[ 2017年07月 ] の記事一覧

2017.07.31

長縄跳び

 いよいよ今日は7月最後の日。定期試験もほぼ終わりに近づき、学生は夏期休暇に突入します。 
 思い思いの夏を過ごすでしょう。でも、急激な天候の変化、ならびに体調には気をつけて、素敵な想い出と出会いも含め、充実した夏になることを願っています。

 ご存じの方も、ご存じでない方もおられると思いますが、
このブログは学部開設前の2009年7月27日からスタートして、1日も欠かさず更新されています。つまり丸8年間続いています。これも年ごとに各曜日を担当いただいている先生方のおかげです。これからも、スポーツ健康科学部での日々の活動をできるだけ、スポ健ファミリー目線でお届けしますので、受験生、在学生、卒業生、保護者、関係者のみなさん、ご愛読のほどお願いします。

 さて、先週は会議の多い週でした。7/26-27は常任理事会サマーレビューがあり、2日間、缶詰状態で、これからの学園にとって重要な情報共有、将来展望について忌憚のない意見交換がされました。かなり充実した議論となり、今後の学園政策に反映されていくことになるでしょう。

 その長いサマーレビューが終わり、午後の会議までの昼休みに、学部長の先生方にお集まりいただき、長縄跳びを行いました。
      (整列の時の写真)
     

      (跳ぶ前の写真)
     

 先週のブログで、2019年が校友会設立100周年、という話しをしましたが、その100周年に向けて、学部長先生にアピールしてもらうために、協力してもらいました。先生方、暑い中、本当にご苦労さまでした。怪我人がでずに、ホッとしています。
    校友課のインスタグラム
    https://www.instagram.com/p/BXEhCZrlBKK/?taken-by=r.alumni100th

 立命館大学14学部、立命館アジア太平大学2学部の計16学部の学部長が、2列に並んで、長縄を、「せーのっ」のかけ声をかけながら跳ぶ様は見事なものです。普段、あまり運動されていない先生方が多いにも関わらず、みんなで息を合わせて、気合いを入れながら共通の運動をするのは楽しいものでした。多くの先生方より、「2日間の会議の清涼剤となりました」、「縄跳びを跳んだのは何年ぶりでしょうか。楽しかったです」などのコメントを頂きました。


 ある運動を同期して(同じタイミングで)、行うのは共通性があり、協調性が引き出されるようです。
是非、どこかでお試し下さい。ただし、くれぐれもケガのないように。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 いよいよ今週末、8/5月-8/7火は、オープンキャンパスです。スポーツ健康科学部は例年以上に“熱い”内容で行います。学部紹介、模擬講義、施設紹介、そして個別相談もあります。直接、在学生、先生方ならびに施設に触れ、我々学部での「成長力」、特徴、良さを実感しに来て下さい。詳しいことは下記のHPから。
お待ちしています。
    https://ritsnet.ritsumei.jp/event/2017/opencampus/b/faculty/sp.html
【忠】

2017.07.30

Frederiksberg Hospitalでの実験

先日はコペンハーゲン大学で実施されている臨床実験の見学に行ってきました。いつも行っているBispebjerg Hospitalではなく、コペンハーゲンにある別の大きな病院であるFrederiksberg Hospitalです。

 

 

こちらで共同研究をしている医師の先生は肝臓にカテーテル(チューブ)を入れるという特殊な試技が可能で、加齢に伴う栄養障害のメカニズムの解明について、他の研究機関では実施が困難な実験を日々行っています。

 

Grithは現在Dr. Holmの研究室にいる博士課程の院生ですが、3人の可愛い子供達の母でもあります。3人目の産休から復帰して早速臨床実験を主導しています。

実験の詳細はまだ公開できませんが、高齢者を対象とした運動と栄養介入を用いて、加齢に伴う筋肉量と筋機能の低下を予防する手段を検討しています。

 

写真は被験者に食べてもらう朝食(主にたんぱく質で、代謝を測定するために安定同位体というアミノ酸が混合されています)、Grithが作りました。被験者の高齢者はまずい!って怒鳴ってましたけど(笑)。

