[ 2016年12月 ] の記事一覧

2016.12.31

今年、2016年を振り返り、来年、2017年の一層の飛躍を期す


今日は、2016年最終回のブログです。

今年最終日のブログテーマは、
「今年、2016年を振り返り、来年、2017年の一層の飛躍を期す」
です。

皆さん、今年一年は如何でしたでしょうか。
とんな年でしたでしょうか。

今年4月2日に土曜日ブログの1回目を担当してから、
今日で、40回目に当たります。

今年の私のブログを、少しだけ、振り返ってみたいと思います。

4月から、
新入生歓迎、人社系大学院、事務の方の話題、歓送迎会、
そして、5月には、爆破予告もありました。

特に、ゼミの学び、大学院生の学び、大学外の学校の話題、
日本体育学会でのスポーツ健康科学研究科の話題、
卒業論文の話題等を取り上げました。

本当に、あっという間の一年でした。


写真1 入学式の様子(その1) 学部1回生の様子




写真2 入学式の様子(その2) 先生方の様子




写真3 入学式の様子(その3) 大学院生と先生方の様子




写真4 事務室のみなさんと執行部との昼食会




写真5 西園寺育英奨学金給付証書授与式




写真6 大学院生・博士課程前期課程 ポスター発表




写真7 大学院生・博士課程後期課程 発表会




写真8 日本体育学会ランチョンセミナー
    立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の挑戦
   「Mの力」の創造




写真9 あいコア会の様子




写真10 スポーツ健康科学部・研究科の外部評価



さて、私の今年一年の振り返りです。

私は、歴史が好きなのですが、久々にNHKの大河ドラマ
「真田丸」
を1年間通して観ることが出来ました。

最終回では、
どうして千成びょうたんを大阪城に戻したのか。。。
大藏卿は。。。
秀頼の決断は。。。
勝ち戦であったのに。。。
どうして。。。
等々、多々思いました。

翻って、どんな組織においても、
有象無象、志のない人の群れ、烏合の衆では、
大事は成し遂げられない、
と強く思います。
そして、その上で、いつ事を起こすのか、
「時」の見極めを誤らないこと、
が大切と思います。

志を高く掲げているか...
時を見誤るような曇った心、曇った眼になっていないか...
そして、私たちは烏合の衆になっていないか...

皆さんとともに、
益々飛躍できるように、

私自身、気を引き締めて、
新年に臨みたいと思います。


それでは、良いお年を!

【 智 】

2016.12.30

年末・年始の同窓会

 naoです

年末、年始に全国から卒業生の仲間たちが集まってきます。
忘年会&同窓会&望年会です。

23日(金曜日)に、スポ-ツ健康科学部3期生(2016年3月卒業)の第一回同窓会が開催されました。
集まったのは、クリボックリ回避メンバ-たち。
私のゼミ(11~12名)同窓会は、私を含め3人集まれば、会が成立するというル-ルです。毎年、開催されるという方が、仕事で欠席しやすいし、参加もしやすいということから、3名ル-ルにしています。

中学校に勤務する仲間は、クラス担任としての失敗に「先生、頑張りや!」と生徒から言われ、涙したことなどを話してくれました。
トレ-ナ-をしている仲間は、ある県の軟式テニス国体代表チ-ムに帯同したという経験話や、大手不動産会社に勤める仲間から一発で宅建試験(合格率15%)に合格したという話を聞き、「学生時代の君から想像つかないな~」という話で盛り上がりました。



28日には2期生の第3回同窓会が開催され6名も集まりました。
この学年は、ビア-ガ-デンが大好きなんですが、さすが今のシ-ズンは・・・ということで、京都先斗町で開催されました。
香川県の養護学校で勤務する先生は、生徒に描いてもらった似顔絵の写真を最高の笑顔で見せてくれました。



盛り上がっているところに、東京で勤務する仲間からライン電話が入り、画像を出しながらの電話参加型同窓会となりました。
また、社会人野球で頑張っている仲間が、「来年のプロドラフトで指名されたらどうする?」という話から、同窓会基金に契約金の1割程度をご寄付頂き、「ドラフト指名を祝う会」を京都祇園で開催する夢物語プランが決定しました(たぶん本人は、このブログを見ていると思います)
神戸市で勤務する先生が結婚したので、結婚式に参加できなかった仲間からプレゼントが贈られました。
次回の同窓会は、来年3月に長崎で開催されることになっています。

