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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.111】

立命館CLUB【VOL.111】

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 ■□■ 2017.1.27 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 大寒波の影響で、先週末は京都でも随分雪が降りました。衣笠キャンパスでは存心館
 前がうっすらと雪化粧しました。
 
 衣笠キャンパス存心館前

 さて、1月15日(日)、京都の西京極陸上競技場を発着とした、「全国都道府県対抗
 女子駅伝」
が行われました。時折激しく雪が舞うなか、2区では立命館宇治高校陸上部
 ・片山弓華選手(京都府)
立命館大学女子陸上競技部・佐藤成葉選手(神奈川県)
 がトップを争う場面もありました。今年は、地元京都が岡山の猛追を振り切り、3年
 ぶり16度目の優勝を果たした。

 今年も入試の季節となりました。立命館大学でも、2月1日(水)から一般入試
 始まります。受験生の皆さんがベストを尽くせますよう、心から応援しています。

 2017年度一般入試に関する情報はコチラ≫

 それでは、今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、「立命館大学オリジナルのトートバック」です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】ソフトバンクグループ株式会社と教育分野における包括連携協定を締結

 12月26日(月)、学校法人立命館(以下、立命館)とソフトバンクグループ株式会社
 (以下、SBG)は、教育分野における包括連携協定を締結し、1月25日(水)に協定締結
 式を行いました。本協定は初等中等教育におけるICT活用の促進と教育環境の整備および
 質の向上を目的としています。本協定による相互の知的・人的資源の活用と交流の一環
 として、人型ロボット「Pepper」を2017年3月から3年間自治体に貸し出す「Pepper
 社会貢献プログラム スクールチャレンジ」において、全国の公立小中学校で活用する
 プログラミング教育用のカリキュラムを立命館とSBGが共同で開発します。
 
 詳細はコチラ≫

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 【2】全ての受験生への応援歌の映像を、卒業生が所属するロックバンド
   「感覚ピエロ」と学生たちが制作

 立命館大学広報課は、理工学部卒業生の横山直弘氏がヴォーカルとして所属する人気
 ロックバンド「感覚ピエロ」に、「前を向ける、勇気をもらえる」を楽曲テーマに、
 「#がんばれ受験生」という取り組みに関する書き下ろしテーマソングを依頼しました。
 この取り組みは、立命館大学を受験する・しないに関わらず、全ての受験生に緊張・
 不安・プレッシャーを超えていってほしいというエールを送ることを目的としています。
 ミュージックビデオは、感覚ピエロとこれまでもタッグを組んできた映像学部卒業生の
 映像ディレクター太田タイキ氏が制作を行っています。ミュージックビデオの撮影は、
 昨年の12月10日(土)・11日(日)、大阪・京都とびわこ・くさつキャンパスにて撮影、
 ボランティアスタッフや手話による演技指導、そしてエキストラ出演などで立命館大学
 の学生団体が協力しました。
 
 「等身大アンバランス」ミュージックビデオ≫

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 【3】カナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学にて成人式を開催

 1月7日(土)、カナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)に
 留学中の学生の成人式を開催しました。この式は、プログラムの参加学生の自主企画
 として伝統的に開催しているものです。新成人となる約40名の立命館大学の学生に
 加え、今年からはUBCで学ぶ立命館大学以外の日本人学生約20名も招待し、挙行
 しました。式では、在バンクーバー日本国総領事館の岡井朝子総領事およびこのプロ
 グラムに携わる教職員を来賓として迎えました。新成人を代表して、間狩祐花さん
 (文学部2回生)および澤田一進さん(経営学部2回生)から、新成人を迎えるに
 あたっての決意表明を英語で行い、「残り少ない留学生活を充実させていくこと」や
 「この日を迎えられた感謝の気持ちを忘れないこと」などが語られました。立命館
 大学では1991年よりUBCとの間で留学プログラムを実施、これまでにのべ2,000名を
 超える学生が参加しています。
 

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 【4】地球磁場の弱化が気候に多大な影響を及ぼす証拠を発見

