[ Tue ] の記事一覧

2019.10.15

授業でのあれこれ(1)

こんにちは、かわいです。

後期は、新しい授業が2つと、受講生に合わせて授業の流れが変わる授業が1つ

ある関係で、準備に追われています。

(というわけで、ブログは短くなります、ご容赦ください。)

(あと、ラグビーとバレーの応援にエネルギーを注いでいました。)

 (kawai)20191015

夏の間に準備が完了している!、、、などということはなく、毎週準備で勉強です。

副産物もあり、自分自身にとっても、気づかされることの多い実験を取り上げたり、

エピソードを紹介したり、理論的な説明を試みたりと、ぐちゃぐちゃしています。

(こういうプロセスを孵化(インキュベーション)と名付けられています。)

(何も生まれなくても、インキュベーションと呼べるのかどうかわかりません)


授業中も、「よくわからないんだよな」と何度か口にしていますが、謎が多いです。

例えば、記憶についての話題を紹介しています。


間隔をあけて復習するのがいいとか、自分で自分にテストするのがいいといった

ことはおおむね合意が得られています。が、ある方法とある方法を比べる実験は、

条件が込み入ってくるからかあまりなされないようです。

しかも覚える対象が、変われば真反対の結果も出ることがあったりして、どう整合

的に理解すればいいのか謎です。


疑問が尽きないどころか、謎に遭遇する日々ですが、学生の皆さんに

「日々、疑問をもって考えましょう。単なる疑問ではなく、考えたくなるような謎

をときましょう」と言っている身としては、しっかり考えねばなりません。



同僚の先生が紹介しれくれた本の中で、研究を指導する際に、

「それは疑問だけれど、謎ではないね」

「そこに疑問はあるが、謎はないね」といった

コメントがされると聞きました。


大学の中での学びと研究者の知的探求がつながっている、というより、

研究者の知的探求につながるように大学生の学びを実現できるかどうか

が大学の教育を考える上で大事になるのかもしれません。


かわい

2019.10.08

図書館ぴあらと卒論指導

こんにちは、かわいです。


前期、ライティング・サポートデスクが設置された図書館ぴあら

に来ています。


今はまだ、学生さんが多くなく、仕事するにはいい状況です。

個人的には、学生さんがワイワイ話している中で作業するのも好きです。

 (kawai)20191008

先週は、卒論の中間発表があり、学生たちは、調査計画まで発表しました。

中間発表の相談もぴあらでしていました。研究室は、本が近くにあるのが便利ですが、

プリンタやホワイトボードがあるのが、ぴあらのいいところです。

ホワイトボードに色々図で書いて説明したりしながらアドバイスしました。


中間発表でコメントしたことを思い出しますと、
【背景ー目的ー方法ー結果・考察を筋の通ったものにする】ということが大事になってきます。

細かく、最初の背景では、
1)「なぜその研究をする意義があるのか」「なぜその研究をする必要があるのか」
という<大きな背景>を示し、
2)その上で、研究で用いる概念(キーワード)や調査項目、分析方法に関わる先行研究や用語解説をする

その上で、目的では、
1)問題意識のような大きな目的(信頼関係に基づくコミュニケーションを行う必要がある)も示した上で、
2)研究目的(具体的に、”この”研究で何を明らかにするのか)へ絞り込みます。
*この時、研究目的を表す文には、方法や結果・考察で触れる重要なキーワードを盛り込んだ文章にする
 また、研究目的でいきなり重要なキーワードが出てくるのではないように背景と先行研究で十分に
 前振りとしておく。

方法では、
1)なぜその方法を用いるのか
(なぜその調査項目を用いるのか)について説明できるよう理由や根拠を持っておくことが大事です。
2)その目的に対してその方法が妥当なのかをしっかり説明できるようにして欲しいです。
(他の方法ではなく、なぜ”その”方法なのかを説明できるようにする。
 また、その方法で目的に答える結果が得られそうかを吟味する。)

以上のようなことが重要なポイントだったと思います。最終文章で仕上げていく過程でも、
全体の構成を前後に行ったり来たりしながら、論理をつなげていくことで、
卒業研究が彼らの力になってくれればと思っています。

危うく、週末のラグビー(サモア戦)で熱狂しすぎて、今週の卒論相談のことを忘れるところでした。
あれだけ激しいスポーツでフェアプレーができるかどうか、優れたパフォーマンスが発揮できるかどうか
は、メンタルやその人の人格や生き方みたいなものが浮き出てくるように感じました。
それにしても、すごい迫力でした。

