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2019.08.20

教学実践フォーラム

こんにちは、かわいです。


「論理的思考力・探究心」を育てるアカデミック・ライティング

― 言語の枠を超えた「書く」指導のあり方 ―

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というフォーラムが催されました。ライティングは、大学教育に携わる

人の共通の関心事で、会場は非常に盛況でした。


議論は盛り上がるのですが、どうすれば、学生たちが

「論理的思考力・探究心」を育てるアカデミック・ライティング

ができるようになるのか、という点については、難しい課題だという

点より先に進めませんでした。


報告があった社会科学系の学部では、基礎演習25クラスで

学部の教員が共通の素材を用いてアカデミック・ライティングを

教えておられます。1つの科目だけでなく、複数の科目で、

さらには正課内だけでなく、正課外でもライティングをサポート

していくことが大事だという方向で議論がまとまっていきました。


大事なことは、

第一に、学部として学生にライティングの型を提示し、

それがマスターできるような機会を構造的に用意していくことだと

思いました。

その前提の上で、第二に、学生にフィードバックを行なっていくこと

が重要だと思います。今年度、2回生向け科目で、担当されている先生と

連携して、学生のレポートにフィードバックをしたところ、学生たちの

反応は上々で、いい機会になったようです。


効果的にフィードバックを設けることで、彼らのアカデミック・ライティング

の力を向上させることができるかもしれません。それはさらに、探究・研究

の基礎ともなることでしょう。


いい循環が回るにはどうすればいいのか、悩ましい課題です。



かわい



2019.08.13

スーパースポーツプログラム@立命館BKC

スーパースポーツプログラム発表!


こんにちは、かわいです。

8/6-7と、先週案内の通り、スーパースポーツプログラムを高校生が体験する

2日間でした。


最後の「2030年に(までに)、スポーツ健康科学分野でどんな挑戦をしたいか」

では、


 (kawai)20190807


スポーツ科学に基づくランニング・シューズの開発からランニング大国へ

AIウェアでスポーツを科学する

IoTを生かしてスポーツ指導する新しいコーチング

パラリンピックの途上国開発による普及

バイアスに反応して指導者へフィードバックする

完全食品による生活習慣病予防

スマートウェアで暑熱環境下でのパフォーマンスの分析

日本ではじめてのスポーツ・ファーマシストへ


といった刺激的なテーマが充実した内容で聞かれました。


彼らには、自分の「未来」を自分で切り開いていって欲しいと言葉をかけました。


調べれば調べるほどわからないことが出てくる中、怯まずに、

知識でたたかっていけるよう期待してやみません。



かわい



2019.08.06

スーパースポーツプログラム

こんにちは、かわいです。

6月のことになりますが、スポーツ健康科学部が展開する高校生向けのプログラムの1つ(スーパースポーツプログラム)で講師を務めました。このプログラムは、立命館のスポーツ健康科学部と早稲田塾さんが一緒に進めるものです。


