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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.239】

立命館CLUB【VOL.239】

立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

今年も残りわずかとなりました。2022年は、どのような1年でしたでしょうか。立命館CLUBは、今号が今年最後の配信です。2023年の立命館CLUBは1月27日(金)からスタート、引き続きよろしくお願い申し上げます。

「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」パ・リーグ外野手部門に2年連続で選出された東北楽天ゴールデンイーグルス・辰己涼介選手(産業社会学部2019年卒)。母校・立命館大学に帰ってきてくれました!
野球をはじめた頃のこと・大学時代のこと・運命のドラフトの日・そして現在。恩師である立命館大学体育会硬式野球部の後藤昇監督と大いに語り合いました。立命館大学公式YouTubeチャンネルにて対談の様子をご覧いただけます。

抽選で辰己選手の直筆サイン入りグッズが当たるアンケートも実施中。
2022年12月31日(土)17:00までの限定公開、ぜひお早めにご視聴ください!

動画はコチラ≫



今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナル ブランケット」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】仲谷善雄総長 2期目の就任記者会見を実施

12月6日(火)、学校法人立命館は、仲谷善雄総長の2期目の就任記者会見を朱雀キャンパスで実施しました。
仲谷総長は、「1期目の就任から今日まで、探究心・研究心に溢れた学園・キャンパスづくりに尽力してきた」と4年間を振り返りました。そのうえで、「新型コロナウイルス感染症への対応」「2030年を見据えた中期計画『R2030チャレンジ・デザイン』の策定」「RARA(立命館先進研究アカデミー)創設を含む次世代研究大学に向けた取り組み」「映像学部・映像学研究科と情報理工学部・情報理工学研究科の大阪いばらきキャンパスへの移転決定」など、さまざまな施策・取り組みを学園の先頭に立って実現してきたと力を込めました。
2期目の抱負として、次世代研究大学・次世代探究学園のさらなる発展を目指すことを表明。「びわこ・くさつキャンパスにおいて、先端的融合分野として『ウェルビーイング』の世界的研究拠点化を目指し、さらに宇宙を含むフロンティア生存圏分野について『フロンティア生存圏研究センター(仮称)』を立ち上げ、国内トップレベルの研究・教育を展開したい」と今後の研究構想を語りました。
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【2】学生の活躍をご紹介!

<体育会居合道同好会、「第37回全日本学生居合道大会」で7年ぶりの優勝>
12月4日(日)、同志社大学デイヴィス記念館で開催された「第37回全日本学生居合道大会」にて、立命館大学体育会居合道同好会が団体戦で7年ぶりの優勝を飾りました。今大会は全国から25大学が出場。各試合の勝敗は先鋒・次鋒・中堅・副将・大将のそれぞれの演武に対して、3名の審判による旗判定が行なわれ、合計勝者数で決します。決勝では強豪・京都大学に4-1で勝利を収め、7年ぶりの優勝を掴みました。
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<男子バスケットボール部 満尾竜次選手(経済学部4回生)がBリーグ・ファイティングイーグルス名古屋に加入>
立命館大学体育会男子バスケットボール部の満尾竜次選手が、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ「Bリーグ」のB1リーグに所属するファイティングイーグルス名古屋に、2022-23シーズン特別指定選手として加入することが決定しました。 B1リーグ選手の誕生は、体育会男子バスケットボール部創部初の快挙です。
Bリーグの特別指定選手とは、優秀な大学生選手などを各チーム2名まで登録ができ、所属チームに在籍のままBリーグの公式試合に出場できる制度です。満尾選手はこの制度によりファイティングイーグルス名古屋へ選手登録されます。
満尾選手は、SG/SF (シューティングガード/スモールフォワード)として、圧倒的な得点力とリバウンド力を武器に1回生からレギュラーとして活躍。今シーズンの関西学生バスケットボール選手権大会では、スリーポイントを量産し、得点王に輝く活躍を見せました。
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【3】研究分野において、立命館大学の教員の方々が活躍!

