。

 [日英研究教育協議会の目的]
 ①日英間の留学生数や若手研究者の派遣・受入数を大幅に増やす新たな取組みの検討
 ②大学部局間等における幅広い分野での共同研究の拡大を目指し、両国の高い研究協力
 を有する大学の学長レベルの出席を得て、大学間における一層の協力強化に向けた議論
 を行うこと

 [日英研究教育大学協議会参加大学(アルファベット順)]
 日本側:同志社、一橋、北海道、慶應、京都、九州、名古屋、大阪、立命館、東北、
     東京、東京工業、筑波、早稲田
 英国側:Bristol, Cambridge, Durham, Edinburgh, Imperial College London,
     King's College London, Leeds, Liverpool, London School of Economics and
     Political Science (LSE), Manchester, Newcastle, Oxford, Sheffield, UCL,
     York, Warwick

  
 開会式は安倍晋三・内閣総理大臣もご臨席           ウィレッツ・ロンドン教育大臣    

 本学は2011年に英国事務所を開設して以降、在英日本国大使館、UCLをはじめとする大
 学・諸機関とのネットワーク構築に注力してきました。2014年1月には、在英日本国大
 使館との共催による日英学術交流150 周年記念シンポジウム「Science, Technology and
 Innovation Symposium」、続いて3月には大英博物館との共催シンポジウム「Museums in
 the Digital Age」を開催するなど、英国事務所を拠点として諸機関・大学と研究発信
 を連携しています。

 詳細はコチラをクリック≫

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【4】ソフトテニス部男子・卓球部男子 共に関西学生春季リーグ優勝!

 5月3日(土)~4日(日)、関西学生春季1部リーグにおいて、ソフトテニス部男子が、
 2年ぶり3回目の優勝(春秋通算7回目)を果たしました。

 大会初日は全勝したものの、2日目の初戦は関西外国語大学に破れ、3勝1敗で迎えた最
 終戦。昨年度の春・秋季リーグで連続優勝した天理大学を相手に、3-2で勝利し優勝を
 決めました。

 ソフトテニス部男子は、6月24日(火)から6月26日(木)に東京体育館で開催される「
 全日本大学ソフトテニス王座決定戦」に出場し、初の日本一を目指します。

  
 表彰式後の記念写真                      シングルス4勝の榎主将

 詳しくはコチラをクリック≫

 5月11日(日)、卓球部男子が関西学生春季卓球リーグにおいて、7戦全勝で2季ぶり22
 度目の優勝を果たしました。女子も5勝2敗で準優勝(2位)と健闘しました。

 卓球部は、7月3日(木)から東京都・墨田区で開催される全日本大学総合卓球選手権大
 会(インカレ)で全国上位を目指します。

 
 集合写真

 詳しくはコチラをクリック≫

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 【その他学園ニュース】
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合
 があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。

 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@滋賀][無料・一部有料][申込不要・一部要事前申込]
   立命館大学びわこ・くさつキャンパス 開設20周年記念企画
   「BKCサンクスデー」

 BKC開設20周年記念企画の第1弾として、立命館大学の教育・研究や学生活動の成果を発
 信するイベントを開催します。草津市主催のイベントも同時開催され、地域とのコラボ
 企画、大人から子どもまで楽しめる体験企画や立命館の教育・研究に触れることができ
 る学術企画など盛りだくさんの内容です。

 

 [日 時]6月1日(日)11:00~18:00
 [会 場]立命館大学びわこ・くさつキャンパス
 [参加費]無料 ※一部企画で必要な場合があります。
 [その他]参加いただける人数が限られている企画もあります。ご注意ください。
 
 詳細はコチラをクリック≫
 
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【2】[@広島・愛知][無料][要事前申込]
   立命館大学・京都大学 共同イベント「京とーく2014」

 立命館大学と京都大学が共同でイベントを開催します。「京都で学び、そして世界へ」
 をテーマに、各都市出身の学生が京都で学生生活を送る魅力を語ります。

  

 [日 時]7月13日(日)13:00~16:00
 [場 所]駿台予備学校 広島校

 [日 時]7月27日(日)13:00~16:00
 [場 所]河合塾 名駅キャンパス名古屋校

 [定 員]100名(先着順)
 [対 象]高校生・受験生・保護者・高校教員

 パソコンからお申込の方はコチラをクリック≫

 携帯電話からお申込の方はコチラをクリック≫

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【3】[@大阪][無料][要事前申込]
   立命館いばらき講座