私は、新年から15日にかけ、経営学部で担当していた時のゼミの同窓会がいくつか入っています。ここでは、「お前が課長!!! 部下がかわいそうや~」という話が出そうです。
仲間たちが、集まってくれることに本当に感謝しています。

2016.12.29

文章が表わすもの

先日,義父が出版する医学書のゲラ(校正用に刷ったもの)をみる機会がありました.



義父は医師で医学博士でもありますので,医用工学が専門の私にとっては比較的近い分野の専門家でもあります.

ただ,これまでお互いの専門分野の話をすることが少なかったので,専門家としてどのようなことを考え,どのように仕事をしていたのかについては,深くは知りませんでした.
義父の本は,これまでの臨床経験と大学や専門学校での講義の経験を踏まえ,看護師,理学療法士といったコメディカルの方々とそれを志す学生に向けたもので,臨床現場での治療・診断や様々な疾患について,図や写真をたくさん使ってわかりやすくまとめてありました.

こういった原稿を読んでいると,内容の端々から,医師として,何を大切にしてきたのか,今後医学を志す人に何を伝えたいのかといった知識以外の部分も読み取れます.また,消化器外科が専門と聞いていましたので,消化器外科のスペシャリストだと理解していましたが,内容からは,ジェネラリストに近い側面も持っていることも初めて知りました.

このように,まとまった文書からは著者の心情や人間性など,目的以外のものが読み取れることがよくあります.12月は,卒業論文の提出がありましたので,研究室の学生の卒業論文を毎日読んでいました.もちろん,初めての「論文」ですので,この分野の論文としての書き方や体裁などは,まだまだ発展途上のところもあります.ただ,文章からは,どんな想いで研究をしてきたのか,何が重要だと思っているのかなどがよく分かります.また,一番頑張った箇所についても,話すよりも正直にわかります.

1月は卒業論文の口頭試問(口頭発表会)があります.プレゼンテーションの時間は短いですが,卒業論文に込めた想いも一緒にアピールしてもらえればと思います.


木曜日担当の私にとっては,今年最後のブログの更新です.
久しぶりにブログ担当になってから,もう9カ月も経ちました.
ブログももちろんですが,今年もたくさんの方にお世話になりました.
ありがとうございました.来年もよろしくお願いいたします.
良いお年をお迎えください.

naru

2016.12.28

後期に入ってから(その2):専門ということ

今年も押し迫ってきました。

さて少し前のつづき・・・(その2)

京セラやKDDI、JAL再生に関わった「稲盛経営」について、学際研究プロジェクトとその成果発表のための国際シンポジウムが今月終わりましたが、今年はほとんどすべての研究活動を費やした感じでした。

この研究プロジェクトに関わり始めて、はや2年。
今年10月中旬にデータができあがり、およそ1ヶ月の間に、分析・検討、企業向け資料作成・報告会、シンポ事前報告・会議、資料提出…出張もかなりの頻度で続きましたが、いい意味で”終わり”はやって来るものです。


 (アンケート作成のための分析資料の一部 : こんな時期もあったっけ…!)

当日のシンポジウムには、国内外の研究者、企業、一般・大学院生・学部学生、マスコミほか、様々なバックグラウンドの方々が集まり、朝から夕方(夜?)までの長丁場でしたが、盛会のうちに終わりました。

後日、このシンポジウム1回目からお世話になり、海外からお越しの先生とのやり取りの中で、「このシンポジウム、本当に楽しむことができたよ」とのメールを頂きましたが、今回さらに充実した内容だったと私も思いました。何よりも、ひとつの経営手法や「利他」という一つの概念を、それぞれの”専門”的な視点でみると、こうも展開するのか!と、学問というパワーや先生方の”智、専門性”に驚かされました。


 (アンケートでの現場調査を実施。無事になんとか発表へ)

