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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.189】

立命館CLUB【VOL.189】

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■□■ 2020.8.28 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ http://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。


暦の上では立秋も過ぎましたが、日中はまだまだ猛暑日のところもあるようです。今年は、例年以上の暑さに加えて、感染予防のマスクもされているかと思います。こまめな水分補給で熱中症にお気をつけください。
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正寿院の風鈴まつり


8月23日(日)、東京の国立競技場にて、「セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京」が開催されました。女子800mには塩見綾乃選手(経済学部3回生)が出場、2:06.24のタイムで2位に輝きました。女子100mHでは田中佑美選手(経済学部4回生)4位女子400mHでは王子田萌選手(スポーツ健康科学研究科2018年修了)9位男子走高跳藤田渓太郎選手(スポーツ健康科学部2020年卒)4位に入賞しました。また、女子100mでは石堂陽奈選手(立命館慶祥高校3年生)が3位に入りました。
さらに、日本のトップアスリートに挑戦する夢の舞台、「ドリームレーン」立命館慶祥高校から鷹祥永選手(3年生)井澤真選手(3年生)の2名が選ばれました。二人は男子100mに出場し、桐生祥秀選手や小池祐貴選手など、日本のトップアスリートと同じレースに挑みました。

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナル スリムサーモステンレスボトル」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】映像学部・研究科、情報理工学部・研究科が2024年4月、大阪いばらきキャンパスに移転 「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」の創造を目指す

8月25日(火)、立命館大学は、衣笠キャンパスに設置している映像学部・映像研究科、ならびに、びわこ・くさつキャンパスに設置している情報理工学部・情報理工学研究科の2学部2研究科について、2024年4月に大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)に移転することを発表しました。
立命館は、「学園ビジョンR2030」に「挑戦をもっと自由に」を掲げ、先の見通しを持つことが困難な時代だからこそ挑戦が求められると宣言し、地球規模で生じる事象に真正面から向き合い解決していくために、国際レベルでの高度で多様な研究を通じ、新たな社会共生価値を創造する「次世代研究大学」となる必要があると考えてきました。検討を重ねてきた構想の一つを具体化したニューノーマルとしての「解」が、グローバルで可視化された教育・研究のプラットフォーム「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」構想です。
両学部ともにデジタルテクノロジーを基盤とし、ウィズコロナ・ポストコロナの新たな時代に向けた教育への取り組みと親和性が高く、Society 5.0時代におけるさまざまな社会課題の解決に向けた貢献が期待される学問分野です。個性ある2学部2研究科の移転を機に、立命館はOICを「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」、すなわち、社会課題を解決するための実証実験や価値創造が行なわれる、社会とのつながりと拡がりをもったダイナミックなプラットフォームへと改革を進めます。
また、株式会社NTTドコモ・西日本電信電話株式会社とそれぞれ連携協定を締結しました。両社からさまざまな先端情報技術やデジタルマーケティングのノウハウを提供いただき、ともに社会共生価値の創出に貢献してまいります。

詳細はコチラ≫

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【2】学びの緊急支援等に関するご報告

立命館大学では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学生の皆さんが安心して学びを継続できるよう、学びの緊急支援としてさまざまな施策を実施しました。その一部について、ご報告します。

■「立命館大学 緊急学生支援金」について
本支援金は、学校法人立命館に加え、校友の皆様はじめ、関係の皆様・教職員からのご芳志も活用させていただきました。ご支援くださいました皆様に深く感謝を申し上げます。
<支給実績>
総支給人数:3,796名(内訳:国内学生3,324名・留学生472名)
総支給金額:341,640,000円(一人あたり9万円、6月30日に振込済み)

■「図書資料郵送サービス」について
緊急事態宣言に伴う全キャンパス入構禁止により図書館が利用できなくなったことを受け、オンラインで予約した図書資料を郵送する支援を行なっています。
<支援実績>
 延べ6,748名に15,912冊を届けました(7月末時点)。

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(図書資料の郵送作業)

今後も、学生一人ひとりが、安心して学びを継続できるよう、教職員一同、全力を尽くしてまいります。

受給・利用学生の声など、詳細はコチラ≫

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【3】「立命館オンラインセミナー」スタート!

