[ 2013年05月 ] の記事一覧

2013.05.31

ドラッカー学会第8回総会・講演会に参加してきました。

こんにちは。

今日は梅雨の晴れ間、暑いくらいの陽気です。

みなさん、いかがお過ごしですか。

 

5月25日に早稲田大学でドラッカー学会第8回総会・講演会があり、参加してきました。

 

IMG_6805.jpg
ドラッカーの名前は「もしドラ」で一気に知られ、ブームになりましたが、経営学ではとても大切な貢献をした人です。

「事業の目的は顧客の創造である」というドラッカーの言葉は有名ですが、これは企業の目的は利益の獲得ではなく、そのプロセスこそが大切であって、利益は社会に貢献した結果であることを示したものであると言われています。

 

スポーツ健康科学部は自然科学、人文科学、ぼくのような社会科学などいろいろな学問分野の先生方がいらっしゃいます。

ですから、所属学会も多様です。

 

早稲田大学のキャンパスを歩いていると、生協の食堂の建物にこんなポスターを見つけました。

 

IMG_5058.jpg
「早慶戦」・・・関西でもぜひこんな盛り上がりを!!!!!

 

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.05.30

4回生の教育実習が始まりました

全国的に梅雨入りし、毎日じめじめとした天気が続いています。昨日は、近畿大学のT先生をお招きし、情報理工学部開講の「現代人とヘルスケア」という授業をお願いしました。某局のホンマでっかTVという番組によく出演される、トレーニング科学が専門の先生です。昨日は、メタボ・サルコペニアの予防改善をテーマに実践的なお話をしていただきました。300名ほどの受講生がいましたが、先生のユーモアあふれる講義に熱心に聞き入っていました。

 

いよいよ保健体育教員を目指す4回生は教育実習に入りました。私も、かれこれ26年ほど前に母校の兵庫県立夢野台高校へ実習に行きましたが、この時のことはいまでも鮮明に覚えています。保健体育科の教育実習は他の科目よりも1週間長く、3週間かけて数回の授業を担当します。確か、実技は走り高跳びとバレーボール、保健は職場環境に関する授業を行いました。その頃は、1つの授業ごとに手書きの指導案をA3用紙いっぱいに作成し、実技や保健の授業を行いました。たまたま実技は得な科目でしたのでうまく行きましたが、これが苦手科目となると相当なプレッシャーとなることと思います。先ほども、学部生のA君が相談に来て、保健や実技の授業のことでいくつかアドバイスしました。保健の授業では、是非、先週このブログで紹介した「健康づくりのための身体活動基準2013」を活用していただきたいと思います。なぜ今、身体活動基準が必要なのか?実際に何をどれだけすればよいのか?どうすれば皆がやってくれるのか?などを題材にして授業を展開します。その際、先週紹介したアクティブガイド2013の資料を使用してください。A42枚の資料ですが、スポ健生なら、これだけで20分は話してほしいと思います。初めて教員として生徒の前に立って話をするのはとても緊張すると思いますが、その努力は一生の思い出として残ります。全力を出してがんばってきてください。

 

PS 今週のラボミーティングでは、実家が農園のM1院生Nさん手作りのいちごムースをいただき、糖分を補給して、とてもいいミーティングができました。ごちそうさま!sana

 

tanjobi.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.05.28

スポーツと平和

 こんにちは。ma34です。
今日は少し違う視点から。
まとまりがあまりついていないですが、書きたいと思います。

 先日、東京にあるJICA(国際協力機構)のビルで行われた教員対象の平和ワークショップに参加したついでに、同じビルにある児童・生徒向け体験型学習施設「地球のひろば」にも寄りました。
 
 その日は、長男(小3)も連れてきておりましたので、
彼がどのような反応を見せるのかも見たいと思っていました。

jica.jpg
 少年兵が日々抱えているライフルを見て、「かっこいいなー」と発し、そのライフルを担いでみると「重い!!こんな重いものを毎日担ぐなんて、体力つけなあかんな!」と言っていました。

 まだ彼には、その本当の「重み」は理解できないのかなあと思いながら、パネルに示された等身大の少年兵が、長男と背丈も変わらないまだ小さな少年であることに大きなショックを受けました。
 生まれおちた場所が違うだけで、こんなにも違うのかと。