このシンポジウムが終わって、自分の右手のことが気になり出しました。痛みがここのところ1か月以上続いていたので、学部の【篠☆】先生(頼りになる整形外科学・スポーツ医学がご専門の先生です!)に診て頂いたところ、腱鞘炎とのことでした。腫れているでしょうと言われて、これを腫れているというのかと思いましたが、自分のことは案外気づいていないものだなぁと再認識させられました。

心もそうですが、原因が分かると、それだけで少し治ったような、治せるような気がするので不思議なものです。学部に”専門”の先生がいてくださって、とても助かった瞬間でした。

☆表紙のどんぐり、12月になって大学構内でみーつけた!コナラというブナ科の植物のどんぐりの花(?)言葉は、「勇気」「強い道徳」だそうです。この心意気、持ち続けたいものです。


今年もありがとうございました。みなさん、少しでもゆっくりほっこり年末年始をお過ごしください。

ippo

2016.12.27

スポーツタレントの発掘

サンタさんも仕事を終え、今年も残すところわずかとなってきました。昨日で今年の授業を終えたキャンパス内は、いつもに比べて静かですが、それでも今年最後のがんばりをみせる学生・院生の姿がみられています。

さて、私の今年最後となるエントリーは、今年度より関わらせていただいている宮崎県のスポーツタレント発掘・育成事業のその後についてを少しご報告したいと思います。

12月17日・18日と、宮崎県体育館で開催された「宮崎ワールドアスリート発掘・育成プロジェクト(WAP)2期生」2次オーディションの協力に行って参りました。この宮崎ワールドアスリートプロジェクトは、何度かこのブログでも、【ken】が育成プログラムに協力してきたことを紹介してきましたが、今回の協力は、将来のアスリートを発掘するためのオーディションへの助力でした。



ジュニア期の身体や運動能力の条件から、将来の高いパフォーマンスをもったアスリートを予測するための試みはかつてより世界的に大きく注目されており、古くは旧東ドイツのFKS(現ドイツのIAT)、そしては今ではオーストラリアのAISやイギリスのUK Sports、そして我が国のJISSなどによって積極的に行われています。これらの成果についても、大きく成果を残した競技がある一方で、いまだ難しいとされている競技もあるなど、今後ますます研究がなされていく領域であるといえます。

そんななか、宮崎県のワールドアスリート発掘・育成プロジェクトでは、将来の高いパフォーマンスを予測するために、オーディション時(小4及び小6)にどのような身体や運動能力の特徴を持っているかを詳細に分析しようとしています。なかでも、現在身長が大きくないなどの、コンディション条件が低い選手だが、将来の発育発達により高いパフォーマンスが見込める、つまり晩熟型の選手を選抜しようとするなどの全国的にも注目される試みが行われています。

詳細は割愛いたしますが、これらの2回のオーディションを経て選抜された選手たち(早熟型・晩熟型)が、次年度以降の育成プログラムを通じてどのように、変化していくか大変楽しみなところです。次年度以降も本プロジェクトに関わらせていただけるようなので、また続報を報告したいと思います。




※追記
年末年始は、慌ただしい日常をゆっくりと総括し、次年度よりの英気を養う時期です。そこで、毎年この時期は、読みたいとため込んだ本を読むことを楽しみにしています。今年は心理学のモーツァルトと呼ばれるヴィゴツキーに関係するもの、科学哲学(オートポエーシス)に関係するもの、そして大好きな養老先生の身体に関するものなどを乱読したいと思います。

それではみなさまよいお年をお迎えください。
また来年も宜しくお願いいたします。




【ken】

2016.12.26

卒業生に会ってきました!