 大阪いばらきキャンパス開設に向け、大学の持つ教育・研究資源を市民の方々に広く提
 供し、大学と地域とのつながりを深める取組みとして今月から始めました。立命館が誇
 る専門性の高い講義に是非ご期待ください。

 ~6月テーマ「白川静とその文字学」全3回~

 [日 時]6月14日(土)10:00~11:30
 [講 師]高島 敏夫(白川静記念東洋文字文化研究所 客員研究員)
 [演 題]「白川静の勉強法-書写しながら考える-」

 [日 時]6月21日(土)10:00~11:30
 [講 師]高島 敏夫(白川静記念東洋文字文化研究所 客員研究員)
 [演 題]「甲骨文の世界に触れてみる-口偏の口字形は口ではない?-」 

 [日 時]6月28日(土)10:00~11:30
 [講 師]高島 敏夫(白川静記念東洋文字文化研究所 客員研究員)
 [演 題]「白川文字学の視野の広さ-字源とその変遷を見据えて-」

 ~7月テーマ「日本史・文学史」全3回~

 [日 時]7月5日(土) 10:00~11:30
 [講 師]本郷 真紹(学校法人立命館総長特別補佐・立命館大学文学部教授)
 [演 題]「中臣鎌足と仏教・古代寺院」
       
 [日 時]7月12日(土) 10:00~11:30
 [講 師]美川 圭 (立命館大学文学部教授)
 [演 題]「後白河法皇と源頼朝」

 [日 時]7月19日(土) 10:00~11:30
 [講 師]三枝 暁子(立命館大学文学部准教授)
 [演 題]「史実と虚構-川端康成『古都』を読む-」

 [申込先]茨木市立生涯学習センターきらめきまでお電話にてお申し込みください。
      TEL:072-624-8182
      https://www.kira.city.ibaraki.osaka.jp/index.html
 [お問合せ]学校法人立命館 社会連携課
       TEL:075-813-8247

 [その他]一時保育あり(有料)
      ※7日前までにお申し込みください。
      ※1歳児~小学校就学前までです。

 詳細はコチラをクリック≫

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 その他の公開講座はコチラをクリック≫

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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

【1】[@愛知][無料][申込不要]
  Hawaiian Circle meahula(メアフラ)「NAGOYAハワイフェスティバル2014」

 フラダンスサークルmeahula(メアフラ)がNAGOYAハワイフェスティバル2014に出演
 します。当イベントでは、フラ・ハワイアン音楽やハワイアンフードなどを楽しめます。
 昨年『第3回カレッジフラ・コンペティション』で全国3位に入賞するほどの実力を備え
 たmeahulaのフラダンスをお楽しみください。

 [日 時]5月31日(土)9:30~20:00
 [場 所]名古屋テレビ塔(12:30~)・栄オアシス21(15:20~)・セントラルパー
      ク(未定)
      ※カッコ内がステージ登場時間(各々10分程度)
 [入場料]無料

 
  ※画像をクリックすると、パンフレットがご覧いただけます。
 

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】[@大阪][有料][申込不要]
   アメリカンフットボール部(パンサーズ)「関西学生大会」

 関西学生アメリカンフットボール連盟が主催する関西学生大会です。今回は京都大学
 「GANGSTERS」との一戦です。応援よろしくお願いします。

 [日 時]5月24日(土)17:00開始
 [場 所]EXPO FLASH FIELD
 [入場料]一般1,200円(当日券)
  
 詳細はコチラをクリック≫

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【3】[@福岡][無料][申込不要]
   剣道部「第59回(女子第29回)西日本学生剣道大会」
  
 西日本の大学対抗戦で、試合はトーナメント形式にて行われます。昨年は男子が準決勝
 で惜しくも敗れましたが、今年は優勝を目指します。

 [日 時]5月24日(土)9時開場  25日(日)10:00試合開始
 [場 所]福岡市民体育館
 [入場料]無料
  
 詳細はコチラをクリック≫

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラをクリック≫

 その他のイベント・スケジュールはコチラをクリック≫

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▼輝く学生インタビュー▼

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 第36回 輝く学生インタビュー
      音を磨く、精神を磨く ~私にしか吹けない音色を奏でたい~
                                立命館大学邦楽部 
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介してい
 きます。

