[ 2013年04月 ] の記事一覧

2013.04.30

クインスとは木瓜(ボケ)のこと

立命館(BKC)の建物や施設の名前は、カタカナばかりでなかなか覚えられないまま、このキャンパスでの生活も早4年目です。そのカタカナの名前の一つで、正門を入ってすぐに広がるのは、最近新しくなった「クインススタジアム」。

このクインスとは、木瓜のことで、地下には遺跡(木瓜原遺跡)が眠っているという噂を聞いて、学び舎を知る企画で、1回生、AA・オリターさんと一緒に出かけました。
こんなところから入るの?という場所から、奥の方に進むにつれて、どんな広さの遺跡だろうと盛り上がり・・・・・・。

もともと、7世紀末~8世紀初めまでは製鉄業や梵鐘の製造などを行っていたようです。今は、100年に1度の洪水に備えて、調整池の機能ももっているとのこと。
みなさんも一度は探検してみてはいかがでしょうか?

戻ってきてからは、AAさん2人が、この学部で学ぶ視野を広めるために、マネジメントやスポーツ科学についてのプレゼンテーションを行ってくれました。1回生の興味や関心が少しずつ広がってくれますように。 【ippo】

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I クラスのAA(GinちゃんとNaoki)、夜遅くまでかかって、学部での学びについて、1回生向けに、実例や専門的な内容を織り交ぜて具体的に説明してくれました。お見事!
1回生も、先輩の話に真剣そのものです。








2013.04.29

スポーツ健康科学セミナーⅡ

立命館大学スポーツ健康科学部の専門科目のなかにキャリア形成科目として、スポーツ健康科学セミナーⅠとⅡが置かれています。Ⅰの方は、この学部で身につけられる専門性を理解し、Ⅱでは身につけた専門性を卒業後のキャリアにむけてどのように生かすのか、をイメージする科目です。

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 2回生の前期に置かれているスポーツ健康科学セミナーⅡでは、キャリアオフィースの協力も得て、「学びの転換」、そして充実した大学生活の中で自分を磨き、社会を知り、卒業後のキャリアを見通す講義とグループワークを行ってもらっています。

 また、4つの専門コース(スポーツ科学、健康運動科学、スポーツ教育、スポーツマネジメント)と関連づけられる進路先の方に、ゲストスピーカーとして来てもらい、各職業、職場で求められる人材像、能力について、直接語ってもらいます。

 真剣に聴いて、自らの将来・自らの進路を考える大きなきっかけとして欲しいと願っています。

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<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

今週もクインスの跳躍ピットで実験しました。ほんのわずかな接地の仕方によってパフォーマンスが違ってくるのがデータから分かります。スポーツ現場での実験は、多くの研究課題を与えてくれます。

【忠】

 

 












 

 

2013.04.28

「3.11を超えて」!? その3

 323日、福島県・郡山に行ってきた。地元で助産師として働く方への聴き取り調査の一貫だ。1時間半程の聴き取りの中で、優しさに満ちたその語り口とは裏腹に、「フクシマ」の抱える重大性が十二分に伝わってきた。手元に、社団法人国際女性教育振興会福島県支部が発行した冊子がある。『震災・原発事故と福島の女性たちー東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故発生から百余日47人の記録ー』(2011/7/11)と『震災・原発事故と福島の女性たちー東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故発生から一年余ー』(2012/7/30)だ。その中に、彼女は、次のような一文を寄せている。

あれから一年。今年の3月に入り、私の勤める病院の看護師が涙ながらに次のように訴えてきた。「3月末で仕事を辞めたいと思う。1年間避難しようと思いながらも避難しないでがんばってきた。しかし1年過ぎても放射能の問題は何の解決にもなっていない。この先子供が病気になったとき私は避難しなかったことを後悔するだろう。だから今仕事を辞め子供と一緒にいる時間を多くしたいと思う。父親と離れて暮らすことは考えられないので非難はしない。子供といる時間を多くしたいだけ」と言うのである。結果的に仕事を辞めることはなかったが、多くの母親たちが同じような思いであることは事実である。(中略) 原発当時1歳だった子供は2歳になり、2歳が3歳になり子供は止まることなく成長し続けている。子供は歩き出すと外に行きたがる。外に行けば庭の石を拾い、土や草を触り、花を摘み、虫を見て驚き喜ぶ。しかし、この原発事故は子供の成長発達にとって大切な五感を養うべき自然との触れあいを奪ってしまった。石を拾えばだめ! 草むらに入っていけばだめ! 花や草に触ればだめ!と言わねばならない母親の関わりってあるだろうか。何をやっても怒る母親を子供にはどう映るのだろうか。

