[ 2011年08月 ] の記事一覧

2011.08.31

「湯上り気分で、スポーツ談義」?!

双子の孫の9歳の誕生日に出かけた「癒し太閤○○の湯」で、「831日をもって閉店致します。」の案内掲示を見たのが813日。8月30日、最後の機会と思って孫たちを連れて行ってきた。平日にも拘わらず大賑わい。楽しみにしていた「湯上りの食事」も「満席」で諦めた。普段から、こうした賑わいであれば、営業的には問題ないのだろうが、突然の「閉店」とは。

すでに学校が始まっている孫たちなので、そうそう夜更かしも出来ないのだが、お楽しみの夕食は他の場所でして帰宅した。ところが、すっかり寛いでしまって、孫たちと一緒に寝入ってしまった。「桑原、桑原??」。そのまま、朝まで寝込んでしまったのでは、担当の「ブログ」に穴が開くところだった。

今は「世界陸上」真っ盛り。ついついTVの前に釘付けになってしまう。ハンマー投げの室伏選手の優勝は、間もなく37歳になるアスリートの計画的で継続したトレーニングの賜物だ。6投全てが今期自己ベスト。その内4投が80m超の安定した投擲だった。強靭な精神力と肉体の鍛錬そしてその維持は、アスリート自身の類まれな努力の結晶の上になり立つものではあるが、その個人を様々な形でサポートする総合的な「スポーツ力」が求められているのが今日の状況だ。世界の頂点に立つアスリートの「裾野」を支える大きな力。それを科学するのがスポーツ健康科学なのだろうという思いが、室伏選手の姿をTV画面で追いながらふと沸いてきた。

と同時に、「スポーツのあり方」の問題として、茶の間で寛ぎながら「TV観戦」出来るような時間帯に、世界の一流選手が競技に「鎬を削る」状態が本来の姿なのだろうかという僅かばかりの不満も過ぎったりする。とくに、「世界記録、世界記録」と連呼されるに及んでは。

記録が達成されるためには、さまざまな要因が満たされなければならない。例えば、今回の「世界陸上」から導入された「フライング一回で失格」のルールは、極めて安定した静止状態からの爆発的なスタートダッシュを、これまで以上に求めてくる。そうした中で、身体能力的には「休止モード」にあるだろう夜の時間帯の決勝で最大のパフォーマンスを発揮しなければならない。アスリートは過酷な状況に置かれていると言えるかもしれない。スポーツ健康科学の進展は、そうしたアスリートにどのように寄り添っていけるのか。 mm

2011.08.30

節電の産物。

<RecOだより 73>

 色鮮やかな夏野菜。

 RecOでも色々な夏野菜が活躍してくれましたが、今年の注目は、節電対策としてカーテンになったゴーヤ。各地の手作りゴーヤをたくさんいただきました。

 その時、いっしょにいただいたのが「どんどんできるんだけど、どうやって食べよう?!」という相談。

 確かに「 ゴジラの後ろ姿」のような迫力ある風貌のゴーヤ。
 一気に育ってくると、ちょっと焦っちゃうかも知れませんね(笑)。

 ビタミンCや食物繊維がたっぷり含まれているゴーヤ。
 夏の日差しの中で頑張っている選手達の抗酸化対策としても力を発揮します。

 ということで、先週のこのブログでも紹介した『野球食のレシピ』でも

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 ■ポーカーフェイスも思わず緩む
           「ゴーヤチップス」(写真)
 ■尻込みなんてしていられない
           「ゴーヤしりしり」
 ■苦い思い出はもうつくらない
           「ゴーヤの佃煮」


 
 というゴーヤを主役としたレシピ3品を掲載しています。

 薄く切って塩水につけた後、水気を切って素揚げにしたチップス。
 表面のブツブツを「しりしり」すって、りんごと一緒にジュースに。
 佃煮は、桜エビと一緒に甘辛く炊いて佃煮に。お酢を入れるのがポイントです。


 また、レシピ連載中の野球雑誌2誌でも、今回はゴーヤを主役にしました。
 

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 『野球食のレシピ』の元である連載「ベースボール・クリニック」(ベースボールマガジン社)では
 ゴーヤの中身をくり抜いて、肉だねを詰めた・・・