このたび立命館アカデミックセンターは、どこからでもアカデミックな講義を受講いただける「立命館オンラインセミナー」(ライブ配信講義)を開始しました。
初日8月22日(土)の講師は、薮中三十二・立命館大学国際関係学部客員教授(元外務事務次官)と山下範久・立命館大学グローバル教養学部教授。薮中客員教授は、「新型コロナウイルスが引き起こす新たな世界 ―米中対立を軸として」、また山下教授は「感染症から見る世界史と現代」と題して講義を行ないました。日本全国・海外から、また幅広い世代から、のべ600名を超える方々が視聴されました。
Zoomの投票機能を活用し、受講者の参画感を高めるなどの工夫も凝らしたライブ感のある約70分の講義後は受講者から寄せられた質問にお答えするQ&Aセッションを実施。質の高い質問が数多く届き、講義内容を一層深めるものとなりました。
引き続き、「立命館オンラインセミナー」は、立命館の教員・教諭はじめ、各分野の専門家による講義を展開します。
9月のオンラインセミナーにつきましては、イベントに掲載しています。是非ご参加ください。

薮中三十二・立命館大学国際関係学部客員教授(元外務事務次官)
山下範久・立命館大学グローバル教養学部教授

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【4】2021年4月に「食マネジメント研究科」を開設

立命館大学は、2021年4月に「食マネジメント研究科」を開設します。
昨今、「食」はそれぞれの国・地域の文化や経済、人々の健康と生命において重要な位置を占め、グローバル化の進展にともない、国際的な関心事象にもなっています。2018年4月、「食」をマネジメント・カルチャー・テクノロジーの3領域から学ぶ「食マネジメント学部」を立命館大学びわこ・くさつキャンパスに開設しました。食マネジメント研究科は、同学部を基礎とし、「食」をめぐる経済社会の仕組みや人々の経済行動を理解し、「食」の経済システムを効率的に持続させ、社会全体の公益に寄与できる人材の育成を目指します。

<食マネジメント研究科 概要>
開設時期:2021年4月
入学定員:博士課程前期課程 20名/博士課程後期課程 3名
特徴:
・マネジメントを中心に「食」を複合的に研究する日本初の大学院
・食関連の高度マネジメント人材の育成
・理論と実践力を兼ね備えた教育・研究課程
・食に関わる3つの重点課題への挑戦
①「食に対する経営・イノベーション」、②「食を通した多文化共生の地域社会づくり」、③「食を通した福祉・健康コーディネーション」

食マネジメント研究科のホームページはコチラ≫

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【5】オンライン留学体験イベントを開催

7月23日(木・祝)に、豊田祐輔・立命館大学政策科学部准教授によるオンライン留学体験イベントを開催しました。
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により海外留学プログラムが中止となり、多くの学生の皆さんが留学の夢を断念・延期せざるを得ない状況となってしまいました。また、キャンパスへの入構が制限され、日本人学生と留学生が接点を持つことも難しくなっています。そんななか、留学して学びたかったことを話し合ったり、立命館大学の学生や海外を身近に感じてもらう機会を提供できればと企画しました。
政策科学部の学生や留学生をはじめ、タイ・インドネシアへの留学プログラムに今年度参加を予定していた学生や昨年度参加した学生、2020年度に立命館大学への留学を希望していた協定大学の学生など、7カ国・地域から36名が集まり、5つのセッションで交流を深めました。
「味覚で楽しみながら世界を旅しよう!」のセッションでは、民族衣装を着て参加したり、持ち寄った各国の料理について説明するなど、“海外”を感じられる楽しい時間となりました。さらに、「バーチャル・リアリティ:OICライフ(ウィズコロナ)」のセッションは、OIC所属の学生が画面越しにキャンパスツアーを行ない、施設やキャンパスの現状を伝えるというユニークな内容でした。立命館大学への留学を希望している学生たちは、興味深くキャンパスの様子に見入っていました。
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【6】新型コロナウイルスを防ぐためのワンポイントレッスン

