[ 2014年07月 ] の記事一覧

2014.07.31

トレーニングをサポートする中で学ぶこと

インテグレーションコア3Fには低酸素実験室という特殊な部屋があります。この部屋は室内の酸素濃度を11%~20.9%の範囲で調節することができ、通常環境よりも酸素濃度を5~6%程度減少させた「低酸素環境」での運動実施が可能となります。この低酸素トレーニング室、様々な研究で使用することに加え、本学体育会所属のアスリートの競技力向上にも有効活用されています。

先週からも、体育会所属の選手数名が連日、低酸素トレーニングを行っています。トレーニングメニューは個々により異なりますが、1分程度の高回転でのペダリングを30秒程度の休息を挟んで8-10セット程度反復する方法を取り入れています。通常酸素環境で行っても大変なメニューを、酸素濃度を減らした環境で行うのですから選手にとっては厳しいメニューとなります。

これらのトレーニングを行う際には、原則として選手1名に対して立ち会いスタッフ1名を配置します。スタッフは各セットにおけるペダル回転数や心拍数、発揮パワーなどを記録すると同時に、規定のメニューを完遂できるよう言葉をかけ続けます。以前は、私自身や大学院生がスタッフとして選手に張りつき声をかけていたのですが、昨年からは学部ゼミ生にこの役割を任せています(私は後ろから選手&ゼミ生の様子などを観察しています)。トレーニングを行う選手は毎回が真剣勝負、メニューを提供する側も真剣勝負、そして、トレーニングに立ち会うスタッフも緊張感をもって臨みます。この「トレーニングの現場」では、普段講義の中で学ぶことがいかにして現場に還元されているかを実感することができます。また、トップのアスリート達がいかに真剣にトレーニングに打ち込んでいるか体感することができます。これらは、トレーニング科学を学ぶ上でもきわめて大切で貴重な経験です。

立ち会いスタッフの振るまいを後方から観察していると、様々なことに気がつきます。最初はトレーニング内容に圧倒され「頑張って!!」としか声をかけることが出来なかった学生が(選手は既に頑張っています・・)、次第に選手の表情に気を配り、心拍数や発揮パワーなどの情報をもとに具体的な指示や励ましができるように成長していきます。また、トレーニングの合間に、トレーニングメニューの意味や期待される効果などを説明する光景がみられるようになります。

これらの取り組みは、授業でも研究でもありません。どれだけ頑張っても単位にはなりません。けれども、そこから得られるものは大きいです。トレーニング科学の専門家を志す学生にはトレーニング理論を暗記するだけでなく、「トレーニングの現場」を少しでも経験して欲しいと願っています。

2014.07.30

平和を考える夏

こんにちは。
今日は衣笠キャンパスの国際平和ミュージアムの夏の催しについて
ご紹介いたします。


一つは、もう終了してしまったのですが、
先週末の土曜日に開催された「親子企画 へいわってなに?」の様子です。
広島の原爆のなか、奇跡的に残ったピアノ(「原爆ピアノ」)の演奏会が行なわれました。
ピアノの持ち主の女性は、広島市中心部で亡くなられてしまったのですが、
ピアノは、側面に数々のガラスの破片を埋め込みながらも、今も綺麗な音色を響かせます。















演奏するのは、小さな小学生から高校生、そして大人の方。
ミュージアムのロビーに飾られている「過去」を表す火の鳥を癒すかのように
ピアノの音がしずかに響いていました。
イスラエルやウイグル地区をはじめ、世界での紛争に思いを馳せながら複雑な思いで聞いていました。
長男は、安斎名誉館長の講演でのクイズに真剣に取り組み、
「へいわってなんだと思う?」という問いに「好きなことを思いっきり楽しめること」と答えました。
ほんとうに、そうだと思います。
彼なりに、日本の過去や世界の現状を知り、考えたことです。
そうやって、自分にひきつけて自分の言葉で語ることがまず第一歩なのだろうと思います。