 立命館大学古気候学研究センター・北場育子准教授、同研究センター長・中川毅教授、
 神戸大学内海域環境教育センター・兵頭政幸教授らのグループは、宇宙から降り注ぐ
 高いエネルギーを持った銀河宇宙線(放射線)が、雲を作って気候を変えることの
 証拠を発見しました。この成果は、Scientific Reports(オンライン版)で発表
 しました。北場准教授らは、銀河宇宙線を跳ね返すバリアの働きをする地球の磁場と、
 太平洋とユーラシア大陸の温度のバランスを反映する東アジアの気候に着目し、地球
 上に現在の約2倍の銀河宇宙線が降り注いでいた約78万年前と107万年前の気温と降水
 量を復元した結果、地球磁場の弱まりとともに2つの気候変化を観測しました。
 この背景にあるメカニズムとして最も可能性が高いのは、雲によって太陽光が遮られる
 こと(日傘効果)であり、「銀河宇宙線量の増加」と「寒冷化」を結ぶメカニズムと
 して、「雲」が重要であるということを実証的に示しました。本研究成果は、太陽が
 引き起こしうる気候変化の具体的な内容についての洞察を与えるとともに、温室効果
 ガスに偏りがちな気候変動の議論に新たな視点を導入するものです。

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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 【1】[@滋賀][無料][申込不要]
  「多様性から創造性とイノベーションを創出する大学づくり~女性研究者が活躍
  できる研究環境の実現~」


 [日 時] 1月31日(火) 14:00~17:00
      14:10~【基調講演】
          「女性研究者支援・養成事業の実績と今後の動向」
          講演者:山村康子氏(国立研究開発法人科学技術振興機構、
                    科学技術プログラム推進部プログラム
                    オフィサー)
      14:55~【特別講演】
          「女性教員採用と大学の活性化」
                   講演者:相馬芳枝氏(日本化学会フェロー)
      15:30~【特別講演】
          「iPS細胞の研究の進め方」
                   講演者:高橋政代氏(理化学研究所 多細胞システム形成研究
                    センター網膜再生医療研究開発プロジェクト
                    プロジェクトリーダー)
 [場 所] びわこ・くさつキャンパス ローム記念館5階大会議室
 [参加費] 無料 (定員:200名)
 
 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][要事前申込]
  京都教育懇話会 第39回例会 <日本の未来と人づくり>
  「グローバル新時代を切り開くカギは文化力~文化庁移転×京都×次世代育成~」


 元文化庁長官の近藤誠一氏をゲストに招き、文化庁の京都移転を契機に次世代の教育・
 人づくりへの期待など、「人財」育成の観点からお話いただきます。

 [日 時] 2月13日(月) 18:30~20:00(予定)
 [場 所] 立命館朱雀キャンパス 1階多目的室
 [参加費] 無料 (定員:100名)
 [その他] 申込締切: 2月10日(金)17:00必着(先着順受付、定員になり次第締切)
 
 お申込みフォームはコチラ≫
 
 詳細はコチラ≫

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 【3】[@大阪][無料][要事前申込]
  「健康バンドで健康増進:その理論と実践」公開講座

 立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授を講師にお招きし、日常生活に必要な
 筋肉を鍛える運動プログラムをご紹介します。是非この機会に健康バンドを体験して
 みましょう。

 [日 時] 2月26日(日) 10:30~12:00
 [場 所] 大阪いばらきキャンパス 立命館いばらきフューチャープラザ(B棟)
      イベントホール
 [参加費] 無料 (定員:100名)
 [持ち物] 動きやすい服装・タオル・飲み物(お水・お茶など)
 [その他] 申込締切:2月2日(木) (先着順受付、定員になり次第締切)

 お申込みはコチラ≫
 
 詳細はコチラ≫

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 【4】[@東京][無料][要事前申込]
  「京あるき in 東京 2017」 京都の大学による特別講座・京の知を深める三日間
  「平安京と怨霊 -御霊信仰の史的意義-」


 世界に誇る「大学のまち」「学生のまち」京都の13大学が、「京あるき in 東京」で
 特別講義を行います。歴史や伝統・文化など、京都について深く学べる三日間の企画、
 立命館大学からは文学部の本郷真紹教授が講師をします。

