[ 2016年04月 ] の記事一覧

2016.04.30

昔、スポーツマネジメント領域、今、スポーツ人文社会科学領域

昔、といっても、6年前ですが、我がスポーツ健康科学研究科博士課程前期課程は、

・スポーツ科学領域
・健康運動科学領域
・スポーツマネジメント領域

の3領域から構成されていました。

当初のスポーツマネジメント領域所属教員が、以下の5名である。この写真、最近、撮りました。

写真


それで、この5人は、今でも、結構仲が良い。

例えば、こんな風に。。。

写真



左側の人は、目がないのではない。細いだけ。。。

あるいは、こんな風に。。。

写真

 

決して、娘と父親ではない。年のため。。。

たまには、こんな人もいる。

写真

 

。。。怯えている、何かに。。。


さて、この後、何を話したかは、残念ながら、ここでは披露できない。(ごめんなさい。忘れました。)
開学当初は、学部生1期生と院生1期生のみであったので、時間が少しはあり、よくいろんな所に行き、研究の話も含めて、5人で懇親を図っていた。

その後、研究科の改革が有った。スポーツマネジメント領域をベースに、スポーツ教育学領域が新たに加わり、現在のスポーツ人文社会科学領域ができあがった。
研究科の改革の中で、従来から、スポーツ人文社会科学に関する研究を進めておられた海老先生、岡本先生、佐久間先生がスポーツ人文社会科学領域に所属されることになった。加えて、スポーツアダプテッドの研究を進めておられる永浜先生、そして、一昨年にはスポーツ教育学・スポーツ哲学・発育発達学の研究を進めておられる上田先生、本年4月には、スポーツ教育学・体育科教育学・教育行政に関してよくご存じの友草先生及び産業心理学の研究を進めておられる杉浦先生をお迎えして、スポーツ人文社会科学領域は、総勢、12名の陣容を構えるまでに成長した。

スポーツ人文社会科学の学問分野に関する守備範囲は極めて広い。そのため、全学問分野はカバーできず、まだまだ、不十分な陣容である。だが、ここに集った教員は、とても誠実で、温かな人間である。学部生、院生の期待に必ず応えてくれます。

現在のスポーツ人文社会科学領域所属教員の懇親会が、今週予定されている。とても、楽しみである。ますます、パワーアップしそうな感じがしている。

スポーツ人文社会科学に関わる学問に関心のある高校生、大学生、どうぞ、スポーツマネジメントコース、スポーツ教育学コース、そして、スポーツ人文社会科学領域に、おいでませ~。

【 智 】

2016.04.29

体育会 主務&学連

体育会の活躍が、HPなどで紹介されています。
選手ばかりに注目が集まりますが、体育会という組織は裏方のメンバ-の支えがなくては、チームの運営ができません。
その裏方を主務とかマネジャ-と呼び、選手たちは頼っています。

男子バスケットボ-ル部の宮川航君(産業社会学部2回生)は、チ-ムのマネジメントを全て担う主務(マネジャ-)です。
温厚な性格なのですが、3回生や4回生に厳しく意見を言える存在です。
上級生らも、「彼がいなくなたっらチ-ムが回らない」と高く評価し、素直に意見を受け入れています。
また部長や監督が怠っている仕事に対しも厳しく指摘してくれます。



宮川君は、部員たちに大人として当たり前のモラルやマナ-を言うこと、一人マネ-ジャ-で仕事が回らないことに職務怠慢と部員から言われることが本当に悔しいと言います。
しかし、様々な企画等を計画し実施していく楽しさや、他大学はじめ多くの社会人の方々と接し、成長できることが楽しいと言います。

以前は、マネジャ-(主務)=雑用(水の用意)といった見方をされてきましたが、近年は「チーム運営の要」と高く評価されるようになってきました。
しかし、部員数の少ないチ-ムでは選手がマネジャ-を兼務しています。特に部費の管理運営は難しく、選手兼務では大変な仕事です。

続いて、全ての体育会運動部には学連担当(学生連盟)という仕事を担っている仲間たちがいます。男子バスケットボ-ル部の川内菜津美さん(情報理工学部2回生)は、週に3~4回程度、大阪の天満(学連事務所)まで通い、リ-グ戦はじめ多くの試合の準備に取り組んでいます。寄付や広告を集め、試合会場の確保から運営まで全て担うスポ-ツイベント会社の仕事をしています。特に1部リ-グに所属する学連担当者の役割は大きく、責任が重くのしかかってきます。ところが体育館で練習する選手と接する時間が短いことから、どうしても選手との関係が薄くなりがちです。川内さんが頑張ってくれているのから、公式試合に出場できることをチ-ム全体で理解する必要があります。