<阿部俊彦・理工学部准教授が携わった「気仙沼内湾ウォーターフロント」が「土木学会デザイン賞 優秀賞」と「復興デザイン会議 第4回復興計画賞」をW受賞>
気仙沼市の内湾地区にある「気仙沼内湾ウォーターフロント」が、公益社団法人土木学会景観・デザイン委員会が主催する「土木学会デザイン賞 優秀賞」、復興デザイン会議が主催する「第4回復興計画賞」をそれぞれ受賞しました。阿部俊彦・理工学部准教授は、復興まちづくり協議会のコーディネーター・都市デザインの全体統括者および建築設計者として貢献されました。
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※土木学会デザイン賞:
公益社団法人土木学会景観・デザイン委員会が主催する顕彰制度として2001年に創設、正式名称は「土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞」。公募対象を広く土木構造物や公共的な空間に求め、計画や設計技術・制度の活用・組織活動の創意工夫によって周辺環境や地域と一体となった景観の創造や保全を実現した作品およびそれらの実現に貢献した関係者や関係組織に対して授与。

※復興デザイン会議 復興政策賞・計画賞・設計賞:
復興デザイン会議が主催し、災害復興と事前復興を目的に実施した政策・計画・設計・事業のうち、デザインの確度・計画設計の内容・実践プロセス・仕組みづくりなどが優れ、今後の復興デザインのモデルとなる事例に授与。

<村田順二・理工学部准教授が一般財団法人 FA財団の論文賞を受賞>
村田順二・理工学部准教授が一般財団法人 FA財団の「論文賞」を受賞しました。本賞は「産業用ロボット」などに関する研究開発の奨励・進展・人材の育成を促進することを目的としています。独創性に優れ、かつ工業的価値が高いと認められる論文の著者で、大学・公的研究機関・企業の研究者または技術者に対して授与されています。
村田准教授においては、砥粒加工学会誌に掲載された論文「砥粒の滞留性に着目した微粒子添加ラッピングによる研磨性の向上」が高く評価され、共著の谷泰弘・立命館大学総合科学技術研究機構上席研究員(株式会社ツールバンク)、桐野宙治様(株式会社クリスタル光学)との合同受賞となりました。
12月9日(金)、表彰式は霞山会館(東京・虎ノ門)で開催されました。
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【4】附属校が環境大臣表彰などを受賞

<立命館中学・高等学校、環境省の「令和4年度気候変動アクション環境大臣表彰」(普及・促進部門)を受賞>
2014年度に開設した立命館中学・高等学校は、環境配慮型技術の5つの柱「1.地域性を活かした計画」「2.自然エネルギー利用」「3.ピークカット(最大電力削減)に寄与する電力デマンド低減」「4.災害時の地域貢献と省エネの両立」「5.学校活動と連携した環境の取り組み」を実現する次世代型のエコスクールです。
環境省が気候変動対策推進の一環として、顕著な功績のあった個人・団体を称えることを目的に実施する気候変動アクション環境大臣表彰において、こうした「エコスクール」を活かした気候変動対策や環境教育が高く評価され、今回の受賞に至りました。
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左:大規模太陽光発電・蓄電設備、右:地下水の熱源を利用する輻射パネル

<立命館慶祥中学・高等学校、サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)の「第8回サステイナブルキャンパス賞」(第1部門 キャンパスのサステイナビリティに配慮した建築・設備部門)を受賞>
北海道という立地から、冬場には暖房が欠かせない立命館慶祥中学・高等学校は、カーボンニュートラルな燃料である木質チップ(木質バイオマス)を利用した木質バイオマスボイラーと液化天然ガス(LPG)を利用したボイラーを導入しました。
森林資源由来の木質バイオマスを安定的に入手できるという北海道のメリットを生かし、再生可能エネルギーの利用をベースにしながら、必要な分だけLPGボイラーを使用することで、CO2排出量の削減を図りました。CO2排出量は従来よりも、熱源空調設備で71%削減、建物全体で35%削減できる見込みです(現在、実運用下で測定中)。
将来、木質バイオマスの燃料灰を地域の土壌改良材(肥料)や融雪剤として活用でき、バイオマスエネルギーの利活用を通じて、地球温暖化防止や資源循環などを学ぶことができる教育的活用も視野に入れています。こうした点がサステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)に高く評価され、「第8回サステイナブルキャンパス賞」(第1部門 キャンパスのサステイナビリティに配慮した建築・設備部門)を受賞しました。
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左:木質バイオマスボイラー、右:木質バイオマス(木質チップ)

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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[オンライン][無料][要事前申込]
立命館オンラインセミナー