 今回ご紹介するのは邦楽部です。彼らは今年で第62回目を迎える定期演奏会に向けて、
 現在懸命に練習を重ねています。インタビューに答えてくれたのは、以下の3名です。

 

 【中央】 部長  横山 資樹さん(文学部3回生) 岡山県出身 三味線担当
 【左】 副部長 入江 彬博さん(産業社会学部3回生) 福岡県出身 尺八担当
 【右】 企画  篠原 誠さん (文学部3回生) 栃木県出身 箏担当


 Q:邦楽部で使用している楽器について、教えてください。
 箏(こと)について
 (篠原さん)
 材質は桐などです。龍の形を模した楽器で、各部の名称も龍にちなむものが多く、例え
 ば箏の頭部は「龍頭」と呼びます。箏にも種類がありますが、一般的に知られているの
 は絃が13本ある箏です。指に爪という道具をつけて、絃を弾いて音を出します。また各
 絃には柱(じ)と呼ばれる支柱があり、これを動かすことによって音程を調節します。

 主に生田流と山田流の2つの流派があり、爪の形や座り方に大きな違いが見られます。
 生田流は爪が四角く、箏に対して斜め45度に座ります。低調子で、西日本で多く見受け
 られます。一方、山田流は爪が丸く、箏に対して正面を向いて座ります。高調子で、関
 東で多く見受けられます。ちなみに立命館大学邦楽部(以下、立邦)は生田流です。

 三絃(三味線)について
 (横山さん)
 三絃は棹の太さによって細棹・中棹・太棹の3種類に分けることができ、立邦では主に
 中棹の地歌三味線を使っています。津軽などの、ほかの三味線に比べてしっとりとした
 美しい音色で、箏と尺八との合奏や歌に合わせることに向いています。

 三絃は、かりん・紫檀(しだん)・紅木(こうぼく)などで出来ています。かりんが一
 番安く紅木が一番高いため、1回生がかりん、2回生が紫檀、3回生以上は紅木を使用し
 ます。白い面は犬や猫の皮です。3本の絃を撥(ばち)で弾いて音を出し、左手の爪で
 絃を抑えることによって音程を変えます。

 尺八について
 (入江さん)
 尺八は竹の節をくりぬいて、5つの孔を開けた楽器です。長さが一尺八寸(約55cm)で
 あることから「尺八」と呼ばれるようになりました。三絃や箏のように調音を変えるこ
 とが出来ないため、合奏用に長いものから短いものまでいろいろな種類があります。長
 ければ長いほど音が低くなります。

 孔を塞いだり開けたりすることで基本的な音程を変化させます。また同じ指でも「メリ」
 (あごを下げる)をいれることで半音下げたり、「カリ」(あごをあげる)で半音あげ
 たりすることができ、同じ音程の音でも息の加減によって違う音色になるものもありま
 す。

  
 尺八は流派によって使う楽譜が違います。は「琴古流」の楽譜の一例では「都山流」の楽譜の一例です。

 Q:邦楽部について教えてください。
 私たち立邦は1、2回生が各6名、3、4回生が各7名の計26名で活動しています。今日のイ
 ンタビューはたまたま男ばかりですが(笑)、部員の8割が女子です。公式の練習日を
 毎週火曜日と木曜日の16時半~19時に設定していて、演奏会前は土曜日も13時~16時に
 練習しています。それ以外の練習は部員の自主性に任せています。授業の合間などを利
 用して、週に何十時間も練習する部員もいます。

 年間スケジュールの中で一番のメインは、毎年10月~11月に京都文化芸術会館で開催す
 る定期演奏会です。300名定員のホールですが、昨年は満員のお客様にお越しいただき
 ました。これに向けて、7月以降は練習漬けになります。毎年必ず1曲は部員全員で「大
 合奏曲」を演奏するのですが、レベルの高い曲を選曲するため、入部して3ヶ月で演奏し
 なければならない1回生にとっては過酷な日々が続きます。