今回紹介した二つのポジションは仕事量が多すぎるし、注目されないことから、マネ-ジャ-になってもチームを辞めてしまうケ-スも多く見られます。
彼らの成長のためにも部長や監督は、主務や学連担当者の仕事内容、気持ちを十分に把握しアドバイスしなければならないと思います。
コ-チング等の授業で、多くの運動部のマネジャ-を紹介し、大学スポ-ツの実態や課題を議論したいですね。

2016.04.28

生体医工学会大会

昨日、富山県で開催された「第55回 日本生体医工学会大会」に参加してきました。



生体医工学というのは、医学に工学技術を取り入れて、生命現象を明らかにするとともに、診断や治療に有効な手段を提供する、新しい専門分野です(日本生体医工学会のHPより)。医療機器の開発もこの領域の役割の一つです。医学と工学の融合分野ですので、学会員も医療系、工学系の研究者が入り混じっています。「スポーツ健康科学とは、あまり関係ない?」と思われるかもしれませんが、スポーツ健康科学部の施設をみれば一目瞭然。MRIやモーションキャプチャなど、学部/研究科の実習や研究に使われている機器のほとんどが生体医工学分野の機器といえます。このようにスポーツ健康科学と生体医工学の関連は密接です。




私の研究室からは、大学院生のМ君が「多点電極表面筋電図を用いた動的運動時における神経支配帯位置の推定」というタイトルで発表しました。運動中の筋の力発揮を正確に測ることにつながる研究です。ポスターを用いた発表で、参加者にも興味を持ってもらったようで、活発な質疑応答がなされていました。



今後の研究にとっても有意義な発表になったのではないかと思います。

naru

2016.04.27

消費者のこころを掴むのはどれ?

さて、みなさんなら、どのネーミングがいいと思いますか?

    「 いちご けずっちゃいました♡ 」
    「 イチゴ けずっちゃいました♡ 」
    「 いちご 削っちゃいました♡ 」
    「 イチゴ 削っちゃいました♡ 」
    「 苺 けずっちゃいました♡ 」
    「 苺 削っちゃいました♡ 」

 これは、先週末行われた毎年恒例の新歓祭の準備中、話し合いの黒板に並んだ店名です。
 準備段階では、何を売るか、どんな店名にするか、どんな容器に入れて、どんな看板をつくるか…いろんなことを学生たちが話し合って企画していきます。

 実は、最初は「愛の削りいちご」が候補に挙がっていたのです。その後、「愛のアイス」「 i ♡ 愛 ♡ アイス」…と続き、「いちご 削っちゃいました♡ 」が登場。すると、ある学生が「削っちゃいました、は“ひらがな”が良さそう」と発言。みんな、それに食いつき、板書に店名一覧が登場することになりました。

 いよいよ多数決。


その結果… 「 いちご 削っちゃいました♡ 」 が一番多かったのでした。 (実はこれがbefore)

そして、当日。


…… ん!? 「 i ♡ 愛 ♡ ice 」に変身!(これが本当のafter)

【表紙写真と合わせて】 首から下げているミニ看板をまじまじと見ると、小さく…(見えますか?見えにくいほど小さく) 「 いちご 削っちゃいました♡ 」の文句が。
学生が準備中にどれほどワイワイガヤガヤやりとりして仕上げたか、想像するとおもしろくなります。

ippo

2016.04.26

インターンシップ・サービスラーニング

本日、本年度のスポーツ健康科学部のインターンシップおよびサービスラーニングのガイダンスが行われました。この2つの科目は、どちらも学部のカリキュラムのなかでは、専門科目のなかのキャリア形成科目として開講されるものです。
スポーツ健康科学部の連携プログラム



スポーツ健康科学部のインターンシップは、国内・国外併せて約30ヶ所以上の連携研修先を持ち、学生はこれらのなかから、将来のキャリア形成に役立てる目的で研修先を選び、長期休み等を利用して研修を行います。一方、スポーツ健康科学部独自の専門科目となるサービスラーニングは、周辺地域における教育委員会等6ヶ所の連携研修先を持ち、将来のキャリア形成のみならず、研修先となる地域において求められている支援を行うとともに、研修先がもつ現場の知を得ることで日頃の大学での学びを深化させることを目的に実施されています。
どちらのプログラムも、受講生が自らの意思で大学から国内外の社会へ飛び出し、積極的に学びを展開するアクティブラーニングが期待できる科目でもあります。

この2つの連携プログラム科目は、基本的に2回生以上を対象としていますが、この日の説明会には、200名を超える多くの学生が参加しました。
また、多くの連携研修先のなかから、地元の滋賀県障害者福祉センター様、および滋賀県草津市教育委員会様もご同席いただき、インターンシップ・サービスラーニングにおける学びについてご説明をいただきました。さらには、昨年度のサービスラーニングの受講生らが昨年度の学びの様子を報告してくれました。
限られた時間でありましたが、参加した学生も非常に熱心に聞いていました。