伊東宏・立命館保健センター所長による、新型コロナウイルスの感染を防ぐための対策動画(ワンポイントレッスン)を公開しました。動画では、伊東所長がクイズを交えながら、人に感染させない・自分が感染しないための行動を分かりやすく解説しています。

series1「無症状感染者について」≫

series2「食事について」コチラ≫

series3「通勤通学について」≫

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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[オンライン][有料][要事前申込]
立命館オンラインセミナー 9月テーマ「ウィズコロナ時代をどう生きるかⅡ」

「立命館オンラインセミナー」は、どこからでもアカデミックな講義を受講いただけます。「未知の世界を知りたい」「専門家やプロフェッショナルの知識に触れたい」など、意欲あふれる皆様の学びのニーズにお応えする講義を展開します。

[日時・テーマ・講師]
9月6日(日)10:00~11:30
「人類は『想定外』の世界をどう生き延びたか -異常気象が常態だった時代」
講師:中川毅・立命館大学総合科学技術研究機構教授/古気候学研究センター長
9月12日(土)10:00~11:30
「音が支える新しい生活様式の提案」
講師:西浦敬信・立命館大学情報理工学部教授
9月13日(日)10:00~11:30
「子どもの未来が変わる授業-自由な発想の育て方」
講師:正頭英和・立命館小学校教諭
9月19日(土)10:00~11:30
「ウィズコロナ時代の『海外留学』-国際教育の本質から考える」
講師:堀江未来・立命館小学校・中学校・高等学校代表校長/立命館大学国際教育推進機構教授
9月21日(月・祝)10:00~11:30
「感染症社会でのリスクと自己責任」
講師:美馬達哉・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授
9月22日(火・祝)10:00~11:30
「ウィズコロナから見えてきた2050年の暮らし-食生活を起点にマーケティングの視点で」
講師:田中浩子・立命館大学食マネジメント学部教授
9月26日(土)10:00~11:30
「歴史から学ぶ『新しい生活様式』-明治期コレラ大流行における漢方医の苦悩」
講師:山崎有恒・立命館大学文学部教授
9月27日(日)10:00~11:30
「ソーシャルデザインのすすめ-自分のために、誰かのために」
講師:永野聡・立命館大学産業社会学部准教授

[受講料]1,500円/1回
[定 員]各回800名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)

詳細はコチラ≫


【父母の方へ】
立命館大学父母教育後援会が主催する「立命館大学1日キャンパス・アカデミック講演会」の代替企画として、「立命館オンラインセミナー」の8・9月開催講義を無料で受講いただけます(先着順)。

詳細はコチラ≫

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【2】立命館創始150年・学園創立120周年記念シンポジウム
「自由に生きるための知性とはなにか?」の録画全編を公開(期間限定)


5月24日(日)、立命館創始150年・学園創立120周年記念シンポジウム「自由に生きるための知性とはなにか?」をオンライン配信にて実施しました。その配信映像の録画について、12月31日(木)まで期間限定で全編公開します。
シンポジウムには、熊谷晋一郎・東京大学先端科学技術研究センター准教授、上田紀行・東京工業大学教授、隠岐さや香・名古屋大学大学院経済学研究科教授、山下範久・グローバル教養学部教授が登壇し、この時代を生きるための知性について議論を深めています。是非ご覧ください。

コチラからご覧ください≫

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【3】[オンライン][無料][要事前登録]
スポーツ健康コモンズがオンラインレッスンを配信中

びわこ・くさつキャンパスのスポーツ健康コモンズでは、地域の方にも参加いただけるレッスンプログラムを実施しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出する・体を動かすという機会が減るなか、アプリケーション「ZOOM」を通して、「ヨガ」や「ピラティス」など、週7本のレッスンを無料で受講できます。ご好評につき、オンラインプログラムは9月30日(水)まで延長が決定しました。運動不足解消に参加してみてはいかがでしょうか。

[開催方法]オンライン(Zoom)
[参加費]無料 ※事前にオンライン会員の登録が必要です。

詳細はコチラ≫

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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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イベント・大会の中止や順延が相次いでいます。
ご案内できるイベントがなく、申し訳ございません。
新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息し、皆様にイベントのお知らせができるように願っています。