 
 定期演奏会の様子

 春・夏にそれぞれ合宿も行っています。春合宿は親睦を深めることがメインですが、夏
 合宿は定期演奏会に向けた缶詰合宿です。毎日朝の10時から夜の10時まで、大合奏曲を
 練習しています。しかし2・3回生は大合奏曲以外に別の課題曲もあります。夜の10時に
 合同練習が終わってから、課題曲の練習を深夜までかけて行います。本番直前にもなる
 と、朝9時から夜10時まで練習することも珍しくありません。

 
 合宿での様子

 ~邦楽について 一言メモ~

 邦楽とは日本の伝統的な音楽の総称で、器楽による合奏のほかに浄瑠璃・歌舞伎・
 能などの舞台芸能における音楽、大きく括ると雅楽なども邦楽に含まれます。
 その邦楽の中で、立命館大学邦楽部(以下、立邦)で行っている邦楽は箏・三絃(三
 味線)・尺八を中心とした器楽合奏のことを指します。
 江戸末期のころから、この三種の楽器による合奏法が起こり、これを“三曲合奏”ま
 たは単に“三曲”といわれるようになりました。
 三曲以外にも胡弓・琵琶・篠笛・各種太鼓が使用される場合もあります。またその楽曲
 にも多くのジャンルがあります。

 洋楽の音階が7音音階(ドレミファソラシド)であるのに対し、近世邦楽は5音音階(ミ
 ファラシドミ)です。 明治に洋楽が入って以降、洋楽が日本の音楽の主流となり、邦
 楽は洋楽に圧倒されてきました。しかし近年は邦楽が見直され、外国人の愛好者も多く
 なっています。

 楽器経験者は多いものの、邦楽に関しては大学から始める部員ばかりで、私たちもそう
 です。楽器の人気は毎年偏りがあり、昨年は箏、今年は尺八に偏っています。基本的に
 は三曲の中から好きな楽器を選んでもらい、4年間同じ楽器を担当します。

 1曲につき2~7名で演奏することが多いのですが、1曲を完成させるまで最低1ヶ月半程
 度かかります。定期演奏会の場合は、約3か月前から練習を開始します。選曲は、定期
 演奏会の「大合奏曲」は3回生が決定権を持ちますが、それ以外は各々でメンバーを集
 めて、自分たちで決めます。明治時代以前に作られた「古典曲」から、それ以降に作ら
 れた「現代曲」まで、様々な楽曲を演奏しています。

 他大学との交流もさかんです。立邦は、「京都学生三曲連盟」に所属しています。「京
 都学生三曲連盟」とは、邦楽の発展と継承を目的として、京都府内にある大学の三曲に
 関係のある部やサークルで構成されている連盟のことです。立邦を含め、現在12団体で
 構成されており、毎年6月に合同の定期演奏会を行っています。また、演奏会以外にも
 それぞれの部やサークルが親睦を深めるために、合同コンパや合同合宿などといった様
 々な活動をしています。

 立邦は邦楽界のプロも輩出していて、尺八奏者の石川利光先生や岡田道明先生は、京都
 では有名なOBです。三味線ですと杵屋浩基(きねやひろき)先生も有名で、「杵屋」と
 いう屋号を継承しておられます。邦楽界ではそういった屋号が多く見受けられます。

 
 楽器が所狭しと並べられている部屋。

 Q:OB・OGの方々から継承していることはありますか?
 どのパートも250年ほど前の古典曲「六段の調(しらべ)」を練習することです。これ
 は近世箏曲の祖である八橋検校の作曲と伝えられており、邦楽界で一番有名な古典曲で
 す。各段が52拍子で六段の構成となっています。多くの1回生にとっては初の古典曲で
 すので、現代曲とは違う趣や手法に悪戦苦闘しますが、これを練習することによって古
 典曲の基礎を学ぶことができます。「六段の調(しらべ)」は、立邦では「誰もが通る
 道」であり、この伝統は継承しています。

 
 部室には様々なジャンルの邦楽のCDがたくさんあります。

 Q:邦楽部で対外的に活動していることはありますか?
 立邦では、各地で演奏を行う「地域交流」も実施しています。平均月に1度、学生オフ
 ィスを通して依頼演奏を引き受け、演奏会とは別に様々な場所で演奏を行っています。
 特に今年は「地域への還元」をテーマとしていることもあって、積極的に依頼演奏を引
 き受けています。過去に受けた依頼は、デイサービスや学会の懇親会、祝賀会での演奏
 などバラエティに富んでおり、毎回新鮮な気持ちで演奏させていただいています。昨年
 は神社やホテルにも出向きました。主な依頼内容は、「春っぽい曲」「子どもがわかる
 曲」など、ざっくりしたものがほとんどです。演奏曲のジャンルは、古典曲からJポップ、
 ジブリ曲まで出来る限りご要望にお応えしています。