「立命館オンラインセミナー」は、どこからでもアカデミックな講義を受講いただけます。「未知の世界を知りたい」「専門家やプロフェッショナルの知識に触れたい」など、皆様の学びのニーズにお応えする講義を展開します。※見逃し配信(期間中、いつでも何度でも視聴可能)に対応しています。

【SDGsを考える】
1月12日(木)19:00~20:30
「なぜ『自分ごと』が大切なのか?-プラグマティズムと両義性」
講師:山中司(立命館大学生命科学部教授)
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お申込みはコチラ≫

1月20日(金)19:00~20:30
「失敗から学ぶ -競技選手を対象としたコーチングの観点から-」
講師:岡本直輝(立命館大学スポーツ健康科学部教授)
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お申込みはコチラ≫

[受講料]無料
[定 員]1,000名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom) ※見逃し配信(ストリーミング配信)あり
<申込締切:各講義の2日前の23:59>

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【2】[オンライン][無料][要事前申込]
土曜講座 1月度「障害のある先生が仕事を続けるということ-障害と教育の交わるところ」
     2月度「メディア研究からみたゲーム」、「地層を読み解く最新技術」

[日時・テーマ・講師]
1月14日(土)10:00~11:30
「『障害のある教員』の職場復帰のプロセスと課題」
講師:大谷いづみ(立命館大学産業社会学部教授)

1月21日(土)10:00~11:30
「『障害のある教師』からインクルーシブ教育を問い直す」
講師:中村雅也(東京大学先端科学技術研究センター特別研究員)

2月18日(土)10:00~11:30
「メディア研究からみたゲーム」
講師:中村彰憲(立命館大学映像学部教授)
   Susana Tosca(南デンマーク大学教授)

2月25日(土)10:00~11:30
「年代測定の最前線-放射性炭素年代測定と水月湖」
講師:山田圭太郎(立命館グローバル・イノベーション研究機構助教)

[受講料]無料
[定 員]400名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@大阪][無料][要事前申込]
立命館大学応援団「第63回 CHEERING FESTIVAL」


<立命館大学応援団からのメッセージ>
日頃の応援風景を再現したFight On Stageや吹奏楽部とチアリーダー部のコラボレーションステージなど、盛り沢山な内容をご用意しております。
今年1年の集大成として、感謝の気持ちを込めて全力でパフォーマンスします!

[日 時]12月25日(日)16:00開場 17:00開演
[場 所]門真市民文化会館ルミエールホール(大阪府門真市末広町29番1号)
[入場料]無料

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詳細はコチラ≫
チケットのお申込みはコチラ≫
立命館大学応援団のInstagramはコチラ≫

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【2】[@京都][無料][申込不要]
りつくり2022 ~光のサンタと氷の時計台~


衣笠キャンパスにてクリエイティブカンパニーである株式会社ネイキッド(英語表記:NAKED, INC.)と立命館大学学友会のコラボレーション企画「りつくり2022 ~光のサンタと氷の時計台~」を開催します。プロジェクションマッピングショーや雑貨市などさまざまな企画を実施します。是非お越しください。

[日 時]12月25日(日)12:00~18:30
[場 所]衣笠キャンパス(京都市北区等持院北町56-1)
[入場料]無料

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詳細はコチラ≫

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【3】[@静岡][無料][申込不要]
女子陸上競技部「2022全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)」


これまで沢山の方々からのご支援があり、目標に向かって競技に励むことができました。富士山女子駅伝は、感謝の気持ちと立命館大学の誇りを胸にチーム全員が全力で戦い抜きます。
女子陸上競技部長距離パート主将 飛田凛香

[日 時]12月30日(金)10:00~
[場 所]富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場(7区間43.4km)
[入場料]無料
[その他]フジテレビ系列にて全国生中継 9:50~12:40
※新型コロナウイルス感染症対策のため、沿道応援での声出しはお控えください。

詳細はコチラ≫

▼OIC・BKC祭典インタビュー▼

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              OIC・BKC祭典インタビュー
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皆さまからのご要望にお応えし、前号の「衣笠祭典インタビュー」に引き続き、学園祭の様子をお届けします。11月13日(日)の衣笠キャンパスを皮切りに、12月4日(日)に大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)、12月11日(日)にびわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)で開催されました。今回は、立命館CLUB事務局が「OIC・BKC祭典インタビュー」を実施しました。活気あふれる様子を写真とともにお楽しみください。

