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立命館CLUB 【VOL.163】

立命館CLUB【VOL.163】

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■□■ 2019.5.24 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

5月19日(土)は、立命館の創立記念日でした。1900年5月19日に「私立京都法政学校」が認可され、中川小十郎が鴨川のほとりに開校しました。立命館は来年2020年には、創立120周年を迎えます。学祖・西園寺公望、創立者・中川小十郎の精神を引き継ぎ、建学の精神「自由と清新」のもと、グローバルな存在感をもち、かつ、地域に根ざした大学・学園を目指してまいります。

今号も、卒業生の活躍をご紹介します。
5月22日(水)、横浜DeNAベイスターズ東克樹投手(文学部2018年卒)が読売ジャイアンツ戦において、2勝目をあげました。また、この日、巨人のマウンドに、5回から2番手で桜井俊貴投手(法学部2016年卒)が上がり、立命館大学卒業生同士の「投げ合い」となりました。
さらに、翌日23日(木)には、読売ジャイアンツ・桜井投手が横浜DeNAベイスターズ戦において、5回途中から2番手で登板、プロ初勝利をあげました。

現役学生も活躍しています。
さて、前号で紹介の立命館大学女子陸上競技部・塩見綾乃選手(経済学部2回生)が、世界を舞台に活躍しています。5月11日(土)、横浜国際総合競技場にて、「IAAF世界リレー2019横浜大会」が開催されました。塩見選手は、男女混合2×2×400mリレーに出場、クレイアーロン竜波選手(相洋高等学校)とペアを組み、3位入賞を果たしました。
さらに、塩見選手は、7月3日(水)~14日(日)にイタリアで開催される「第30回ユニバーシアード競技大会(2019/ナポリ)」への派遣選手に選ばれました。
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(写真提供:月刊陸上競技)

5月の風物詩のひとつと言えば、立命館大学硬式野球部の「立同戦」。現在首位の立命館大学は、5月25日(土)・26日(日)、同志社大学と伝統の一戦に挑みます。是非スタジアムでの応援、よろしくお願いします。
◆同志社大学戦
 [日 時]5月25日(土)17:00~、5月26日(日)13:30~
 [場 所]わかさスタジアム京都(京都市右京区西京極新明町29)
 [入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料
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今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館グッズ アルミボールペン&シャーペンセット」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】教養科目「日本の近現代と立命館」で仲谷総長が講義を実施

4月15日(月)、衣笠キャンパスにて、仲谷善雄・学校法人立命館総長が、教養科目「日本の近現代と立命館」の講義を行ないました。本科目は、複数の担当教員によるリレー講義で、仲谷総長は第2回目の講義を担当しました。講義では、立命館の理工系分野における教育・研究の歩み、また、自身のこれまでの研究内容(思い出工学・防災情報システム・観光ナビ・道路交通システムなど)について語り、「ユーザーは誰で、どのような状況で、どのように困っているかを常に意識すること」が大切であり、ユーザーとの対話を通じて真のニーズを見つけ、それに応える技術を提案することの重要性を学生たちに伝えました。
「新しい情報はどのように入手できるのでしょうか」という学生からの質問に対し、「本当に新しい情報は、現場にあり、人にあります。幅広い情報を持ち、深い教養を身に付けたうえで、多様な方々と関係を深めながら情報を得ていくことが重要です」と答えるなど、講義終了後も含め活発な意見交換が行なわれました。
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【2】第14回「平井嘉一郎研究奨励賞」ならびに第3回「平井嘉一郎海外研究者支援奨励賞」の授与式を開催