さて、今年度も学部2回生の「研究入門」が始まった。私が担当するのは「社会科学的アプローチ」で、学校保健・教育保健という「健康づくり」の上での「教育的営み」の重要性に着目しながら、「健康を社会化」するところに主題を置いている。もちろん、クラス20人の学生をみると、「スポーツ・健康」に関わる幅広い領域での「問題関心」を持ってはいるが、「健康づくり」が極めて「社会性」を帯びた問題だと言うことの認識は薄い。当面の課題は、直接的に関心の薄い「健康問題」をよく理解してもらいながら、「スポーツ・健康」がどのように「社会化」されているのかの認識を深めてもらうことだ。改めて、郡山で奮闘する助産師の語る中身に学ぶことの意味は大きい。     mm

 

 

2013.04.27

ボストンでの学会

 先週末からアメリカ生理学会(Experimental Biology)の大会に参加して、昨晩帰国しました。
スポーツ健康科学部からは家光研の藤江君と藤田研の三宅君が共にポスター発表を行いました。

 藤江君と三宅君は共に学部生(4回生と3回生)ですが、国際学会の舞台でもしっかりと研究者達と質疑応答ができていました。僕が学部生の頃は学会で発表するなんて夢にも思っていませんでしたが、学部生でも海外発表に積極的に参加できる環境はスポーツ健康科学部ならでは、かもしれません。今後も学部生、院生を問わず、積極的に研究に取り組んで国際舞台で発表してもらいたいです。

 学会会場では他の大学の先生方や、企業の関係者など、多くの方と情報交換することができ、多くの収穫がありました。また、南カリフォルニア大でポストドクトラルフェローをしていたときからずっとお世話になっているDr. Elena Volpiともランチしました。彼女の研究に対する姿勢にはいつも刺激を受け、まだまだ頑張らないと!、といつもパワーをもらいます。

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2013.04.26

みんな、頑張っています!!

みなさん、こんにちは。

明日は新入生歓迎祭典。

お天気にも恵まれそうです。

あなたのクラスは盛り上がってますか??

楽しみですね!!

 

さて、ぼく、先週月曜は2時限め終了後、R君と東京へ。

今週月曜はやはり2時限め終了後、先発するR君を追って高松へ。

今日はまたまた2時限め終了後、東京へ飛び出し、後ほどR君が合流します。

いずれも日帰り、とんぼ返り・・・

 

インターンシップや共同のプロジェクトなど、新しいネットワークを広げるために

いろんなスポーツに関連する企業、団体、そしてその中心となって頑張っていらっしゃる

みなさんにお会いするのですが、みなさん、スバラシイ!!

 

エネルギッシュで強烈なリーダーシップを感じます。

そしてやり遂げる強固な意志、くじけない心。

 

励まされます。

いろんな方から、いろんなことを学べる自分であり続けられるように、物ごとに真正面

から向き合い、素直な心を持ち続けることは誰にとってもとても大切なことに思われます。

 

いずれ、新しくインターンを受け入れてくださる先が見つかったり、意欲的な

プロジェクトが誕生するでしょう。

お楽しみに・・・

 

今日は、月曜日に四国、高松に行った時の写真を何枚かアップロードしますね。

 

【四国・高松へ】

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【瀬戸内海の夕陽】

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2013.04.25

水曜3時限目はラボミーティング

温かくなったり、急に寒くなったりと、気温の上下の差が激しい今日この頃です。体調を壊しがちな毎日が続いていますので皆さん気をつけてください。

 

毎週、水曜日の3時限目にラボミーティングを行っています。前年は、マスター1年のHさんとTさんの女性2名でしたが、今年は一気に数が増え、博士前期・後期含めて合計6名となりました。今年入学したマスター1年のIさん、Nさんは同志社大学からの入学生です。ラボミーティングでは、「子供版の新しい身体活動量調査票(I-PAC)の妥当性の検証」と「高齢者を中心とした地域住民の歩数と筋量の関係」について、それぞれ卒業論文の内容を発表しました。また、博士後期課程の2名は、「糖質摂取が中枢性および末梢性疲労に及ぼす影響」と「農作業を活用した新たな健康づくり教育の効果検証~アグリエクササイズの可能性~」について、それぞれ発表しました。アドバイザーには、助教のKuri先生に協力いただき、実りある議論が展開されています。研究室も大幅に整理してスペースを広くし、10名程度は入れるようにしました。ラボもますます活発となり、たくさんの素晴らしい研究が進むことを期待しています。sana

 

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2013.04.24

夢を語ろう!