★新型コロナウイルス感染拡大防止対策について★

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としてキャンパス入構人数を制限、衣笠祭典同様に「事前予約制」を導入しました。各ゲートでの事前予約の確認・検温・手指消毒を徹底するなど、感染拡大防止対策を実施、OICでは約5,200名、BKCでは約10,000名が来場しました。

<OIC祭典インタビュー>
★メインステージ★
11:00、オープニングステージはよさこいサークル京都チーム「櫻嵐洛」(さらら)からスタート。華やかな衣装と演舞で来場者を魅了しました。
その後、「OICアコギサークル」ダブルダッチサークル「Fusion of Gambit」「立命館大学書道部」など、さまざまなジャンルの団体による圧巻のパフォーマンスが次々と披露されました。エンディングでは、「チアダンスサークルBLENDERS」が登場。躍動的なダンスに会場のボルテージは最高潮に達し、来場者からは惜しみない拍手が送られました。
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★模擬店企画★
焼きそば・唐揚げ・フライドポテトなど、16団体が様々なメニューを提供しました。来場者に安心して学園祭を楽しんでもらえるよう食事スペースはOIC cafeteriaに限定するなどの感染症対策がとられるなか、多くの来場者が「学園祭の味」に舌鼓を打ちました。
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★グランドホール★
グランドホールを訪れてみると、「立命館大学吹奏楽サークルFiz」が美しい音を奏でていました。アンコールを求める観客の拍手に応えて、「銀河鉄道999」を披露。会場は大盛況でした。
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★団体企画★
今回、正課・正課外活動を問わず、日頃の研究や練習の成果を発表する14の学生団体による展示・体験企画などが開催されました。各団体の熱のこもった企画を楽しむことができました。
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◆多言語交流ブース
英語でミニゲームなどを実施しているブースを発見。Global Supportersに所属するMAYBELLISA Effieさん(グローバル教養学部2回生・インドネシア出身)にお話を伺いました。
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Q. Global Supportersについて教えてください。
Global Supportersは、英語基準学部・コースなどに所属する国際学生のクラブやサークルへの参加を支援するため、政策科学部自治会やグローバル教養学部自治会の学生たちによって2022年3月に発足しました。4月には新入生歓迎イベントで案内ブースを出展し、国際学生とクラブやサークルをつなぐ通訳や仲介役として初めて活動しました。
私が所属するGlobal Supportersとグローバル教養学部自治会が今回の多言語交流ブースの運営に関わっています。
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Q. 来場者の反応はいかがですか?
英語や外国の文化に気軽に触れていただきたいと思い、子どもたちが英語で名前を書いてネームタグを作るサポートをしたり、「Simon Says※」というミニゲームを実施しました。また、私ともう一人のインドネシアからの留学生は、「マンカラゲーム」というインドネシアの昔からの遊びを実施しました。ルールも簡単で、段ボールとおはじきがあればすぐにできます。常に参加者がいる状態だったので、想像よりも忙しくてびっくりしました。
Global Supportersとしては、今回の学園祭のパンフレットや建物内にある掲示物の翻訳を担当しました。様々な活動を通して、立命館大学がより一層グローバルな大学になれるよう貢献したいと思います。
※英語圏でよく知られるゲーム。「Simon says...」の後に続く英語の指示に素早く従わなければならない。