この朝食を摂取する前後で、どれくらいの新しい筋肉が生成されるかを評価します。写真でお見せできないのが残念ですが、被験者の高齢男性は体の至る所にカテーテルが挿入されています。でも被験者さんは全く平気な様子でずっと本を読んでました。。

 

後日、Grithは研究所全体の早朝セミナーで現在進行中のプロジェクトについて発表しました。異なる専門分野からの鋭い質問は僕もう〜ん、、”と悩むほど。Grithは質疑応答も頑張ってこなしてました。

 

satoshi

2017.07.29

メンタルトレーニング(1)

  インターハイに備え、高校からメンタルトレーニングの依頼があり、2時間ほどの講習を行ってきました。OB会主催でもあり、ここでも校友の方々の母校、後輩に託す思いの強さ、永遠に受け継がれていく絆の強さを感じました。


 勝敗を決めるスポーツの世界は、緊張や不安が大きな影響を及ぼすことは言うまでもありません。そのことはまた、チャンピオンも挑戦者(初心者、未熟練者)も同様であり主観的な強さの程度は皆同じといわれております。両者の違いは緊張や不安が高くなるタイミングにあるとされています。試合直前、プレー開始直前あるいは不利な状況でリラックスし冷静な判断が求められる状況で、最も緊張や不安が高くなる選手が多い中、チャンピオン(卓越した選手)は落ち着いた状況判断が可能であるとされています。
 やや前置きが長くなりましたが、メンタルトレーニングの導入編では、まず「自分を知る」ことから始めますが、その種目を始めたきっかけ、その時どんな夢を描いていただろうか、今までやってきてどんな楽しいことがあったかを語ってもらった後に、性格、チーム内の人間関係、プレーなどに関する自分の長所について振り返ってもらい、3ないし5個以上をあげてもらいました(プラスに働く心理面)。次に、自分の課題(マイナスに働く心理面)についても同様にあげてもらいましたが、意外とプラス面よりもマイナス面を多くあげる傾向が見られました。もっと自分を信頼し、自信を持たないといけないのですが・・・(謙虚さとも違って)。不安な自分を負かし自身への信頼感につながるのに重要な働きをするのが目標設定です。次回はそのことについてふれてみたいと思います。(老ブロガー・ハル)

2017.07.28

「復習」とは、自分の学習への決着をつけるためにあるッ!

Hitomiです。
いや~、やってしまいました。この記事、時間が空いたからと月曜日にさくっと書いて準備していたんですがうっかりそのまま月曜にあげてしまっていました。ご連絡いただいて慌てて下げたんですが、ほんとご迷惑おかけしました。
授業期間中のルーチンが崩れるとすぐこれなんだから…。早く授業のない期間のリズムを作らないといけません。

※最終発表会の様子

というわけで気を取り直して。
授業が終わったということで、私自身も自分の授業を振り返ってみたいと思います。
私がメインで受け持っている「調査方法論」は、前半座学,後半演習形式の,小テストあり,グループワークあり,レポートありの盛りだくさんの内容です。
昨年も受け持っていた授業なんですが、今年はほかの授業でどんな経験をしているのかがある程度分かった状態からのスタートだったのでとてもやりやすかったです。

去年と変えたのは以下の3点。
・グループワークの際,座席の配置を縦3列から横2列ごとに一班に変更(話し合いがしやすいように)
・前半6回終了した時点で小テストを実施して理解度を確認
・教室内をできるだけ回って学生を当てる(居眠り防止)
いずれも去年の授業の最後,感想で学生に挙げていただいた改善案を採用させてもらいました。どれもとても有効でした。

以下,今年の受講生からもらった感想抜粋(一部内容をできるだけ保ったまま改変)です。

【反省点】
1.授業の難易度
・難しい内容ではあったと思う。
・15回で学んだ内容は少し難しかったように感じました。
・専門用語の説明をもう少し詳しくしてほしい。
→説明不足で申し訳ない。こちらもできるだけ改善しますが、説明との相性もあると思うので、引っかかった部分はぜひ本などで自主的に勉強してみてください。

2.統計
・最後のp値などの授業をもっと詳しくやってほしかった
・統計に関する内容は論文を読むときにとても重要になってきて、他の授業(研究入門)などでも使ったので、もう少し早くから時間をとって教えてほしかった。
・t検定における有意性が何を示すのか、確実に理解することができなかったです。
→この授業は方法論の授業なので,統計に関しての説明は時間が足りませんでしたね。統計についてもっと知りたい人は「スポーツ統計学」の受講をお願いします!!

