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立命館CLUB 【VOL.30】

立命館CLUB【VOL.30】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.030━
■□ 2013.07.12
□■ 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員のみなさま、こんにちは。

 現在2000回以上再生されている立命館学園紹介ムービー
 「Beyond Borders」みなさんはもうご覧になられましたか?

 このムービーは今春に作成したもので、それぞれのborderを超え
 ていこうと挑戦する学生、大学院生の3つのエピソードが描かれ
 ています。
 一人目に登場する相撲部の山中未久さんは、7月7日(日)に開
 催された第1回全国女子学生相撲選手権大会の個人・中量級で優
 勝を果たし、世界一という夢に向かって邁進しています。

 「さまざまな境界や自らの限界など、既存の枠を超えて未来をつ
 くり出すこと」、それが立命館のアイデンティティーです。
 ぜひご覧いただき、立命館スピリットを感じてください。

 ↓立命館学園紹介ムービー「Beyond Borders」はコチラ↓

 
 今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
 読者プレゼントは、「立命館オリジナルうちわ&ハンドタオルセ
 ット」です。
 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。

 それでは、最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

 【1】大阪茨木新キャンパス構想説明会を開催

 6月29日(土)の構想説明会では、2015年4月開設の新キ
 ャンパスにおける計画概要と本学の教育・研究の取り組みや学生
 の諸活動についての説明・報告を行いました。

 会場には茨木市民の方々をはじめ、市の関係者や学校関係者など
 約350名が参加し会場は満員となり、新キャンパスへの関心の
 高さがうかがえました。

 来賓の木本保平・茨木市長からは「学生が卒業しても茨木に住み
 たいと思っていただけるようにしたい」とご挨拶いただきました。
 また川口総長は「これまでの経験を生かしながら社会・地域・企
 業の方々と連携し、新キャンパスで皆様と一緒に次代を担う若者
 を育てたい」と語りました。

 
 
 構想説明会の様子

 詳細はコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/blog/article.html/?id=8

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 【2】第27回ユニバーシアード競技大会 出場結果速報

 ユニバーシアード競技大会は、国際大学スポーツ連盟(FISU)が
 主催する大学生を対象にした国際総合競技大会で、2年ごとに開
 催されます。
 今大会は7月6日(土)から17日(水)にかけてロシア・カザ
 ンで開催され、本学からは男子・女子ホッケー部7名、女子陸上
 競技部3名、水泳部1名の計11名が出場しています。

 大会第3日目に行われた陸上女子1万メートルでは、津田真衣さ
 ん(経営学部3回生)が銅メダルを獲得。また、第4日目に行わ
 れたシンクロにおいては、乾友紀子さん(経営学部5回生)がソ
 ロ決勝(フリールーティン)で銀メダルを獲得しました。

 今後も学生たちの活躍が期待されます。

 
 大会前に表敬訪問を行ったホッケー部(男子・女子)7名と川口総長

 
  大会前に表敬訪問を行った女子陸上競技部の前田さん、三井さんと川口総長

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 【3】ホッケー部男子が3年ぶりに優勝!女子3位獲得

 6月21日(金)から6月25日(火)にかけて、岐阜グリーン
 スタジアムにて開催された第32回全日本大学ホッケー王座決定
 戦において、男子が3年ぶり4回目の優勝を果たし、女子が3位
 に輝きました。

 大会の最優秀選手には、以前立命館CLUB【VOL.025】に
 登場してくれた、主将の堀谷広大さん(文学部4回生)が選ばれ
 ました。

 
  試合終了の瞬間

 
 2013年度初のタイトルを得て喜びにわくホッケー部の選手・マネジャー
 中央が主将の堀谷広大さん

 詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/11954/date/6/year/2013

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 その他学園ニュースはコチラ≫
 (学園HEADLINE NEWS)
 http://www.ritsumei.jp/news/index_j.html?year=2013

 (学園PICK UP)
 http://www.ritsumei.jp/pickup/index_j.html?date=7&year=2013

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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、
 延期または中止になる場合があります。
 問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。

 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。

 【1】[@京都][無料][事前申込不要]
    祗園祭デジタル・ミュージアム展

 山鉾巡行の振動や音を仮想空間で体験できる作品や、山鉾の懸装
 品の表面の凹凸の触感をデジタル技術でバーチャル体験できるシ
 ステム、そして船鉾、大船鉾の再現CGなどが展示されます。子ど
 もから大人まで幅広く祗園祭を疑似体験していただける展示企画
 となっています。