◆サブウェイセラピー

C棟2階の教室272の壁に数多くの付箋が貼られていました。サブウェイセラピーという企画を実施している石谷有紗さん(経営学部4回生・和歌山県出身)にお話を伺いました。
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Q. 今回の取り組みについて教えてください。
サブウェイセラピーとは、ニューヨークの地下鉄発祥の取り組みです。自分の気持ちを自由に付箋に綴ることでストレスや不安を和らげることを目的として行なわれているそうです。
OIC祭典のコンセプトの一つが多様性を尊重することです。「OIC祭典」や今年の学園祭全体のテーマ「Next Step」に対する一人ひとり異なる思いを共有し、それらが「目に見える“かたち”で残る」ような取り組みができないかと考えていた時に「サブウェイセラピー」を知り、今回実施しました。
自分の思いを付箋に書くことで、スッキリとした気持ちになることはもちろん、「私書いたのどれやと思う?」とコミュニケーションが生まれたり、「来年もまた来るね」「私の娘、頑張れ」といった言葉もあり、見ているだけでこちらも元気がもらえるようなコメントもありました。
昨年も学園祭は開催されましたが、規模を縮小しての実施でした。今年は、ほぼ例年通りの開催で、「やっといつもの学園祭が戻ってきた」と嬉しい気持ちになりました。4年間を振り返ると、2年間ほど新型コロナウイルスの感染拡大で様々な活動が制限されたこともあったからか、本当に一瞬でした。しかし、最後に“多くの人で賑わう学園祭”を楽しむことができて、良い思い出になりました。
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<BKC祭典インタビュー>
★セントラルステージ★
10:15、トップバッターは「チアダンスサークルBLENDERS」。躍動感のある踊りで、来場者は大いに盛り上がりました。その後、創作ダンスサークル「collash」カラーガードサークル「LUSTER」らによる迫力あるパフォーマンスが披露されました。
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★団体企画★
今年のBKC学園祭では、36の学生団体が様々な展示や体験企画を実施しました。
BKCには7学部あり、理工系の研究会やサークル含め数多く活動しています。これらの学生団体が、日頃の活動を分かりやすく伝えようと体験型の企画や展示を充実させていることが、BKC学園祭の特徴の一つといえます。
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◆立命館重機部
スポーツ健康科学部の学部棟・インテグレーションコア付近を歩いていると、なんとキャンパス内にホイールローダーがありました。子どもたちも大喜びで写真を撮る様子が見受けられ、大盛況。今回、企業と協力してホイールローダーの展示を行なった立命館重機部(以下、重機部)。代表の椙山百合花さん(経営学部1回生・愛知県出身)にお話を伺いました。
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Q. 重機部について教えてください。
重機部は、「重機を研究し、操縦し、その魅力を発信していくこと」を目的としたサークルです。
高校2年生の時、家庭科の授業で農作業に関する説明動画を見る機会があり、そのなかで重機が取り上げられていました。それまでは全く興味がなかったのですが、「こんなにかっこいいものがあるのか」と衝撃を受け、自分自身で重機について調べるようになりました。
重機の魅力は、何といっても「機械のなかに入って操作することで人間の力では到底できないようなパワフルな力を発揮できること」です。まさに“リアルガンダム”のようなイメージです(笑)。
大学入学後、重機に興味があるメンバーを集めて、今年4月に重機部を立ち上げました。
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上段左から2番目:椙山さん

Q. 学園祭を振り返っていかがでしたか。
600名以上もの方々にブースに来ていただきました。正直なところ、初めての学園祭での出展だったこともあり、「ほとんど人は来ないのでは?」と不安でした。しかし、子どもたちが喜びながらホイールローダーと写真を撮ったり、全く重機に興味がない方がブースを訪れて、「かっこいいね」といった感想をくださり、「少しでも多くの方々に重機の魅力を伝えることができたのでは」と、やりがいを感じました。日々の生活でなかなか重機を意識することはないかと思います。しかし、このような学園祭で多くの方々に重機と触れていただく機会を提供できて良かったと思います。
私たちは「校友会未来人財育成奨励金」を受給している団体です。重機を研究し、魅力を発信するためには、様々な工場や使用されている現場を訪問し、取材する必要があります。そのためには、交通費などお金がかかります。この基金のおかげで、しっかりと活動を行なうことができ、研究内容の展示も行なうことができました。ご支援いただいた校友の皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。
現在、所属6名中5名が重機の操縦免許を取得しています。今後は操縦練習をして技術を磨き、ボランティア活動に参加したり、部誌を発行したり、子ども向けだけではなく、大学生を対象とした重機の魅力が伝わるイベントを企画できればと考えています。
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★模擬店企画★
2018年に食マネジメント学部が新たにできたBKC。3キャンパスで最多の50団体が様々なメニューを提供しました。どれも美味しそうで、どこの模擬店にしようか決められません!
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◆R vege(アールベジ)

12月になり、寒さが身に染みる季節。体が温まるものが欲しいなと思って歩いていると、ポトフを販売する模擬店が目に入ってきました。早速買って、いただくと心も体もほっかほかになりました。そこで、販売をしていたR vege代表の森上柚子さん(食マネジメント学部4回生・静岡県出身)にお話を伺いました。
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右からの2番目:森上さん