▼輝く学生インタビュー▼

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  第158回 輝く学生インタビュー
         見えている大学は、すべて抜く
             男子陸上競技部・長距離パート 吉岡遼人さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、男子陸上競技部・長距離パートの吉岡遼人さん(経済学部4回生・滋賀県出身)です。男子陸上競技部にとって飛躍のシーズンとなった2018年・2019年の「出雲駅伝」でアンカーの重責を担われました。これまでの活動についてお話を伺いました。
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(写真提供:月刊陸上競技)

Q. 陸上を始めたきっかけについて教えてください。
小学校の頃からサッカーをしていて、「体力づくりのため」と思って、中学1年生の時に陸上競技部に入部しました。サッカーと陸上の練習が重なったときは、サッカーを優先していたくらいです。そんななか、5月に開催された初めての大会「第48回滋賀県中学校春季総合体育大会」で1500mに出場、結果はなんと優勝。大会後、顧問の先生から「本気で全国を目指してみないか」と声をかけられ、陸上一本でいくことを決めました。「全国」という響きに心を動かされましたね。

Q.高校進学後の陸上競技生活、そして立命館大学を選ばれた理由を教えてください。
中学校での全国大会出場を通して「自分の可能性を広げたい」という気持ちが強くなり、強豪校の草津東高等学校に進学しました。ただ、高校時代は怪我に苦しみ続けた3年間で、5000mの自己ベストは1年生の夏に出した記録。「このままでは終わりたくない。大学でも陸上がしたい」と思っていましたが、残念ながら、関東の大学からは声がかかりませんでした。そんな時に声をかけていただいたのが立命館大学でした。当時の監督からの「うち(立命館大学)で陸上を続けてみないか?」との言葉に、「陸上を続けられるんだ。全国という舞台で日本一を獲りたい!」と進学を決めました。「今の自分があるのは立命館大学のおかげ」と、本当に感謝しています。
2019年度の選抜合宿
OBの方と夜の距離走

Q. 10年近く打ち込まれ、怪我で苦しい経験もされた吉岡さんが感じる長距離競技の魅力について教えてください。
「走った距離は嘘をつかない」。中学生の頃に聞いた言葉ですが、まさにその通りだと思いました。おそらく、「長距離=しんどい」というイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、練習を積めば積むほど自分の記録が目に見えて伸びます。個人的には、「記録の伸び率」という点では他の競技に比べて大きいように感じます。

Q. コロナ禍での練習について教えてください。
基本的には個人練習です。一緒に練習できないため、苦しい時に励ましあったりできないという面はありますが、一方で、「精神的に苦しい時でも一人で粘り強く走る」という練習には繋がっているように思います。
また、コーチの発案で、「地球一周企画」というチャレンジにチーム全体で取り組んでいます。6月23日(火)~8月31日(月)の70日間、選手はもちろん、監督・コーチ・マネージャー含めチーム全員23名の総走行距離で地球一周の4万㎞を目指す企画です。全員が毎日25km走れば到達するのですが(笑)、マネージャーの分などは選手が25km以上を走ってカバーしています。私は、月間900km程度は走っています。GPS付き腕時計で走った距離をアプリに記録して、日々メンバーで共有しています。「一つの目標に向かってチームで協力する」ことを楽しみながら取り組めています。あわせて、毎年の課題である「距離に対する耐性」についても対策ができていると考えています。
最近は、少人数のグループを作り、時間をずらしながら練習するなど、新型コロナウイルス対策をしながら、少しずつチーム練習にも取り組んでいます。

Q. 高尾憲司コーチはどのような存在ですか?
チームは家族のような存在で、高尾コーチは「お父さん」です(笑)。選手との距離が近く、とても接しやすい方です。また、個人的には、高校時代に故障続きで苦しんでいた私を成長させてくださったことに感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
高尾コーチは「ここよりも良い環境はない」と、よくおっしゃいます。「施設が充実している」ということではなく、「自分で考えることもできるし、人から教えてもらうこともできる環境がある」ということです。基本的には高尾コーチが練習メニューを考えてくださっていますが、その練習一つひとつの意図を自分で考えることが大切だと思っています。一人ひとりの部員がその意識を持っているからこそ、質の高い練習に繋がり、多くの選手が自己ベストを更新していくのではないかと思います。
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Q. 2009年以来の入賞となった2018年の出雲駅伝でアンカーをつとめられましたね。
その時の気持ちについて教えてください。