5月17日(金)、衣笠キャンパスの平井嘉一郎記念図書館にて、「第14回平井嘉一郎研究奨励賞」ならびに「第3回平井嘉一郎海外研究者支援奨励賞」の授与式が行なわれました。
式典では、仲谷善雄・立命館大学長から受賞者に祝辞が述べられ賞状を授与、平井信子様から副賞として目録が贈呈されました。「平井嘉一郎研究奨励賞」の受賞者・長澤茉梨乃さん(立命館大学法務研究科2回生)は、「司法試験合格後はこれまでの経験を生かし、弁護士または裁判官として、それぞれに異なるバックグラウンドを持った当事者一人ひとりにとって最適な紛争解決の形を模索し続けたいと思います」と、今後の抱負を述べました。受賞者の挨拶を受け、平井信子様から受賞者に対する祝意と励ましのご挨拶をいただき、閉式しました。
なお、故・平井嘉一郎様は、1940年に立命館大学法学部を卒業後、ニチコン株式会社を創業され半世紀にわたり同社の発展に尽力、2001年にご逝去なされました。平井様は「次代を担う若者の育成についても貢献したい」とのお考えを持っておられ、そのご遺志を引き継がれたご令室・平井信子様のご寄付によって、立命館大学の新しいアカデミックシンボルとして平井嘉一郎記念図書館が建設されました。
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【3】「いばらき×立命館DAY 2019~出会う、つながる、つくりだす~」を開催

5月19日(日)、大阪いばらきキャンパスにて、地域交流イベント「いばらき×立命館DAY~出会う、つながる、つくりだす~」を開催しました。このイベントは、立命館大学や地元企業・団体の取り組みを地域の皆様に紹介し、体験いただく機会として実施しています。5回目の開催となった今年度は、「知る」・「体験する」・「観る」・「食べる(買う)」をテーマに、ステージパフォーマンスやスポーツ体験企画などが行われました。
当日は、約13,000名の方々が来場、例年大人気のいばらきレールパーク(鉄道模型展示)やスポーツ体験教室(ホッケー・バドミントン・チアリーディング)に加えて、政策科学部・経営学部・総合心理学部・グローバル教養学部の新入生による模擬店・縁日企画も大盛況でした。子どもから大人まで楽しめる企画が多く、会場は多くの家族連れで賑わいました。
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【4】熊谷日奈多さんが「アーティスティックスイミング(AS)ジャパン・オープン」で優勝

4月29日(月・祝)、東京にて、「ジャパン・オープン」が開催され、熊谷日奈多さん(立命館高校3年生)が日本代表デビューを果たしました。代表11名の中で高校生は熊谷さんを含めて2名、堂々とした演技を披露し、チームは見事優勝に輝きました。
熊谷さんは幼少期より、アーティスティックスイミングを習い、夢はオリンピック選手。7月に韓国で開催される「世界選手権」出場に向けて練習にも一層熱が入ります。

熊谷さんが紹介された京都新聞はコチラ≫

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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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【1】[@北海道][有料][要事前申込]
第2回北海道漢字探検隊「漢字ジェスチャー大会~人のかたちからできた漢字~」

今回は、漢字ジェスチャー大会です。見て学び、聞いて学び、体で学ぼう!
参加いただきました方には「人のかたちからできた漢字カード」をプレゼントします。

[日 時]6月2日(日)第1部10:00~12:00 第2部14:00~16:00
[場 所]会議・研修施設 ACU-A(札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45ビル 12階)
[入場料]お子様1名+保護者1名の場合1,000円 単独参加1名の場合700円
[定 員]各回50名 ※先着順につき、お早めにお申し込みください。

詳細はコチラ≫

お申込みはコチラ≫

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【2】[@京都][無料][申込不要]
土曜講座「環太平洋地域の人類学」