もう一つ。
ただいま開催している、ミニ企画展についてです。
スポーツに関係する企画は前回のスポ健の自主ゼミ「Sports For Combodia」に引き続きますが、
ミュージアムとしては初の試みのようです。

第88回ミニ企画展
「健康はお国のためにースポーツと戦争ー」

https://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/event/mini/2014/140627/mini_88th.html

【開催趣旨】より
現在、私たちは健康のため、豊かな人生を送るために運動をし、スポーツを楽しみます。しかし、一五年戦争当時は運動・スポーツも戦争を支えるためのものと して利用されていました。本展では、当館の収蔵資料の中から約50点を展示し、当時の健康観やスポーツが人々をどのように戦争に協力させることになったの か、その歴史を紹介します。

こちらの展示は、8月29日(金)までとなっております。

スポーツを切り口に、今年の夏は私たち一人一人が
平和のことを考えてみませんか?

2014.07.29

イベント満載

Hassyです。

夏ですね!
先週から試験が続いていますが、出来栄えはいかがでしょうか?

卒研生は一通り試験を終え、この夏、最後の部活や卒研に向け、しっかり取り組む必要があります。
院生の8810君が卒研生の夏の計画をチェックし、ハッパをかけてくれたので、
是非、実行して頑張って欲しいと思います。

夏にはずみを付ける意味で、卒研生中心にBBQが開催されました。
暑さを吹き飛ばして頑張ってください!!


さて、昨日の忠先生のブログや敦先生のブログでもありましたが、先週はサマースクール、今週末はオープンキャンパス、ひらめきときめきサイエンス、、と、イベント満載です。

サマースクールでは、私はMoto先生と一緒に、生化学実験を担当しました。
今回は、口腔内の細胞を唾液とともに採取し、そこからDNAを抽出して、ACTN3という遺伝子のタイプを調べる実験をしました。

DNAの抽出は、実は身の回りのもので比較的簡易にできます。
食器用洗剤やコンタクトレンズの洗浄剤、食塩や度数の高いお酒(アルコール)を利用します。

この遺伝子のタイプを調べることで、自分がスプリント系競技向きか、持久系の競技向きかがおおよそ判断できると言われています。
今回の受講生も、自身のDNAに試薬をかけ、、、いざ解析!

結果は、全員のタイプが見事に判明しました!
それぞれ、自分の予想通り、あるいは予想外?のタイプに話がはずみました。

注目の忠先生のタイプも判明し、遺伝的要因だけでなく、トレーニングなどの環境要因も体組成に大きく影響することを改めて感じることができました!

来年も皆さんのご参加をお待ちしております。

2014.07.28

スポーツ健康科学サマースクール

週末は、「スポーツ健康科学サマースクール」を開催しました。今年で4回目の開催となり、恒例行事となってきました。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。また、ご協力いただいた先生方、院生の皆さん、ありがとうございました。ことしも充実したサマースクールとなりました。

今回は、他大学の学部生、院生、社会人の方(卒業生もいました!)に参加していただき、2日間、インテグレーションコアにある教育・研究施設をつかって、最先端のスポーツ健康科学を実習・講義を通じて体験していただきました。

実習では、皮下脂肪厚、筋組織厚、最大筋力、MRIによる腹部・大腿部の画像、最大酸素摂取量、スポーツ動作等を測定し、自らの客観的データの見方等についても解説を行い、スポーツ健康科学のおもしろさを実感いただきました。また、参加者同士でグループワークを行い、より理解を深めていただきました。

このサマースクールをきっかけに、大学院スポーツ健康科学研究科へ進学してくれる方もいて、「スポーツ健康科学」の魅力を伝える機会となっており、今回も進学希望者の参加がありました。来年も開催しますので、興味ある方は是非ご参加下さい。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

・このブログを開設したのが、2009727日。丸5年と1日が経過しました。この間、1日も欠けることなく継続しています。担当いただいている先生方と読者の皆さんのおかげです。今後も末永くお付き合い下さい。

・今週末、8/2-3はオープンキャンパスです。

 https://ritsnet.ritsumei.jp/event/oc.html

・8/4 (月)ひらめき☆ときめきサイエンス 「立命館大学 身体のミクロからマクロの世界へ  

https://www.youtube.com/watch?v=SEbyVIIO9VQ

【忠】

 

 

 

2014.07.27

8/2・8/3 オープンキャンパスです!!