かわい

2019.10.01

SSP研修会

こんにちは、かわいです。


朱雀で行われたSSP研修会に参加してきました。

BKC、衣笠、OICから40名以上の学生たちが参加していました。

2日間にわたって充実した活動プログラムでした。


以前に紹介いたしましたが、SSPのピア活動は、学生による学生支援活動

で、さまざまな活動を生み出していかんとするエネルギーに満ちています。


全てには参加できませんでしたが、「自分の学習スタイルを知る」

「自分の価値観をふりかえる」「コンセンサス(合意)形成」といった

セッションを経験していました。


「私を生かすコミュニケーション」というセッションに参加しました。

最初に、コミュニケーションについてのクイズに各自で答えてから、

グループで話し合い「グループとしての考え」を決定するという流れでした。


コミュニケーションをめぐっては、たくさんの難しい問題があります。

学生のみなさんも、どうすればうまくいくのか、何が課題かといった

ことをめぐって、議論を白熱させていました。


今日の経験をこれからの日常のピア・サポート活動に生かしてくれる

と思います。とくに最後、各キャンパスに戻ってから、それぞれの

ビジョンを考え合う時間はすごい白熱でした。


 (kawai)20190930


今後も、SSPのピア・サポート活動が活発になっていくことでしょう。

伴奏していければと思います。


かわい

2019.09.24

2019年秋学期に向けて

こんにちは。かわいです。


今日は、あいにくの曇天です。

 (kawai)20190923


秋学期に向けて、不安と期待が入り混じった日々を過ごしております。

ともかくばたばたしているのは授業の準備で、新しい科目が2つ始まるのと、

卒論がどうなるのかでおろおろしています。


つい先日、新任教員FDプログラムで、ベテランの教師の先生の講義で、

「教えたいことがあるから教えるだ」とおっしゃっておられました。


なかなか、そこまで思うことは難しく、

「こちらが教えたいことも、学びたいこととは限らないしな」とか

「教えても、面白いと思ってもらえるだろうか」といった不安でいっぱいです。


今日、キャンパスにぼちぼち学生さんがたくさんやってきています。

ふとした瞬間に、不安でいっぱいなのは、教員だけじゃないよなと

思いました。また、不安はいいけど、学生に顔向けできないような

ことはまずいよなとも思いました。(だから不安にもなるわけですが)


前に書いた論文の中でも、大学では、学生は責任を持って学びに取り組み、

学生の「わかりたい」という知的欲求に応える場を実現できるよう教職員は

教育をつくっていかねば、といったことを書きましたが、それでも不安は

つきません。


不安なのは、学生のポテンシャルに応えられるか挑戦しているからだから

悪いことじゃないような気もしてきました。

新しい授業を含め、後期も精一杯挑戦していきたいと思います。


かわい

2019.09.17

FD研修会2019秋

こんにちは、かわいです。

スポーツ健康科学部では、年に2回、教職員が集まって1日がかりで

学部の様々なテーマについて議論し尽くす日があります。

それが、今日です。


たとえば、教育のことについては、普段から、

どのように授業を運営するか、学生にどう働きかけるか

といったことを担当者会議や担当教員同士で打ち合わせをしています。


そうした日々の検討や議論を超え、より長期的で、学部・研究科全体の

視野から議論する日が今日です。

今日は、スポーツ健康科学部・研究科の新たなミッションやビジョン
そしてその下で何をするのかといったアイデアを出し合いました。

 (kawai)20190917_2


FD研修会といっても、真面目な硬い話ばかりではありません。
ざっくばらんにわきあいあいと、話し合いをして、時には笑いも起きています。

学部・研究科という組織が創造的で楽しさのある状態であることが、
私たちの研究・教育の活力になりますし、さらには学生の成長にもつながって

いくのかなと思います。

未来を大事にする大学の学部として、どんな未来を創造していくのか

考え続けていきたいところです。そして、午後も続きます。

かわい


2019.09.10

大学評価・IR室開設記念シンポジウム

こんにちは、かわいです。


9月5日に朱雀キャンパスで行われた「大学評価・IR室 開設記念シンポジウム」に
出席してきました。「大学の内部質保証をいかに実現するか」というテーマでした。

 (kawai)20190905

大学は、教育や研究、社会貢献活動に加え、大学を運営するために、
よりよい教育・研究を生み出すためにさまざまな活動をしています。
今日は、そのような活動のいったんをお知らせします。

基調講演の川嶋先生(大阪大学)がIRの定義を示してくれています。
「機関の計画策定、政策立案、そして意思決定への活用を目的として、
機関のあらゆる機能を経験的に記述することを目指す諸活動の総体」
(Saupe, 1990)とのことです。

大学の中の数々のデータを活用して、大学の組織としての意思決定を
支援する活動と理解できると思います。
アメリカの取り組みが紹介されることが多いですが、川嶋先生によれば、
「米国モデルのコピペは大間違いである」(Swing, 2015)とのことです。

日常の中でどう進めていくかが課題だと受け止めました。
スポーツ健康科学部でもカリキュラムを議論する際に、事務室の島田さんの
協力を受けて、データを可視化して検討しています。

大学は数多くの活動に取り組んでおり、見えるデータも、見えない
データもたくさんあります。どういったデータを用いて、立命館が
どう進むのか、とても難しい課題だと思います。

冒頭、仲谷総長から、全額的な視点による内部質保証の推進が
重要な課題であるとのメッセージがありました。
これからの評価・IR室の活動が学部の教育や学生支援にどう
貢献するのか、どうなるのでしょうか、まだまだ未知数です。