3.グループワーク
・班員全員がちゃんと話し合いに参加してたわけではなく、数人への負担が大きかった。
・班のメンバーの活動や貢献度を均等にできなかったことが悔やまれた。課題を班の誰か一人が提出となると、やはり仕事の量が変わってきてしまうのではないかと感じた。
・一人で準備することが多かったので、少し考慮してもらえる制度があればうれしい。
→グループワークの難しさを痛感します。実際には、さぼっていた人は最終の個人レポートの内容がひどいのでだいたいそれで差別化できているのですが、全員の評価を可視化できるわけではないので学生の相対的な不公平感はもっともだと思います。
「積極的にやっている人にプラスの評価を」とありましたが、全グループの状況を把握するのは難しいので、さて、どうしたものか…。来年度の課題です。

3.その他
・授業中のパワーポイントを真ん中のモニタに映してるいると思うのですがたまに映っていなくて後ろの方の席に座っていると重要な部分が見れなくなります。そこの改善を来年はよろしくお願い致します。
→本当ですか!?すみません。教員側だと気づかなかったり忘れてしまったりすることがあるので、授業中に遠慮なく言ってください。

・パソコンのトラブルで時間がとられてしまい、全グループが発表することが難しくなってしまったので、トラブルがあることを想定して対策をするのは大切だと思った。
→本当にそうですね。反省です。来年から予備のPCを準備することにします。

・スポ健へのリクエストだが,各授業の根幹をなす通年の到達目標をもっと明示してほしい。そうすれば、たとえば日本語表現法や、英語P、Sの必修科目が,研究者になったときに必要なスキルなのだという目的意識をもっとしっかりと持って授業に臨むことができる。新入生オリエンテーションである程度は触れている事項だとは思うが、もう少し掲げてもいいと思う。
→なるほど。基礎演習なんかで、必修授業の意義について考える機会を設けるのもいいかもしれませんね。

【ポジティブな意見】
・従属変数と独立変数についてよくわかった授業であった。
→ありがとう。先生方、独立変数と従属変数は叩き込みました。

・授業を欠席する回数が多く、抜けた授業をカバーするのが大変だと感じました。授業のパワポなどをアップしていただいていたのでなんとか理解することができました。
・レジュメが手元にあったおかげで、先生が言った言葉を聞き逃しても理解できるようになっていてよかったと思いました。
→授業資料に加えてレジュメ作ったりアップしたりするのが大変だったので、役に立っていたと分かってうれしいです。

・卒業論文に向けて、良い勉強になりました。
・英語Pで実施したアンケート調査に基づいて、調査方法論を受講することが出来ました。
・研究入門とつながっていてとても分かりやすかった。
→他の授業とつなげて考えたり,卒論に生かそうという姿勢が素晴らしいと思います!

・パワポの作り方などがすごく参考になった。
・パワーポイントで他人に物事を伝えるときに、重要な基本事項を教えてもらったことがほかの場面でも役立ちました。
・個人的には前で話すのが苦手なので前で発表する練習をもっとしたかった。ガンガン研究と発表を繰り返すのはどうでしょう。日本語で発表する機会が意外とないのです。
→数十分しかやってないにも関わらず、この感想が多かったのは意外でした。プレゼンについて需要があるのかな?

・最終レポートを通して確実に知識を自分のものにできるようにしたい
→まだ終わってないですもんね。がんばって!!

・先生の授業をまた受けたいです!調査方法論以外で・・・またお願いします。
→泣いた;;

・ありがとうございました。もう一度復讐します。
→ありが…んん!?