毎日暑い日が続いていますが、
皆様、いかがお過ごしですか。

立命館大学では、いよいよ 8/2 (土)8/3 (日)
オープンキャンパス が開催されます。

スポーツ健康科学部でも、学部の学びに関する 学部説明会 に加えて、
四つのコース (スポーツ科学・運動健康科学・スポーツ教育学・スポーツマネジメント) を
体験してもらえる 模擬授業実習 、世界最先端の施設を
見学してもらう インテグレーションコア見学ツアー を行います。

二日間とも異なる授業・実習内容ですので、ぜひ多くの企画に参加してみて下さい。
詳しいスケジュールは、web で御確認下さい。

また入試に関する様々な質問にお答えする 入試相談会 も開催します。
学部生の先輩も多数参加していますので、学生目線から
スポーツ健康科学部について色々と教えてくれるので、
気軽に質問してもらえると参考になると思います。

私は、二日とも参加しておりますので
(MRI 説明と AO 説明会を担当します)
一人でも多くの受験生・保護者の方にお会いし、
スポーツ健康科学部について知ってもらえる事を楽しみにしております。
(「ブログ読んでいます」と言ってもらえると大変嬉しく思います (^ ^) )

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。




2014.07.26

“自分らしさ”を確立する上で大切なこと…

今週から試験週間に突入しました。
試験勉強に向き合いたくないという気持ちが抑えられなくなった学生は、「なんでこんなこと、覚えなアカンねん…」「この勉強が、将来、どう役立つ?」「○○をするために大学に来たのに、なんでこんな勉強せなアカンねん…」などと、身勝手な?(笑)理由を並べながら、悶々と机に向かっていることと思います。

確かに大学は、自分がやりたいと決めたことをトコトン追求するところだと思います。専門性を高めるための勉強や研究、また卒業後の進路を見据えた留学やインターンシップ、さらには、ボランティア活動や部活動もその1つかも知れません。
その一方で、「自分は何がしたいのか?」「自分には何が合っているのか?」「自分は何になりたいのか?」といった自分がやりたいことや“自分らしさ”を見つけるところでもあります。


有名な発達心理学者のエリクソンは、8段階に分けたライフサイクルの5つめを「青年期」と呼び、その発達課題は、「アイデンティティの確立」、すなわち、自分らしさを確立することであると述べています。


大学生は、大人への階段を上る過程で、新しい世界と出逢いながら、自分にとって望ましいものと望ましくないもの、また自分にとって大切だと思えるものとそうでないものなど、それらを見極め、内在化しながら、生き方や価値観、また人生観や職業観といった“自分らしさ”を確立する時期にいるといえます。



その際に大切なのは、様々な世界や価値にふれること、そして失敗を恐れず、“試行錯誤”を繰り返すことです。いろいろなことに挑戦しながら、自分にとって望ましいものや大切だと思えるものを見つけてほしいと思いますし、またそれは、自分がやりたいと決めたことであっても、固定観念を持たず、そのやりたいことを様々な角度から捉えてほしいと思います。

私たちの人生において、きっと無駄なものは何一つないことでしょう。全て私たち自身がその物事とどう向き合うのかという“意味づけ”が、その物事の“価値”を決めるのだと思います。

試験期間中では、さすがにこんな言葉も耳に残らないのでしょうが…

Jin



2014.07.25

グンゼスポーツとの懇親会

昨夜、グンゼスポーツの方々との懇親会がありました。

本学にプールがないため、グンゼスポーツさんのご好意で早朝からプールをお借りして、スポーツ指導実習の授業を行っています。また、授業の重要な部分であるアクアビクスの指導をグンゼスポーツさんの岡本先生にご担当いただいております。いつも笑顔で学生にご指導いただき、学生からのコメントは岡本先生に関する感謝あこがれの記載がたくさんあります。