 [日 程]7月13日(土)~18日(木)
      10:30~17:00

 [会 場] 立命館大学朱雀キャンパス 1Fロビー
 [入場料]無料
 [主 催]立命館大学
 [お問合せ]立命館大学アートリサーチセンター事務局
       担当:石間、池田
       TEL:075-465-8476

 展示内容の詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/topics_pdf/admin_ace9999e542eacd7bc9f3d42c5deafa0_1372852705_.pdf

 デジタル・ミュージアム展のチラシはコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/topics_pdf/admin_21e9c047b93253bbe4073914eaaa16fb_1373018985_.pdf

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 【2】[@京都][有料][要事前申込]
    シリーズ「歴史回廊を極める」
    第5回「京都博物館で観る日本の“遊び”」


 今回のシリーズは、神仏に捧げた音楽や踊りに始まる「遊び」の
 歴史を学びます。京都国立博物館主任研究員の方の講演とイヤホ
 ンガイドをつけての鑑賞により一層お楽しみいただけます。

 [日 程]7月21日(日)13:00~15:00頃
     (12:30受付開始)

 [集合場所] 京都国立博物館・東側通用門
 [定 員]50名
 [参加費]会員1,000円 非会員1,500円
 [申込方法]別途「参加申込用紙」に必要事項をご記入のうえ、
       電話・メールにてお申込みください。
 [申込先]京都歴史回廊協議会事務局(立命館大学社会連携課内)
      担当:十河(そごう)・江見(えみ)
      TEL:075-813-8247 FAX:075-813-8167
      Mail:info@kairou.org

 詳細はコチラ≫
 http://kairou2005.blog64.fc2.com/blog-entry-72.html

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 【3】[@三重][無料※][事前申込不要]
     FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP
    ソーラーカーレース鈴鹿2013

 理工学部プロジェクト団体「EV-Racing」が、昨年と同
 様ソーラーカーの国際レースである「ソーラーカーレース鈴鹿」
 のエンジョイⅡ部門に出場します。
 昨年4時間耐久レースに出場し、上位入賞を目指すも7位と悔し
 い結果となりました。昨年のリベンジに燃える彼らの姿を見に、
 ぜひ足をお運びください。

 [日 程]8月2日(金)・3日(土)         
 [会 場]鈴鹿サーキット 国際レーシングコース
 [開催種目]5時間耐久レース、4時間耐久レース
 [観戦費]無料
   ※別途入園料必要・大人(中学生以上)    …1,600円 
           ・子供(小学生)            …800円 
           ・幼児(3歳以上~未就学児)…600円
 [主 催]株式会社モビリティランド 鈴鹿サーキット
      一般社団法人 日本自動車連盟
 
 詳細はコチラ≫ 
 http://www.suzukacircuit.jp/solarcar_s/

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 その他の公開講座はコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/event/
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

 【1】[@大阪][有料][申込不要]
      応援団チアリーダー部 第22回関西選手権大会 

 本大会は8月23日(金)から25日(日)に開催される全国大
 会(ジャパンカップ・代々木体育館)への出場をかけた関西大会
 です。
 立命館大学からは3チームが出場し、全国大会出場を目指します。

 [日 程]7月15日(月・祝)
      12:15開会(11:30開場)

 [開 場]大阪府立体育会館
 [入場料]当日券(9:30受付開始)
      ・A席(自由)…1,800円
      ・B席(自由)…1,500円
      ※数に限りがございます。ご注意ください。

 詳細はコチラ≫
 http://www.fjca.jp/user_data/competition_detail.php?contest_id=42

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 【2】[@滋賀][無料][申込不要]
    飛行機研究会 鳥人間コンテスト

 このコンテストは、読売テレビが主催する人力飛行機の分野で唯
 一の全国大会です。立命館CLUB【VOL.029】に登場して
 くれた飛行機研究会は「人力プロペラ機ディスタンス部門」にて
 3年ぶりの出場です。ぜひ応援にお越しください。

 [日 程]7月27日(土)~28日(日)
  ※本学飛行機研究会の出場は28日(日)朝6時頃予定

 [会 場]滋賀県彦根市 松原水泳場 琵琶湖東岸
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

 その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/event/schedule.html/
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▽▼輝く学生インタビュー▼▽

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 第18回 輝く学生インタビュー
 歴史的背景を肌で感じてタイムスリップ!
                  立命館大学城郭研究部
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、昨年創部10周年を迎えた城郭研究部です。
 インタビューに答えてくれたのは、副部長・田中将太さん(三重
 県出身)と、会計・吉野裕太さん(静岡県出身)、お二人とも文
 学部2回生です。

 
 インタビューに応じてくれた田中さん(左)と吉野さん(右)

 Q:城郭研究部に入ったきっかけは何ですか?