プログラム全体の初日で、高校3年生より12年生が多いということもあり、

大学での学びとは何かを問いかけました。


立命館大学が、「未来」を大事にする大学だということを説明しました。


高校生の彼らが思う大学での学びは、

「自分のやりたいことを探求できる」

「学びたい関心や研究テーマに沿って、学ぶことができる」

「自分で問題を発見して、解決していく」

「学んできた知識を応用して発揮する」

「様々な人と出会い、多様な人間関係の中で学ぶ」

といったものでした。


大学での学びは彼らの期待に応えられているだろうかと背筋が伸びる思いです。

高校生の不安と期待が共存する場で、どれだけ彼らを触発できるかはこちらも

緊張感があります。


 (kawai)20190805


スポーツ健康科学についても触れつつ、初回でもあったので、

自分の目的・目標を考えるセッションとし、

最後には1人ずつ、語ってもらいました。


「楽しみたい」

「人生に悔いなく生きたい」

「誰かに影響を与えられる人になりたい」といった将来を見通した目標から、


「日本サッカーを強化したい」

「バスケットボールを世界レベルにしたい」

「ラクロスでオリンピックメダルが取れるように」

「障害者水泳プログラムをつくりたい」

といった社会貢献する意識の高いものまで、多様な目的が語られました。


彼らは今週、BKCにやってきて、充実した実習プログラムに参加すること

になります。スポーツ健康科学部の施設とそこで取り組まれている研究に

驚く経験が待っているはずです。


今回のセッションの時点では、

彼らの思いがまだまだ言葉になっていないとフィードバックしました。

もっと自分の経験をふりかえって、自分の思いと向き合って、目標を深く深く

考え抜いて欲しいと思います。


未来を拓いていってほしいと期待を伝え、どんな未来を創っていくのかと問いかけ

てセッションを終えました。


かわい

2019.07.30

アイデアソン実施

こんにちは。かわいです。

アイデアソンを実施し、学生にアイデアを出してもらいました。


 (kawai)20190730

・地域との交流がないところで、大学生によるテニス教室を実施

・学内リユース・フリーマーケット

・大学寮

・休み方を学ぶセミナー

・ブラック企業に捕まらない、No more ブラック企業!セミナー

・地域の小学校守り隊

・地域の子どもたちと朝食を一緒に

・ピア・サポート部


自分のためだけのアイデアではなく、周りの人々のためのアイデアを

考えてくれてよかったなと思っています。とても面白いアイデアが

たくさん出てきました。

アイデアソンコンペがあれば、かなりいいアイデアが出てくるかもしれません。


アイデアを考えるときに、そのアイデアの実現する前(Before)と

実現した後(After)を具体的に書き出してもらいました。


そこから、学生たちが、思いの外、交流できていないことが透けて見えました。

大学生は多忙化が進み、じっくりと人生を考えることができなくなっているの

かもしれないと危機感も感じます。


大学では、「挑戦をもっと自由に」アイデアを考え、実行し、新しい経験を

積んでほしいとの思いを強くしました。


その一方で、学生の皆さんは、自分たちが助けられた経験と自分たちもサポート

したいという思いを持っています。

自分は助けている、勇気を与えていると思っていたら、自分のほうが勇気を

もらっているという奥深い経験が人と関わる中にはあります。

(前回の『ノーサイドゲーム』にも。)

経験の中から深く学んでいって欲しいという思いも強くしました。


かわい


2019.07.23

アイデアソン

こんにちは。河井です。


大学生の重要な学びの1つに視野を広げるとか、自分とは異なる立場に立つということがあります(社会的視点取得Social Perspective Takingと呼ばれます)。知識の体系的な核とも重要な成長です。しかし、知識をどう使っていくのかという問題に直面するときに、視野が狭くてはうまく使えません。また、自分中心の世界観で自分とは異なる立場の考えに広く開かれていないと、知識を良く使うことはできません。こうした意味で、自分自身の視野を広げるということは、大学生の重要な学びです。


視野を広げるということと、アイデアを出すということに緩やかな結びつきがあるような気がしています。企画立案やアイデアコンテストに挑戦することは、大学生にとって、刺激的な経験になるように思います。


アイデアを出すということについては、梅棹忠夫(1969)『知的生産の技術』(岩波新書)や川喜田 二郎 1967)『発想法―創造性開発のために』(中公新書)という知の財産があります。


最近ですと、アイデアソンという言葉をよく耳にするようになりました。

須藤順と原亮さんによる『アイデアソン!: アイデアを実現する最強の方法』という書籍が徳間書店より2016年に刊行されております。アイデアソンとは、アイデアを出すということとマラソンを掛け合わせた言葉のようです。


アイデアを出す経験を通じて、自分とは異なる考えに向けて自分の世界を広げていくことは楽しいことだと思います。学生の皆さんにも楽しんで成長していってもらいたいです。


 (kawai)20190723


かわい


2019.07.16

立命館宇治高校WWL委員会



こんにちは、かわいです。

先週末、立命館宇治にて、WWL委員会会議に参加してきました。WWLでは、グローバルな共同経験学習とキャリア教育と探究型学習とが束ねられて進む可能性のある取り組みです。


 (kawai)20190716


授業では、自分の知らない自分を発見することを狙いとして進められていました。10クラスがこの形式のアクティブラーニングを安定的に運営しているところにこれまでの立命館宇治高校の先生方の取り組みの力強さが現われています。