 
 演奏会の様子

 Q:邦楽を始めたきっかけを教えてください。
 (入江さん)
 私は大学に入学するまで、水泳や卓球など、スポーツばかりやってきました。特に水泳
 は、オリンピックを目指す「強化選手コース」に9年間所属しましたが、ある時腰を痛
 めてしまい、運動が思うように出来なくなってしまいました。仕方なく「音楽でもやろ
 うかな」なんて思っていると、入学時に仲良くなった中国人の友達に「日本人なら和楽
 器やれよ」と言われ、邦楽部に入部しました。

 入部はしたものの、1回生のころは毎日が投げやりで、邦楽部に来る理由も「適当な居
 場所が欲しい」ということだけでした。ろくに練習もせず、「部室に来ては寝る」とい
 った生活でした。そして迎えた1回生の初舞台「サマーコンサート」で初めて大勢のお
 客さんの前にたったにもかかわらず、まともに音も出せなかった私は「ここは楽器を真
 剣に練習しなければ立っていられる場所ではないな」と気付かされました。落ち込んだ
 のも束の間、水泳で培った「負けず嫌い根性」が、その時初めて目を覚ましました。

 Q:邦楽の魅力を教えてください。
 (入江さん)
 尺八の魅力は「吹く人の性格・個性・気分・感情などが全て表現されること」です。尺
 八は息の使い方・あごの動かし方・唇のあて方で、同じ音程でも様々な音色を出すこと
 ができます。上手い方は抑揚もビブラートもつけて、歌うように吹きます。技術に加え、
 表現力が必要な楽器です。私は邦楽をバンドに例えると、尺八は「ボーカル」だと思っ
 ています。尺八の音色によって、曲の出来が判断されると言っても過言ではありません。

 「首振り三年」と言われるとおり、尺八は音を出すこと自体が大変難しい楽器です。毎
 日ひたすら泳ぎ、筋トレを行っていた私にとって、水泳と尺八の共通点は“継続するこ
 との大切さ”だということに気付きました。まさに“我慢の楽器”です。

 残念ながら、昨年まで私の尺八の音は、まるで「リコーダー」でした(笑)。何を吹い
 ても、とても単調だったのです。しかし、演奏会等で尺八演奏者と交流を深めていくう
 ちに「人柄の良い方が吹く尺八は音色も良い」と感じるようになりました。それからは
 技術や表現力を磨くことはもちろん、音を磨くために「精神を磨く」ことを意識して練
 習するようになりました。

 私は音楽よりも尺八の「音色」が好きで、「こういう音を出したいな」とイメージして
 自由に吹いている瞬間がどうしようもなく好きです。「今日は綺麗に鳴ったなぁ」とか、
 「今日はムラがあるから、逆にこのムラを生かして音を出してみよう」などと考えなが
 ら、内面から湧き出る“私にしか吹けない音色”を目指して、一心不乱に吹いています。

 

 (横山さん)
 邦楽器は木で出来ていて、一つ一つ材質が違います。ですから同じ音色を奏でる楽器は、
 この世に二つと存在しません。合奏において、それぞれ異なった音色が共鳴し合う瞬間
 はなんとも情緒深いものです。

 個人的な話ですが、私は昨年の秋頃から、古典曲にハマってしまいました。それまでは
 かっこ良いと感じる現代曲を好んで演奏していたのですが、古典曲の自由で、かつ250年
 も前の曲を演奏することに歴史の神秘を感じ、どんどん魅かれていくようになりました。
 五線譜だともちろん音程も拍子も決まっていて、誰もが譜面どおりに演奏しますが、古
 典曲は和音も拍子もありません。したがって、旋律だけですべてを表現しなければなら
 ないため非常に高度な技術・表現力が必要です。その分、自分の演奏に身を任せて弾け
 る点が魅力です。今は毎週古典のお稽古に通っていて、新しい曲を習っては覚えて弾く
 ことが楽しくて仕方ありません。