[日 程]
◆6月1日(土)14:00~16:00
「遺跡が語る歴史~現代ペルー都市部における環境の変化と考古遺産の活用」
(Saucedo Segami Daniel Dante・立命館大学言語教育センター外国語嘱託講師)
◆6月8日(土)14:00~16:00
「日本列島の先史時代における人口変動と火山噴火」
(中村大・立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構助教)
◆6月22日(土)14:00~16:00
「南太平洋に民族美術を訪ねて」
(福本繁樹・立命館大学環太平洋文明研究センター客員協力研究員)
◆6月29日(土)14:00~16:00
「環太平洋地域とアフリカ諸国をつなぐシェアの思想~タンザニア人交易人を事例に」
(小川さやか・立命館大学先端総合学術研究科教授)
[場 所]立命館大学末川記念会館講義室
[入場料]無料

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@京都][有料][申込不要]
アメリカンフットボール部「関西学生アメリカンフットボールリーグ 関西学生大会」近畿大学戦

[日 時]5月25日(土)14:00~
[場 所]宝が池球技場(京都市左京区松ケ崎東池ノ内町)
[入場料]一般・大学生1,200円 高校生以下無料

詳細はコチラ≫

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【2】[@奈良][有料][申込不要]
サッカー部「天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会」奈良クラブ戦

立命館大学サッカー部は、4年ぶり8回目の天皇杯に出場します。初戦は、奈良県代表・奈良クラブとの一戦です。

[日 時]5月26日(日)13:00~ 
[場 所]ならでんフィールド(奈良市法蓮佐保山四丁目5番1号)
[入場料]指定席:SA席2,000円、自由席:一般1,500円 高校生1,000円 小中学生800円

詳細はコチラ≫

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【3】[@山梨][有料][申込不要]
ホッケー(女子)部「高円宮牌2019ホッケー日本リーグ 女子」

[日 時]
5月25日(土)15:10~ ◆山梨学院CROWNING GLORIES
5月26日(日)11:50~ ◆駿河台大学 LADYBIRDS
[場 所]山梨学院ホッケースタジアム(甲府市酒折1丁目18-6)
[入場料]一般・大学生1,000円 高校生以下無料

詳細はコチラ≫

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【4】[@滋賀][有料][申込不要]
ラグビー部「第18回滋賀県ラグビー祭」帝京大学戦

立命館大学ラグビー部創部90周年記念試合です。

[日 時]6月8日(土)14:00~
[場 所]皇子山運動公園陸上競技場(大津市御陵町4-1)
[入場料]一般1,500円 高校生以下の方は無料

詳細はコチラ≫
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【5】[@京都][無料][申込不要]
立命館大学能楽部 立命館大学校友会設立百周年・立命館大学能楽部創部九十周年「記念能楽会」

今回は、「杜若」や「熊坂」、舞囃子・仕舞など多数の演目をお楽しみいただけます。

[日 時]6月16日(日) 9:30開演 17:30頃終演予定 ※9:00開場
[場 所]京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44)
[入場料]無料 ※全席自由席・入退場自由

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その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第133回 輝く学生インタビュー
          1分、1秒でも長く、馬と寄り添いたい
                  立命館大学体育会馬術部・薬師ういさん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、立命館大学体育会馬術部(以下、馬術部)主将・薬師ういさん(産業社会学部3回生・東京都出身)です。昨年、「全日本学生馬術競技大会」にて、創部初となる3種目総合団体3位という快挙を成し遂げました。
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Q.馬術部について教えてください。
立命館大学馬術部は、1918年に創部、2018年に創部100周年を迎えることができました。柊野総合グラウンドに専用馬場を構え活動しています。現在、部員は10名、3回生2名・2回生3名・1回生5名、そして11頭の馬です。部員には試合毎に担当馬が振り分けられます。ひとつの大会で複数の種目に出る場合は、2~3頭の馬を担当することもあります。
また、普段は学生自身が主体となって、馬の管理や練習内容の決定、出場する大会の選択などを行ないます。監督・コーチは日頃のご指導や様々な面でご支援くださっています。