 [日 時] 3月4日(土) 16:30~18:00
 [講 師] 本郷真紹氏(立命館大学文学部教授)
 [場 所] 京都造形芸術大学・東北芸術工科大学
      外苑キャンパス(東京都港区北青山1-7-15)
 [参加費] 無料 (定員:180名、先着順受付、定員になり次第締切)
 [その他] 「京あるき in 東京 2017」事務局 03-3526-2556

 お申込みフォームはコチラ≫

 詳細はコチラ≫     
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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@京都][無料][申込不要]
  柔道部 「第30回京都府柔道選手権大会」

 3月に開催される近畿柔道選手権大会の出場をかけた大会です。

 [日 時] 2月11日(土)10:30~
 [場 所] 京都市武道センター(京都市左京区聖護院円頓美町46-2)
 [入場料] 無料

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@大阪][無料][申込不要]
  立命館大学交響楽団 「フェアウェルコンサート」
 
 4回生にとって最後の演奏会となります。これまでの立響生活を振り返りつつ、本番に
 向けて日々練習を重ねています。熱い想いがこもった演奏を是非お聞きください。

 [日 時]2月19日(日) 14:30開演(13:30開場) ※13:00整理券配布 
 [場 所]立命館大学大阪いばらきキャンパス グランドホール
 [入場料]無料
 [備 考]*先着順のため整理券がなくなり次第、入場をお断りする場合が
       ございます。
      *未就学児は入場をご遠慮いただいています。
 [プログラム]ヨハン・シュトラウス2世「皇帝円舞曲」作品437
             チャイコフスキー バレエ組曲「白鳥の湖」作品20aより
        ラフマニノフ「交響曲第2番ホ短調」作品27
 
 詳細はコチラ≫
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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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  第83回 輝く学生インタビュー
        個人のレベルアップがチームの勝利を呼び込む
                       体育会アーチェリー部
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
 いきます。今回ご紹介するのは、体育会アーチェリー部城下勇介さん(産業社会
 学部3回生・長野県出身)
福成明博さん(文学部3回生・福岡県出身)です。
 アーチェリーの魅力などについて伺いました。
 
 (左:福成さん・右:城下さん)

 Q.体育会アーチェリー部(以下、アーチェーリー部)のメンバー構成を
  教えてください。

 福成さん:3回生15名、2回生12名、1回生7名の34名で活動しています。衣笠キャン
 パスの学生が多いのですが、びわこ・くさつキャンパスの学生8名・大阪いばらき
 キャンパスの学生2名も一緒に活動しています。経験者は各学年に1~2名、ほとんどが
 大学からアーチェリーを始めたメンバーです。

 Q.アーチェリー部の創立時期について教えてください。
 城下さん:昭和35年に創立され、今年で56年目になります。一度は創立が見送られた
 そうですが、東京オリンピックでアーチェリー競技が正式種目となるなかで、アー
 チェリーへの関心も高まり創立が認められたようです。
 福成さん:当時は、関西学院大学・同志社大学・関西大学・大阪府立大学・甲南大学
 ・立命館大学の6大学による「関西学生アーチェリー連盟」結成準備にもかかわって
 いたと、OBの方からうかがったことがあります。関西の大学アーチェリー部では歴史
 ある一校であることに誇りを感じています。

 Q.アーチェリーを始めたきっかけを教えてください。
 城下さん:私は高校から本格的に始めました。興味をもったきっかけは、中学の頃に
 家族旅行でアーチェリーの体験をしたことです。遊び感覚でしたが、意外と的に当たり
 「自分に向いているかもしれない!」と思いました。中学生の頃はバスケットボールを
 していて、高校では弓道したいと思いましたが、進学した高校には弓道部がありません
 でした。そのかわりにアーチェリー部があり、家族旅行での楽しい体験の思い出もあり
 入部を決めました。立命館大学のアーチェリー部への入部は、高校の顧問の先生からの
 勧めと高校生の頃に立命館大学アーチェリー部の合宿に参加したことがきっかけです。
 先輩方やコーチの方から話を聞いているうちに、大学でも続けていこうと思い入部を
 決めました。
 福成さん:私は中学では理科部、高校では天文部と、文化系の部活に入っていました。
 大学に入ったからには新しいことに挑戦してみたいと思ったことと、スポーツもでき
 たらいいなと漠然と思っていました。アーチェリーに興味を持ったのは、偶然テレビ
 で2012年のロンドンオリンピックでアーチェリー女子団体が銅メダルを獲得したハイ
 ライトをみて「格好いい!」と思ったことです。大学ではアーチェリーをしようと
 決め、アーチェリー部がある大学と自分の学力を照らし合わせて立命館大学を受験して
 合格、アーチェリー部にも入部しました。
  