こんにちは。ma34です。

今日は1回生基礎演習の日。
先週までは新入生歓迎祭の準備に時間をとっていたこともあり、
今日が「学び」「授業」としては実質一回目という感覚です。

そこで、今日は、昨年度基礎演習Aクラス、そしてFクラスにつながる形で
「夢を語ろう!」「友だちの夢を知ろう!」という活動を行いました。

★去年の様子はコチラ ⇒/shs//blog/archive/detail/?date=2012-05-02

まずはペアになり、お互いの夢を語り合います。
夢をまずは書き、そこから具体的に、「30歳の時はこうなっていたい」「大学4回生のときは...」
「じゃあ、一回生の今は何をやらないといけない?」「これまで私ががんばってきたことは...」
と、今までの自分の生き方とこれからの夢に向かっていく見通しを
それぞれのペアで共有しました。

そのあと、みんな一人ひとりに、自分の夢を全体に向けて発表してもらいました。

教員になりたい!という夢を持つ人、まだ決まっていないけれど、自分の可能性を広げていきたい!という人、みんなそれぞれに思いがあるのだなあと感じました。

たとえば、「ご飯屋さんをやりたい!」と発表してくれた学生さんには、
「スポ健の学びがどうつながるのかな?」と聞いてみました。
すると、「メタボを予防するような、おいしいだけではない料理を提供したい。だから栄養学や、健康運動科学が役立つと思う」と答えてくれました。
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そのほかにも、社長になりたい!大手のスポーツクラブに打ち勝つような会社を経営したい!と発表してくれる姿もありました。
マネジメントだけでなく、指導者を育てていく面も学びたいということです。
スポ健の各領域での学びがそうやってつながっていくのですね!


今回の授業を通して、夢に向かっていくために、一回生の今、何をすればよいのか、
大学でどんなことを学び、力をつけていくべきかを考えることが出来たらよいと思っています。

また、友だちの姿に、大きな刺激をもらったことと思います。

私自身の大学生時代への後悔(もっと勉強しておけばよかった、他の分野も広く学べばよかった...)をもとに、みんなの可能性をどんどんと広げていってほしい、ということを伝えました。

来週からはAAさんを中心として、よりスポ健の学びに注目した授業を展開していきたいと思います。
AAさんも、授業づくりの面白さや難しさを感じながらも楽しみながら成長していく姿を楽しみにしています。








≪今日のスナップショット≫
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AクラスのクラスTシャツが出来ました!Aくら皆からのプレゼントだということ★
ありがとうございます!

33は、Aクラスの学生とAA,オリター、そして私も入れてくれた数字だそうです!

新歓祭、良い天気のもと、素敵な経験ができるといいですね。

2013.04.23

1つのチームに2つのチーム!?

 週末、体育会アメリカンフットボール部PANTHERS と 同志社大学WILD ROVER との試合がありました。

 試合会場まで行くところでご一緒させて頂いた方いわく、「立命館のチームはその昔、メンバーが13名しかいないときもあった」とか。今では、100名ほどにまで大きくなったチーム。歴史を感じます。
 そして、大所帯のチームをキャプテンとして束ねているのは、この学部の4回生Tatsumoriくん。その彼や今季のチームを、仲間の選手やマネージャー、学生トレーナーも一緒になって盛り上げていこうとしているのは、言うまでもありません。
 
 さて、ゲームを改めてよ~く見ていると、アメフトは1つのチームであっても、ディフェンスとオフェンスという2つ(以上)のチームが存在していて、でも、お互いがそれぞれの役割を果たし、連携していなければ勝てないことが分かります。他のチームスポーツとは、また一味ちがう競技のようです。