Q.馬術を始めたきっかけを教えてください。
はっきりとした記憶はないのですが、母に「やってみる?」と誘われたことがきっかけでした。初めて馬に乗ったのは小学3年生の頃です。とても恐かったことを覚えていますが、乗り終わる頃には周りの景色を楽しめるほどでした。その後、週1回の乗馬クラブに通っているうちに、馬の表情・しぐさの可愛らしさ、馬に乗る楽しさに気づき、いつの間にか恐怖は消え乗馬に熱中するようになりました。
本格的に馬術を始めたのは、高校生からです。父の転勤で引っ越したこともあり、中学生の頃は馬から離れ、様々なスポーツに挑戦しました。しかし、乗馬の楽しさが忘れられず、中学3年生の終わり頃に東京都に引っ越し、高校は都内で唯一馬術部がある「東京都立農芸高等学校」に進学し馬術を再開しました。以来、馬術漬けの日々を送っています(笑)。

Q.活動スケジュールを教えてください。
夏期は毎朝6時(冬期は7時)に馬場に集合、連絡事項を共有し、馬の手入れや馬の部屋の掃除を終えてから練習を開始します。朝練習の終了時間は、それぞれの講義開始時間によりますが、馬は1日4回の食事が必要なため、講義の合間を縫って当番制で世話をしています。
私たちは、関西で開催される学生戦はもちろんですが、最大の目標は、秋に開催される「全日本学生馬術大会」での団体・個人優勝、それに向け日々精進し活動しています。
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Q.馬術競技は、どのような種目がありますか?
馬術とは、馬に騎乗し人と馬が心を通わせながら人馬一体となって行うスポーツです。学生馬術競技では「馬場馬術」・「障害馬術」・「総合馬術」が行なわれています。「馬場馬術」は、運動の正確さ・美しさなどをジャッジが採点する馬術競技で、フィギュアスケートを想像してもらうとわかりやすいと思います。「障害馬術」は、馬場内に設置された障害コースを規定時間内で走行し、タイムと障害物の落下などの減点数の少なさなどで順位を競う競技です。「総合馬術」は、これら2種目にクロスカントリーを加えた3種目を同一人馬で2日間かけて行なう、人馬共に最もハードな馬術競技です。立命館大学馬術部は、3種目すべてに取り組んでいますが、私は「馬場馬術」が中心です。
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Q.薬師さんとペアを組んでいる馬を紹介してください。
私が担当している馬は「龍航(りゅうこう)号」です。龍航はかわいくて甘え上手ですが、真面目な性格の馬で、こちらが言ったことに真剣に応えてくれる馬です。私たちの馬は、立命館大学の「R」を頭文字に、牡馬・牝馬にかかわらず、どの馬にも「龍」という字がつきます。
また、ペアとなる馬を決める際、実際に何頭か騎乗し、監督が私たちの希望も聞きながらそれぞれ相性のいい馬を担当馬として決定してくださいます。今回の「龍航」は、騎乗したとき、「この子がいい!」という直感が働き、監督と相談し決定しました。
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(右側がペアを組む「龍航」)

Q.昨年、「全日本学生馬術競技大会」にて創部初となる3種目総合団体3位に輝きました。お気持ちをお聞かせください。
創部100周年目という記念すべき年に、創部初となる記録を残せたことは本当に嬉しかったです。2018年のシーズンが始まった頃から、「100周年だからこそ、今まで残していないような成績を残したいね」とみんなで話していました。団体3位という順位が決まったときは、ホッとしたのと同時に、今まで味わったことのない達成感を覚えました。
また、個人では馬場馬術競技において、創部初となる2位の成績を残すことができました。決勝では緊張で身体が力みミスが目立ち、パートナーの能力を最大限に生かすことができませんでした。その後、予選1位で通過した選手の演技終了後、私が泣いているところ「もしかすると優勝かもしれないぞ」とコーチが言いに来てくれたのですが、結果は惜しくも僅差の2位。私自身は「あのミスがなければ」と悔しさの残る試合になりました。この悔しさは「次の『全日本学生馬術競技大会』で晴らす!」と決意し、日々練習に励んでいます。
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(写真左:一番右側が薬師さん)
(写真右:全日本学生馬術競技大会後のひとコマ)