 集中して行射(矢を射る)する瞬間

 Q.アーチェリー部の活動内容を教えてください。
 福成さん:練習場は、上賀茂神社の北にある「柊野総合グランド」です。衣笠キャン
 パスからは、自転車で20分ほどです。練習日は週3日、平日2日間と土曜日に行って
 います。平日は授業の空いている時間を使い、午前・午後1・午後2の三部に分かれ
 練習、土曜日は午前・午後の二部に分けて全体練習日としています。日曜日は試合が
 あることが多いのですが、試合のないときはオフ日にしています。基本的な練習は
 的に向かい打ち込みますが、最近は土曜日の全体練習日を使ってランニングや筋トレ
 など体力アップも行うようにしています。
 城下さん:合宿は春と夏に行います。普段の練習では張れる的の枚数も限られていて、
 部員全員が同時に打つことは難しいのが現実です。アーチェリーは基本的には個人
 競技ですがチームの合計点で戦う団体戦もあるため、合宿では「全員が同時に打てる」
 ことを重視し、7泊8日の間にみっちりと打ち込みを行っています。
 福成さん:また、神戸大学とは毎年6月に練習試合と交流会を行っています。
 特に昨年からは練習試合を多く行うようにし、関西学院大学・関西大学・同志社大学・
 京都産業大学との練習試合を組んでいます。
  
 (写真左)2016年納射会(柊野総合グランド)
 (写真右)春合宿での練習風景。自分と向き合い打ち込みを続けます。


 Q.試合に出るメンバーはどのようにして決まるのでしょうか。
 城下さん:アーチェリーの試合は男性8名・女性5名と決まっています。メンバーの
 選出方法は、試合一週間前の合計点数で決定します。練習日にそれぞれが打った得点を
 加算していき、合計点数の上位8名(女性の場合は5名)が試合に出場することができ
 ます。体調やコンディションによっても結果が変わってくるため、通常の練習日
 よりも緊張感があるように感じます。上回生だから優遇されるということもないため、
 メンバー入りを目指して皆必死です。

 Q.アーチェリーの道具は個人で揃えられるのでしょうか。
 城下さん:1回生が弓を引くようになる5月頃にガード(プロテクター)など自分用の
 小物を購入し、7月頃、自分にあった長さの矢を購入します。部としても弓や矢は所有
 していますが、やはり物足りなってくるのか自ら購入し自分用にカスタマイズをする
 メンバーが多いです。アーチェリーの弓や矢は色の制約が少なく、自分好みの色を
 選んだりできることも楽しみのひとつだと思います。
  
 道具を自分の好みにカスタマイズできるのもアーチェリーの楽しみのひとつ
 (写真左:城下さんの弓 写真右:福成さんの弓)

 Q.目標とする大会を教えてください。
 城下さん:チームとしては、春の団体リーグ戦で4位までに入賞し「王座」という
 全国大会に出場することです。アーチェリーは1部リーグと2部リーグがあり、立命館
 大学は4年前に一度、2部リーグに落ちてしまいました。昨年度、先輩方が1部リーグに
 戻してくださったので、私たちの代で再び2部リーグに落ちることがないようにがん
 ばっています。そして「王座」への出場を目標に、練習もがんばっています。
 個人的な目標としては、やはり夏のインカレ出場を目指しています。
 福成さん:私も同じく「王座」への出場を目標にしています。リーグ戦での結果を出す
 ためには練習の質を上げることも大切ですが、試合の雰囲気に慣れることも必要だと
 感じています。1部リーグで対戦すると思われる大学や強豪校といわれる大学と練習
 試合を増やしました。少しでも試合の雰囲気に慣れ、練習と同様の得点が出せる
 ようにしたいと思っています。
 