 その役割の違いから、同じチームでもディフェンスとオフェンスとでは、リーダーに求めるリーダーシップ(対応の仕方)が異なっているという、心理学の研究報告があります。ディフェンスは、オフェンスよりもコーチが目標や戦略を自分たちで決めるように促したり、支援的であることを強く求めている・・・といったように。しかも、コーチがそれを満たすように対応すると、選手の満足感やパフォーマンスの向上が期待できるというのです。
 果たして、このチームではどんなリーダーを望んでいるのでしょうか。逆に、どんな選手を育てたい/なりたい、と願っているのでしょうか。リーダーがこれらをうまく掴み、対応できているならば、日本一にも今年こそ手が届くかもしれません。期待!  【ippo】

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い春というのに観戦する人はベンチコートを着る寒さ。
スコアボードが倒れるほどの風の中での試合・・・お疲れさまでした!
いつもお世話になっているKeikoさんと一緒に観戦。

PANTHERS  vs. WILD ROVER
(於 BKCグリーンフィールド)







2013.04.22

クインススタジアムでの実験

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先週の土曜日は、3,4回生のゼミ生、大学院生、ポスドク本JOさん、O塚先生とともに、クインススタジアム(陸上競技場)の跳躍ピットで、足裏の力を計測する実験、ならびに高速度ビデオ撮影を行いました。(写真はゼミ懇談会の後の写真です)

 




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クインススタジアムは、この春に改装されましたが、そのときにスポーツ科学の実験ができるように、跳躍ピットと第1コーナー内側に、足裏の力を計測するフォースプレートがセットできるように幸治をしてもらいました。

 

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写真は、跳躍選手のスプリント走、ジャンプのときに、足の裏の床反力と高速度ビデオ撮影をしている様子です。

 

足の裏の力が働くことで、我々は自らの身体を移動させることができます。言い換えると、足の裏の力を調べれば、身体がどのように動くのかが分かります。

 



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跳躍動作では、前後方向の力だけでなく、上向きの反力をもらうことで、身体を上方へ持って行くことができます。今回の跳躍でも体重の10倍近い上方向の反力がでていました。

 

興味ある学生は、今週の土曜日(4/27)の午前中に再度、実験予定ですのでクインススタジアムに来てみてください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

新聞記事で知りましたが、「社員の健康」に取り組めば金利優遇というのがありました。日本政策投資銀行は、企業を健康経営という観点で格付けして、格付けの高い企業の貸し出し金利を優遇するというものです。企業にとっての重要な資源が「社員の健康」ということで、この取り組みを実践している会社は、永続可能とみているのでしょう。本学部の卒業生は、各企業で、まさに「社員の健康」に携われる人材です。その意味ではどこの企業も進路の対象となるでしょう。

【忠】

 

 

 




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先週の土曜日は、3,4回生のゼミ生、大学院生、ポスドク本JOさん、O塚先生とともに、クインススタジアム(陸上競技場)の跳躍ピットで、足裏の力を計測する実験、ならびに高速度ビデオ撮影を行いました。(写真はゼミ懇談会の後の写真です)

 

クインススタジアムは、この春に改装されましたが、そのときにスポーツ科学の実験ができるように、跳躍ピットと第1コーナー内側に、足裏の力を計測するフォースプレートがセットできるように幸治をしてもらいました。

 

写真は、跳躍選手のスプリント走、ジャンプのときに、足の裏の床反力と高速度ビデオ撮影をしている様子です。

 

足の裏の力が働くことで、我々は自らの身体を移動させることができます。言い換えると、足の裏の力を調べれば、身体がどのように動くのかが分かります。

 

跳躍動作では、前後方向の力だけでなく、上向きの反力をもらうことで、身体を上方へ持って行くことができます。今回の跳躍でも体重の10倍近い上方向の反力がでていました。

 

興味ある学生は、今週の土曜日(4/27)の午前中に再度、実験予定ですのでクインススタジアムに来てみてください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

新聞記事で知りましたが、「社員の健康」に取り組めば金利優遇というのがありました。日本政策投資銀行は、企業を健康経営という観点で格付けして、格付けの高い企業の貸し出し金利を優遇するというものです。企業にとっての重要な資源が「社員の健康」ということで、この取り組みを実践している会社は、永続可能とみているのでしょう。本学部の卒業生は、各企業で、まさに「社員の健康」に携われる人材です。その意味ではどこの企業も進路の対象となるでしょう。

【忠】