とりあえず次年度の目標は、グループワークの評価方法の改善と一人ひとりの状態を把握することですかね。もっとTAを活用する必要があるのかな。後期の授業も頑張ります。

Hitomi

2017.07.27

定期試験中です。

こんにちは、shinoです。

今日は梅雨明けしたというのに天気がスッキリしませんね。
でも、キャンパス内のいたるところでセミの鳴き声が耳に入ってきます、夏になりました。



今週は定期試験期間です。
スポ健の定期試験は本日で終了となりますが、私が担当している『基礎機能解剖論』の試験が午後にありました。

この授業は1回生の基礎科目になるのですが、
身体の解剖に関する講義なので、今まで聞いたことのない言葉ばかりが出てきます。

勉強の方法はというと、出てきた用語をひたすら覚えていかなければいけなく、覚える量も膨大なので、
学生たちは、かなり苦労していると思います。

2回生以上の上級生に聞いても、この科目は鬼門の科目の1つだそうです。

しかし、用語も含めて、かなり専門的な内容なので、
1回生でこの講義を受けると、『立命館大学 スポ健に入学して来たんだ』と、
最初に実感し、勉強の大変さと合わせて、印象に残っている講義でもあるそうです。


講義中にいつも言っているのですが、

身体の解剖を理解することは、
スポ健で学び、研究していくための基礎となる部分なので、非常に大切です。

ここで覚えたことと、勉強した努力は、2回生以降に必ず役に立ちます。


その成果が表れていることを期待して、今から膨大な量の答案を採点したいと思います。



最後に、

明日から3日間、早稲田塾からの高校生たちが、スポ健の学びを体験してもらう、
早稲田塾ⅹ立命館大学スポーツ健康科学部「未来発見プロジェクト」というイベントがあります。

普段、私たちが研究で使用しているMRI、超音波などの機器や、大学で行っている講義を実際に体験してもらいます。

本ブログ金曜担当のHitomi先生を含め、いろいろな先生が講義をされる予定です。
私も予定してまして、スポーツドクターについての話や、グループワークを行おうかと思っています。

いい体験ができ、スポ健に興味を持ってもらえたらうれしいです。楽しみです。

詳細は、次週以降に報告します。

2017.07.26

オランダの夏(その1):学会編

7月、オランダ・アムステルダムで、ヨーロッパ心理学会 (European Congress of Psychology) が行われました。
3月に打ち合わせに出かけたときよりは、さすがにいい季節になっていましたが、滞在期間中の1日、2日は薄手のダウンを羽織って過ごしました。
日本の夏からすると、うらやましい気候かもしれませんね。

↓これは、今年3月頃の様子。建物は国立博物館。


↓今回7月の様子。いつの季節も、高いところに上りたがるんですね。


この学会では(でも)、心理学に関する幅広いテーマが発表されました。スポーツの栄養に関するもの、運動の心理的効果に関するもの、脳科学、集団・チームのリーダーシップに関するもの、親子関係に関するもの、がん患者の心理に関するもの等々です。
今回、弾丸ツアーに近い日程になったので、学会初日に行われた自分の発表(や準備)だけでほぼほぼ終わってしまった印象ですが、それなりにディスカッションを楽しんで収穫もあったかなと思います。


ビジョンは、本当に組織(の人たち)に良い効果をもたらすのか?それはなぜ?に関する研究です。
ビジョンを十分に活用できる取り組みや人間関係…大切なようです。
S先生(現 総合心理学部)とは、院生の頃にはじめてお会いし、それから何年経ったでしょうか…。学部は異なりますが、そのS先生と初めて共同研究をさせて頂き、その成果を発表することができた記念の学会になりました。

次回は、もう少しオランダらしい風景を…!