 ■詰めが甘いなんて言わせない 
         「ゴーヤの肉詰め」
 のできあがり。



champuru.jpg

 チームで作る「増力食レシピ」をテーマにしている
「報知高校野球」(報知新聞社)では、
 魚肉ソーセージと焼き豆腐をメンバーにした・・・

 ■「お手軽ゴーヤチャンプル」 を紹介。



 手前味噌ですが、どちらもかなりいい感じのできあがり。
 撮影用に作って残った肉詰めは、次の日に素麺のトッピングとしても大活躍でした。
 
 残暑厳しい折、ゴーヤの世界を広げて、エコロジーの恩恵に舌鼓を打ってみてはいかがでしょう。【abc.】
 
 
 

 

 
 
 

2011.08.29

第26回夏季ユニバーシアード

学生アスリートの世界大会、第26回夏季ユニバーシアード大会が、中国・深圳(シンセン)で812日から23日まで開催されました。

陸上競技では、日本代表として立命館大学から男子は主将の小谷君、堀江君のスプリンター2名、女子は田中さん、岩川さんの2名の計4名が参加しました。おそらく、立命館大学が他大学よりも最多の選手を送り出しました。

 

 

20110829.JPG結果は、女子の田中さんが10000m銀メダル、5000m入賞、岩川さんがハーフマラソン個人4位、団体金メダルを獲得しました。男子は堀江君が4×400mリレーで銀メダル、小谷君は、100m準決勝、4×100mリレーはアクシデントで失格(バトンが渡っていれば...一番いい色の....)でした。

 (写真左、小谷君、右、堀江君)

 

 

いずれにしても、学生アスリートとして世界の舞台に立ち活躍した彼ら、彼女らに会われたら、慰労と感謝を伝えていただければ幸いです。

 

いま、韓国のデジュで、陸上の世界選手権が行われています。これからそのような大舞台に、本学の学生、卒業することを願っています。同時に、監督・コーチとして、テクニカルスタッフ、国際陸連の役員、報道関係者として参加する卒業がたくさん現れるのも楽しみです。

 

8月25日、26日に、インテグレーションコアとラルカディアのホワイエ(廊下)を使って、O塚助手、伸輔助教、応用バイオメカニクス研究室・院生を中心に60mダッシュの実験が行われました。100m廊下のほとんどを使って、タータン走路を引き詰めての実験です。完全に屋内ですので風の条件は考えないでよい実験設定です。ただし、走路の準備、カメラ設定など実験の準備には最新の注意が必要です。このような最先端の研究に携わる若手研究者の中から、世界大会のパフォーマンスを解析する国際プロジェクトを指揮する研究者に育ってほしいとも願っている。

 

みる、する、支えるスポーツの全てで活躍する人材の宝庫に立命館大学スポーツ健康科学・大学院スポーツ健康科学研究はなるでしょう。

 

【忠】

 

 

 

 

2011.08.28

アスリートと英語学習

一時の涼しさも過ぎ、残暑真っ盛りとなっていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか?

先週から、パリで柔道の世界選手権が開催されていますが、
私も、先日、パリに行っていて、地下鉄の構内で、
沢山の宣伝ポスターを、目にしました。

DSC04757.JPG












最近、海外で活躍するアスリートが増えてきましたが、
活躍するには、コミュニケーションを取るための
語学の学習が必要不可欠となります。

また、今週、岩波書店から、中学・高校生向けの
「アスリートたちの英語トレーニング術」
というタイトルの本も出版されました。


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この本では、水泳金メダリストの鈴木大地さんを含め、
五名のアスリートが、どのように外国語を学習しているか、
また、国際的な場面で、どういった外国語力が必要か、
語ってくれています。英語だけの話でなく、
スポーツの現場の話もふんだんに盛り込まれているので、
ぜひ読んでみて下さい。

スポ健では、英語が出来る事が非常に重要ですので、
スポ健を目指す学生さんは、英語をきちんと学んで下さい。
それでは、また。失礼致します。
              敦