この取り組みの柱となるコア探究では、生徒が疑問作りのトレーニングを積んできているとのことです。先生方が、ご自身の教える教科について、「なぜその教科を学ぶのか」を熱く語る、しかもそのための準備として先生同士でプレゼンしあっているというではないですか。とても意欲的な取り組みで、Challenge your mind Change our futureの精神が現われた取り組みだと思いました。


そして、そのような先生方の挑戦が生徒を揺さぶるのだと思います。自らを問い直し、変容に開かれてあることが、学習者の成長という変容を引き出す可能性のある唯一の道だと思います。


ここには、相互性の原理が横たわっています。授業でエリクソンの次のような言葉を紹介します。「家族の構成員は、乳児の存在に順応するように自らを新しく方向づけねばならないので、彼らは諸個人としてもグループとしても成長しなければならない。家族が乳児をコントロールし育てると言うことが正しいのと同様、乳児が家族をコントロールし育てると言うことも正しい。つまり、家族は、乳児に育てられることによってのみ、乳児を育てることができるのだ」(Erikson 1968: 96 


家族を教え手に、乳児を学び手に読み替えて、次のように言えるのではないでしょうか。


教え手は、学び手に育てられることによってのみ、学び手を育てることができるのだ


立命館宇治高校での続く挑戦に伴走していけるよう、私も問われていると痛感しています。


その会議の後、学生たちがBKCでキャンプ実習に取り組んでいたので、ひょっこり行ってきました。カレーができたタイミングで、美味しく楽しく過ごさせてもらいました。nao先生、Akiko先生、学生のみなさん、ありがとうございました。詳報は木曜日を待ってください!


かわい


2019.07.09

JPFFシンポジウム AI時代の大学教育への考察

こんにちは。かわいです。

6月の末に仕事で全国私立大学FD連携フォーラムのシンポジウムに出席してきました。

文部科学省高等教育局の高橋氏による「大学の将来を考える」と題した講演を聞いて勉強してきました。


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201811月に「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」答申が出されました。大学の教育・研究をめぐる日本社会全体の方向性を示したものです。講演でも触れられましたが、この20年あるいは30年近く、大学は教育改革に取り組んできており、その筋道に沿った多岐にわたる点がグランドデザインに盛り込まれていると思います。


大学は、社会から、あるいは文部科学省から、「●●をせねばならない」「■■をしなければならない」とせき立てられるように改革が進められてきました。講演の中で、大いに共感できたのですが、大学はかなり改革に取り組んできており、そのことを社会に理解してもらわなければいけないと述べられました。


言い換えれば、大学は、社会との間に信頼関係を築かなくてはならないということでしょう。現在、スポーツ健康科学部・研究科では、10年を節目に、将来ビジョンを策定・議論し、研究・教育・社会貢献を新たに創出するべく奮闘中です。


スポーツ健康科学部・研究科では、卒業していくときに「自分はこんな成長を遂げられたんだ」と学生自身が自信を持って宣言できるような学部・研究科にしていければと思います。入学時のプロフェッショナル宣言を卒業時に発展させるようなことも有効に思いました。


とはいえ、簡単な道ではありません。授業で全国の大学生調査の結果を示したところ、「専門的知識を身につけられたと感じているものの、自分の実力は十分ではないと感じているのではないか」と学生から指摘されました。


しかし、次の点は見定められていません。

・実際にどこにどのようなギャップがあるのか

・学生が自覚しているギャップは何で、自覚していないギャップは何か

・そのギャップは卒業前でまだ経験がないからギャップに見えているのではないか、

また逆に実力十分と見ているが実際には不足しているギャップは何か


高橋氏の説明によると、「学生が、大学において学んだ成果を、自ら説明できるようになること」が方向性として目指されています。学生が説明できるようになるためにも、学部の教職員として、考え、議論を尽くすよう努めたいと思います。


かわい


2019.07.02

ピッツァ


こんにちは。かわいです。

ピッツァです。

 (kawai)20190626


BKCの食マネジメント学部の石田先生のお招きにあずかりました。


窯をイタリアから持ってくるという本格のピッツァで、生地もチーズも

本当においしかったです。


BKC食マネジメント学部には、真のナポリピッツァ協会から寄贈されたピッツア窯

があるのです。開設1周年記念の場でした。

http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1098


経済学部の先生もいらっしゃっていて、交流できました。

食マネジメント学部の学生さんが焼いてくださったり、先生が焼いてくださったり、

見事な手さばきで、あっという間に美味しいピザが!