当時は2回生、立命館大学の走者のなかでは1番低回生でありながら6区のアンカーを任されました。順位を確定させるアンカーというポジションには、めちゃくちゃプレッシャーを感じていましたね。ただ、それ以上に「全国の強豪校と戦える」「関東勢に勝ちたい」という気持ちが強かったことを覚えています。
10位で襷を受け取ったみたいなのですが、実は順位をしっかり把握できていませんでした(笑)。「とにかく、見えている大学はすべて抜いてやろう」という気持ちでスタートしました。まず、ほぼ同時にスタートした早稲田大学(5→6区11位)の後ろに付いて走っていましたが、2kmを過ぎたあたりで「これでは遅い。上位校に追いつけない」と感じ、追い抜きました。その後、日本体育大学が見えてきた時は「どんどん攻めていこう」と覚悟を決め、城西大学・法政大学を抜き、6位の中央学院大学に追いつきました。残り2kmまでは先行していたのですが、相手は体力を温存していたので、最後はその差で負けてしまいました。関西勢9年ぶりの入賞だったそうですが、悔しい気持ちの方が大きかったかもしれません。
出雲駅伝や全日本大学駅伝に出場するたびに、関東の大学に比べると走り込みがまだまだ足りていないということを痛感します。また、選手層の厚さにおいても差を感じます。しかし、2018年の出雲駅伝入賞により、「自分たちも関東勢と戦える」という自信がつき、一人ひとりの練習に対する向き合い方が変わり始めたと思います。
そして、2019年の出雲駅伝では、過去最高タイとなる6位入賞を果たすことができました。次は「出雲駅伝優勝」、その目標をチームで共有しています。
(写真提供:月刊陸上競技)
 
 
Q. 駅伝は、自分との闘いというイメージがあります。
 「駅伝はチーム競技」と感じるのは、どのようなときでしょうか。
やはり、襷を繋ぐ瞬間ですね。襷を受け取ったとき、「ここまで繋いできてくれた皆の想い」が一瞬で伝わってきて、「やってやる!」と、より一層やる気が出てきます。
自分が後輩から襷をもらうときは、「ここまで運んできてくれた感謝の気持ち」を込めて「ありがとう」と言いながら背中を叩いたりします。渡すときは先輩・後輩かかわらず、「お願いします」「頼むぞ」と声かけをしますね。襷を繋ぐ瞬間、確かに「想い」を感じるんです。全員が同じ目標を共有しているからこそ、「一緒に戦っている」という実感がわいてきて、襷を受け取ったときに大会に懸ける皆の想いを感じることができるのではないかと思います。
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Q. 2020年3月8日(日)開催の琵琶湖毎日マラソンでペースメーカーをつとめられたと伺いました。いかがでしたでしょうか。
実は、出場予定であった大会が中止となり、その代わりに走る機会があればと思って探していたところ、琵琶湖毎日マラソンのペースメーカーの枠が空いていることを知り、応募しました。ペースメーカーは、決められたペースで走り、他のランナーを先導することによって記録を出しやすい環境を作り出します。東京オリンピックの選考にもかかわる大会で、世界トップレベルの選手の前を20㎞走りきることができたことは、大きな自信となりました。練習に対するモチベーションも一層高まり、「いつかこの大会に選手として戻ってきたい」と強く思いました。
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2020年の新年は、建部大社にて必勝祈願

Q. 今後の抱負について教えてください。
残念ながら、2020年の出雲駅伝は中止となりましたが、チームとしては11月の全日本大学駅伝8位入賞を目指しています。また、個人の目標としては、自己ベストの更新、特に今井崇人さん(スポーツ健康科学部2020年卒)が昨年出した5000・10000mの立命館大学歴代最高記録を大幅に更新していきたいと思っています。
卒業後は、実業団で陸上を続ける予定です。次は全国ではなく、世界を目指せる選手を目指していきます。また、引退後も陸上競技に関わっていきたいですね。
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【高尾憲司コーチからのコメント】
立命館大学の強みは、「考えられるチームである」ことだと思います。ときには、学生に厳しいことを言わなければならないこともあります。そのとき学生は「なぜ言われているのか」「なぜそれをしなければならないのか」ということを考えることができています。勉強も同じだと思いますが、「ただやる」のではなく、「考えてやれる」ことが大きいですね。