 (吉野さん)
 たまたま城郭研究部の新入生勧誘ブースの前を通りかかったこと
 です。もともと歴史は好きでしたが、歴史以外にも地理や鉄道、
 そして写真なども好きだったので、さまざまな分野に関わること
 ができそうな城郭研究部に入部しました。
 入部してみると予想以上に面白く、今ではすっかり城郭の楽しさ
 にはまっています。

 (田中さん)
 私も特に城郭が好きだったわけではなく、歴史が好きで興味を持
 ちました。
 入部したきっかけは山城を登ったことです。最初は体を動かすの
 が楽しくて登ることに必死でしたが、先輩方から山城の歴史的背
 景や山城が築かれた意図などを聞くうちに、「おもしろいな」と
 思うようになりました。
 普段気にしていなかったものに実は深い意味があったことを知り、
 その奥深さに惹かれ入部を決意しました。

 Q:城郭研究部の構成メンバーや活動内容を教えてください。

 現在は3回生2名、2回生4名、新入生6名の合計12名で活動
 しています。城郭研究部がない大学の学生が参加を希望する場合
 もあり、現在は佛教大学から1名が参加しています。以前も同志
 社大学・滋賀県立大学・大阪市立大学・大阪大学から参加してい
 ました。

 主な活動は、野外調査・学園祭での展示・機関誌の発行です。こ
 のスタイルは、創部された10年前から基本的に変わることなく
 今日まで受け継がれています。

 野外調査の具体的な内容は、毎週大学内で行っている例会と、週
 末のフィールドワークです。例会では、週末にどこの城に行くか
 を決め、その城はどのような歴史や遺構があるかを事前報告し、
 フィールドワーク前に各部員がその城の知識を持てるようにしま
 す。フィールドワークは基本的に毎週土曜日に行っています。

 年間活動のなかでも、中心となるのが学園祭です。学園祭展示の
 メインとなる模型(ジオラマ)製作をはじめ、活動の研究結果を
 まとめた機関誌の発行、展示用原稿の作成やビラ・立て看板の作
 成など、もっとも忙しい時期を迎えます。

 
 2年前の学園祭のために作成された城郭模型(ジオラマ)

 合宿は年に2回、春と夏に行っています。合宿はいわば大フィー
 ルドワークです。2泊3日や3泊4日で遠方に出向くので、城郭
 の研究をしつつ1日は観光も楽しんでいます。

 原稿を書くのは個人作業ですが、学園祭に向けて模型の製作やフ
 ィールドワークは全員で行います。どちらも大切な作業で、個人
 スキルもグループワークスキルも両方必要になってきます。原稿
 は場合によっては卒論のような量になることもあります(笑)。

 新入生やお城のことを知らない人たちも楽しめ、かつ研究もしっ
 かり行うことの両立を目指して、今年は「楽しい城研(じょうけ
 ん)」をスローガンにしました。

 Q:フィールドワークについて、具体的に教えてください。

 まず、1人案内役を決めます。案内役が事前調査したことを例会
 でみんなに共有します。事前調査ではお城の歴史的背景を調べ、
 著名人の論文や郷土史に目を通します。お城が築かれた目的を探
 り、戦いをテーマにする場合は、戦いでそのお城はどういう役割
 を演じたのかを研究します。戦国時代は経済が発達した時期なの
 で、今日の経済に通じる原点も学ぶこともできます。

 次に本や地図から得た知識を活かして、歴史的背景を肌で感じる
 ために現地に赴きます。
 私たちは天守閣の残っているお城より、山城に登ってかたちのな
 いものを想像して楽しむほうが好きです。今は木や雑草に埋もれ
 ていたり、何かの跡があるだけでも「昔はここに堀があったんだ
 ろう」と想像して楽しんでします。