 基礎演習では、今年は一回生の全員が、衣笠キャンパスにある平和ミュージアムに見学に行きます。
 見学するだけでは、大した意味はないのかもしれません。
 そうであっても、それぞれの学生が、今自分たちが「見えていない」、「忘れてしまいがちな」世界の動きや状況に思いを馳せ、何かできることを見つけてほしいと思っています。

 1回生のなかには、スポーツと平和が全く関係の無いものだと感じる人もいるでしょう。そんなこと、考えてもみなかった、という人も。
 けれども、これまで例えば体力づくりと戦争が結び付いてしまった過去のように、スポーツや健康科学の領域において、戦争や紛争を平和に変えていく糸口もきっとあるはず。
 見学はこれからとなりますが、それを是非探し、考えていく良い契機になれば、と思います。

・・・「闘うためには体力つけなあかんな!」とさらっと言った息子に対して、私もこれからどう語りかけていけばよいのか。

 ちなみに、ここで知った新たな知識。
 【地雷】は、一つ大体いくらくらい(値段)で出来ると思いますか?息子は、1万円くらい、私は5000円くらい、と答えました。
 みなさんはどう思いますか?
 地球ひろばのお姉さんスタッフによれば、一つ、たった100円くらいなのだそうです。
 たった100円で、人の命を簡単に奪うことができてしまうのです。一方でまた、それを撤去するのにどれだけの費用と時間がかかるのでしょうか。(そして極めて危険な作業です)。

 こうしたいわゆる「科学技術」をはじめとして、スポーツ・健康の領域も、私の教育学という領域も、
人類の叡智がこのような間違った方向で活かされてはいけないのだ、と強く思いました。

ma34。




2013.05.28

小学生を思い出す時間

 京の子どもダイヤモンドプロジェクト「京都きっず」が昨年度から始まり、忠先生からのお声かけで、定期的に、Jin先生と一緒に小学生と過ごす機会があります。
 これは、すぐれた素質のあるジュニア選手の発掘・育成を行うことが目的で、フェンシングとバドミントンを中心に、小学4年生から6年間のプログラムです。

 この一連のプログラムでは、身体能力、知的能力、医科学サポート、国際経験といったプログラムを含みながら、各種目の実技指導も行われています。将来的に、オリンピック選手を!という目標も掲げて...。この中で、Jin先生と、知的能力(アスリートとしての豊かな人間性、ヒューマンスキル)の開発プログラムを担当させて頂いています。

 そして週末、今年度新しく入ってきた"京都きっず"とご対面。
 一人一人、一つ一つのふるまいを見ていると、これを個性豊かと言うんだろうと思います。そして、手元で書いていることは違うけれど、発表の時には周りの意見に合わせることも知っています。
 限られた道具のときには協力して貸し合いっこすることも、最後の仕上げのシールを独り占めしないように「先生、これいくつまで取っていいんですか?」とたずねることも知っています。当たり前そうに見える光景ですが、この言葉は仲間意識が生まれている印。ずっと繋がっていける仲間であってほしいと思います。
 
 こうやって子どもたちを見ていると、自分の小学生時代はどうだったのか、と思い出したくなります。みなさんはどんな子ども時代を送りましたか?  【ippo】

20130528.jpg




全力投球中のJin先生と、作業に熱中しているきっずたち。

昨年度のきっずたちの関心ごとの一つは、バク転。今年度のきっずたちの関心ごとの一つは、なわとびでの二重跳び。来年度は果たして...!?

子どもたちがにっこり微笑む時間が、この後も長く続きますように。










2013.05.27

「ホンモノになれるかどうかは、いま投資ができるかどうか」

20130527-1.jpg

斉藤 直氏(NPO法人アダプティブワールド理事長)に標題のテーマでお話しいただきました。以下その概要です。

日本体育大学の在学中、3年生のゼミがきっかけとなってコロラドで障害者のスキーに出会う。そのときに全米障害者スポーツ協会で働く経験を得て、ボランティアスタッフの働き、アメリカの寄付についての考え方、そしてNPO法人の仕掛けを知るきっかけとなる。卒業後、日本の障害者関連の施設で働くようになるが、アメリカでのものと全く違に驚き、一念発起して、23歳のときに『アダプティブワールド』を立ち上げ障害者専門のスポーツ教室の運営を始める。のちに、NPO法人アダプティブワールドを設立。日本ではスポーツを教わる、楽しむ現場としては、あまりお金がかからない。日本では、障害者スポーツにおいてもあまりお金がかからない。でも、あえて有料の教室を提供し、参加者の高い満足を得られるように専門家として取り組んできて、10年間運営してきている。