Q.競技前のルーティーンはありますか?
自然体でいることです。試合前はどのペアも緊張していると思いますが、特に私は緊張しやすいタイプなので、馬の手入れや競技の準備もできるだけ自然体を心がけています。そして、馬場に入る前、必ず馬に「よろしくね!」と話しかけてから、競技に挑んでいます。この一言で馬も人間も試合モードのスイッチが入ります。自分の思い描いたとおりに技が決まったときは、試合後に「ありがとう」と伝え、たくさんニンジンをあげています(笑)。

Q.活動面で大変なことはありますか?
馬という生き物を相手にしているため休みがないことです。しかし、それでも続けられる理由は「馬が大好きだから」です。馬も犬や猫のように甘えてきたり、鼻でツンツンとつついてきたり、ときには怒ることも・・・。とても表情豊かで、可愛い動物なんですよ。そんな馬たちと触れ合っていると日々の大変さも吹き飛ぶくらい、「この馬のためにがんばろう」と思えます。また、馬から信頼を得るために、1分、1秒でも長く、馬と寄り添いたいと思っています。

Q.子どもの頃から乗馬を続けてこられて、転機となった出来事はありますか?
東日本大震災です。小学生の頃は栃木県那須の乗馬クラブに通っていました。福島からぎりぎり100kmくらいの場所でした。父の転勤と重なり那須を離れましたが、もしかすると東日本大震災がなければ那須での生活を続け、同じ乗馬クラブに通っていたと思います。そこを離れたのはとても辛かったのですが、それがあったからこそたくさんの人に出会うことができ、今の自分があるのだと思います。昨年、子どもの頃に通っていた乗馬クラブの方が、偶然試合を見てくださり、「頑張っているね」と声をかけてくださいました。通っていた年数は短かったですが、私のことを覚えていてくださり、とても嬉しかったです。今は、遠く離れてしまいましたが、気にかけてくださっているようです。この乗馬クラブの先生方にも届くくらいの成績を今後も残していこうと改めて誓いました。

Q.ライバル校はどこですか?
日本大学がどの種目においても強いですね。そのほか、専修大学・明治大学など関東の大学が強いです。昨年、団体優勝したのも日本大学でした。馬場馬術競技において立命館大学の実力は確実に向上していて、日本大学に近づいていると思います。私が卒業するまでには、日本大学に勝って、優勝したいと思っています。関西では、障害馬術は関西大学、総合馬術は同志社大学などが強く、馬場馬術は立命館大学の得意分野です。もっと技術に磨きをかけ、総合的に強くしていきたいと考えています。

Q.夢を教えてください。
現在、産業社会学部人間福祉専攻で福祉のことを学んでいるので、最終的には福祉と馬に関わる仕事をしたいと思っています。「アニマルセラピー」という言葉は一般的かと思いますが、実は馬に特化した「ホースセラピー」というものがあります。この「ホースセラピー」は乗馬に加え、馬の手入れ・飼養管理・馬の観察などを通じて、障害をお持ちの方々の精神機能と運動機能を向上させ、社会復帰を早めるリハビリテーションの方法の一つです。「ホースセラピー」を通じて、馬の魅力を伝えながら、多くの方々の支援ができればと思っています。
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いかがでしたでしょうか。
「まずは、部員が競技に集中できる環境を整えたい」と主将として奮闘中の薬師さん。お話を伺うなかで、昨年の「全日本学生馬術競技大会」での悔しさを思い出し、「今年は、個人・団体で昨年よりも高い順位…いや、やっぱり優勝したい!」と力強く抱負を語ってくださいました。馬への半端ない愛情が馬の心を動かす、まさに人馬一体を体現していました。さらなる高みを目指す馬術部、今年の活躍からも目が離せません。