また、この2年間、故障者がほとんどいないことも強みです。月末に、次月の練習予定を発表するようにしています。週2回しかない強度の強い練習の日に調子を合わせるため、それぞれがケアやリラックス、勉強する日などを考えています。「試合の日に最高の自分を作る」ということと同じように、「この日の練習までに調子を整えておこう」という意識が選手のなかにあります。
2013年にコーチに就任してから8年間、高校の自己記録を更新せずに卒業した選手はいないと言っても過言ではありません。優勝や入賞も大事ですが、自己記録を更新できていなかったら、「自分の磨きがかかっていない」と思ってほしいです。

現在は、11月の全日本大学駅伝入賞に向けて、取り組んでいます。6区間45.1kmの出雲駅伝に比べ、8区間106.8kmの全日本大学駅伝は選手層の厚い関東勢が有利になる傾向があります。しかし、出雲駅伝中止決定時から気持ちを切り替え、選手たちは時間を見つけて、走り込みを行なっています。目標を達成できるように頑張りたいと思いますが、まずは開催されることを祈っています。

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いかがでしたでしょうか。吉岡選手から「襷に込められた想い」を伺ったとき、テレビや写真で見た中継地点の情景がふっと思い出され、目頭が熱くなりました。苦しそうに襷をつなぐ選手、笑顔で受け取る選手、「抜かしてやる」という気迫満々で受け取る選手……。襷に刻まれた「立命館大学」のメンバーとして襷をゴールに届けること、そこにチーム競技としての駅伝の魅力があることを改めて教えていただきました。
2019年出雲駅伝1~2区中継地点(写真提供:月刊陸上競技)
2019年出雲駅伝4~5区中継地点(写真提供:月刊陸上競技)

▼編集後記▼

8月3日(月)、「未来のBeyond Borders 応援サイト」に、新たに3名の動画を公開、現在24名の方々からのメッセージを掲載しています。是非ご覧ください!

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立命館大学での学生生活のイメージを少しでもお届けしたいと思い、「STORY Beyond Borders -挑戦者の物語-」を企画しました。


STORY #22「絶対勝てる選手になりたくて」
佐藤成葉さん(経済学部2020年卒/神奈川県出身)
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悔しい思いをした高校時代。「絶対勝てる選手」になりたくて、立命館大学へ。
4年間全力で「駅伝日本一」を目指した日々が財産。
全日本インカレで5000m・10000mの2冠達成。
弱点に気づき、指摘してくれた仲間に感謝。
資生堂に入社。世界を目指す。
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STORY #23「卒業から2年後、調剤薬局を開設」
小西礼実さん(薬学部2016年卒/山口県出身)
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山口県から関西へ。“総合大学”だからこそ、いろんな人に出会えた。
仲間とひたすら「研究」に打ち込んだ日々。大学での経験が人生の礎となった。
卒業後は2年間CROを経験。2018年11月、調剤薬局を開設。
自分の家族と思ってすべての患者さんに接する。
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STORY #24「世界中に友達ができた」
廣瀬彩那さん(国際関係学部2016年卒/滋賀県出身)
~~~
オリター団として1回生をサポート。「後輩」と慕ってくれる多くの後輩ができた。
NY国際連合への研修プログラム参加。ハワイ大学マノア校への留学。
連絡を取り合える友達が世界中にできた。
これまでの人生で一番の学びと一生の友人を得た場所。
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「未来のBeyond Borders 応援サイト」はコチラ≫

動画視聴アンケートはコチラ≫

(立命館CLUB事務局)

▼第189号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナル スリムサーモステンレスボトル」3名様にプレゼントします。
携帯にも便利な200mlサイズで、各キャンパスがデザインされています。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:9/7(月)>


【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第188号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。188号の読者プレゼント(立命館オリジナル 高機能マウス)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・まおままさん(石川県)・N.O.さん(千葉県)・ゆっきーなママさん(静岡県)・おけいはんさん(滋賀県)・コブタハウスのおかんさん(大阪府)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は9月11日(金)です。お楽しみに。
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