この間の経験を通じて、『ホンモノの社会人になるには?』というメッセージを次のようにまとめてもらいました。

   世の中(が)で必要とされていることは何か?を知る

② 勝負できるスペシャリティをもつ(自分の長所を伸ばして差別化する)

③ サブスペシャリティ(みんなより少し秀でているものをもつ)

④ スペシャリティとサブスペシャリティをかけ算できる人

⑤ 人間力(「あなたでなければ困る」という人間力、信頼)

⑥ 交流できる力

a)リアル(対人コミュニケーション)

b)バーチャル(インターネット、チャット)

 これらの力をつけるためには、「将来のために、時間を投資しなさい!」(スペシャリティ、サブスペシャリティを高めるための時間に投資すべき)。最後のスライドで、次の強いメッセージで講演を締めくくってもらいました。

なたは

あなたがなるべきものにきっとなれる。 (そのような自分と出会ってください。)

世界はあなたを待っている!

 

『働く』、ということの本質を、みずからの経験を通じて語っていただき、学生の心を揺さぶる強い刺激とメッセージの講演でした。

20130527-2.jpg

 <今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

グリーンフィールドでフラッグフットボールの大会がありました。色とりどりのユニホームで楽しく盛り上がっていました。今週の4回生ゼミでは、大学院生に胸を借りるように、研究計画のプレゼンとディスカッション

20130527-4.jpg

を、6名の院生相手に「ぶつかり稽古」してもらいました。受ける院生にも勉強になったようです。

【忠】







2013.05.26

「水の恋しい季節」を迎えて!?

「さみだれのそそぐ山田に 早乙女が裳裾ぬらして 玉苗ううる 夏は来ぬ」で歌われる季節。しかし、「初夏」を素通りして「真夏」の到来を思わせる程の暑い日が続いている。

さて、毎週木曜日23時限目は、「スポーツ指導実習(基本運動)」を担当している。わたしの担当は「陸上競技」で「ハードル走」「走り高跳び」「砲丸投げ」の三種目について、指導法を実践的に学んでもらうことにしている。

大改装で9コースの全天候型トラックとなった「クインス・スタジアム」での授業は、陸上競技を学ぶ環境としては抜群で、学生のモチベーションも上がる。しかし、「難敵」は天気だ。幸い木曜日は今のところ「好天」続きで野外での授業に何ら支障はない。ところが、気温が上がった分、学生の意気は上がらない。残念ながら、授業に遣って来る学生の姿は「萎えた青菜」状態。授業開始前から「暑い、暑い」の連発だ。24()には、大分県日田市で35.4℃の今年初「猛暑日」を記録したようで、これだけ暑かったら青菜が萎れるのも無理は無いかも知れない。

しかし、口では「ぶつぶつ」言いながらも学生は、「指導者役」の学生の指示に従って、元気一杯「高さや速さ上手さ」への挑戦をしている。むしろ、「暑さなんか平気だよ!?」とばかりに、今の若者では殆ど目にしたこともない「ベリーロールの師範」をしたり、「昔取った杵柄」よろしく「ハードル走」を2-3本遣っただけで「萎えて」しまっているのは私自身だ。

それにしても、俄然水が恋しくなる。私自身、昼食を挟んで2コマ野外にいれば「ドボーン」とプールにでも飛び込みたくなる。陸上競技の授業なのに、口をついて出てくるのは「冷たい水」の話し。そして、関連して出て来るのが、「先生、立命館大学にはなぜプールが無いんですか!?」だ。そして「プールが出来とも聞いていますが、何時できるんですか!?」とも。

確かに、スポーツ健康科学部も開設され、「スポーツのメッカ」たる下地創りが緒についた。そこはスポーツ健康における教育・研究はもちろん、「陸上スポーツ」だけではなく、「水上スポーツ」においても「メッカ」であって欲しい。そうであれば、それに相応しい「プールが欲しい!!」。学生のみならず、皆の願望であるかもしれない。

「今年初猛暑日」の記事を前にして、ついつい、競泳、シンクロ、飛び込み、水球そしてアクアビクスなどなど、正課・課外そして市民にも開放された「水の空間」が現出した姿を思い描いてしまった。        mm

 

 