▼編集後記▼

今回は、ベビー用品レンタルのBabydoor株式会社 代表取締役社長・中川阿美さん(映像学部2014年卒・千葉県出身)をご紹介します。ベビー用品レンタルの会社起業とカフェのオープン、そこに共通する「子育て世代を応援したい」という思いについてお話を伺いました。

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学生時代、映画を見ることが大好きで、1回生の頃から学生映画祭の実行委員としても活動していました。私の卒業論文の研究テーマは「O2O(オーツーオー、オンライン トゥ オフライン)」、インターネット上のサービスなどを使って(Online)、実店舗へ(to Offline)お客様を呼び込む仕組み・サービス・マーケティング活動を研究しました。中村彰憲教授のゼミを選んだことで、映像を「見る」ことに加え、「ビジネス」として捉えることの大切さに気づきました。ゼミでの学びを通じて、一気に視野が広がり、現在の仕事に繋がっているように思います。
2017年5月、「Babydoor(ベビードア)」を起業しました。新生児向けのベッドやチャイルドシート、ベビーカーなどを取り扱っています。「ちょっと特別なベビー用品を使ってみたい」、「ベビー用品が高く、経済的負担が大きい」といった多様なニーズを知り、起業を決意しました。現在は、当社のスマートフォンアプリを使い、デザイン性に優れた国内外の高級ブランドをレンタルすることができます。実際に購入する前に使い心地を試してみたり、家族旅行といった必要なときだけ使うなど、様々な利用方法により都内を中心に会員数を伸ばしています。また、InstagramなどのSNSで写真映えするような物が流行っていることもあり、旅の思い出に写真映えするベビー用品をお選びいただく事も多いですね。
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そして、今年、2月25日(月)には、お茶にこだわったタピオカ専門店「RACCOON CAFE」を池袋駅の近くにオープンしました。このカフェは、「ママさんたちが集まり、ゆっくりでき、相談しあえるような場所を作りたい」と、起業当初からずっと温めていたものです。近くに大学もあるので、将来ママ・パパになる学生たちと現在子育てしている方々、住民の皆さんとの幅広いコミュニティを作りたいと考えました。
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また、私のご先祖様は、八女茶(やめちゃ)と深い関わりがあり、子どもの頃から家でいつも八女茶を飲んでいたので、カフェで扱うお茶も福岡県の八女茶にこだわりました。女性に人気のタピオカを組み合わせ、SNSで写真を共有することで、それを見たお客さんが実際に店舗を訪れる。まさに、卒業論文で研究した「O2O」が実現した店舗だと思っています。
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今年5月にはベンチャー企業として3年目を迎えました。勝負の年だと考えています。挑戦したいことは、たくさんあります。会社としても成長し続けていけるように頑張りたいと思います。
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「学生時代は、『将来には関係ないかな・・・』と思うことも、どんどん挑戦してほしい。ふとしたときに、役立つときが来ます」と、メッセージをいただきました。京王電鉄とタイアップし、ベビーカーのシェアサービスの実証実験に乗り出すなど、アクティブに活動する中川さん。今後は「RACCOON CAFE」で、ベビー用品の相談や交流などのイベント開催を企画しているそうで、夢はますます膨らみます。

RACCOON CAFE
[住所]東京都豊島区西池袋3-33-17
[営業時間]10:00~19:00
[定休日]不定休

RACCOON CAFEホームページはコチラ≫


(立命館CLUB事務局 坂東)

▼第163号読者プレゼント▼

今回は、「立命館グッズ アルミボールペン&シャーペンセット」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/10(月)>

【パソコンの方はコチラ】


【携帯電話の方はコチラ】

※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼162号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。162号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・K.I.さん(鳥取県)・ヨナスポさん(沖縄県)・じゅんさん(東京都)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は6月14日(金)です。お楽しみに。
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