 ただ合奏の場合、全員が自由に演奏してしまうと一向に合わないので、波長を合わせて
 曲を丸ごと覚えこまなければなりません。古典曲を合奏のかたちにするためには、とて
 も長い時間を必要とします。それでも定期演奏会では古典曲の魅力を少しでもお客さん
 に伝えるため、あえて努力が必要な古典曲を演奏したいと思っています。

 Q:立邦の今後の目標を教えてください。
 まずは今秋の定期演奏会を成功させることです。私たちはそこで引退するので、残りあ
 と5ヶ月しかありません。悔いを残さないよう、しっかり練習していきたいと思います。
 「引退後はプロになりたい」というわけではありませんが、邦楽器は続けていきたいと
 思います。「いつか子供たちに教えたいなぁ」と思いますし、日本の伝統文化を守るた
 めにも、海外の方々に邦楽の良さを広めていけたら良いですね。

 Q:今後のイベント情報を教えてください。
 サマーコンサート 7月10日(木)17時開演@以学館2号ホール(入場無料)
 定期演奏会 11月1日(土)@京都文化芸術会館(入場無料)
 どなたでもご入場いただけます。私たちの3年間の練習の集大成を披露しますので、皆
 さま是非お越しください!

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 いかがでしたでしょうか。

 取材中「良かったら尺八、吹いてみます?」と言われ、必死に吹いてみたものの
 音が出る気配すらなく、まさに「首振り3年」を実感しました。

 邦楽器への思い入れは人ぞれぞれですが、「和楽器の音色が放つ不思議な魅力」に
 酔いしれているように話す彼らの姿がとても印象的でした。

 ぜひ、これからも彼らの応援をよろしくお願いします。
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▼編集後記▼

 今回は、写真家・東真子(あづま まこ)さん(情報理工学部卒・大阪府出身)をご紹
 介します。

 もともと自動車に興味を抱いていた東さんは、大学で自動車部に入部。仲間に恵まれ、
 自動車漬けの4年間を過ごされたそうです。学部では画像情報処理をはじめ、コンピュ
 ータグラフィックスやバーチャルリアリティを中心に修得。卒業論文では「情報バリア
 フリー」をテーマとし、ファーストオーサー(第一筆者)として学会発表も行われまし
 た。卒業後は日立製作所で、自動車部品のバイヤーを務められました。

 そんな東さんが写真家になったきっかけは、大学在学時のプロモーショナル・モデルの
 アルバイトでした。写真を撮られるだけでは満足できなくなり、「自分でクリエイトし
 たい」という思いから、大学4年時に趣味としてカメラを始められたそうです。一度就
 職しましたが写真への思いが断ち切れず、写真家として独立することを決意、2009年に
 個人事務所を立ちあげられました。現在はファッション・人物、そして大好きな自動車
 を中心に撮影し、国内から海外まで幅広く活動されています。

 東さんは、6月1日(日)に開催されるBKCサンクスデーの「情報理工学部企画」で、パ
 ネラーとして出演される予定です。また、パネルディスカッション後は交流会も企画さ
 れ、情報技術分野で活躍している方々と交流できるチャンスです。

 立命館がいっぱい詰まったBKCサンクスデー。これまで立命館CLUBで紹介した校友やサー
 クルの学生たちとの出会いが待っています。ぜひ、バックナンバーで復習してからご参
 加ください。

 (立命館CLUB事務局 堀井)

▼第50号読者プレゼント▼

 今回は、「2014年度CAMPUS DIARY」6名様にプレゼントします。歴史や課外活動、
 キャンパスマップなど、立命館大学に関わる情報が詰まった手帳です。

 キャンパスダイアリーの気になる中身はコチラをクリック

 また、学生が考えたオリジナル表紙を下記URLからダウンロードできます。
 http://www.ritsumei.ac.jp/rs/others/diary2014/

 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/2(月)>


 【パソコンの方はコチラをクリック】

 【携帯電話の方はコチラをクリック】

 

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、立命館CLUB事務
  局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第49号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。第49号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

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 ★・イサオパパさん  (奈良県) ★
 ★・K・Rさん    (大阪府) ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は6月13日(金)です。お楽しみに。
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