 インドアで開催された試合(女子)の風景

 Q.お二人が考えるライバル校を教えてください。
 城下さん:私は京都産業大学がライバル校だと思っています。個人戦では近畿大学が
 毎回上位を占めています。そのなかに同志社大学や京都産業大学が1名ずつ入って
 きます。上位に入る実力もさることながら同じ1部リーグに所属し、練習試合も多く
 行っていますので、自分たちが上位に入るためは追い越さないといけない存在だと
 感じています。近畿大学も目標ですが、まずは京都産業大学や同志社大学に勝ちたい
 と思います。
 福成さん:大げさかもしれませんが、1部リーグに所属しているすべての大学がライ
 バルだと思っています。ひとつの大学をライバル校として絞ることも、相手の戦術
 などを研究する上ではいいかもしれません。しかしもっと広い視野を持ち試合に
 挑まなければ、1部リーグで戦うことは難しいのではないかと感じています。どこの
 大学にも勝ちに行くという意気込みです。

 Q.アーチェリーの試合について教えてください。
 福成さん:的の真中が10点。そこから外側へ行くにつれて9点・8点・7点・・・と
 なっています。一試合で72本の矢を打ち、その合計点数を競います。一試合で600点
 前後の点数になることが多く、600点を超えることが上位入賞へのラインでもあり
 ます。
 城下さん:アーチェリーは対戦相手よりも、自分との戦いです。「練習を重ねる以上
 に、試合に出て慣れるしかない」と感じています。もちろん練習から集中しています
 が、大学から始めた選手は、1回生の頃は「当たった」、「当たらなかった」と一喜
 一憂しています。そして的に当たる回数も増え少しずつ自信もつき始めた頃、試合に
 出るとまだまだ通用しないことを実感します。試合で当たり前のように力を発揮する
 難しさを痛感し「今度こそは」と、悔しさをバネに成長するメンバーが多いと感じて
 います。
  
 10月に行われた関西学生新人戦。1回生にとって最初の公式試合

 Q.今シーズン印象的な大会を教えてください。
 福成さん:私は、京都学園大学との練習試合です。この試合で自己新記録の最高点を
 出すことができました。今までの練習では、長所を伸ばす練習を中心に行って
 きました。しかし練習が進むにつれて「このままでは、伸びしろに限界がある」と
 感じ、弱点の克服を目指す練習方法に変更しました。偶然かもしれませんが、練習
 方法を変えてから初めての練習試合で最高点を出すことができ、一皮向けた感じが
 してとても嬉しかったです。
 城下さん:大学から始めたメンバーが自己最高点を出した試合は、自分のことの
 ように嬉しく感じます。実は初めての試合に出るメンバーや僅差の試合内容を見て
 いるときは、内心とてもハラハラしています。しかし部長として強気でいるように
 しています。私自身は高校からアーチェリーをしているためか、練習試合で自己最高
 得点・クラブ最高得点を出したときは嬉しい反面「もっと高得点が出せるはず」と
 思い、どうすればもっと上にいけるのかを考えてしまいます。
 
 Q.これからの目標を教えてください。
 城下さん:バスケットボールやサッカーとは違い、パスやシュートの精度を上げる
 ことでチームの得点力が伸びるわけではないと思っています。アーチェリーは個人が
 レベルアップすることで、チーム全体の得点も伸び、勝利に繋がる競技だと思います。
 現在は「個人のレベルアップ」を目標にしています。メンバー全員が600点を出す
 ようなチームになることで、自己最高得点も目指せるのではないかと感じています。
 福成さん:私の場合は、大学でアーチェリーを始め、やっと試合に出られるように
 なりました。まずはチームの足を引っ張らないようにしたいと思っています。
 特に幹部として部をまとめる立場になり、より一層チームのためにがんばろうという
 思いが強くなりました。今は「春のリーグ戦に出場する8名のうちの1名になる」と
 いう目標に向かい、がむしゃらに練習をしています。