【表紙の写真】学会のオープニングセレモニーの一幕。

ippo

2017.07.25

京都散策

 近畿地方に梅雨明け宣言がされても、梅雨の時と同じく毎日蒸し暑い日が続いています。
 ほぼ毎日、熱中症に対する注意を促すアナウンスがキャンパス内に流れています。学生の皆さん教職員の皆さん、こまめに水分補給を行い、前期のテストや各業務に臨んでください。

 本日(火曜日)、衣笠キャンパスで打ち合わせがありました。京都駅からバスで衣笠キャンパスに移動していると、「二条城」や「北野天満宮」では多くの乗降客があります。夏休みに入り、国内外から観光で多くの皆様が訪れているのですね。

 バスから降りて正門からキャンパス内へ歩いていると、学生さんの多くが右方向に移動しているので、フッと目を上げると、パルテノン神殿のような立派な建物が・・・。図書館(平井嘉一郎記念図書館)なんですね。前回訪れた時は、前か下を向いて歩いていたので全く気が付きませんでした。(あんなに大きな建物なのに・・・。)
 内部は撮影禁止ということで、外観のみ撮影してきました。

 折角ですから建物の中に入り、入口ゲートの外から中を見渡すと、試験勉強対策なのでしょうか、多くの学生さんが静かに学習している様子が見られました。
 入口右手側には「Tully’s coffee」もあり、優雅な時間を過ごすことも出来ますよ。

 先日の日曜日、久しぶりにウォーキングをしました。自宅からJRに乗り「西大路」駅まで移動し、西大路を南下して九条通りを東に向かいました。九条通りは、平安京の南入口にあたる遺構や建物が多数あります。小さな公園には「羅生門跡」の記念碑があり、「ここが都の入口か」と1200年前に思いを巡らせました。ご存知のとおり、平安京のメインストリートの朱雀大路の南端の門で、この門により都の内外を分けています。大きな門であったことは資料からも分かっていますが、今は、ポツンと石碑のみ。


 そこから6~7分程度東に歩くと「東寺」があります。平安京には、羅生門を東西に挟んで東寺と西寺があったようですが、現在は真言宗の寺として東寺が残っています。

 京都に移住する前から何度か訪れた寺ですが、「講堂」の「立体曼荼羅」は素晴らしいです。また、東寺の「五重塔」は八坂の塔と共に京都を代表する塔で、京都を紹介する際の映像に出てくる頻度が高いですね。

 見る方向としてのお勧めは、東門から入った池にこの季節咲いている、蓮の花を手前にして奥に五重塔。


 近くの街路には、サルスベリ(百日紅)が真っ赤な花を咲かせていました。
 
【司】

2017.07.24

1%の力


 先日、東京出張の折に、学部1~3期生の卒業生ならびに研究科修了1期生から5期生あたりまでと職員(Dan野)のみなさんと、新宿で楽しく食事させてもらいました。

 卒業生・修了生の元気は、明日の活力。みなさんから、パワーを頂きました。

   

 そのときに、最近読んだ、表題の本、『1%の力』(鎌田 實著)について、少しお話ししました。
 
 何かに取り組むときに、急激に大きく変えるには、相当に頑張らないとできません。ただ、ほんの少し、1%だけなら気楽にやれるので、その程度の気楽なところからやってみましょう! という話です。

 ですので、1%変えてみよう、頑張ってみよう、与えてみよう! の精神で少しずつでも積み重ねながら発展していってください、とお話ししました。でも、塵も積もれば山となる、と同じで1%というのはすごく大きなものになります。計算だけですが、もし、毎日1%ずつ向上すると仮定すると、1年後には、もとの40倍近い力になります。計算してみてください。

 いずれにしても、ほんの少し、気がついたときに、やってみる。ほんの少し、続けてみるの精神です。

 大学の行事でみてみると、
2019年は、校友会100周年  http://www.100th-ritsumeialumni.jp/
2020年 大学創立120周年 そして
スポーツ健康科学部・大学院同研究科10周年です! 