2011.08.27

硬式テニス部女子チーム

前回もお伝えしましたが、多くの運動部は9月から始まる試合に備え合宿で士気を高めています。今回は、合宿から戻ったばかりの硬式テニス部女子チームの溝邊奈瑠瀬(みぞべなるせ1回生)さんにチームの状況を聞かせて頂きました。


女子チームは総勢14名と少なく、1回生から4回生まで皆で役割を分担し、選手一人一人に優しい雰囲気があるそうです。でもコート清掃などは徹底しており、テキパキとした厳しい練習風景を見ると、「さすが体育会だな」と感じるチームです。


昨日まで、和歌山県日高郡かわべテニス公園で1週間の合宿を行い、また来週からBKCエポックで学内合宿を始めリーグ戦に備えるそうです。合宿では、自分自身の練習もあるけど、コート整備、食事の準備、洗濯などの役割分担を頑張ってしたそうです。大学生になって初めての夏合宿で、リーグ戦へかける緊張も感じ始めたそうです。


IMG_0018.JPG女子チームは関西1部リーグ(立命館、関学、園田、松蔭女子、関西外語、甲南の6チーム)に所属しています。他大学は、高校時代のランキングの高い選手が非常に多く数で攻めてくるそうですが、本学は少数で戦わなければならないそうです。リーグ戦は、ダブルス2チームとシングルス3チームで戦うそうで、溝邊さんはシングルスで出場するそうです。高い身長からのサーブとフォアからのクロスが得意な選手です。目標は優勝だけど、少なくとも昨年の戦績を上回りたい(昨年5位)そうです。
「選手全員が、体調をしっかり管理し、単純なミスをなくすことに心がけ練習に取り組みたいと。また多少の実力差は、高い士気で逆転できることを忘れず乗り切りたい」と語ってくれました。


現在、スポーツ健康の勉強を始め、いろいろな授業で学ぶことに興味を持ち始めたそうです。特に立命館スポーツ健康科学部で学びたいという高校時代の夢がかない、毎日が勉強とクラブの両立が楽しい・・・と語ってくれました。


最後に、「一番楽しい授業は何?」と聞いたところ、「基礎演習」と「田畑学部長のスポーツ健康科学」とすぐ答えてくれました。

ほとんどの授業を最前列中央で受講しているそうです。田畑学部長は、教室の教材提示装置にズボンの裾を捲りあげ学部長自身の脚を載せ、映像表示機器(教室のワイドスクリーン)で映し出した下腿三頭筋の説明を始めた時は感激したそうです。スクリーンを見ず、目の前の学部長が脚を震わせながら必死に説明している姿を応援していましたと。

さすが学部長、熱い授業ですね~。

 

【shine】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2011.08.26

オンとオフ

Hassyです。様々な外的刺激に対して遺伝子はオンとオフを繰り返して、生命現象を支えるタンパク質を制御しています。仕事にもやはりオンとオフが重要!?ということで、インターネット環境のよくない宿に泊まりながら、先週末に北海道に家族旅行に行って参りました。

それまで北に停滞していた前線が見事に忠先生に吸い寄せられて南下し/shs/blog/archive/detail/?date=2011-08-22(ありがとうございました!)、旅行中は予想外に暑いものでした。

小1の息子のために、人気の動物園にも参りました。
噂通り随所に工夫が凝らされていて、楽しめました。

好きな動物のひとつであるキリンと同じ視線に立って見ることができたのが特に良かったです。キリンはご存知、首が長く、心臓と頭は2mくらい離れています。頭には大切な脳がありますので、常に血液を送っていないと死んでしまいます。そのため、キリンの心臓は、スポーツ心臓(特に持久性スポーツのトップアスリートがもつ、大きく肥大した強靭な心臓のこと)なんてものではなく、サッカーボール大というから驚きです。
また、当然血圧も高く、収縮期(いわゆる上)は平均260mmHg、拡張期(いわゆる下)も平均160mmHgだそうで、我々で言えば重度の高血圧症です。
キリンの動脈硬化等の疾患はどうなんだろう?と生理学・医学的な疑問が湧いてきます。
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キリンが水を飲むところをとらえました。
一気に頭に血が昇る!!と焦る事は無く、逆流を防ぐ弁がしっかりとしており、また毛細血管も発達して、急激な血流変化を防御しているそうです。