 Q.趣味を教えてください
 城下さん:趣味はカメラです。一眼レフを持って出かけ、綺麗な景色を撮影して
 います。元々絵や映画など、きれいな映像を見ることが好きでした。最近は、部の
 活動写真の撮影もしています。先輩からいいカメラを寄贈いただいたので撮影する
 のも楽しいです。
 福成さん:趣味は野球観戦です。私自身野球はまったくできませんが、一人ひとりが
 持っている能力だけで結果が左右されないところがおもしろいと感じます。アーチェ
 リーとは間逆のスポーツだから、楽しいのかもしれませんね(笑)。

 Q.将来の夢を教えてください。
 城下さん:映像作品をつくる仕事に就きたいと思っています。地元に小さいテレビ
 局があり、そこで地元のマイナースポーツを紹介したいと思っています。もちろん
 一番に特集したいのはアーチェリーです。ゆくゆくはアーチェリーを題材にした映画
 を作れるといいな、と考えています。マイナー競技のアーチェリーをもっと多くの
 方々に知ってもらいたいと思っています。アーチェリーの競技は、高齢になっても
 続けられる生涯スポーツだと思うので長く続けていきたいと思っています。
 福成さん:私は現在、心理学を学んでいます。精神的に落ち込むことや欝病などが
 増えているというニュースを聞き、人と接することを楽しいと思う空間、一人の
 時間も落ち着けるような空間作りができるといいなと思いました。私自身も家が落ち
 着ける場所であるため、住宅メーカーなどで「落ち着ける空間の提案」をしたいと
 考えています。アーチェリーは続けたいという思いと、就職をすると続けることが
 できるのか心配な気持ちが入り混じっています。私たちのコーチは60歳を過ぎて
 いますが、現役で試合にも出ていらっしゃいます。その姿をみると長く続けられる
 スポーツに出会えてよかったと思います。
 
 夏合宿での集合写真

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 アーチェリーの試合会場は、選手が打っている後ろに観客席があるそうです。
 「観客席から的まではとても遠く、当たっても『おー!』という歓声もないことが
 淋しいです。マイナースポーツだから仕方ないですけどね・・・」と本音も語って
 くれました。

 的までの距離は最高90メートル。緊張感のなかでも、練習の調子そのままに試合に
 挑めるよう、常に自分と向き合っているそうです。

▼編集後記▼

 ▼編集後記▼
 今回は、2016年度シーズンに53盗塁を記録し、パ・リーグ盗塁王に輝いた埼玉西武
 ライオンズの金子侑司選手(2013年産業社会学部卒・京都府出身)
にお話しを伺い
 ました。

 ~~~

 憧れのタイトルに自分自身でも驚いていますが、これまでの努力が形になって素直に
 嬉しいです。思えば大学時代から、プロに近い環境で練習できていたことが大きく
 影響している気がします。今、プロとして闘っているバッターやピッチャーと、大学
 時代から一緒にプレーできていた。仲間やコーチに恵まれて伸び伸びと汗を流すことが
 できたからこそ、プロの門を叩くことができたし、こうして盗塁王というタイトルを
 獲得することができたと思っています。

 卒業後、関東を拠点にするようになって4年が経ちますが、グラウンドやプライベート
 で立命館出身の人に出会うと嬉しくなりますね。立命館には、高校・大学を合わせて
 7年間お世話になり、かけがえのない出会いがたくさんありました。在学中も卒業後も
 本当に多くの人に応援していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。支えてくれた
 母校のみなさんの期待に応えるためにも、野球を通じて校友や現役学生を元気付けて
 いけるよう、これからも精一杯頑張ります。

 ~~~
 いよいよ2月1日から、プロ野球春季キャンプが始まります。金子選手を今シーズンも
 応援し続けたいと思います!

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第111号読者プレゼント▼

 今回は、「立命館大学オリジナルのトートバック」5名様にプレゼントします。
 是非ご応募ください。
 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:2/6(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼110号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 110号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★
 ★・小梅さん  (奈良県)★
 ★・河村敏之さん(大阪府)★
 ★・TOMさん   (山形県)★
 ★・塩原靖巳さん(長野県)★
 ★・menchiさん (長崎県)★
 ★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は2月10日(金)です。お楽しみに。
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