早いもので今週で今年も締めとなります。

先日、東京で用事があり、その後、品川で卒業生と会って、食事をしてきました。
学部2期生、3期生のメンバーです。


このような機会を得たのは、12/9に東京・紀尾井町にてシンポジウムを開催した
『超”スマート”になるための健康イノベーション』
http://www.activeforall.jp/topics/167/
がきっかけです。

本学のCOI拠点をサポートしてくれている【Bear本】さんが、インスタグラムで、「今日、シンポを開催します!」という記事をアップしたのを、紀尾井町の会場ビルの上で働いている卒業生の【Wing君】が見つけて、さらに同じビルで働いている同窓生を誘って会いに来てくれました。
そこで、「飲み会でもしましょう!」ということで、品川で懇親会を行いました。

ちょうど忘年会シーズンで、店が開いておらず、たまたま入った店スタートして、LINEを使って【Wing君】がメンバーに場所を通知したところ、同じ場所で別のグループで食事していた【Rumiさん】ともつながり、2次会から合流となりました。

SNSはまさに時間と空間をつなげてくれますね。使い方が大事ですが、便利になったと感じました。

卒業生たちは、それぞれの職場で、目一杯働き、頑張っていることを感じました。同時に、働きながら今後のキャリア像もしっかり思いめぐらせているのを頼もしく感じることができました。

おかげでまた元気になりました。
卒業生のみなさん、是非お声かけくださいね。また、大学にも立ち寄ってください。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ブログをご愛読の皆さん、今年も残り少なくなりました。良い年の瀬をお過ごしいただき、良い年をお迎えくださいますように。来年もご愛読のほどお願い申し上げます。
【忠】

2016.12.25

最近のsanaゼミの活動報告

We Wish You a Merry Christmas♬

今週は長時間の濃霧でほとんど日照時間がなかった日がありました。
早朝から夕方までこのようなことは初めてでした。
大津市の方がひどかったようですが、ひと山を越えて山科までいくと
まったくなくなってしまいました。琵琶湖の水が影響しているのでしょうか。



今回は、専門演習でのsanaゼミの様子を紹介したいと思います。
3回生は12名で、現在卒論のテーマ決めを文献ベースで進めています。
来年度の測定に向けて、3Fスポーツ健康科学実験室の測定装置の
使用方法の習得と測定練習を行っています。
来年度は、肥満者測定に加えて、小学生の体力測定も予定しています。
測定方法は大学院M2のTaishi君にも協力していただき進めています。
教室での授業とは違って、体を動かすので
3回生の皆さんも表情豊かに実習に取り組んでいます。



4回生は、無事卒業論文を全員提出することができました。
4年間の集大成ということで早い時期からスタートはしていたつもりでしたが
やはり、おしりに火が付くまではなかなか本格的に進まず
いつもぎりぎりの提出となってしまいます。
提出が終わると皆、朗らかな様子でしたが、
1月17日の口頭試問が最終試験ですので
気を抜かずに、最後の準備をしていただきたいと思います。



4回生はすでに全員のキャリアが決まっています。
今年の4回生の就職先は、全日空、山崎製パン、滋賀銀行、大津市役所など
例年同様、多種多様な職種についていきます。
社会人となっても卒業論文で一生懸命取り組んだことを時々思い出していただき
新たな壁を次々と乗り越えていってください。
応援しています!

Good day!

sana

2016.12.24

1回生の学びの集大成! ゼミナール大会とその運営

1回生の学びの集大成の一つが、ゼミナール大会です。

英語部門、スポーツ健康科学部門の2部門から構成され、
それぞれ、最優秀賞、優秀賞が選ばれます。
そして、学生の投票で選ばれる学生賞があります。

英語部門から3題発表があり、
最優秀賞は、「カルテット」チームによる
What color is the best for your Concentration?
優秀賞は、「Bilinguals」チームによる
アスリートの異文化への適応能力と競技成績の関係
でした。


写真1 英語部門 最優秀賞 「カルテット」





スポーツ健康科学部から8題発表があり、
最優秀賞は、「夏子の部屋」チームによる
ヒートテックの謎の迫る~スポーツの場においてヒートテック素材を効果的に使用するには~
優秀賞は、
「Perfume」チームによる
記憶力と香り
「意識高い系」チームによる
高等学校の運動部活動における補欠選手と正選手のモチベーションの比較
「一番真面目なチーム」による
立命館大学体育会における法人化の有効性の検討

でした。

写真2 スポーツ健康科学部門 最優秀賞 「夏子の部屋」



受賞したチームは、きっと、「頑張った甲斐があった!」と思っていることと思います。
審査員として参加した【 智 】も、よく頑張ったなぁと思いました。

それと、とても嬉しかったことがもう一点。

1回生の学生委員の陰の力です!

