2016.05.09

卒業生は ありがたき哉

皆さんは、大型連休を如何お過ごしでしたでしょうか?
 私の方は、休みの日にしか打ち合わせがしづらい共同研究者、社会人院生との研究打ち合わせで、研究の進捗を充実させてもらい、そして卒業生にかかわる行事で嬉しく、楽しい想いにさせてもらいました。


 5月5日に、1期生の卒業生、茉由さんの結婚式が京都でありました。1期生の入学はまさに、教職員が心待ちにしていた新入生です。茉由さんの卒業論文は、本人が長年習ってきた、「クラシックバレエの動作解析をテーマにしました。バレエの動き中で、習熟が難しい回転系動作、の左右差に焦点をあててまとめました。学生時代には、学部授業、中高の保健体育の免許を取るための教職の授業、さらには小学校免許をとるために通信教育。加えて、大所帯のアメフトのマネージャ・会計も担当しており、本当にすごい活動量でした。でも、決して弱音をはかない、頑張り屋でした。現在、小学校の教員(体育専科)として、いつもこどもたちの成長と発達を願って授業に工夫を凝らしています。さらには早朝からのランニングトレーニングも実践して、こどもの持久力アップと忍耐力向上にも貢献しています。結婚式&披露宴も本当に素敵な時間を頂きました。新郎は英語の教員として情熱と素晴らしいスキルを持った方と伺いました。そして二人を育んだご両家のご両親、その親族、友人たちが素敵な方ばかりで、同じ空間、時間を共有でき幸せ一杯でした。教え子に招待いただけたこと、本当にありがたいです。


 また、今回、同級生も大勢駆けつけてきて、プチ同窓会のような雰囲気もありました。早いもので彼女たち1期生も働き始めて3年目となり、仕事でも充実している感じがヒシヒシと伝わってきます。本当に、キラキラ輝いていて、仕事に、人生に思う存分邁進しているのを感じさせてもらい、関わった教員として、「素敵な学生と出会えた」そして「成長し続けてくれている」と心から嬉しくなりました。

 連休中にもう一つ、卒業生たちとのイベントがありました。4月29日のGW初日に、2005年ごろからの修了生、卒業生が集まってくれました。2010年のスポーツ健康科学部・同研究科が開設される前は、理工学部に所属していました。そのときに、ロボティクスの川村先生とともに多くの学部生、院生と研究する機会をもらいました。理工時代の修了生からは、「我々の頃と違って、随分と指導が柔らかくなったのですね」との指摘も受けました。学生・院生への指導の心は同じですが、年齢とともに表現の仕方に工夫ができるようになったと自己判断しています。いずれにしても、既に、それぞれの家庭、職場においても中心的な役割を担われており、これからの活躍が益々楽しみです。


 大学の使命にはいくつかありますが、その中心には、社会へ有為な人財を送り出すことであることは間違いありません。教員は適切な刺激を与えて、その教育効果により学生の可能性を広げること、が最大のミッションであるとGWにリマインドしてもらいました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は、この間、受託研究でお世話になっている企業との打ち合わせがありました。実はこの担当者の方は、私が本学で最初の頃に教えた教え子の弟さんです。私が教えた教え子のお姉さんは極めて優秀な研究者で、現在、京大で助教をされています。こちらも教え子の活躍とそのつながりを改めて感じた話題です。
【忠】