また、面白いのがキリンの斑模様です。シマウマもそうですが、こうした模様はヒトの指紋のように、どれも異なるそうです。
実は、こうした模様は遺伝子の制御を受けているのではなく、周期振動をもつ化学反応の現れなのだそうです。
今から60年ほど前にアラン・チューリングという
数学者が発見した「反応拡散系」という原理に基づいているのだそうです。http://www.nature.com/news/1998/000601/full/news000601-3.html

今年の4月にNHKのサイエンスZeroで、これに関する放送がありました。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp344.html
そこに登場した大阪大学の近藤教授の記事をリンクしますので、興味がある方は読んでみてください。http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/skondo/download_files/iwanami%20kagaku.pdf
(無茶苦茶おもしろいです!)

追記)初めての別腹(abc先生の専売特許ですが、、、ブログアップの承諾を得ています)

旅行の最後(小樽)を飾った「うに」です。      
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向こう10年分くらいのウニを食べました。

2011.08.25

プレッシャーを楽しみに変える!

研究の原点!

乙訓高校の生徒さんたちが実験に来られています。伸先生、O塚先生のご指導のもと、自分たちで動作分析の実験をしています。私の担当は、野球部の生徒さんたち。。。みんなスゴい集中力です。分子生物学や運動免疫学専門の私が調査研究指導!?、動作分析!?というのも大変申し訳ないのですが、伸先生、O塚先生にご指導頂きながら、生徒さんたちには負けないように努力で乗り切っています(^^)


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 ちょうどこの時期になると、博士課程4年の時、学位論文の締め切りを思い出します。就職活動との狭間で、最後の追加実験をし、ウエスタンブロッティング(生化学実験の1つ)で検出された思い通りの結果を見て、思わず真夜中の実験室で(よっしゃー!)と一人でガッツポーズしたこともありました。締め切り間近で、時間的にかなりギリギリの状態の中,追加データを出さなければ、論文のランクを下げなければならないこと、もし追加したデータが、ネガティブだったら、論文のランクを下げざるを得ないこと、全て自分で理解していました。その中、追い打ちをかけるように「妥協するんだったら、インパクトを下げて、このまま、某 Journalに出そうか。追加する余裕がないんだったら、もう仕方ないだろ。」というボスからの落胆した一言が返ってきました。それが私にとっては一番悔しくて...All or Nothing、ネガティブデータが出たとしても、気持ちはだけ常にポジティブに、とにかくやってやる!と黙々と実験をやりはじめ...プレッシャーを楽しみに変えられた瞬間でした。(今気づいたのですが、これも「ボスの戦略」だったのかもしれません!?)こういう逆境は自分を高めてくれるので大好きです。

 院生時代、サイエンスエンジェルという文科省の男女共同参画事業の手伝いをしていた際、関係者の先生から、Appleの創業者であるSteve Jobs氏が20056月にStanford大学を卒業した際にスピーチした内容がYouTubeで出ていることを教えていただき、とても感動して見ました。

すでに、ご存知の院生さんもいらっしゃると思うのですが、以下のサイトです。

1)Jobs Speech YouTube: Steve Jobs'2005 Stanford University Commencement Address

2)訳 Stanford Report, June 14,2005

 3つの話で構成されていて、15分程度のストーリーです。ちょうど博士4年目は、現在のM2のみなさんと同様、就職活動中でした。私は海外でポスドクをすることを考えていた時期だったので、余計に感動的だったのかもしれません。

それに、私自身がMacユーザーなので(指導教官の先生の影響だと思いますが)とても興味がありました。MacBook Airが登場したのもこの年度で、現在も仕事で毎日愛用しています(^^;)

 博士修了間際で私だけ行く先が決まらず、一番不出来な自分を雇ってくださったボスにはとても感謝しています。その恩に答えるため!?、置いて頂いた2年間で「長距離選手のコンディションと免疫指標の関係」についての研究を論文に出来たことだけは自信を持って言えます。周囲のハイペースに振り回されず、自分のペースで努力を続けるのみです。