これらのプログラムを利用して、多くの学生が、大学を飛び出し、国を飛び出し、積極的な学びを展開して、また大学にその学びを持ち帰ってきてくれることを大いに期待したいと思います。


※後記
桜の花が散り少し寂しくなったところで、大学周辺の街路や住宅の庭先では「ハナミズキ」が目を引く美しさを誇っています。このハナミズキは別名「アメリカヤマボウシ」といい、原産国は北米の東海岸で、100年以上前、我が国からアメリカへ桜が送られた際に、その返礼として送られた花なのだそうです。いまではすっかりそれぞれの土地に根付き、両国の友好の印となった桜とハナミズキですが、スポ健の学生もそれぞれの海を渡って(Beyond Borders)世界に羽ばたき、美しい花を咲かせてほしいと思います。


【ken】

2016.04.25

百黙一言

 先週、修士課程を修了したN塚君が研究室を訪ねて来てくれました。大学院をでた後に、医療機器メーカーに就職して、営業として頑張っています。現在は、本学部にも納入されている呼気ガス代謝装置のセールスを中心に、関西地域を営業しているようです。学会の企業展示も担当しており、スポーツ健康科学研究科での学びを、仕事でも活用できているように聞き、嬉しい気持ちになりました。


 写真のように、地元の銘酒をいただきました。「百黙」という名前がついています。ネットで検索しますと、「百黙一言(ひゃくもくいちげん)」という4字熟語がでてきました。意味は、普段、寡黙な人が、ぽつりと一言発する言葉は、鋭く的を射て、聞く者に強い感銘を与えるということ。この意味から考えてみると、じっくりと落ち着いて仕込まれた作品で、かつ鋭い味わいを持つ、ということでしょう。
 修了生から、「じっくり黙して考えて、切れ味のある一言で教育研究をしなさい」と宿題を頂きました。味わいながら、宿題に答えられるように黙考してみます。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 先週、ゼミの3,4回生ならびにM1の合同でコンパがありました。3回生との親睦、これから世話になることが多いM1とも懇談することをねらいに4回生のゼミ長が企画しました。さらには、4回生のClean Water君が5月から10ヶ月ほどイギリスへ留学することの歓送も含めていました。Clean Water君は、愛知県の高校出身で、彼の恩師は本学出身で野球部でも活動していました。学生時代に出会い、大学院進学の相談にものったりしました。卒業生が教員として活躍し、その教え子にまた巡り会うことができ、“2代続けて”指導に関われるのは本当に素晴らしい出会いと巡り合わせです。さらに3代目まで続けば、と密かに期待しているところです。

【忠】

2016.04.24

アメリカのフィットネス事情

今回はアメリカのフィットネスクラブ最大手
24 Hours Fitnessを紹介させていただきます。
24 Hours Fitnessは店舗数400以上で
18,000人の従業員を抱えた、現在世界No1のフィトネスクラブです。
なんと日本にも東京や大阪を中心に27店舗あるのだそうです。
知りませんでした...

先日このフィットネスクラブに入会しました。
入会はウエブ上で簡単に行うことができます。
私が入会したのは6か月間のプリペイド会員で
全てのフランチャイズが利用できます。
値段は400ドルほどですので日本のフィットネスクラブよりは
少し安いかもしれません。



私が入会したワイキキ店はカラカウア通り沿いで
ビーチの真ん前という素晴らしい立地条件です。
ランニングや自転車を漕ぎながらサーファーの姿を見ることができます。
入場手続きはカードレスで電話番号の入力と指紋認証のみです。
フリーウエイトやマシンはかなり充実しています。
ロッカールームはシャワーのみで、ロッカーには
自前で用意する南京錠をかけてロックします。
会員のほとんどが地元の人のようです。



今はベンチプレス、マシン等で筋トレをしたり
ウォーキングや自転車を長めに漕いだりしています。
パーソナルトレーナーがかなりいて
会員の方も積極的に利用されています。
グループエクササイズにも是非チャレンジしたいと思います!

Good day!

sana

2016.04.23

慣れましたか?