 また、堀にわざわざはまってみて「やっぱり落ちたら登るのって
 大変だな」と実感したり、急傾斜の坂を登ってみて「やっぱりこ
 の坂はきついな」「上から弓を打たれたり、石を落とされたりし
 たら大変だ」と肌で感じることがフィールドワークの醍醐味です。

 
 フィールドワークの様子佐和山城の道中)

 私たちはまだまだですが、先輩たちや研究者レベルになると城の
 跡地を見て頭の中で復元できるようで、そういった実地調査をも
 とに縄張り図(地形図にどのような陣地があったのかを特殊な記
 号を用いて記したもの)を書きます。縄張り図を書ける部員がま
 だ少ないので、私たちは図書館で借りた縄張り図をもとに跡地を
 見て想像しています。

 Q:城郭を研究するうえでの面白さを教えてください。

 (田中さん)
 どんなことでも研究できる「幅の広さ」です。城郭研究部は歴史
 好きな人のほかに、旅行好きな人なども募っています。
 興味の範囲は部員それぞれですが、個性を活かして力を発揮して
 います。たとえば吉野君は地理学専攻で地図を解読することが得
 意なので、フィールドワーク時に率先して縄張り図を解読し、部
 員に共有してくれています。

 (吉野さん)
 あまり一般的にはお城と認識されていませんが、近代の要塞もお
 城です。城郭研究部に入って、戦国時代の城や天守閣の残ってい
 る立派なお城だけがお城ではないということを学びました。
 佐賀県の吉野ヶ里遺跡は「日本100名城」にも選ばれました。
 そのほかにも、北海道にあるアイヌの人が使っていたチャシとい
 うところや、沖縄の中城城(なかぐすくじょう)も選ばれていま
 す。

 (田中さん)
 簡単に言ってしまえば、お城とは外敵から身を守るために人間が
 つくった施設のことです。たとえば私が使っている机の周りに柵
 でも立てれば、それも城の一種になります。机城とか言って(笑)。

 Q:城郭研究部のなかで受け継がれていることはありますか?

 OBのみなさんは社会人になっても学園祭に来て、活動費を寄付
 してくださいます。
 城郭研究部は基本的に部費がありません。フィールドワーク費用
 以外はOBからの寄付金だけでまかなっています。これはひとつ、
 城郭研究部の美徳だと思います。昨年は年間約5万円の寄付金を
 いただきました。

 寄付金は主に学園祭で製作する模型の材料費や機関誌の印刷代な
 どに充てられます。「先輩方に支えられている」ありがたさを噛
 み締めながら日々活動しています。私たちも卒業したら、先輩方
 のようにしっかり寄付できるようになりたいです。

 Q:これまでの活動の中で、印象に残っている場所はありますか?

 一番は、京都府木津川市にある鹿背山城(かせやまじょう)です。
 新入生はまずここを訪れるのが伝統です。先輩方にも「最初に行
 っておく城」と教えられました。なぜかというと、昔を偲ばせる
 遺構がわかりやすく数多く残っているからです。

 
 遺構解説の様子(鹿背山城)

 「木津の文化と緑を守る会」がきれいに整備してくれているので、
 看板も多く、すごく親切なお城です。まずは山城がどんなものか
 をわかってもらうために、登竜門として案内しています。部員に
 とって初めて行った山城ということで思い入れが強く、一番印象
 に残る場所ですね。

 
 「木津の文化と緑を守る会」が作成した鹿背山城跡の配置図(縄張り図)

 最近では、ある部員が兵庫県の姫路城へ調査に行ってきました。
 現在姫路城は工事中ですが、「工事をしている姫路城を見られる
 のは人生で今しかない」と言って、お城の内部の写真を撮り、部
 内で発表してくれました。「工事中だから今は見られない」ので
 はなく、「その姿を見られるのは、姫路城が出来て以来400年
 の歴史で今しかない」という考えです。
 「これまでも、これからも見れないものを今私は見ている」と思
 うと、とても神秘的です。

 Q:城郭研究部としての目標はありますか?