15回目(最終回の)授業では、岡本先生のアクアのクラスをフルで受けたいという声が多く寄せられました。いつもは指導法をご教授いただいておりますので、生徒として岡本先生のクラスに参加してみたい!という要望でした。また、ご無理をお願いし、40分のクラスを行っていただきました。その横では、競泳(リレー)をしたいという学生10人と人数補充のために参加した本間先生と私が次々と種目を変えリレーを行いました。
40分後、岡本先生のクラスに参加した学生の何人かはプールサイドにバタッっと。。。リレーの参加者も息が上がった状態でした。本間先生と私も同様に息絶え絶え。

この授業では、前半は泳法とアクアの指導法を学び、後半30分は泳力向上に重点を置きました。4泳法を泳ぐことができるグループは、30分で約600メートルを泳いでいました。4泳法習得を目指すクラスを岡本先生にご担当いただき、なんとバタフライを泳ぐまでに上達しました。限られた時間とスペースの中でなかなか濃い内容になったと思います。

全面的にサポートいただいたグンゼさんとの懇親会は、また大変盛り上がり、あっという間の2時間でした。いつもながらノリノリのI先生、よく飲みよく食べるS先生、ビールをグラス1杯飲んだ後は、白ごはんや他炭水化物にくぎ付けの本間先生。グンゼの皆さんもさすがスポーツに携わっておられるだけあってバイタリティーが半端ではなく、よく食べよく飲み、会話も盛り上がっていました。でも、皆さん食べて飲むのに痩せておられるんですよね。。。

プールをお借りしてから5年目が終わったそうです。私は今年からの2人目となる担当ですが、アクアのご指導をいただくグンゼスポーツの先生は3人目だそうです。岡本先生には今年からご担当いただいています。いろいろご迷惑をおかけしながらもケガもなく無事に前期の授業を終えることができ、グンゼスポーツの関係者の方には感謝の気持ちでいっぱいです。こういう形での産学共同もあることを実体験し、これからもいいお付き合いをさせていただきたいと思います。

後期にも授業があり、また元気な岡本先生にご指導いただけることを楽しみにしています。



2014.07.24

卒論作成に向けて

前期の授業が終了し、今週からテスト期間に入りました。学部生にとっては夏休み前の最後の試練、連日夜遅くまで試験勉強に励んでいることと思います。

大学生活4年間の集大成としては、卒業論文の作成があげられます。卒業論文提出は12月なのですが、今年は13人が執筆ということもあり「動き出しを早く!!」と昨年から言い続けてきました。その甲斐もあってか、13名中の9名は既に実験が終了または現在実験を行っています。7月末としてはかなり順調な進捗です。

卒論作成に向けた実験を行う過程では、様々なことが勉強になります。研究計画書の作成に始まり、指導教員である私とコンタクトを取りながら、実験を手伝ってくれる大学院生や被験者の方々のスケジュールを調整することが求められます。その過程ではメールでの連絡を頻繁に行います。スマートフォンでの簡易なメッセージ送信に卓越したスキルを有する学生ですが、電子メールでのやり取りは苦手です。この際に、CC(カーボンコピー)やBCC(ブラインドカーボンコピー)の適切な使い方を教えます。私や大学院生に対するメール文面に問題がある場合には、その都度指導をします。「確認をする」「報告をする」「先を読んで行動する」・・こういった指導は直接論文の内容には関係しませんが、社会人としての基礎力を養う上ではきわめて重要なことです。


3月に卒業をした1期生も、卒論の一連の取り組みを通して一気に成長してくれました。現4回生も卒論を作成する中で「メンバーと連携しながら仕事を進める能力」を身に付けてくれることを願っています。そして、まだ実験が始まっていない残り4名の研究が前に進むことも願っています(きちんとした研究計画はたてていますので、あまり心配はしていませんが)。