Q. 現在の活動について教えてください。
R vege(アールベジ)は、滋賀県愛荘町の自然栽培でつくられた野菜を販売しています。
BKCではお昼休みの時間帯を中心にキッチンカーがキャンパス内にいくつも並び、学生や教職員の方々がランチを買っています。私たちもその一つとして、サラダを販売しています。
現在所属は4名、全員食マネジメント学部の学生です。
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Q. 来場者の反応はいかがですか?
今回、「多くの方々に自然栽培の野菜のおいしさを知ってもらいたい」と思い、温かいポトフを100杯販売しました。予想以上の売れ行きで、11時のオープンから2時間ほどで全て売り切れてしまいました。学園祭前は「売れ残るかな」と少し不安でしたが、振り返ってみるともう少し準備しても良かったかなと思っています。
今回ポトフを販売するにあたり、野菜を大きめに入れて、コンソメと塩こしょうで薄めに味付けをして、野菜本来の味を楽しんでいただけるようにしました。多くの方々から美味しいと言っていただき、嬉しさと同時にやりがいを感じました。
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卒業後は、スーパーのバイヤーとして食品の仕入れを管理する仕事に就く予定です。どの食品を扱うかはわかりませんが、「野菜を扱いたい」と希望を出しています。
実は、私はもともと野菜があまり好きではありませんでした。しかし、食マネジメント学部の授業で有機栽培に取り組む農家を訪れて、新鮮な野菜を食べたときに「変な苦みがなく、自然な甘みがあって美味しい」と気づき、それ以来野菜をしっかりと食べるようになりました。「私のように野菜のおいしさに気づいて欲しい。そして栄養をたくさん含んだ野菜をもっと多くの人に食べてもらいたい」という思いを大切にしながら、社会人として頑張りたいと思います。
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★エンディング★
夕闇迫るなか、いよいよエンディング企画がスタート。美しい照明のもと、軽音楽サークル「BRIZE MUSIC」音楽サークル「Free Music Circle PEACE」による迫力あるライブ演奏が繰り広げられました。そして、トリを飾ったのはストリートダンスサークル「舞スタイル」。一糸乱れぬ熱量あふれるパフォーマンスに会場は大盛り上がり。最後に、BKC祭典のエンディングにはかかせない花火が夜空を彩り、2022年度立命館大学学園祭は幕を下ろしました。
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2回にわたりお届けした学園祭特集、いかがでしたでしょうか。
ご来場いただくすべての方々に楽しんでもらうため、毎年学生が一丸となって作り上げる立命館大学学園祭。そこには、決して表舞台からは見えない時間と労力をついやした一人ひとりの「ドラマ」が存在します。何事にも全力で取り組む学生たちの姿に胸が熱くなりました。ご興味を持たれた方は是非、来年足を運んでみてくださいね。

▼編集後記▼

今回は、株式会社プログリット(以下、プログリット)取締役副社長COOの山碕峻太郎さん(経済学部2013年卒・愛知県出身)をご紹介します。卒業後、株式会社リクルートキャリアに入社し、中小企業向け求人広告の営業や企業の抱える人事課題のコンサルティング業務に従事。2016年9月、学生時代に留学先で出会った岡田祥吾さんとともに、英語コーチングサービスを提供するプログリットを創業されました。大学時代のお話、これまでの取り組みや今後の抱負についてお話を伺いました。
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大学2回生の時、国際協力団体「IROHA」を私含め14名で立ち上げました。一過性の支援ではなく、自国の問題を自分たちで解決できるように後押しする持続的な支援が必要であると考え、カンボジアにおける教育機会の創出に取り組みました。募金活動を行ない、メンバーで建築費を負担して、2010年にはカンボジア・オースヴァイ村に「IROHA SCHOOL」を設立することができました。公立中学校として認められ、現地の子どもたちが無償で授業を受けることができます。
「IROHA」での経験を通して、「組織をつくり、そこに関わる人が輝き、人との繋がりが広がっていくこと」に楽しみとやりがいを感じ、いつか起業したいという思いが強くなりました。また、「カンボジアのために自分たちができる一番の支援は何か」「どのような組織運営をしていくべきなのか」、答えのない問いに対して、メンバーで毎日のように話し合いました。「ああでもない、こうでもない」と徹底的に議論した経験は、会社を経営するうえで間違いなく活きています。昨年の校友会報「りつめい」での取材・掲載をきっかけに、全国に散らばっている当時のメンバーから声がかかり、最近オンライン飲み会を開催しました。久々の集まりでは当時を振り返り、懐かしい話に花が咲きました。そんなメンバーとも出会えたBKC(びわこ・くさつキャンパス)で過ごした学生時代は、立地的にも他の世界と隔離されているため、良い意味で「井の中の蛙」でした。「されど空の深さ(青さ)を知る」というように、自分たちがやりたいことなど夢を雑念なく語り合うことができました。そんな環境が大好きでしたね。当時の経験や人との出逢いが今の自分を形成しています。