 きっと、M2のみなさんも進路について考える時期でしょう。いろいろな本を読んだり、多くの方の話を聞いたり、その中で自分自身の揺るぎない目標を再認識してひたすら前進してもらいたいと願っています。5年後、10年後...いつか学会や同窓会などで、成長した日に会えることを楽しみに日々努力するのみです。私自身の足が止まりそうになった時、いつも考えていることです(^o^ご参考までに!香


今日は、マンネリ化するのが嫌なので、文章のスタートにインパクトを持たせてみました。先日、Hassy先生がご紹介くださった図書のうち、半分は東北大学時代に読んだものだったので、分野が似ていると、手に取る本も似ているのかなあと(^^;;)。Yahoo!トピックスの作り方」こんなタイトルの本を発見したので、つい購入。。。ブログを書かせて頂くようになってから、タイトルには非常にこだわっています。いかにインパクトのあるタイトルにするか!?これは論文を書く上にも役立てています。次回にでも、ご紹介したいと思っています!







2011.08.24

「スポーツ・野球談義」への期待

820日、日大三高の優勝で夏の「甲子園」が幕を閉じた。光聖学院は青森県勢として三沢高校以来42年ぶりの決勝進出だったが、東北勢初の全国制覇はならなかった。

「東日本大震災」を強く意識した「全国の高校球児の思いを白球にこめ、この甲子園から消えることのない深い絆と勇気を、日本中の仲間に届けられるよう、全力でプレーすることを誓います」の選手宣誓に始まって、一投一打に目が離せない熱戦が続いて、TV観戦していても十分に楽しませてもらった。

「東日本大震災の復興支援のために」と銘打った今大会には全国で4014校が参加したが、その地方予選も、被災地では開催も危ぶまれた。大会期間中の811日に被災から5ヶ月目を迎えても、まだまだ先の見え難い状態が続いている。しかし、昨年を上回る848000人の観客があの猛暑の中、球場へ足を運んだ。全48試合中、延長戦は大会最多タイの8、サヨナラ試合が7。とくに9回の攻防で点が動いた試合は17もあった。最後の1アウト、最後の1球まで諦めずに力を尽くした結果だろう。

「岡目八目」よろしく、「コントロールを乱したピッチャーに対して、何でこのカウントでスクイズ?」とか「ボールが上擦っているピッチャーの高めの球は、しっかり見逃せ!」など、勝手な解説も加えながら一緒に「熱戦」を続けさせてもらった。その「ついで」にと言っては語弊があるが、「小細工に過ぎる作戦」の失敗の場面も多々あった。「1点の重み、勝利への拘り」であればこそ当然とも言えるものだが、もっと選手の「自発性」を尊重した「堂々の戦い」を全うして欲しかったという思いがそこにはあった。

この辺りは、後期が始まったら、スポーツ健康科学部の学生で、野球部に所属している諸君との語らいの中で解きほぐしていきたいものだ。また、来春には、「甲子園」を沸かしてくれた選手の中から何人かが立命館大学に入学してくるかもしれない。そんな学生たちとも、野球談義・「甲子園」談義そしてスポーツ談義に花を咲かせてみたいものだ。「6.3制、野球ばかりが上手くなり」の世代の「スポーツ観・野球観」との差異に注目してみたい。

それは兎も角、「スポーツで生きる力と感動を!」と言われる如く、スポーツのもつ計り知れない魅力と力を今更のように感じさせてくれるのが「甲子園」だ。ある新聞の「鼓動」欄でも語られたように、日本全国が復興へと歩み始めている時に、「甲子園」・高校球児によって熱い熱いグラウンドから発信された「絆と勇気」は、今後の復興への大きな後押しとなることだろう。 mm

2011.08.23

『野球食のレシピ』できました。

 <RecOだより72>
 以前、このブログでも紹介しましたが、RecOで院生達と一緒に作って撮影を行った『野球食のレシピ』が明日8月24日に発売されることになり、その見本が届きました。


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 表紙です。

 野球食シリーズではおなじみの紅ショウガのボールの縫い目。

 今回はお弁当箱。
 バットにあたったボールをイメージして(?)変形させてみました。

 バックのおかずは・・・あ、これ以上は秘密にしておきましょうね(笑)。













 ちょっとだけ中身をご紹介
下)。

 ちなみにこの「エスニックプリン」は手伝ってくれた学部生K君が作成。
 ドキドキしながら作ってくれましたが、できあがりに「す」が入ってしまい、K君、かなり責任を感じて落ち込んでいました。
 でも、私とジェロさん(カメラマン)で話合い「これはこれで個性があっていいんじゃない」ということになり、撮影続行。