焼いてくださった学生さん達に御礼です。


衣笠からは、イタリアからの留学生が来ていたり、今度イタリアに留学する学生が

来ていたり、近隣の大学からも人が来て、総勢30名ほどの会で賑やかに楽しく

ピザをいただきました。


食をめぐる交流ですね。とにかくおいしかったです。


かわい

2019.06.25

研究相談&レポート相談・デスク開設

こんにちは、かわいです。


スポーツ健康科学部では、BKCの経済学部・食マネジメント学部とともに、

学生のライティングをサポートする活動を展開しています。


書くということは、それまでに読んだこと、考えたこと、聞いたこと、

学んだことを結晶化させることです。書いていくプロセス自体にも、

学びがあります。自分が書いた文章を印刷して、読み直し、吟味し、

読み手に伝わるかどうか考え抜いて欲しいと思います。

そのプロセスで、批判的思考力や多元的思考力といった考える力が

養われます。


レポート課題について、不安に思う学生さんもいることと思います。
「レポート課題が出たけれども、何をどう書いたらいいかわからない」
「レポート課題を書くために、何を調べたらいいかわからない」
「レポートのルールって何があるのか」
気軽に相談に来て欲しいと思います。サポートデスクを以下の日程と場所で開催します。

スポーツ健康科学研究科で研究に取り組む大学院生さんとお待ちしています。


6/25 7/2 7/ 9 7/16 (火) 16:20-17:50 @図書館・ぴあら(アクロス2F)

 (kawai)20190625

スポーツ健康科学部では、少なくない学生が、学部生の段階で研究活動に取り組んでいます。

大学教育の研究の世界でも、学生が力をつける教育活動として、「研究活動に取り組むこと」

が挙げられているほどです。研究の世界に足を延ばすことで、今学んでいることの意味も

より深くつかめることでしょう。


先輩方、+R奨学金に取り組んだ学生さんの中には、1回生から、先輩や先生方に助言を

いただきながら、研究に取り組んでいます。


サポートデスクは、

「自分も何か研究に取り組みたいんだけれど」

「先輩の研究を聞いてみたい」という学生さんの相談ブースでもあります。

ぜひ、足を運んでみてください。


かわい

2019.06.18

学習支援セミナー

こんにちは。かわいです。


先日、部活の1回生向け学習支援セミナーに参加してきました。

今の4回生が1回生の時に頑張っていた姿を思い出して伝えてきました。

やる気になってくれると嬉しいです。彼らの姿を見て後進もまた頑張ってくれることでしょう。

(教育学や心理学では、世代継承性と呼ばれます。generativityの訳語です。)

 (kawai)20190618


セミナーでは、次のポイントが強調されていました(セミナーの内容は文学部の先生譲りです)。

・「これから何が起こるか」が分からないことをするのは非常に疲れる

・「今から何があるか」「これからどうなるか」が分かっていれば、疲労感も疲労も大幅に減る


そこで、受講生に「試験は何科目かな? レポートは何科目かな?」と質問が投げかけられました。

「やばいやばい」、「え、何科目やっけ?」、「6?7?」、「試験の日程っていつわかるの?」

と大相談会が発生しました。


彼らは、部活も学業も両方頑張っていて、かなり慌ただしい日々を送っています。

だからこそ、セミナーを機に、「これから何が課題としてやってくるか」を把握して、自分で自分の

大学生活のハンドルをしっかり握っていってほしいと思います。


今日すべきことは何か、この3日間でしないといけないことは何か、この1週間の課題は何か、

次の1ヶ月で全部でどれだけの課題があるのか、と洗い出して細かくスケジューリングして

日々過ごしてもらえればと思います。その計画する能力自体が、これからの時代と社会で重要な能力

となると思います。


と言いながら、

今日中にしないといけないことが今日中に終わらないことが判明して頭を抱えている午前中です。

学生たちと一緒にガンバリマス