写真3 学生委員の人達(1)



前日は、夜8時30分まで、最終リハーサルを行っていたとお聞きしました。

裏方に徹する、このことができる人達が、1回生にいた、と思うと、
大変嬉しく思いました。また、とても温かな気持ちになりました。
ありがとう!

写真4 学生委員の人達(2)と教職員




それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.12.23

日本バスケットボール学会に参加して

naoです

日本バスケットボール学会大会(日本体育大学世田谷キャンパスで開催)に参加してきました。
3年目ですが、論文集も発刊されており、事務局のご苦労に感謝する次第です。

今回の学会大会では、戦術(勝敗)に関する発表が多く、フロアーからどうすれば指導に応用できるのかといった質問に対し、研究発表者からコーチの顔に変わる雰囲気が特徴的でした。
質問する方も、研究者というよりも、「私の指導経験では・・・」といったコーチの顔で議論されている雰囲気がありました。
さらに発表内容を確認するために、「実演してくれませんか?」といった質問が出され、発表会場が体育館のような雰囲気になることもありました。
指導現場の立場から「○○の練習を取り入れたら勝った」という報告なども、私は興味がありました。

特に研究結果を実践現場に取り入れることができるのかという視点でディスカッションする雰囲気は、競技種目学会の特徴だったと感じました。
日本バスケットボール界の競技力を向上させるためにも、本学会は重要な役割を担うのではないかと思い参加していました。



立命館大学の張君(スポーツ健康科学部研究科M1)は、アメリカ、中国、日本の代表チームの試合分析結果(リオオリンピック大会&予選大会の試合から)を報告しました。
各チームの動作数に対する得点の関係から、効率よく得点を得るアメリカの特徴を示した報告に、指導者らは興味を示していました。

ところで、日本体育大学世田谷キャンパスといえば、テレビ番組で取り上げられる集団行動で有名です(エッサッサも有名)。
もう一つの特徴は、最寄駅(桜新町)からサザエさん通りを通り抜け、閑静な住宅街の中に大学が位置しています。
このサザエさん通りとは、漫画サザエさんの原作者である長谷川町子さんが住んでいたことから、名付けられたようです。
商店街にある交番近くに長谷川町子美術館があり、商店街の多くの場所にサザエさんをはじめとするフグ田家の絵やモニュメントが設置されていました。





日体大の集団行動のワンシーンに、テレビのエンディングで見られるフグ田一家の行進を組み入れたら、どのような雰囲気になるのかなと想像しながら東京の名所である桜並木の街を歩いてきました。


2016.12.22

SEMICON Japan 2016

2016年12月14日-16日に東京ビッグサイトで行われた.SEMICON Japan 2016に研究室の3回生が参加しました.

SEMICON Japan はマイクロエレクトロニクス関連の国際展示会で,3日間でのべ6万人以上が参加した非常に大きな展示会です.

なぜ私の研究室の3回生がこの展示会に参加したかといえば,この展示会の中で開催された「プリエレアイデアコンテスト」に3回生でアイデアを出し合い,開発したものをエントリーしていたからです.

今回はいつも研究室でスマートウェアの電極や配線に使用している導電性シートを活用し,新しいものを考えました.

それがこちら↓「ぬくぬくペットフォルダー」です.




導電性シートは薄く伸縮性があります.いつもは配線として使用しているのですが,今回は電気を流し,ヒーターとして使用しています.電気を流すことによりヒーター部分が発熱し,その名の通り,布袋の中にあるペットボトルが暖められます.つまり,発熱する布を開発したことになります.このように考えると電気を流しただけと思われるかもしれませんが,作ってみると以外と複雑です.

電流を流し過ぎると発熱しすぎてペットボトルを暖め過ぎる,もしくは,ヒーターが焼き切れて危険です.また,もともとヒーター用の素材ではありませんので,電流と発熱量の関係も不明です.電流と発熱量の関係,ペットボトルを暖めるのに必要な熱量などなど,調査と理論の構築を行い,それを実際に確かめてみることが必要です.それらを3回生だけで行いました.

残念ながら,入賞することはできなかったのですが,よく頑張りました.

今後に期待しています!

naru