プログリットでは、従来の英語教室のように「英語を教える」のではなく、お客様一人ひとりに専任コンサルタントがつき、英語を学ぶための最適な学習方法を提案し、継続的な学習を支援するコーチングを行なっています。お客様は、コンサルタントが作成したカリキュラムを基に一日2~3時間の自学自習を実施します。徹底的なスケジュール管理や専任コンサルタントとの週一回の面談などにより、英語学習を途中で投げ出さず、最後までやり遂げられるように様々な角度からお客様をサポートします。
現在、創業7年目で従業員は約150名、東京・横浜・名古屋・大阪で9校舎開校しています。また、オンラインでも受講いただけます。これまで延べ13,000名以上が受講、本田圭佑選手も私たちのプログラムで4年以上、毎日英語学習に取り組まれています。
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2022年11月、立命館大学・アシックスジャパン株式会社・プログリットが連携して、「Ritsumeikan-Global Athlete Program」を開始しました。このプログラムは、世界を舞台に活躍を目指す学生アスリートを選抜し、集中的な英語学習を実施したうえで海外への短期留学を行なうプログラムです。初年度となる今回は、立命館大学の重点強化クラブに所属する学生3名を選抜しました。プログリットでは、学生たちが海外に挑戦するうえで言語が障壁とならないように英語コーチングサービスを提供します。
プログリットは「世界で自由に活躍できる人を増やす」というミッションを掲げています。まさに今回のプログラムは、私たちのミッションと合致していると思います。プログリットでは、専任コンサルタントと一緒に目標をしっかりと定めて計画的に英語学習を行ない、定期的に学習の振り返りを実施します。こうして学習習慣を身につけることで、英語以外の科目やご自身の競技などにも活かすことができるのではないでしょうか。
来年3月、学生たちは世界最高峰のスポーツ教育に触れるため、アメリカ・フロリダ州にある国際的なエリートスポーツアカデミー「IMGアカデミー」やフロリダ州立大学などを訪問する予定です。「これだけ勉強したんだ」と自信を持って現地の方々と交流していただき、多くのことを吸収して欲しいと願っています。
「世界で活躍したい」「海外で得た知見をチームやスポーツ界に還元したい」という学生たちのまっすぐで熱い思いに私たちも日々刺激をもらっています。

現在は主に社会人向けに英語コーチングサービスを展開していますが、今後は子ども向けの教育やその親御さんのコーチングにもチャレンジしたいと考えています。また、英語に限らず物事を習得する際のマインドセットやスキルセットを身につけていただけるようなサービスも展開できればと思っています。
そして、プログリットのサービスを通して皆様の海外挑戦をサポートすることはもちろん、自分たちも世界で活躍することを目指して、海外事業を展開していきたいと考えています。

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「年に一回、社員全員が参加する『創業祭』を実施しています。旅行に行ったり、運動会を実施するなど交流を深めることはもちろん、一年間の振り返りや今後の抱負などを話し合う場も設けています。“この会社に入って良かった”と言ってもらえることが何よりの喜びですね」と笑顔で話す山碕さん。
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2022年9月29日(木)、プログリットは東京証券取引所グロース市場に上場されました。これからの益々のご活躍、期待しています!
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以前、校友会報「りつめい」にてインタビューさせていただいています。是非ご覧ください。
校友会報「りつめい」No.285(2021年8月号)≫

「Ritsumeikan-Global Athlete Program」についてコチラ≫

株式会社プログリットのホームページはコチラ≫

(立命館CLUB事務局)

▼第239号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナル ブランケット」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:1/23(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】


 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第238号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。238号の読者プレゼント(超特撰白雪純米大吟醸 勝利馬<しょうりうま>)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・とうたんさん(福岡県)・ベリーさん(岡山県)・S.Hさん(福島県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回の配信は第4金曜日の1月27日(金)です。お楽しみに。
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