2013.05.25

日本栄養・食糧学会

  24日から名古屋大学で日本栄養食糧学会の大会が開催されました。
基礎から応用まで、様々な栄養に関する研究発表やシンポジウムが行なわれます。

  エネルギー代謝・運動生理のセッションでは座長を務めさせて頂きましたが、家光先生がコリンサプリメントの効果について、ポスドクの小笠原君がウルソール酸と運動の相乗効果について発表を行い、かなりの注目を集めました。二人ともかなりインパクトのある発表をしていましたので、また立命館大学の名前を知らしめるきっかけになった(?!)と確認しています。
  市民公開講座では健康バンドを使った筋トレを紹介します。
satoshi
nagoya.JPG














会場内での写真撮影がダメなので、名古屋の夜景を一枚。。


2013.05.25

これ何かな?

20130525.jpg
襷のようにもみえるし、ただのわっかのようにも見えます。

実は、これは特殊なシリコンゴムでつくったストレッチ用のバンドです。もちろん、加工、素材によっては、セラバンドのように柔らかく、あるいはジーパンのように堅くすることもできます。

来週の火曜日の午後に、Whitworth Universityで、ATCを目指している学生さんたちが大学の施設見学、 ならびに本学部との交流のために来ます。せっかくの機会ですが、学生と交流できることはないかと考えていたところ、火曜日の授業担当(特殊講義、ATC1,2)をお願いしている桑原先生(ATC)から、ATC2の受講生と一緒にワークショップをします、との提案を頂きました。桑原先生は、メジャーの野球選手にもトレーニング指導した経験があり、そのときにこのようなストレッチバンドを使った、エクササイズを教えていたので、今回、それを授業で行いたい、と申し入れていただきました。バンドは特注で、桑原先生の知り合いの会社で作成してもらいました。

アカデミックラウンジで、火曜日の3限目に行っています。興味のある人は、外からでも眺めてみてください。
























2013.05.24

四国アイランドリーグPlusでインターンシップを行います!!

こんにちは。

BKCは快晴です!!

 

IMG_6262.jpg
今年度からスポーツ健康科学部の学生諸君を対象に、四国アイランドリーグPlusの4チームでのインターンシップを行うことになりました。

 

プロスポーツビジネスが成立するには地域やコミュニティーの協力が不可欠ですし、地域やコミュニティーにとって、地域やコミュニティーのシンボル、アイコンとして、経済的にまた人々の心に活力を与える契機になります。

 

四国アイランドリーグはまさに地域密着型のプロスポーツリーグです。

また、スタジアムに足を運んでくれたファンの皆さんに満足していただくには、「いい試合」はもちろん、エンターテインメント的要素やチームグッズの開発など重要なことがたくさんあります。

それ以外にも、地域やコミュニティーのファンのみなさん、子供たちとの交流も大切なことです。

インターンシップに参加した学生諸君が多くのことを肌で学んでくれることを期待しています。

 

IMG_8849.jpg
来年は四国アイランドリーグPlusの10周年。

記念になるようなプロジェクトも検討中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Bullco

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.05.23

プラス10で健康づくり!

真夏のような天気が続いています。屋外での活動は、こまめに水分補給をとり熱中症を予防しましょう。体が熱さに慣れていないこの時期は、特に注意が必要です。

 

さて、先日アカデミックラウンジにて、独立行政法人国立健康・栄養研究所のM先生をお迎えして「健康づくりのための身体活動基準2013-いつでもどこでもプラス10」の講演会を開催しました。2006年に厚生労働省から、運動基準、エクササイズガイドがそれぞれ発表されましたが、これらの改定版となります。運動基準から身体活動基準に変わった経緯や策定に用いたエビデンス、さらに一般に普及させるためのアクティブガイドの詳しい説明がありました。今後、健康運動指導士が実際に運動指導現場で大勢の対象者を前にレクチャーしなければならない内容です。参加者は、最後まで集中して聞いていました。厚生労働省のホームページに指導者用の「健康づくりのための身体活動基準2013」、一般人向けの「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」の全文が掲載されています(リンク先をクリック)。10分だけでもあいてる時間に身体活動を行うことが、生活習慣病予防や死亡リスクの軽減につながります。これらのガイドラインを1人でも多くの方々に広めることが我々の使命だと思っています。皆さまも、健康寿命延伸のために、ぜひプラス10を実践&プロモーションしていただければと思います。sana

 


miyachi.JPG