 当面の目標は、3年前、先輩方が作成された機関誌に到達するこ
 とです。
 3年前の研究では、豊臣秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳の戦いで、
 緊急に作られた20~30ある陣城(じんじろ)について調査し
 たようです。縄張り図を自分たちで書き起こし機関誌として発行
 したところ、出版のオファーが来たと聞きました。当時の先輩方
 は「営利目的でやっているのではない」という理由でお断りした
 ようですが、それぐらい周りに認めてもらえるような研究をした
 いです。

 そして、自分たちの研究成果をまとめて本を出すことが夢です。
 サークル単位に留まらず、城郭研究の世界における流れを変える
 ような「通史」(一時代・一地域に限らず全時代・全地域にわた
 って時代の流れを追って書かれた歴史のこと)を出版したいと考
 えています。

 これは私たちの世代で実現することは難しいと思うので、後輩に
 受け継ぎながら、いつの日かその夢を叶えたいです。それによっ
 て、少しでも多くの方に城郭について知ってほしいと願っていま
 す。

 Q:読者の方におすすめしたい城郭を教えてください。
 
 熊本城がおすすめです。観光地として有名な熊本城ですが、私は
 井戸がたくさんあることに疑問を持ちました。そこから調べてい
 くと、思わぬ歴史的背景を知ることができました。

 秀吉の部下である加藤清正は、朝鮮出兵の際に武将調査員として
 自ら朝鮮に出向きました。そこで敵に囲まれ籠城し、水も食料も
 なくひもじい思いをしました。なんとか脱出して日本に帰ったの
 ですが、そのときの教訓から熊本城には井戸をたくさん作り、壁
 の材料にもいざというときに食べられる材料を使ったという話で
 す。
 
 熊本城は西南戦争で焼けてしまいましたが、井戸の跡はたくさん
 残っていています。そういった背景を知ったうえで訪れると、ま
 た違った見方ができると思います。

 Q:今年の学園祭の見どころを教えてください。

 今年の学園祭では、「失われた城」をテーマにしたいと思ってい
 ます。戦いで失われるイメージが強いお城ですが、火事や雷、偶
 然壊されるなど、実は思いがけない理由で失われることのほうが
 多いのです。
 現在部員から様々な案が出されていますが、どんな城の模型がで
 きるのかは当日のお楽しみです。ぜひ学園祭にお越しください!

 

──────────────────────────
 いかがでしたでしょうか。

 どうしても天守閣を想像しがちなお城ですが、イメージが変わら
 れた方も多いのではないかと思います。
 ただお城を見に行くだけではなく、頭や体をフルに使って存分に
 楽しんでいる彼らの姿がとても印象的でした。

 ぜひ今年の学園祭で、彼らの活躍をご覧ください。
──────────────────────────

▼編集後記▼

 前回、編集後記でご紹介したドキュメンタリー映画「Do You Know
 What My Name Is?」、「校友の活躍が嬉しい」と、皆さまから温
 かいメッセージを多数頂戴しました。ありがとうございます。

 日本における上映予定は今のところ未定ですが、スケジュールが
 決まり次第お伝えしていきたいと思います。

 今回は10月26日(土)にホテルグランヴィア京都・京都駅ビ
 ルにて開催される「オール立命館校友大会2013 IN 京都」を
 ご紹介します。

 当日17:00~19:30に予定の「総会・懇親パーティー」
 のオープニング・アクトでは、華道家元池坊次期家元の池坊由紀
 さんにご登場いただきます。

 池坊由紀さんは、2012年3月に本学大学院の文学研究科を修
 了されました。日本の伝統と文化・心と技に触れる厳かで優雅な
 ひと時をお楽しみいただけます。

 ほかにも魅力的な企画が満載です。校友およびその同伴の方であ
 れば、どなたでもご参加いただけます。
 7月22日(月)から参加申込予約が可能です。
 ぜひ奮ってご参加ください。

 詳細はコチラ≫
 http://www.hajimari.info/

 (立命館CLUB事務局 堀井)

▼第30号読者プレゼント▼

 今回は、「立命館オリジナルうちわ&ハンドタオルセット」
 3名様にプレゼントします。

 
  暑い夏を立命館グッズで吹き飛ばしましょう!!

 プレゼントをご希望の方は、下記URLより必須事項を明記のう
 え、立命館CLUB事務局までお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 【PCの方はこちら】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce
 【MBの方はこちら】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 <応募締切:7/22(月)>

 ※上記フォームよりお申し込みができない方は、下記必要事項を
 明記のうえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡くださ
 い。
 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第29号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第29号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・S・Sさん     (福岡県)★
 ★・藤原 満さん    (愛媛県)★
 ★・河野 将佳さん   (広島県)★
 ★・yurimaroさん(岡山県)★
 ★・岡本 新一さん   (奈良県)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は7月26日(金)です。お楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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