2014.07.23

前期終了。

こんにちは。ma34です。

毎週水曜日が担当のこのブログ。
前にアップしてから、もう一週間!!と感じるほどあっという間の一週間でした。
22日火曜日から試験週間が始まりました。
一回生は初めての大学での試験。
高校とはきっと違った、緊張感ただよう雰囲気のなか、しっかりやれているでしょうか。

さて、今日は4回生のゼミの最終日に撮った写真を紹介します。
4回生ゼミは、赤沢ゼミ一期生。
女子が1人、その他11人が男子というゼミです。
照れ屋な男子が多く、女性陣の方が強いのですが(笑)
それはそれで良いのかなあ。。。



6月から7月にかけて、卒論構想の面談を一人一人としてきました。
それぞれが一生懸命考えながら、色々な経験をして生きているんだなあと
大学生のときにはあんまり考えずに生きていた私は、尊敬しながら話を聞いていました。

卒論では、「やっぱり自分がずっと考えてきたことをやりたい」
「自分のこれからの人生で役立つことを勉強する良い機会としてきちんと位置づけたい」という
思いが多く聞かれたことがとてもうれしいことでした。

今年の夏休みは大学生活最後の夏休みですので、
学生らしく豊かな経験を積んで欲しいと思います。
(もちろん、卒論のための勉強・資料蒐集は忘れずに・・・)

 ma34.

2014.07.22

英語プレゼンテーション

Hassyです。

昨日で前期セメスターの授業が終了し、今日より定期試験の期間に入っています。
1回生は大学での最初の試験です。
色々と不明点や不安も多いと思いますが、TAさんやAAさんにアドバイスしてもらい、しっかりと復習して、学びの成果を発揮してください。

我々教員は、その後の採点が(特に記述問題)大変なのですが、楽しみでもあります。
素晴らしい回答を期待しています!頑張って下さい。

また、4回生のなかには、卒業単位として背水の陣で臨む者も少なからず居ることでしょう。
先週のタイトルとは真逆で、取りこぼしの無いよう頑張ってください!

さて、前期最後の授業の締めくくりは、「専門英語」でした。
後半は、敦先生が準備して下さった「運動・身体活動と認知機能」に関する一連の論文をグループ別に読んで発表するものでした。
こうした発表には、英語という語学の問題に加えて、分野の基礎理解の壁がつきまといます。

私も、文学や哲学、政治・経済など専門外の英文読解は苦手ですし、それを理解してプレゼンテーションしようものなら相当の労力を必要とすることでしょう。

今回、授業最後での敦先生の総評でもありましたが、今年も例年通り、こちらの少しタフかなと思えるデマンドに対しても、しっかりと応えてくれたと思います。
これも、実はこれまでの授業で触れてきたスポ健の学びが手助けになっていたことは間違いありません。
昨日の忠先生のブログにあったように、各測定をどのように行うか(どのような測定・解析機器、手法があるのか)といったことや、例えば「研究入門」で横断研究と縦断研究といった研究手法の特徴を学ぶだけでも、論文の読み方、実験の見方は変わってくるのです。

そうした意味では、この「専門英語」では、論文を理解するためのphysiology, biology, biochemistryなどの分野の専門的なところを理解する(しようと努める)必要があったと思います。
大学院志望者も受講生には多かったので、この授業での経験が役立てれば幸いです。

関連して、当学部ではこのように英語に意欲的な層に対する支援プログラムの構想を練っています。
スポ健の分野の入門内容について英語で学び、理解し、英語で説明ができることを目標とします。

生命・薬学部では、「プロジェクト発信型英語プログラム」を実践していて、先週にその発表会があったので、参考のため、上記構想委員会のメンバーで参加して参りました。


テーマは様々で
動物実験の是非を問うものであったり、琵琶湖生態系の維持に関するものであったり、将来の視覚について考えるサイエンスものであったり、3D世界への誘いであったり・・・

どのグループもしっかりと練習してきたのがわかる、立派なプレゼンテーションでした。
特に、非常に丁寧なプレゼンテーションであったのが印象的でした。

こうしたプログラムを参考にし、上記目標に向けた取り組みを検討していきたいと思います。