 これらの行事に向けて、色んな取り組みをしていますが、
 校友課が中心となっている、「未来人財基金」があります。

本学部の学生も在学中に、この基金から奨学金を受けて成果を上げてきています。また、すてきなことに、奨学金を受けた卒業生が、この基金に寄付もしてくれています。

こちらも、『1%の力』 で、新宿で集まった卒業生、修了生に、アナウンスいたしました。そうすると、すでにほとんどの方が申し込んでくれたようです。

 世の中、ギブ&テイクで、「ギブ」が先に来ます。 チャンスを与えると、チャンスが来ます。
 気持ちをこめた「ギブ」 「ギフト」を未来に届けていただければ、未来からみなさんへチャンスが舞い降りてきます。
 関係者の皆さんも、『1%の力』で、
 未来人財基金の方もお願いします。
      (お申し込みは下記からできますので)
       http://gift2r.info/about_gift.html

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 今週は、定期試験真っ盛りです。学部生のみなさん、頑張ってください。先週の木曜日は、M1の中間発表がありました。M2、ドクターの学生、先生方も集まり、熱心な議論が交わされました。M1は研究計画をまとめましたので、夏にその計画を実行してくれて、秋にその研究成果を示してくれるのを楽しみにしています。
【忠】

2017.07.23

バイキング船博物館

先日はデンマークから電車にって西に40分ほど行った街、ロスキレにあるThe Viking Ship Museumに行ってきました。

 

http://www.vikingeskibsmuseet.dk/en/

 

バイキングと聴くと、海賊とか少し乱暴なイメージがあるかもしれませんが、実はデンマーク人にとってバイキングはとても身近な存在です。デンマークのどこに行っても、バイキングに関する博物館や砦、お墓など、何かしらバイキングの歴史が目につきます。

 

Viking Ship Museumには1000年以上前の実際に海に出ていたバイキング船が展示されています。この屋内の施設でバイキングの歴史を知ることができます。博物館は海に面していて、外の景色とマッチしてとてもきれいです。

 

また屋外では実際にバイキング船を制作しているところを見学したり、木材と工作道具を使って船を作り、水に浮かべて遊べる場所もあり、子どもたちが楽しめる施設になっています。

実際にバイキング船に乗って船を漕ぐ体験もできます。

(写真の船ではこの後実際に帆を張って風力で進んでました)

 

金槌や釘、ノコギリを使って子どもたちか自由気ままに工作してるのですが、スタッフは別に監視もしてなくて、親御さんが見守る中、自由気ままに好き勝手に遊んでました。ちょっと危なっかしいな、と思う反面、この自由なところもデンマークらいしいな、と感じました。


一番ムキにになって船作ってたのは僕も含めてお父さん連中でしたけど。。

 

satoshi

 

 

2017.07.22

国際スポーツ心理学会に参加して

  10日から14日の期間、Sevilla(Spain)で4年に1回の第14回国際スポーツ心理学会International Society of Sport Psychology;ISSP大会が開催され、院生の日比君、林さんと3人で参加してきました。皆それぞれに予定があり、バラバラの旅程でしたが、セビリアに到着し、会場のセビリア大学で、発表を終え、無事帰国することができました。日本からは40名くらいの参加があったように思われます。当地では、かつての教え子の留学生と十数年ぶりに再会でき、旧交を温めることができました。トラブルに遭ったのは小生だけで、セビリアを出てから32時間も要した帰国でした、日比君は航空会社の都合でエコノミーからビジネス・クラス席へ高待遇だったとか。日頃の行いのせい?でしょうか。当地は42℃から45℃で暑いのですが乾燥しており湿気のある日本とは違い、活動のしやすさを感じました。ただ、朝7時はまだ暗く、カフェー(軽食)の開店は9時過ぎ、ランチは14時頃、夕食のレストランは21時からと生活時間の違いには戸惑いました。
 


写真は、日比君のポスター発表で質問に熱心に応えている様子です。修士論文につながる研究で、The psychological factors of sports injury prevention. スポーツ傷害発生と関連する心理的要因について、集中力、セルフコントロール、無気力、抑鬱性を見出したこと、さらに、勝利指向性と攻撃性の二つの要因に受傷群と非受傷群に有意な差が見出されたことを報告しました。キーノート・レクチャーとも関連のあった研究でもあり、研究結果だけでなく検証しようとしているモデルについても関心を集め、特に発表終了間際には多くの質問者がおり、終了時間をオーバーし片付けが大きく遅れてしまいました。ある質問者からは「D論に匹敵する」ような内容とのコメントまでもらいました。初の国際学会でのデビューで随分自信がついた様子が見られ、今後の活躍が期待されます。