 4月当初に咲き誇っていた桜が、葉桜になりつつあります。【写真】





 それから、「もう、3週間!」、「まだ、3週間!」、皆さんは、どちらの感想を持ちでしょうか。


 実は、スポーツ健康科学部・同研究科のインテグレーションコア6階から、琵琶湖が見えるんですよ。写真の中央に、堂々と横たわっています。




 私は、着任して、7年目に入りました。インテグレーションコア6階から琵琶湖が見えることに、大変驚いたことを覚えています。
 皆さんは、新しいクラス、新しい後輩・先輩、新しい環境に驚いたことがあったでしょうか。もう、新しい環境に慣れたでしょうか。

 この「慣れる」というのは、良くもあり、悪くもあるかな、と思います。
 さて、良い面ですが、慣れていくことによって、仕事がはかどったり、ドキドキしなくなったりしますね。安心して、様々なやりたいことに没頭できます。
 悪い面、は如何でしょうか。ルーティンワークとなってしまい、新たな創造や新たな発見ができにくくなる、ということもあるでしょうね。
 人間は、場所や人間関係などの新しい環境に入った時には、素晴らしい感性を発揮して、その新しい環境を注意深く見ます。そして、それが新たな創造や発見を生み出します。でも、ずっとその環境にいると、「慣れて」しまい、新たな創造や発見を生み出すことを停止します。そのような特徴を持っています。
 同じ場所や人間関係であっても、常に注意深く見る人は、新たな創造や発見を生み出すことが可能です。
 さて、皆さんも、新たな環境で気づいたことを心に刻み、そして、常に注意深く物事を観察して、新たな創造や発見を生み出してくださいね。

 写真は、インテグレーションコア6階から臨む夕暮れの琵琶湖

【 智 】

2016.04.22

ジュニアコーチングNO1

暖かくなり、ジュニアスポ-ツの試合も活発に行われています。
先日、自宅近所の公園(グランド)で少年野球の試合を観ていました。
試合前にはしゃぐ子供もいれば、緊張している様子の子どもたちもいました。
子どもたちの緊張度は、ポジション毎に緊張度は違うのかな?それとも性格なんかな?と考えていました。

子どもたちの様子も気になるのですが、それ以上にご父母や監督・コ-チの動きが気になって観ていました。
全てのチ-ムに付き添いのご父母が来ておられます。
送り迎えだけでなく、チ-ムの集合場所にテ-ブルを置き飲料水やお菓子などを準備しておられるのです。
キャンプに来ているような雰囲気のチ-ムもありました。
特に監督やコ-チに飲料水を配っておられるご父母の姿に驚きました。
研究に戻って、ゼミ生に聞いてみると、このような監督やコ-チへのお茶出し儀式は高校でも同じだと言います。
強い高校になれば、OB会の役員にもお茶出しをするそうです。



また子どもたちの試合を観ていて興味を持ったのは、監督やコ-チの態度です。
写真のチ-ムは、監督やコ-チが生徒と一緒に立ってプレイする選手を応援しています。
この姿が普通だと思っていました。
ところが、ほとんどのチームの監督やコ-チは、選手を立たせ、自分たちはキャンピング用の大きな椅子にドンと座って厳しい口調で采配を振るっているのです。
「俺は、監督だ! 俺は偉いんだ!」と言っているように見えてしまうのは、自分だけなんかな? 

私は、ジュニアの指導においては、プロコ-チのような態度は慎むべきだと思っています。
少なくとも控えの選手を立たせるならば、自分たちも立って指導するべきだと思います。

また、禁煙場所で平気で煙草を吸っている監督やコ-チも少なくはなかったです。スポ-ツを通じて社会性を教えていくべきなのに、グランド横で喫煙する指導者は子どもらに社会性をどのように教えているのでしょう~。
「社会性=監督やコーチへの挨拶」と考えているのではないでしょうか?


2016.04.21

文武両道

1週間ほど前、立命館大学のホームページの「+Rな人」で、この春にスポーツ健康科学部を卒業した西野有香さんが紹介されました!


(画像をクリックすると、上記のHPが開きます。)


西野さんは、現在、なでしこ2部リーグのASハリマアルビオン(兵庫県姫路市)で選手として頑張っています。西野さんは、私の研究室(ゼミ)の卒業生でもあり、上記「+Rな人」での紹介でもあるように文武両道に秀でた学生でした。

スポーツ健康科学部は、スポーツや運動が大好きな学生が他の学部と比較しても多く在籍しています。一方で、「スポーツさえトップレベルで活躍しておけばいい。」という学部ではありません。そういう意味では、文武を両立している学生がたくさんいて、西野さんは、その代表の一人だといえます。

ちなみに「文武両道」という言葉は本来、文事と武芸の両面という意味です。
よく学校などで使われる場合は、文事=学業、武芸=スポーツという形でとらえられることが多いと思います。西野さんの場合は、「武」の方は、サッカーで、そのレベルは所属からもわかります。「文」の方は、なんと「立命館大学西園寺育英奨学金」の受給者にも選ばれています。立命館大学には様々な奨学金制度がありますが、この「立命館大学西園寺育英奨学金」は成績優秀者の中から選ばれます。また卒業論文は、「スポーツ健康科学会 優秀卒業論文賞」に選ばれました。

サッカーと学業の両立は時間的にも、体力的にも大変そうでしたが、最後まで頑張ってやり遂げました。

学部で学んだことを活かして、今後もサッカー選手として、社会人として、頑張って欲しいです!

naru