 さすが、ジェロさん! 
 手作りならではの表情豊かなプリンになりました。
 とってもおいしそう。
 K君、ありがとう。貴重な体験になったね。

nakami.jpg























  となりのマンゴープリンも果肉感たっぷり。
 ヨーグルトと一緒に食べると、きっと笑顔になりますよ〜。

 その後、ジェロさんの事故があり、プリン以上にドキドキしました(汗)が、

(詳しくはこちら↓)

 毎日新聞「エビさんの食べるスポーツ」

 ジェロさんも順調に回復しているようです。
 この本を持ってお見舞いに行って来ます!

 こんなRecOでのエピソードが一品一品に詰まったレシピ。
 全部で114品。
 栄養価もRecOで、ab研の院生達が全て再度計算し直してくれました。

 この夏のRecOの成果物。
 書店で見かけたら、是非一度手に取って、まずは目で味わってみてくださいね。【abc.】







2011.08.22

休暇中の雨

 この間のブログにありますように、大学は8月21日まで一斉休暇中でした。先生方、院生たちは、短い休みを取ったり、全く取らなかったりしながら、実験、研究、試験の採点、たまった仕事の処理などに終われています。

 

雨1)私の方は8/12-14の3日間は家族で和歌山県の白浜に出かけてきました。昨年は、台風が荒れ狂う中での立山・宇奈月への旅行で、雨男の本領を発揮した、と家族から不評でした。今 回は名誉挽回とばかりに、初日、2日目は「猛暑」のピーカン。少し雨が降っても良さそうなほどでした。3日目のしらら浜での海水浴では、その湾だけに雨雲が寄せてきて、"お約束通りの雨"を頂戴しました。今年も雨男の名前は返上できそうにありませんでした。

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2日目に行ったアドベンチャーワールドでは、双子のパンダ、イルカのショー、ペンギン、象のえさやりと動物たちと楽しく過ごしました。息子と娘は、「イルカと泳ぐ」体験コースで、トレーナーの指導のもと、イルカの背びれをつかんでイルカにひっぱてもらったり、イルカとダンスをしたり非常に楽しそうでした。この体験コースは、泳げて、体重100kg以下であれば参加できるので、体重を増やさず次回には参加してみたいと思いました。また、スポーツ健康科学部の卒業生からもイルカトレーナーをはじめ、動物の健康、トレーニングに関わる仕事につく可能性もあると考えました。教え子の指導で、イルカにまたがる夢を思い浮かべました。

 

雨2)8/20()に住んでいる団地の夏祭りがありました。手が足らないということで、日頃、ご町内への貢献が薄いのでお手伝いに行ってきました。この日は曇りの予想でしたが、私が荷物を車で運搬するあたりからパラパラ雨。夕方から夜にかけては、しっかり雨とパラパラ雨の繰り返し。近所のお嬢さんから、「あやりちゃんのお父さん来てるの?」といわれる始末。少し涼しい夜の夏祭りでしたが、担当の『かき氷』は無事に予定数が売れて、ホッとしました。

 

20110822-03-200.JPG雨3)8/21(日)は、息子と第38回全日本中学校陸上競技選手権(奈良市鴻ノ池陸上競技場)で試合観戦。前日の雨を引きずって、試合会場は、降ったりやんだり。全天候型のトラックとはいえ、水の含み具合で、摩擦が微妙に違うので、足をとられたり、滑ったり。雨での体験、感覚から、身体の動き、走路、道具との関係、バイオメカニクスへの関心を持ってもらう選手になってもらえると嬉しいです。今回の全国大会では多くの中学生ボランティア・補助員も活躍していました。彼ら・彼女らが、大会運営・マネジメントを体験から学び、興味を持って欲しいと願っている。ここに集った全国の中学生から立命館大学スポーツ健康科学部の門を叩いてくれることを期待したい。

 

【忠】