かわい

2019.09.03

学生生活支援研究会

こんにちは、かわいです。


私立大学の連盟のもと行われる、学生生活支援研究会で講演してきました。

 (kawai)20190830


去年から進めている成長調査プロジェクトの取り組みを紹介しました。

14名の職員さんたちが関わって、学生の成長を支援するプロジェクトです。

研究会全体の感想の中でも、成長調査の取り組みが参考になったという

感想がいくつか寄せられていて、関わってくれていた職員さんらに顔向けできそうです。


そもそも、このプロジェクトは、はじまりも、推進も、職員のみなさんの力

が大きく、そのことも伝わっていれば嬉しいなと思います。


全国から、50名ほどの私立大学の職員さんが集まって、考えを議論し合う

ということで、学生生活支援の重要さに私自身も思いを新たにしました。

話の中で、「学生のためになっているのか」と普段から自問していたことを

口にした気がするのですが、「学生のため」が第一だとの感想を見て、

大事なことはとってもシンプルなんだなと再認識しました。

大事なことを声に出していうことの大切さも再認識しました。


また、普段からの姿勢がそういった場での発言や脱線に出てしまうことは、

普段の過ごし方や考え方を正さねばと背筋が伸びるような気持ちです。


ただ、1時間の中で、ワークを経験してもらって、実際に学生の成長の

話を聞き出すことができるよう狙いを持って準備したにも関わらず、

脱線が多くなって、後半のワークをすっ飛ばさざるを得なくなったことは

反省です。時間無視はしなかったのでそこは合格としたいところですが。


成長調査プロジェクトは、その後も、色々な展開を見せています。

「学生のためになっているのか」という自問を携えて、来週に向かいます。


かわい

2019.08.27

2019年後期に向けて

こんにちは、かわいです。


2019年後期の準備をしながら、前期も一区切りしつつあることを感じます。

一息つきながら、後期に向けてのことをつらつらと。


 (kawai)20190807_3

課題も少なくなく、次々とやってくる新たな状況に負けそうな時もあります。
スポーツ健康科学部・研究科の学生の皆さん、教職員の皆さんと手を取って
進んでいければと思います。

後期からは、学習科学論など新しい科目も始まります。
後期のブログではそれらの科目の学びも紹介できればと思います。

なんといっても、4回生が卒業論文を書きます。彼らの人生の糧になる
よう挑戦と支援を送りたいと思います。

8月末には、全国の大学で学生支援に取り組む職員さんの研究会で
講演をする予定です。

引き続き、よろしくお願いします。

かわい

2019.08.20

教学実践フォーラム

こんにちは、かわいです。


「論理的思考力・探究心」を育てるアカデミック・ライティング

― 言語の枠を超えた「書く」指導のあり方 ―

 (kawai)20190807_2

というフォーラムが催されました。ライティングは、大学教育に携わる

人の共通の関心事で、会場は非常に盛況でした。


議論は盛り上がるのですが、どうすれば、学生たちが

「論理的思考力・探究心」を育てるアカデミック・ライティング

ができるようになるのか、という点については、難しい課題だという

点より先に進めませんでした。


報告があった社会科学系の学部では、基礎演習25クラスで

学部の教員が共通の素材を用いてアカデミック・ライティングを

教えておられます。1つの科目だけでなく、複数の科目で、

さらには正課内だけでなく、正課外でもライティングをサポート

していくことが大事だという方向で議論がまとまっていきました。


大事なことは、

第一に、学部として学生にライティングの型を提示し、

それがマスターできるような機会を構造的に用意していくことだと

思いました。

その前提の上で、第二に、学生にフィードバックを行なっていくこと

が重要だと思います。今年度、2回生向け科目で、担当されている先生と

連携して、学生のレポートにフィードバックをしたところ、学生たちの

反応は上々で、いい機会になったようです。


効果的にフィードバックを設けることで、彼らのアカデミック・ライティング

の力を向上させることができるかもしれません。それはさらに、探究・研究

の基礎ともなることでしょう。


いい循環が回るにはどうすればいいのか、悩ましい課題です。



かわい



2019.08.13

スーパースポーツプログラム@立命館BKC

スーパースポーツプログラム発表!


こんにちは、かわいです。

8/6-7と、先週案内の通り、スーパースポーツプログラムを高校生が体験する

2日間でした。


最後の「2030年に(までに)、スポーツ健康科学分野でどんな挑戦をしたいか」

では、


 (kawai)20190807


スポーツ科学に基づくランニング・シューズの開発からランニング大国へ

AIウェアでスポーツを科学する

IoTを生かしてスポーツ指導する新しいコーチング

パラリンピックの途上国開発による普及

バイアスに反応して指導者へフィードバックする

完全食品による生活習慣病予防

スマートウェアで暑熱環境下でのパフォーマンスの分析

日本ではじめてのスポーツ・ファーマシストへ


といった刺激的なテーマが充実した内容で聞かれました。


彼らには、自分の「未来」を自分で切り開いていって欲しいと言葉をかけました。


調べれば調べるほどわからないことが出てくる中、怯まずに、

知識でたたかっていけるよう期待してやみません。



かわい